【第19回】歯列矯正完了の喜び!かかった時間と金額は大公開!
マウスピース矯正を2021年10月から開始して、3年経過中です。
キレイライン→インビザラインへと上手く乗り換えられましたが、その後の治療ではさまざまな問題が起こり、悪戦苦闘中の現在。
これで終わる?と思って3回目となる再診察の様子と現状をご報告します。
目次
これで終われる?歯列矯正3年目の現在の状態
とうとう…っ!とうとう終わりがやってきましたー!
長かった歯列矯正が完了する記念すべき日の到来です!
(≧▽≦)長かったぁー!
これで終われそう?と思ったのは、鏡で自分の目で見る限りでは、ほぼ歯列が整っているように見えるからです。
90度にまで捻れて生えていた前歯の隣の1本も、いつの間にやら歯の向きをしっかり正面に向け直してくれました。そのお陰なのか、歯の長さも合っている…?ように見えます。
最後まで残っていたのは、前歯の左隣の1本です。
乳歯が抜けないうちに永久歯が生えてきてしまい、90度ねじ曲がったまま固定されてしまったため、大人になっても捻れ&歯の長さが合わない状態でした。
これが一番深刻な状態の歯。まさかの前歯の隣とは…一番目立つ…
それが、とうとう綺麗に並びましたよ!
最後の最後まで手こずらせてくれましたが、やっと歯を正面から眺められるようになりました!
本当に捻れも長さも治せるなんて!疑っていてごめんなさい!
あとは、
・噛み合わせがしっかり合っているか?
・医師の判断では正しく矯正されているのか?
・後戻りせずに、このままを維持できる状態に至っているのか?
この3点がクリアできているかを、しっかりと確認して、クリアできていれば歯列矯正完了ですっ!
通院している東京プラス歯科矯正歯科が、経営破綻からの民事再生に入り、運営母体が変更となる騒ぎが静かに行われていた中の通院は、本当に心臓が止まる思いでした…っ!
だって!
いつ潰れるかわからないんだものっ!
(;>△<)潰れる前に終わって欲しい!そんな自分勝手な祈りを抱えて、最後の1ヶ月を踏破いたしました!
まずは、最後の診察の数日前からの様子をご紹介します。
嬉しい変化!これぞ歯列矯正だ!
〜これまでの経緯〜
キレイライン→インビザラインに乗り換え。
クリニック閉院に伴い転院し、3ヶ月間はほとんど動きがなくヤキモキ。
2024年3月に受け取ったマウスピースで、これまで動きがなかった前歯に矯正の兆しが見える!
ずっと変化がないまま半年ほど過ぎていて、インビザラインのダメな投稿を読み漁ってイジけていましたw
だって、ちゃんと22時間以上の装着時間を守っているのに、ちゃんと効果が現れてくれないのだもの。
けれど、目に見えないくらい徐々に歯並びに変化が訪れていたのです!
その前兆は、最終セットのマウスピースを付け始めて2週間くらいしてからでした。本当に突然、鏡をふと見たら歯並びが整いつつあることに気がつきました。
ずっと、「歯の長さ」の方にばかり気を取られていたため、「歯の向き」に関しては見えていなかったw
けれど、マウスピースはずっと私の歯に圧力をかけ続けてくれていたわけで…その力がとうとう歯並びを整えるほどになりました。
この変化が感じられたのは、最後の診察の3日前でw
( *´∀`)もしかしたら、次回の診察が最後の診察になっちゃう?
なんて、浮かれた気持ちにもなったのですが、歯並びが変化しても期間が短いと、すぐに元の位置に戻ってしまうのですよ。この短期間の変化で(短期間ではないかもしれないけれど…)、矯正を終了していいのだろうか?という考えもありました。
終了するか否か。最後の判断は患者が握ってはいますが、判断するための材料がわかりません。
これでいいのか、将来悪くなる可能性はないのか?その疑問を払拭するためにも、最後の診察に挑みます!
運命の診察!果たして結果は?
