ホーチミンのご飯が「美味しすぎる!」何を食べても美味しかったホーチミンご飯のおすすめ!

2023年の時のタイのバンコクでは、食べるものほとんどが辛くて食事を選ぶのに苦労しましたが、2024年のベトナムのホーチミンでは、何を食べても美味しかったです!
あまりにも美味しいものが多くて、「もう一度食べたい!」と思っても、時間と胃袋が足りませんでしたw

そんな美味しいホーチミンご飯から、おすすめをご紹介します。

おすすめ3店舗を一挙にご紹介!

夫婦で行ったベトナム旅行。大都市ホーチミンは、歴史を感じられる建造物や街並みが広がりながらも、美味しいグルメがたーくさんありました。
今回は、夫婦ともに大好きになったグルメを3つ厳選してご紹介します。

ホーチミン市のグルメマップ

出歩いている範囲は、ほぼ1区だけです。
ベンタイン市場を中心に徒歩15〜20分圏内のお店ばかりを厳選しました。観光の途中に立ち寄ったり、GrabFoodでデリバリーもできる範囲内です。

夫婦で「これはここじゃないと味わえない!」と感じた3店舗なので、ぜひホーチミンに旅行の際には食べてみてください!

おすすめNo.1:バインセオ

ホーチミンおすすめ店「Bep Mi In」

ホーチミン旅行で1番美味しかったと記憶に残ったのは、「バインセオ」です!
バインミーは有名ですよね。ハムやパクチーを山盛り挟んだフランスパンのサンドイッチですが、名前は似ていても全く違った美味しさがバインセオです。
これ、本当におすすめ!

来店したお店は【Bep Me In Le Thanh Ton】です。
ベンタイン市場の北側にある路地の先…ちょっと細い路地に入らないといけないので、難易度が高めと感じますが、入ってみると欧米からの観光客が多くて、人が少なく危険という雰囲気は全くありませんので、ご安心ください。

ここのバインセオが、これまた絶品で!
ここでしか味わえない美味しさを堪能してほしいです!
日本で画像を見て想像していた味とは全く違っていて、想像を超えた美味しさでした!

ホーチミンおすすめ店「Bep Mi In」のバインセオ

バインセオとは、ベトナム風お好み焼き(日本の呼び方)やベトナム風クレープ(欧米での呼び方)と呼ばれる惣菜です。
見た目は、薄焼き卵に肉・もやしなどを挟んだものですが、実は卵は入っていません。米粉とターメリックをココナッツミルクと水で溶いた生地を薄く焼き、そこに塩胡椒のみで味付けした肉ともやし・玉ねぎなどを挟んだシンプルな料理です。添え物に、青菜のような野菜が山盛りと酢やヌクマム(魚醤)を混ぜた甘しょっぱいソースが付きます。

ベトナム語で、「バイン」は粉をこねたもの・混ぜたものという意味をもち、「セオ」とは揚げ焼きという意味や、鍋で焼いた時のジューという日本でいうところの擬音を表す言葉だそうです。
ベトナムにも、擬音語があるなんて面白いですね。

このバインセオ。見た目から想像していた食感や味ではありませんでした。
もっと想像を超える美味しさが、舌から脳天へ突き抜けていきます!
時間と胃袋に余裕があれば、もう一度食べてから帰国したかったほど、バインセオめちゃくちゃ美味しいので、ぜひ食べてみてほしい!

黄色い生地は、柔らかそうに見えてパリッパリ!
齧ると「パリっ」と音が鳴るほどよく焼かれていて、その食感がこの料理の美味しさを格段にアップさせています。

中の具材はメニューによって違います。私たち夫婦が注文したのは1番シンプルそうな&定番そうなメニューの「豚肉」にしました。
ということで、中身は豚肉・もやし・玉ねぎだけとシンプルでした。

ここに添え物で、何ともわからない青い野菜が2〜3種類ほど山盛りでお皿に盛られてきます。
添付のソースは、ベトナムの代表的なソースのヌクマム(魚醤)をベースにお酢を入れて、甘い・酸っぱいのほどよい中間の味わいでした。

これを、薄皮の生地と豚肉と野菜を、青い野菜でくるんと巻いて、ソースに付けていただくと…
これがもう絶品!めっちゃ美味しい!
カリっとした食感と、薄らと感じる生地の甘さに、青い野菜の苦味がアクセントに!
そうすると豚肉の甘さがより強く感じられて、それを支えるのが甘しょっぱいソース!
これがまた食欲増進効果でもあるんじゃないかってほどに、脳を刺激してくる!

