ロードバイクで事故に遭った!弁護士さんとの電話相談!第3回目

ロードバイクで走っていたら車にぶつけられ落車。ケガとロードバイクの補償など、保険会社とのやりとりに苦戦していましたが、弁護士さんに電話相談し、自分たちにできること、プロに依頼した方がいいことを考え直しました。

事故後処理の大変さ。。。色んな話を聞いて個人で対応できる人って凄い!ってことがわかりました。私たち夫婦は、自分たちで正しく補償を受け取ることができるのか不安になり、まずは弁護士さんに相談してみました。

1回目、2回目の記事はこちらから。
第1回目:【保険会社の対応にイライラ!
第2回目:【弁護士に相談すべき?弁護士の探し方

目次

 

弁護士さんとの無料電話相談!

ネットで調べるには限界があり、状況が異なる場合にどうなるかまで判断できる過去資料は見つけられませんでした。
なので!弁護士さんに相談決定!わからない事はプロに聞こう!です。

夫の右手が不自由なので、私が最初の相談メールを送りました。すると、すぐに事務所の受付の人から電話がかかってきました。
当たり前だとは思いますが、丁寧な対応をされると好感度あがりますね!
※電話で聞いた内容なので、漢字間違いがあるかもしれません。

私(; ´ω`)「そうなんです。保険会社との対応をお願いしたくて。。。あ、でも費用がいくらになるかによってなんですが」
受付「かしこまりました。弁護士からの確認がありまして、休業補償についてです。こちらは現在の固定給の額を損害の基礎とはできず、労務対価を立証として基礎とすることになりますが、よろしいでしょうか?」
※過去の給与の金額ではなく、事故のせいでできなくなった労働がいくらになるかに対して、損害請求しますよ、みたいな意味だと解釈しています。
私(; ´ω`)「はい、夫も私もそちらで了承します」
受付「では、電話相談の日時が決まりましたら弁護士から直接お電話さしあげます」

都合のいい日時は既に伝えていたので、あとは弁護士さんからの直接の折り返し待ちとなりました!いや~緊張する!弁護士さんにお願いするなんて、人生で初めての経験ですよ!

電話相談当日を迎え、弁護士さんと直接お話することができました。相談内容を会話形式にすると長いので、確認できた部分をまとめました。

 

過失割合について

保険会社が言ってきた過失割合9:1は基本的・定型的なものであり、絶対ではない。不服があれば納得することはないし、覆せる証拠を提出することで10:0にもできる。
警察が現場検証で「こちらに非はない」と言っていたのは、おそらく刑事上での話。民事となる慰謝料や損害賠償などでは、警察の言ったことが必ず通るわけではない。それでも事故状況の資料は警察がまとめたもとを閲覧することになるので、必要な情報は警察に必ず伝えておくといい。この資料も過失割合を覆すもののひとつになる。

 

休業補償について

保険会社の完全に言う通りではないが、出るようにすることはできる。
ケガによって出た損害がいくらになるかという立証資料を勤務先やその会社の税理士さんなどに書いてもらい、損害が出ていることを証明すればいい。書式などは相談にのれる。

 

ロードバイクなどの物損について

ロードバイクはできる限り早急に点検修理に出すべき。放置する期間が延びると、事故との因果関係が証明しにくくなってしまう。
事故によって破損した物品は、事故当時の状況がわかる写真を撮っておく、購入時の領収書やレシートなど金額がわかるものをピックアップしておく。
過失割合や何年使用してきたか、物品の耐用年数などによって補償される金額は異なるが、「この事故で破損しました。購入金額は●円です」と言わないと絶対にもらえることはない。

 

医療費について

※これは保険会社からも「全額払う」との話を聞いているので、特に不安はなかったのですが、念のため弁護士さんにも聞いてみました。

過失割合によって支払われる金額は変わる。まずやるべきは、完全に治療を終わらせること。治療が終わる=リハビリが終わるまで・痛みがなくなるまで・元通りになるまでは、必ず毎週など決められた日に通院すること。通院日に空白があると、治療は完了したものとして扱われてしまうことがある。これを覆すのは大変な手間になり、難しい時もある。
予後の状態によって、後遺障害(痺れが残った、指が曲がらなくなった等)の話も出てくる。損害額の交渉はそれからとなる。

 

保険会社とのやりとりについて

弁護士を依頼した瞬間に、弁護士が代理人となる。それ以降は保険会社と弁護士間でやりとりし、こちらと直接のやりとりは一切無くなる。

 

弁護士費用について

成功報酬制なので、獲得金額の11%か11万円(税込)のどちらか高い方を支払うことになる。事故状況や現在の話を聞いている限りでは、獲得金額の11%での支払いになる可能性が高いと思われる。損害額は100万円を超えてくると予想している。
今後、訴訟となった場合には別途費用が加算されていくが、交通事故で裁判までいくという話はほとんどない。

 

お願いする?しない?