最後の診察は2024年5月10日。小春日和な素敵な陽気の中、ウキウキとドキドキが入り混じった複雑な気持ちでクリニックへ到着しました。
果たして、長かった歯列矯正に終わりは訪れるのでしょうか?
結果→歯列矯正、終了!
(/ *´∀`)/バンザイ!バンザイ!バンザイ!ありがとうございますっ!
歯並びがきちんと揃っている状態かは、見た目だけではなく噛み合わせも重要です。見た目が良くても噛み合わせがズレていたら成功とは言えませんからね。その辺りも詳しく診察するため、このような流れで行いました。
- 歯の表面に取り付けたボタン(突起)を取り外す。
- スキャン、レントゲンで口内の状態を3Dでチェックする。
- 歯科医師による診察で噛み合わせのチェック。
- 患者自身による歯並び・噛み合わせの確認。
- 延長する? or 終了する?
まず、歯の表面に取り付けた銀色のボタンと、マウスピースの装着力を強めるための突起物を全て取り外しました。歯の表面にはボタンをしっかり取り付けるための接着剤が付けられていたので、それも綺麗に落として。実に1年半ぶりくらいのツルツルの歯を舐めましたw
続いて、3Dモデルを作成するためのカメラで口内をスキャンします。さらに、レントゲンで詳しい歯の状態も撮影します。
これらのデータを元に、歯並びは整っているか、歯に問題は起きていないかを歯科助手さんとチェックしました。
この時点では問題は何も見つけられません。
ただ噛み合わせがよくわかりませんでした。というのも、長い間ボタンを歯の表面に取り付けて生活していたせいか、ボタンに歯が当たって噛み合わさらない状態だったのです。
長くその状態で生活していたため、「噛み合わせって、どんな感じだったっけ?」って状態ですw
自分の歯と歯が当たること自体が不思議に感じられて、正しい位置が自分で認識できませんでしたw
正直にそのことをお伝えすると、少々自己認識を改める時間をいただけました。運よく先客の対応で歯科医師さんが足止めを食らっていたため、その時間を鏡を見て噛み合わせをじっくり調べさせていただきました。
そうこうしている内に歯科医師さん到着。歯科助手さんから私の歯のデータの説明を受け、そこに私も参加しました。
実際の噛み合わせがどうなっているかをチェックするのは、ただ本人の自己申告だけではなかった!
黒いシートのようなものを口に入れ、ガチガチっと何度か噛むと、歯が当たる部分に赤い色が付着します。逆に黒いシートの方には歯形が付き、噛み合わせが客観的にチェックできる代物です。
こちらを使って噛み合わせをチェックしてみると、一部分だけ飛び出てしまっているところがありました。
それは、まさに矯正していた前歯の左隣!
この歯のちょうど真下にある歯は、先端が尖っており、この部分が当たっているとのことでした。
歯科医師さんからのご提案は、噛み合わせを悪くしている部分を削るということ。今削らなくても、普段の生活で自然と削れていきはするが、それには数年はかかる見込み。
それならば、今ここで不要な部分を削って噛み合わせを正した方が良いでしょうとの判断です。
私もこの意見には賛成。その場で削っていただきました。
歯の治療で、歯を削ることになるとちょっと緊張しませんか?
だって、歯ってもう伸びないんですよ。一度削ってしまったら、その形で一生を過ごさなくてはならないのです…失敗は許されないっ!
途方もない緊張感を味わっていたのは、おそらく私だけですがw 歯科医師さんの華麗なる技によって、めっちゃ綺麗に歯が削られました。
左右対称にグッと近付いて、より歯並びが綺麗に見えるように!
歯を削ったので、再度3Dモデルを作成するためのスキャンを行いました。
その間に、私は鏡をお借りして自分の噛み合わせや歯並びを入念にチェック!見れば見るほど、綺麗になったな〜と思えて喜びが湧き上がってきます!