夫(*´∀`)「カリカリっサクサクで美味しいね」
妻(≧▽≦)「これ好きー!めっちゃ美味しい!」
夫( ´・ω・)「でも…もう十分です」
妻(;>△<)「どうしたの?ソース嫌だった?青い野菜?」
夫( ´・ω・)「量が多いです」
妻( ´∀`)そいつは幸せなことで。

この店ではバインセオとバインミーを注文しましたが、どちらも日本でいうところの「1人分」には多いですw 明らかに2人分くらいありそうな重量がありました。
普段から少食な夫には辛い量ですが、普段から食いしん坊で底がしれない鋼鉄製の胃袋を持つ妻にとっては、「ちょうどよい量」でしたw

バインセオは、野菜主体の料理です。炭水化物はほとんど入ってないし、油分もそんなに感じません。ただ量が多いだけなので、さらっと食べられてしまうのではないかな?と思います。
一応、複数人で行ってシェアするのが安心かもしれませんね。

おすすめNo.2:フォーボー

ホーチミンおすすめ店「Pho Quynh」

続いてのおすすめ店は、【Pho Quỳnh】のフォーボーです。
フォーはベトナムフォーのこと。ツルツルでやや平たい米粉の麺を使用したあっさり出汁のヌードルです。
ボーは牛肉を意味し、ガーは鶏肉を意味しています。フォーボーで牛肉のフォー、フォーガーで鶏肉のフォーという意味です。

ホーチミンおすすめ店「Pho Quynh」のフォーボー
これで一人前!たっぷりなみなみ!

日本にいる時から、どうしても食べてみたいグルメNo.1だったため、ホテルからバイクで約30分もかかりますが、Grabフードを使ってデリバリーしちゃいました。
麺もののデリバリーなんて、スープがぬるくなってしまうリスクもあったのですが、それよりも食べたい欲求が止められず…

しかもこの日は、私がコーヒーの飲み過ぎで体調を崩して回復したばかりだったため、お腹に優しいものが食べたかったのです。
米粉麺ならお腹に優しいだろうし、温かい麺ものなら、胃に負担も小さく済むだろうと思って注文しました。

それが大正解!
胃に優しいだけでなく、活力が満ちていくのを感じられるほどの美味しさでしたよ!
これ、冷房疲れや観光疲れで体調が思わしくない時でも、するっと食べられるほど優しいお味です。疲れやすい旅行の時こそ、食べてみてほしいと思います。

驚きの点は、バイクで30分もかかる店舗からのデリバリーだったのに、到着時にまだアッツアツ!
スープを入れているビニール袋は、手で持てないくらいに熱かった!
麺はスープと別のビニール袋に入れられていたため、伸びていなかった点も高評価のポイントになりました。

ベトナムのデリバリー用の密閉容器って、どんなのだろう?と想像していましたが、まさかの耐熱ビニール袋。見た目はただのビニール袋なのが驚きです。
袋に入れる技術が凄いのですよ…!

パンパンに空気を入れて、輪ゴムで止めてあるだけなのに、完璧な密閉状態が保たれています。
輪ゴムは、ちょっと引っかかったくらいじゃ解けないように縛られていて、でも取り外すのは簡単でした。
しかも…量が結構多いw

デリバリーが袋で到着するため、食べるには食器が必要です。ホテルでお椀や箸を借りて、お部屋でいただきましたが、いただいたお椀、というか丼になみなみと入るほどの量でした。
これで1人前とは…凄い!

麺はつるんと柔らかく、食感があるような無いような不思議な噛みごたえなのですが、茹ですぎという感覚ではないのです。
これで良い…いや、これが良いっ!
つるっと喉越しを楽しむような蕎麦っぽさではないのに、うどんのようにコシがあるわけでもない。それなのにあと引く美味しさが止まらないのです!

スープは牛の出汁。けれど、脂っこくない。全然脂っこくない!けれど、しっかりと牛の美味しさが詰まっていて、雑味が全く感じられないのも高評価でした!
飲めば飲むほど、滋味を感じてなりません…!
丼にたっぷり入っていましたが、私はスープまで完飲しました。それほどにまで美味しかった!

具材や味変用の調味料は、それぞれ別のビニール袋に包装されています。
パクチーを筆頭に、数種類の緑の葉野菜たちがこれでもかというほど詰められていて、到底食べ切れる量ではありませんw
ちなみに、見た目が雑草?と思えるほど葉がそのまま詰め込まれているので、自分でちぎって入れるのが良いかと。茎の部分はやや硬いものもあり、茎を落として食べた方が良さそうです。

辛味を増す赤唐辛子?青唐辛子?っぽいものも同封されており、これが1カケラでも入ろうものなら、触れたスープは激辛に変わるほどの辛さでした。
直接食べようとは思わない方が身のためです。
激辛好きの方は、ぜひ試してみてください。まずはスープに入れて、飲んでみるところからどうぞ。食べると…胃が死にますよ?

