ロードバイクで事故に遭う!保険会社から物損補償金額が提示された!第5回目
夫がロードバイクで事故に遭ってから、早くも1か月が経過しました。相手側保険会社から、物損についての金額の提示があり、弁護士さんと相談することになりました。
これまでの保険会社の対応や弁護士さんへの相談は、こちらの記事から。
第1回目:【保険会社の対応にイライラ!】
第2回目:【弁護士に相談すべき?弁護士の探し方】
第3回目:【弁護士さんとの電話相談】
第4回目:【物損リストに何を書く?】
目次
保険会社の物損金額は?
何でもない日に弁護士事務所から郵便が届きました。特に連絡は着ていなかったので、何の手紙なのか全く不明。
夫の帰宅を待って、早速開封!
中身は、「保険会社から物損金額が提示されたので、確認したら打合せしましょう」という手紙でした。同封されているのは、もちろん相手側保険会社から届いた物損金額がまとめられた書類です。
夫と一緒に見ようかとも思ったのですが、中身が気になりすぎて。私だけ先に中身を見ることにしたのですが。。。ひと目見た気持ちとしては、「はぁ?!」でした。とてもじゃないけど、金額が低すぎてビックリしましたね。
けど、家族のことだから私が頭に血がのぼっちゃってるだけかもしれないな~とも思い、夫の反応も伺ってみることに。
夫( ´・ω・)「。。。少ないね。こんなものなのかな」
夫はなんだか悲しそうでした。大切にしてきたロードバイク本体、選びに選び抜いたホイール、シューズカバーなど、他人からしたらこんな程度なのかと言われているように感じたのかもしれません。
物損の補償は全額ではないことは頭ではわかっていましたが、こうも明確な金額として突きつけられると、気持ちのやり場がないですね。
相手側保険会社から提示された金額は、破損された品々を買い戻せる金額では到底なく、かと言ってロードバイクの修理すらもできない程ではないくらいのギリギリの金額でした。
どうやってこの金額を算出したかも明記されていました。
物損の賠償金額の算出は、購入費用をもとにはしていますが、どれくらいの期間で使用(所持)していたかが重要で、期間が長いほど金額は減っていきます。
ただし、修理できる物は修理費用が物損金額として扱われるのですが、今回はロードバイクが全損扱いになったことで、修理費用ではなく定率法・定額法による「減価償却率」に基づいた金額算出が行われているとのこと。
「購入金額」×「経過年数に応じた償却残存率」=「賠償金額」
物を大事にしていればいるほど、賠償される金額は減ってしまうという悲しみ。大切だからこそ長持ちさせたくて丁寧に扱ってきたのに。事故で破損してしまうと、元に戻すことは本当の意味で出来なくなるんですね。
決めるべき事は?
弁護士さんからの手紙には、「物損賠償金額の書類を見たら、打ち合わせしましょう」とありました。相手側保険会社とのやりとりは弁護士さんに丸投げではありますが、弁護士さんがどういう決着を見通して対応していくのかは、依頼主である私たち夫婦がどうしたいかという気持ちや考えを弁護士さんに伝えなければなりません。
その為に、私たち夫婦でまずは考えをまとめることにしました。
まず考えるべきは、物損賠償金額に納得がいくか否か。
「否」ではあるのですが、ここで色々と今後の展開も踏まえてどうすべきか考えました。
- 保険会社から提示された物損賠償金額は、あくまでも目安であり、確定次項ではないこと。
- 弁護士さん経由で交渉してもらえれば、金額は上げられるのか?という確認。
- 物損賠償金額の交渉をすることでデメリットがあるのか?という確認。
この3点を踏まえて考えをまとめ、弁護士さんとの電話相談に進みました。
弁護士さんの見解を聞きたい
長々と相談したのですが、弁護士さんとの相談結果をまとめると、次のような感じになりました。
- 保険会社が提示した物損賠償金額は確かに確定事項ではないので、交渉の余地はある。
- 交渉次第で増額もありうるが、その為に提示された金額では低すぎるという証明書類を必要になる。
ロードバイク本体であれば、中古市場で同じブランド・グレードのものが、同じ年数経過した状態でいくらで取引されているのか。これら資料は私たち夫婦で用意する必要がある。 - 物損賠償金額の交渉をした場合としない場合、どちらがメリットが大きいかといえば、物損賠償金額の交渉をしない方がメリットが高いと思われる。
理由は、物損賠償金額の交渉をしたことで、慰謝料の金額を減らされる、もしくは過失割合をさらに増やしてくるなどの対応が予想され、最終的に得られる金額が減る可能性が高い。
弁護士さんの見解としては、大きな不満がなければ物損賠償金額はこのままで良しとし、慰謝料の交渉に全力を注いだ方がいいとのこと。
これを聞いて、私たち夫婦もそうだなと納得できました。
難航しているの?
弁護士さんと相手側保険会社とは、本格的な交渉などにはまだ入っていないようですが、今回の電話相談では弁護士さんが弱気というか、歯切れが悪いというか。。。何だか頼りなく感じてしまった点があって、少々不安がこみ上げました。
それは、物損賠償金額の交渉についての時だったんですが、ロードバイクの中古市場価格について調べれば交渉材料にはなると言った時、弁護士さん自身がロードバイクには詳しくないと言ったんですよね。
確かに趣味でもなければ、ロードバイクに詳しい人ってそんなに多くはないと思うんですが、弁護する依頼人の物でもあり、今回の依頼を受けている物品でもあるから、そこは少しくらい調べておいてほしかったような気がした、だけかもしれませんね。。。
何でもわかってもらおうという感情は、ちょっと期待しすぎ感がありますね。記事に書いていて、弁護士さんに悪いなと思えてきました。
ただ、ロードバイクと車事故に詳しくないって風にも受け取れてしまって。。。これは今後に交渉が難航してしまうの?と感じたのは確かです。
ただの交通事故と捉えれば、相手が車だろうがロードバイクだろうが関係ないのかもしれませんが、何かもっとこう。。。頼りないな~と感じた次第です。
続きを更新しました。
第6回目:【ロードバイク引き取り!】
第7回目:【ケガの完治はどこで判断?】
第8回目:【事故現場の管轄警察署で書類作成】
第9回目:【やっと弁護士事務所から連絡がきた!】
第10回目:【弁護士事務所からの突然の郵便物!内容は?】