そして、最後の決断の時がやって参りました…
歯科医師さんとしては、あとは患者の判断ということで何もいうことはありません。患者が「あともう少しココをアレコレして欲しい」という要望があれば、その望みとおりになる治療方法を考えて提案してくださるはずです。
私の場合は、「これで完了」を選びました。
中間に色々ありましたが、最終的には私の希望とおりに歯並びが整ったので、これ以上治すところがないという状態にまでしていただけましたから。
90度に捻れて生えていた前歯の左隣は、しっかり正面を向いて、いつの間にか長さもほぼ揃うくらいになっていましたし、下の前歯が逆ハの字になっていた部分は、綺麗に真っ直ぐに揃いましたし、ゴムかけで歪んでしまった歯もいつの間にか向きが矯正されていました。
気になっていた歯並びは、全て希望とおりの位置に動きました。
ようやく、これで長かった歯列矯正が終了です。
(T▽T)クリニックの皆様、本当にありがとうございました!不安で色々しつこく質問しても、嫌な顔せず答えてくれて本当にありがとうございました!
これで…これでやっと長い通院生活が終わるぅ〜!
かかった金額と時間は?
さてはて。マウスピース矯正の大御所「インビザライン」、実績の少ない「キレイライン」と両方をやってきた身の上としては、これだけは最終データをお伝えせねばなりませんよね!
「いくらかかった?」
「どれくらいの期間かかった?」
この2点をご紹介します。
かかった金額って総額いくら?
契約料金 | 再診料 | その他治療費 | |
キレイライン | 256,500円 | 16,500円 | 2,200円 |
インビザライン | 630,300円 | 36,300円 | 0円 |
マウスピース矯正 治療費総額:941,800円
最終的な金額を見て、私の心臓が止まりそうです…っ!
( ゜д゚)……………たっかっっっ!
キレイラインはソフト&ハードで1セットを7セット契約した料金です。
こちらに診察のたびに再診料3,300円が加算されます。
その他治療費ですが、こちらは歯を削らなければ歯の入る隙間がないと言われ、歯を削るIPRという施術を行った際の治療費です。
インビザラインは、運よく「乗り換え」ができるキャンペーン開催中で、キレイラインに支払った契約料分を差し引いてインビザラインをスタートさせることができました。
本来であれば、88万円をもう一度支払わなければならないのですが、このキャンペーン適用のお陰でだいぶお財布へのダメージが減らせました。
不思議なのが、インビザラインの再診料です。数回ほど、再診料がかからないと言われた回がありまして…理由はわかりませんが、マウスピースの受け取りやその他の治療・施術がなく、状態を診るだけだったからなのでしょうか?
再診料0円という回があり、インビザラインに切り替えてからの再診料総額は36,300円となりました。
また、インビザラインにしてからも下の歯をちょっと削っています。けれどその時はIPR治療費は請求されず…
料金って、どうやって決めているんでしょうね?
ちなみに、通院のための交通費は除外しています。
クリニックが家から近ければ、徒歩で行ける人は行けるし、電車を乗り継がないといけない人は乗っていくだろうし。人によって料金が異なるため、参考情報には入れておりません。
私は電車を乗り継いで通院していました。今更だけど、めっちゃ面倒だったw
どれくらいの期間で終わった?
日付 | キレイライン | インビザライン |
2021年10月3日 | マウスピース作成・発注 | |
2022年10月24日 | 1〜4セット受け取り | |
2022年3月7日 | 5〜7セット受け取り | |
2022年5月15日 | マウスピース作成・発注 | |
2022年8月29日 | 27セット受け取り | |
2023年3月9日 | マウスピース作成・発注 | |
2023年4月10日 | 14セット受け取り | |
2023年7月19日 | マウスピース作成・発注 | |
2023年9月14日 | 9セット受け取り | |
2024年1月16日 | マウスピース作成・発注 | |
2024年3月8日 | 7セット受け取り | |
2024年5月10日 | 最終診察・リテーナー発注 |
きっと気になる。私も始める前にすごく気にしていたポイントです!
どれくらいの期間、何をやっていたのか?