調味料は2つあって、おそらく魚醤と呼ばれるものと、辛そうな赤いソース。
辛いソースはお腹に大ダメージを与えてくれそうだったので、夫婦ともに遠慮させていただきました。
魚醤の方は、夫婦ともに初!これは試してみようということになり、スプーン1匙分を入れてみたところ、これが甘さを強めてくれて美味しかった!

ねっとりとした魚醤は甘味が強くて、日本の醤油とは全く違う味わいですね。塩辛さよりも甘みが強く、ソース自体にとろみはありますが、さっとスープに溶けていきました。
スープ全体に入れても良いですが、私は後半の味変にぜひ使ってほしいと思います。基本のスープだけでもめちゃくちゃ美味しいので。

おすすめNo.3:バインミー

ホーチミンおすすめ店「Banh Mi Huynh Hoa」

最後におすすめしたいのは、【Banh Mi Huynh Hoa】のバインミーです。
ベトナムに行ったなら、パクチー嫌いでもバインミーは食べてみてください!きっとパクチーへの苦手意識が変わるから!

このお店は、ベトナムで有名店!地元の人も買いにくるほどの人気店のため、常に行列が絶えません。
しかも場所は、ベトナムでバックパッカーの聖地と呼ばれるファングラーオ通りから歩いて5分ほどのところにあるため、観光客もよく訪れているようです。

行列を見ると、急いで並びたくなりますよね。
ちょっと待って!その列、Grab専用の入り口ではありませんか?

実はこのお店、店舗が2つ並んだ形をしています。大通りから入って手前がGrabフードのドライバーがピックアップする専用の店、その隣が一般客用の店です。
Grabフード用の列に並ぶと並び直しになるので、注意してくださいね。

メニューはシンプルに、バインミー1種類のみです。そのため、注文は個数を伝えるだけとなります。受付カウンターには1個65,000ドンの表記があり、複数個購入割引などはなく純粋に個数×単価の計算でした。
お陰で迷うことなく注文できました。

受付カウンターで注文するとレシートがもらえます。これが商品の引換券となるので、しっかり持っていてください。
そして、受付カウンターの右隣に商品受け取りカウンターがあり、基本的には代表者1名が並ぶように注意書きがありました。

この注意書きに気がついたのが、商品を受け取った後だったため、夫と2人で並んでいました。
周りの方にご迷惑をかけてなければ良いのですが…
けれど、夫と2人で並んでいたお陰で、商品のカットを伝える前に察してもらえました!

バインミーが大きいので、複数人で食べたい場合にはカットしてもらえます。どこまで小さくしてもらえるかはわかりませんが、2〜3個に分けるくらいは出来そうな大きさです。
カットしたい数を伝えると、目の前でバインミーをカットしてもらえます。

そして、お味の前にバインミーの量をお伝えしなければなりません。
写真からは想像がつきにくいかと思いますが、日本で考えられる1人前の大きさではありませんw めっちゃくちゃ大きいサイズのソフトフランスパンに、ハムや肉のペーストが端から端までギッチリ入れられて、さらに別添えの野菜がビニール袋いっぱいに詰められて渡されます。
少食の方なら1個は完食無理ですね。一般的な食事量の方でも、かなりの重量を感じるはずです。食いしん坊の方ならば、きっと完食は平気でしょう。けれど、お腹はしばらく満たされ続けますよ。

ホーチミンおすすめ店「Banh Mi Huynh Hoa」のバインミー

中身は4種類くらいのハム?肉?のようなものと、ペースト状になった肉がパンの端から端まで詰まっています。
ここにさらに野菜を自由にカスタマイズするのです!
パクチー、きゅうり、にんじん、玉ねぎ、大根?が入っていますが、生野菜のようなシャッキリとした食感がありながらも、酢漬けにされているような味がしました。

この酸っぱさが、大量の肉の重量感を軽くしてくれているのでしょう。お陰でさっぱりといただけましたが、胃袋には確かな重みが…
いつも食いしん坊な私でさえも、半分を食べてお腹が9割満たされたのを感じました。旅行中で胃袋の調子が悪いのか、それともこのバインミーが尋常ではない大きさなのか…w

また、野菜のどれかはわかりませんが、とても辛い何かがありました。
唐辛子のようなものは発見できなかったのですが、なぜか酸っぱい&辛い!どうして辛いのか原因が追求できませんでしたが、野菜の分量を減らせば最後まで美味しくいただけた一品です。

