ベトナム【ホーチミン】ってどんな街?旅行に行くときの注意点!

ベトナムの経済の中心地、最大の都市ホーチミン市。首都ハノイと同格と位置付けられた都市は、どんな街なんだろう?と心躍らせていましたが、まさかこんな出来事に遭遇するとは!
そんなホーチミン市散策中の出来事をご紹介します。

目次

ホーチミン市ってどんなところ?

このブログでは珍しく、少々歴史を絡めた街紹介です。
(*´∀`)ホーチミン市の華麗なる変化を簡単にお読みいただけると幸いです!

ざっくり歴史譚法〜

1859年にフランスに占領されて以降、急速に発展を遂げたホーチミン市。
占領されている間にフランスの文化的な影響を強く受けて、サイゴン(ホーチミン市)は「東洋のパリ」や「極東の真珠」と呼ばれるほど美しい街へと発展したそうです。
(*´∀`)真珠と評されるなんて素敵っ!

この頃は都市の名前は「サイゴン」と呼ばれていました。
ホーチミンという市名は、後から変更されたもので、実は人の名前です。知ってました?

都市の名前が変わるきっかけは、ベトナムが南北に分かれて戦っていたベトナム戦争。この戦争にはアメリカが関わっていていました。(資本主義と共産主義の戦いだったとか)
この戦争はテレビ放送されていて、アメリカ本土では大きな影響を与えたようです。本土では、戦地の激しい攻撃の様子がテレビに映し出されて、それが「本当に自国の防衛のためなのか?」と疑問の波が大きくなり、アメリカ軍撤退に至りました。メディアが終わらせた戦争と言われています。

ホー・チ・ミンさんはこの戦争中にベトナム独立に向けて活動し、最終的には革命を起こして王を退位させて、社会主義政権を樹立させて、ベトナム共和国をつくった凄い人です。
戦争が終わり、南北に分かれてしまったベトナムがまた一つになってから、サイゴンはホーチミン市と名前を変えました。(サイゴンという地名は、ホーチミン市の一部として残されています)

戦争がなかった国なんてないとは思いますが、激しい戦争の中でも平和を願った人たちがいて、その人たちが頑張ってくれたから、今の綺麗な都市があるんですよね。
何か一つ違っていたら、今みたいな名所もなかったかもしれない…そう思うと、この景色が見れるのは、先人のお陰ですね。

そんな歴史あるホーチミン市を年末年始に夫婦で巡ってきました!
移動はGrabと徒歩。
英語は中学英語もあやしいほどの語学力しかない夫婦。
好奇心旺盛なくせに小心者な妻を抱え、この旅はどうなるのか?

信号って何それ?

ホーチミン市の信号

東南アジアの片田舎をイメージしていましたが、ホーチミンは立派な都市でした。車もバイクも道路を埋め尽くすほど走っているし、天にも届きそうな巨大ビルもいくつも立っています。
そんな交通量の多い都市で、信号がないわけがないですよね。でも…ホーチミンの信号は、日本とちょっと違っていました。

交通量が多い通りには、赤と青それぞれの信号にカウントダウンの表示まで付いています。けれど、交通量があっても1本路地へと入ると信号がなかったり、信号があっても守られていなかったりするので、事故のリスクが高そうに思えました。

でも不思議と、事故ってないんですよね…!
年末年始の旅行中、一度も交通事故を見かけませんでした!あれだけの交通量の中、ぶつかりすらしていないんですよ!日本だとあり得ないような気がします。

ただ、旅行者にとってはハードルが高いです。
信号が部分的にしか機能していないので、自分が青信号でも赤信号のはずの横からバイクや車が走行してくるので、危ないったらありません。
レンタカーは絶対やめておいた方が安全です。あの交通量の道路を無傷でいられる自信がないです。

徒歩で道路を渡るコツは、ドライバーさんの目をしっかり見て「渡りますよ!」と自分の意思を見せつけることです!周りを見ていないと、轢かれますw
日本と違って右側通行なので、左見て・右見て、車とバイクの間をすり抜けるようにして渡りましょう。ベトナムの方は運転が上手なので、ギリギリを見定めてすり抜けてくれます。
3日もいると、慣れてきますよ。