これまでのマウスピース矯正の全履歴を、表にまとめました。
マウスピース矯正を始めてから最終診察までかかった期間は、2年7ヶ月。
長かった…!けれど終わってみると、早かったような気もするから不思議ですねw
マウスピース矯正の大体の流れは、契約+マウスピース作成データ取得&発注が同日で、1〜2ヶ月してマウスピースが届き、装着開始となります。
キレイラインはどうかわかりませんが、インビザラインはマウスピース作成が本拠地アメリカで行われているため、郵送に時間がかかるようです。時期によってマチマチなので、場合によっては結構待ちました。
新しいマウスピースを待っている間はどうしているかというと、最終セットのマウスピースを使い続けています。だんだんとマウスピースの固定力が弱まっているのを感じるので、早く新しいマウスピースが届いて欲しいと願っていましたね。
せっかくここまで矯正したのに、マウスピースが緩いせいで後戻りしたらもったいないと感じて、ハラハラしていました。
マウスピース矯正が終わると、最後の診察で歯形のデータを取ります。そのデータを元に今後の後戻りを防ぐための「リテーナー」と呼ばれる固定用マウスピースを作成するのです。
これで終わり?な訳ないw
さぁ、これで自由の身だ!とはなりませんw 気が抜けてしまっては、せっかくの長い歯列矯正が無駄になってしまうかもしれませんよ?
なぜなら、歯列矯正はまだ完了したわけではないからです!
何?と思いますよね。事前に知っていなかったら、「嘘〜!」と私も叫んでいたでしょう…
だって、マウスピースを付けなくていいわけじゃないのですから。まだまだ今後の人生のお供にいますよ。マウスピースという呼び名から「リテーナー」という呼び名に変わって。
リテーナーは、矯正するためのマウスピースとは違い、矯正したあとの歯並びを維持するための固定具です。
歯列矯正後は、どう足掻いても後戻りが始まります。正しい位置に歯を維持するためには、正しい形に沿ったリテーナーの力が必要なのです。
リテーナーの使用期間は明確に定まっていません。歯科助手さん曰く、「できればずっと」が一番の理想だとかw
私もその意見には賛成です。
だって、食事でマウスピースを外すたびに歯の並びがズレるんだもん。
マウスピース矯正が終わってから1年間は、マウスピースを装着していた時間と同じようにリテーナーを装着し続ける必要があります。でないと、歯並びが悪い方に戻ってしまうから。
2年目になったら、1ヶ月1時間を目安に装着時間を少しずつ短くしていっても良いとのこと。けれど、歯並びの悪化を感じたら長時間の装着がおすすめです。
3年目以降になったら、日中は付けなくても大丈夫な場合はあるけれど、寝ている時には付けたほうが良いとのことです。
けれど、こちらもやはり歯並びの状態によっては装着時間を長くする判断を要するため、リテーナーを外しっぱなしにはできません。
マウスピース矯正は、一度始めたらとことん付き合っていかないといけないヤツなのです。
でも、リテーナーを付けているだけで綺麗な歯並びが手に入るなら、嬉しくないですか?ずっと歯並びが悪いままでいるよりも、綺麗に歯並びが整っている今の方が、私は断然嬉しいです。
長かったマウスピース矯正の歴史が、誰かの参考情報になってくれると嬉しいです。
「歯列矯正」シリーズは、次回「リテーナー到着」にて最終回を予定しています。最後までお付き合いください!
キレイライン矯正の記事はこちらから↓
初回診察:【キレイライン矯正の初回診察を受けてきた!マウスピース矯正の診察内容は?】
第1回目:【キレイライン矯正で歯列矯正やってみた!初めてのマウスピースの感触は?痛み・違和感・付け外しなどレビュー!】
第2回目:【キレイライン矯正を装着した最初の一週間で感じた事、困った事】
第3回目:【キレイライン矯正!初ハードタイプのマウスピースへ!2~4セット分の発注と歯を削るIPR!】
第4回目:【2セット目のソフトへ移行!キレイライン矯正で本格的な歯列矯正が始まった!】
第5回目:【キレイライン矯正4セット目マウスピース装着した4ヶ月目の現状と今後の流れ】
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【【第7回】インビザライン始めました!歯列矯正のその後!キレイラインからの変更へ!】
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【【第14回】マウスピース矯正最終段階!残りのセット数はいくつだ?また前歯だけ置き去り?】
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