ロッテホテルサイゴンの朝食も美味しかった

ホーチミンのロッテホテルサイゴンの朝食ビュッフェ

地元で知られるお店で食べる食事も美味しかったのですが、「食べ慣れた味がいい」という場合には、やはりホテルのビュッフェが最適ですね。

ロッテホテルサイゴンは、ベトナム・韓国・日本・欧米から様々なメニューを取り入れた朝食ビュッフェを行っており、それはランチとディナーにも反映されています。
どの国の方でも食べやすいよう味に気をつけているのか、尖った味わいなメニューがなくて、とても食べやすかったです。

もちろん完璧な日本食とまではいきませんが、ローカルなお店よりも香辛料や調味料が控えめなので、食べやすく感じられるはずです。

どうしても食べるものに困ったときは、ホテルのビュッフェを利用するのもアリです。
ホテルによって提供するメニューや味付けに差はありますが、ランクの高いホテルであるほど、こちらの希望を叶えてくれる確率は高いでしょう。

コーヒーならばベトナムコーヒー!

夫はこの旅行でベトナムコーヒーを飲むのが夢でした。念願叶って、ローカルなお店でもホテルでもベトナムコーヒーをいただけたのですが、どのお店でも味が違うのですw
どのお店のベトナムコーヒーも風味やミルクの量が異なっていて、甲乙つけ難い美味しさでした。
そして、名称まで異なっているため、注文するのもひと苦労w

  1. wayne’s coffe
    ※来店したwayne’s coffeが新しい店舗だったらしく、Googleマップで見つけられませんでした。お店の雰囲気とメニューが同じ別店舗をリンク先に指定しています。
  2. 3T Egg coffee
  3. PASSIO
  4. LIKE COFFEE BANHMI
  5. Ca phe Sai Gon Oi

旅行中にベトナムコーヒーを注文したカフェは、上記の5つです。
これらのお店全て、名称が違いますw 全く統一されていないため、日本人がイメージするベトナムコーヒーを注文したいのに注文が通じない事象が起きます。

例えば、wayne’s coffeではわかりやすくメニューに「Vietnam coffee」と記載があって1番注文がしやすかったお店でした。
けれど、そのベトナムコーヒーにもブラックとホワイトの2種類があり、ブラックを注文するとミルクの入っていない甘いコーヒーが出てくるのでご注意ください。
練乳が入った甘いベトナムコーヒーを注文したい場合は、「ホワイト」の方を注文しなければなりません。

3T Egg coffeeでは、ベトナムコーヒーという名称がメニューにはありません。メニューにあったイラストから、おそらくミルクコーヒーがベトナムコーヒーだろうと当たりをつけて注文したところ、正解でした。
ちなみに…このお店は、もしかしたら現金払いができないお店かもしれません。現金を出したら、受け取ってもらえませんでした。

ベトナムコーヒーの呼び方をネットで調べたところ、他にも色々あるようで混乱しますね。
「カフェ・スア・ダー」
「バク・シウ」
このような名称もあって、それぞれわかる人にはわかるようです。ホテルのラウンジで注文したところ、全く通じなかった時には焦りましたw 本当にわかる人だけにわかる裏メニューみたいな名称のようです。

ベトナムコーヒーを注文したい時に、1番伝わりやすかった伝え方は「コンデンスミルク in coffee」
これなら名称に関係なく、練乳が入った甘いコーヒーが飲めます。
ただし、料金はお店によってマチマチなので、いくらかかるかも聞いてから注文することをおすすめします。カフェでぼったくりはないと思いますが、念の為。

何を食べても美味しいホーチミン

タイ旅行の際には、おにぎりもカップラーメンも辛いものばかりで、食べられるものを探すことに苦労しましたが、ベトナム旅行では何を食べても美味しい!という奇跡が起きました!
フォーも、バインミーも、バインセオも。本当に旅行中に食べた全てのものが美味しかったです。

味付けを辛くしようと思えば、別添えの唐辛子やソースなどで辛くもできるけれども、ベースは辛くないので食べやすいのが有難いですね。
その日の体調によって、好きに辛さ調整ができるのですから。

それに、1品の量が多いところも大好きです!
日本で馴染みのある分量は、ベトナムでは1人前とは言われないでしょう。それくらい量に大きな差が感じられました。
日本で700円くらいしそうな大きなフランスパンも、ベトナムでは間に大量の具材を詰め込んで390円です。(バインミーの料金)

食いしん坊な私には、大満足です。少食な夫にとっては、食べ切るのが大変だったようですが、余った分は全て私が完食しております。
ちょうど良い夫婦関係です(*´∀`)

次の旅行でも、美味しいものに出会えますように!

2024年1月30日更新!
ホーチミングルメの動画をYouTubeにアップしました!本動画から、妻の声でナレーションを入れております!
楽しんで見ていただけたら幸いです(*´∀`)

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