1時間の無料電話相談が終わって、夫とひと息つきました。が、本題はこれからです。弁護士さんに対応を依頼するか?自分たち、夫が嫌なら私が矢面に立つか?

私( ´・ω・)「聞くべきは聞けたかな。どうだった、感触は?」
夫( ´・ω・)「声を聞く限りでは、良さそうな弁護士さんだと思うよ」
私( ´ω`)「だよね。話し方も対応も良かった。費用はどう思う?」
夫(`・ω・)「それね。お願いしちゃおうかと思うんだけど、どう思う?」
私(; @ω@)「もうご決断?!決め手は?」
夫(`・ω・)「ネットで色々調べたんだけど、自分で交渉した場合に得られる慰謝料がだいぶ差があったんだよね。弁護士さんに頼めば、きちんと納得できる慰謝料の金額になるし、あの保険会社ともう対応しなくて済むし。良い事ばっかりかなって」
私( ´・ω・)「ふむ。確かに」

私が自分で矢面に立とうと思ったのは、夫の精神的ストレスが半端なくヤバいと思ったからです。利き手をケガして不自由な中、理不尽な保険会社の対応にイライラがいっぱいで、隣にいる私にもトゲが刺さるくらい。。。

でも、素人がネットで入手した浅知恵程度では、慰謝料はほとんどもぎ取れることはなかろうとは薄々感じていました。
だって、相手は百戦錬磨の保険のプロですよ。そりゃ負け戦は見えてますよね。ごねることはできるけど、ごねることしかできないって感じな私では、勝負が長引くだけで良い事ナイかもしれないです。。。

明記はしませんでしたが、弁護士さんがこれくらい獲得できそうですよと言っていた金額が、想像したよりも多く、そして私が対応するよりも確実に多く、その金額ならば成功報酬で11%支払ったとしても十分に補償されたと感じられるかなという金額でした。なので。。。

私(`・ω・)「ご依頼しましょう!弁護士さんに!」
夫(*´ω`)「やったー!もう保険会社からの連絡に出なくていいー!
私( ´・ω・)めっちゃイヤだったんだね、対応するの。。。

色々調べてわかったのは、個人で保険会社とやりとりするのは高いストレス耐性と膨大な知識が必要ってことですね。だからこそ、私たち夫婦は弁護士さんに依頼することに決めました。
これで安穏とした生活に戻れると思うと、安堵の涙が溢れそうですっ。嬉しい!
あとは、夫のケガが早く良くなるように、治療に専念して治っていくのを待つばかりだ!

 

ロードバイク点検・見積を購入店に

弁護士さんにも言われたように、点検修理見積を購入店にお願いすることにしました。
事故翌日などの直後に動かなかったのは、保険会社の方からロードバイクの破損状況を確認しに来るかな?と思っていたからです。手元にあった方が説明できるし、こちらが安心できると思っていたんですが、放置期間が長くなるにつれて、不利になるのはこちらの方だったようです。。。

夫のロードバイクを購入したのは、あさひサイクルベースです。色んな人の事故処理ブログや口コミによると、「あさひにだけは持って行くな」という言葉がよく出てきます。そんなに技術力低いのかな?
どうしてあさひサイクルベースがダメなのかわかりませんが、購入店で対応してもらうのが最良の選択であることには間違いないので、持ち込みました。

すると、とりあえず「全損になる」という宣言を受けました。それはなぜか?
ロードバイクは部品が破損しても修理・交換することで乗り続けることは可能ですが、事故によってフレームが少しでも傷が付いたら交換するというのが、あさひサイクルベースの対応基準のようです。

とりあえず、フレーム以外も詳しく点検してもらい、修理見積を出してもらう為、1週間ほど預けることになりました。
この時、内金1,080円を支払いました。これはその後に修理を行えば、修理代金から差し引くことができます。また、預けたロードバイクを受け取りに来なかった場合には、廃車代にあてられるそうです。せっかく修理をお願いしたのに、受け取りに来ない人がいるんですね。

とりあえず、これで現状できる対応は全て終えたことになります。あとは弁護士さんが保険会社とやりとりしてくださり、私たち夫婦が納得いく補償を勝ち取ってくれることを祈るだけです。

Twitterなどからも、色々と助言をくださった方々がいました。本当にありがとうございました。知らなかったこと、わからなかったこと、そういう対応があるということなど、貴重な体験談を教えていただけたお陰で、今は適切な対応ができていると思います。
お話を聞かせてくださった皆様。本当にありがとうございました。

続きを更新しました!
第4回目:【物損リストに何を書く?】2021年3月4日更新
第5回目:【保険会社から物損補償金額が提示された!】2021年3月12日更新
第6回目:【ロードバイク引き取り!】2021年3月30日更新
第7回目:【ケガの完治はどこで判断?
第8回目:【事故現場の管轄警察署で書類作成

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