コーヒー豆ってどう保存したら美味しいままなの?

コーヒーを淹れることにハマった夫婦ですが、コーヒー豆を美味しいままに保存する方法が見つからず、豆をダメにしてしまっていました。コーヒー豆が美味しいままで保存できる方法について3タイプで実験をした結果をご紹介します。

キャプテンスタッグのコーヒーミルSを入手したものの、やっぱり登山やキャンプで使うのはちょっと面倒になりました。ゴミを簡単に捨てられる状況、カップを温めるなどの余分なお湯など、外だと色々手間がかかって仕方なくって。コーヒー淹れるのは、家でやるのが一番かな?
でも、コーヒー豆の味が定まりません。どうやって保存したら、一番美味しいんでしょうか?

目次

 

コーヒー豆の美味しい保存方法

2020年の秋から、夫がコーヒーに凝り始めました。最初は登山やキャンプの場でコーヒーを淹れるという形への憧れだったものが、段々とコーヒー自体を気に入ったようです。そのお陰で、午後のお茶会が定番となりました。

夫(*´ω`)「今日もコーヒー淹れよう!」
私(*´ω`)「いいね!お茶請け(チョコ)買っていい?」
夫(*´ω`)「いいよ」
私( >▽<)「やったー!」
こんなやり取りが毎週の休みに繰り広げられています。

けれど、飲み慣れていくうちにコーヒーの味の違いに気が付いてしまい、そこからはまさに沼にハマるが如く、コーヒー豆にハマっていきました。

コーヒー豆、ちゃんと保存しないと1週間持たないんですよ!
買ってきたコーヒー豆に悪いものと言えば、空気と日光です。直射日光が当たる場所に保管するのはもってのほか!空気に長時間触れるのも厳禁です!
割と繊細なコーヒー豆を、じゃあどうやって繊細なまま保存しておけばいいのかなんですが、色々調べていくと、3つくらいの保存方法に行き当たりました。

それは、冷蔵庫の利用!
冷蔵庫のメリットは、コーヒー豆の保存に向いていました。空気に触れない!光に触れない!まさにベストな保存場所!

ただ、冷蔵庫保存って一般的なんでしょうか?そういう風に保存している人を見たことがないので、間違っているのかな?という気持ちもします。
そこで、じゃあ間違いかどうかを実験してみよう!ということになりました。

 

実験!保存の違いで味に違いは?

コーヒー豆にとって、鮮度は何よりも大切!コーヒーの味わいも鮮度が全て!そんな繊細なコーヒー豆をどうやって美味しいまま保存して置けるのかですが、やってみないとわかりませんよね。

味の感じ方は個人差がありますし、面倒なことをしなくても美味しいと思って味わえるなら、手間が少ない方が良いものです。
そこで、コーヒー豆の保存を常温、冷蔵庫、冷凍庫の3つに分け、その豆で淹れたコーヒーを飲み比べしてみました。保管状態の違いで、味がどこまで変わるのか実験してみます!

 

常温保存の豆

保存方法:
豆の入っていた袋ごと入れて、空気を抜いてジップロック。

出した直後の豆の状態:
見た目は買った直後と何も変わらない。多少のいびつな豆が混じるが、気にしない。

淹れてみた:
香りが出て、ちゃんと美味しいコーヒー。ただし、1週間後くらいから味と香りの低下が感じられる。それ以上になると、コーヒーという名のお湯を飲んでいるような気分になる程度の味わいしか感じられなくなってくる。

 

冷蔵庫保存の豆

保存方法:
豆の入っていた袋ごと入れて、空気を抜いてジップロック。

出した直後の豆の状態:
ひんやり冷たい感触。油分が染みていないし、乾燥で割れていることもない。冷蔵庫に入れる前と変わらぬ豆の見た目。

淹れてみた:
香りが薄い?味もいまひとつ。色味は常温と変わりないように見える。
1週間後の味わいに変化はなく、最初から最後までずっと薄い味わい。

 

冷凍庫保存の豆

保存方法:
豆の入っていた袋ごと入れて、空気を抜いてジップロック。

出した直後の豆の状態:
凍っているという状態なのかわからないくらい、常温と変わらない見た目。豆は冷たいが、劣化はしていなそう。

淹れてみた:
冷蔵庫保存よりも更に香りが立たない。味も薄く、苦味がより強く感じられる。
1週間後以降も香りは立たず、味わいも苦味しか感じられない。

 

ベスト保存方法は?!

とある移動型コーヒー店の店主さんにお話しを聞く機会があって、その時にコーヒー豆の保存方法について聞いたことがありました。
お聞きしたコーヒー豆の保存についての注意点は次のものです。

  • コーヒー豆は酸化が早いから、炒ったら1~2週間くらいで飲み切るのがいい。
  • 炒る前の豆なら年単位で保存可能。大量に買っておくなら、炒る前の状態がいい。
  • 炒った豆を買うなら、1~2週間で飲み切れる少量ずつの購入がおすすめ。
  • 密封できる光を通さない缶のような容器に入れておくといい。

これらの注意点を考慮すると、今回の実験では冷蔵庫・冷凍庫の保存がいいはずなんですが、淹れたコーヒーは香りも味も薄いものでした。。。
その原因は、豆が冷たすぎたことのようです。

コーヒー豆自体が冷え切っていると、香りが立ちにくく、味の抽出もしづらくなるようです。そこで、保存方法として冷蔵庫はベストなんですが、コーヒーを淹れる30分以上前には常温に戻しておくのがベスト!ということがわかりました。

日常的な保存方法は、密閉容器で冷蔵庫へIN!
コーヒーが飲みたい時は30分以上前に豆を冷蔵庫から必要分だけ出しておく!

これができれば、美味しいコーヒーはあなたのもの!って面倒だわ!
冷蔵庫に保存するところまでは手間ではないんですが、コーヒーを飲む30分以上前から必要分だけ出しておくのが面倒です。飲みたいって思った時に淹れたいので、飲むから豆を出そうってするのは手間に感じます。。。
美味しさを追求すると、やっぱり手間や面倒が立ちはだかりますね。

 

コーヒー豆を美味しく炒ってくれるお店探そう

というわけで、我が家でやっているコーヒー豆は、現在は常温保存です。最小量のパックでコーヒー豆を買って、光や空気にできるだけ触れない密閉容器に入れて置いています。
冷蔵庫や冷凍庫での保存は、面倒だな~と思ってしまって。保存方法が面倒だとコーヒーを飲むことそのものを面倒だと思ってしまうんで、続けられませんでした。本格的な春夏になったら、また状況は変わるかもしれないので、その時になってから考えようかなとも思います。

家では面倒ではない範囲の出来る限りをやっているので、後は生豆の状態から炒って販売してくれるお店を探すのが一番鮮度が良い状態を維持する方法ですね。
コーヒー豆を売っているお店は多いんですが、生豆の状態で保管し、販売する直前に炒ってくれるお店は少ないです。それができるお店だと、一番美味しい状態のコーヒー豆を買うことができるので、少量ずつ買えば飲み切るまで鮮度が持ちます。

炒り方も好みに合わせて変えてもらえるので、同じコーヒー豆でも味の違いを楽しめたり、季節や気分で変化を楽しめたりするようになりますね。
ただね~そういうお店が少ないんですよ。。。家から遠い。。。やっぱりそれも面倒と感じる究極の面倒臭がりです!

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