道路は舗装アリ。でも一部大破

ホーチミン市の歩道

車道も歩道も、ホーチミンのほとんどの道は綺麗に舗装されています。でも、コンクリートの一部が、「どうしたらこうなるの?」というほどに、大破しています。上記の写真は、まだ軽傷な方です。

特に破損が激しいところは、街路樹の根本付近、交差点の角でした。
日本でも道路が窪んでいたりしますが、そういうレベルではないくらいの破損具合なんです!
ガッツリ割れた分厚いコンクリートなのに、それを撤去しようとせず、そのまま置いてあります。まるでパズルみたいな状態です。

割れている部分が下の地面に馴染んでいると、その上を歩いても危なくはないんですが、1/2の確率で浮石みたくなっている場所があって、砕けたコンクリートが乗っている状態なので、踏めばグラつきます。
意識せずに歩いていると、転びそうになるのでご注意ください。

靴磨きに襲われる!?

これが一番驚きました。
夫婦で(  ゜д゚)こんな顔になりました。
なんの前触れもなく、突然靴磨きが始まったんですw 何言ってるの?と思いますよね。私もそう思いますw

夫と街を散策中、大通りから少し路地に入ったところを歩いていました。何か目印があるわけでもなく、本当にただの街中です。
そこで、別の道から歩いてきたベトナムの方が、突然私たち夫婦の足元を指さして何か言ってきました。
私はちょうどコンクリートが割れている部分だったので、「危ないよ」と教えてくれているのかな?と思ったんですが、そのベトナムの方は突然屈んで、夫の靴を歯ブラシのようなもので磨き出したんです!

夫(  ゜д゚)……
妻(  ゜д゚)……
突然の出来事に呆気に取られる夫婦でしたが、夫が先に我に返りました。

夫(`・ω・)「OKー!OKー!」
何もしないでくれの意味で、OKを繰り返す夫。でも一般的にOKは受諾の意味なので、靴磨きは止まりませんw
強引に逃げようとすると、ベトナムの方は夫の足首を掴んでしまいました。
これで強制的に靴磨きをして、料金をぼったくる気配しか感じられません。
夫は「OK!」と言いながら、力づくで逃げ出すことに成功しました。

妻(  ゜д゚)「びっっくりしたね…」
夫( ´・ω・)「本当に…」
夫のスニーカー。ちょっとだけ綺麗になっていましたw でも怖かった。

途中で逃げてきたので料金は取られませんでしたが、ベトナムのバックパッカーの聖地と呼ばれるファングラーオ通りで、白人の女性が靴磨きされている光景を目撃しました。
カフェの椅子に座る白人女性の傍で、ベトナムの靴磨きさん2人が彼女の靴をピカピカに磨き上げていました。飲み物の減り具合から見ると、意外と時間がかかるようです。
靴磨きされたくない場合は、足早にその場を去るのが一番です。

日本語が堪能なGrabドライバーに注意!

フェリーターミナルの目の前のチャンフンダオ像がある辺りで、日本語がとても上手なおじさんに声をかけられました。もちろん面識はありません。

陽気なおじさんで、15年前に大阪で仕事をしていたこと、2年前にベトナムに戻ってきたこと、自分のボスは日本人だということを話してくれました。
異国の地で、異国の方が日本語を話せることに感動して、私は話に聞き入っていたのですが、夫はやや呆れ顔。その理由はおじさんから解放されたあとにわかりました。

妻( ´∀`)「日本語上手なおじさんだったね!」
夫( ´・ω・)「妻…あれ、信じちゃダメだよ」
妻( ´∀`)「え?なんで?日本にもいたことのあるおじさんだよ」
夫( ´・ω・)「大阪って言えば、日本人の受けが良いから言ってるだけだよ」
妻(  ゜д゚)←人の言うことを鵜呑みにしすぎる妻

よくよく話を思い返すと、おじさんはしきりにお土産屋さんへの送迎を申し出ていました。
おじさん( ´∀`)「イイお土産屋知ってる!安いよ!」
Grabバイクのドライバーさんが、日本語を覚えて旅行者にプレゼンしていただけなんですね。そうとは思わず、日本で働いていたというおじさんの言葉を鵜呑みにしていました。

でも、本当に日本にいたかもしれないし。どちらが真実かはわかりませんよね。
Grabバイクだとしても、日本語を覚えてお客様を捕まえる確率を上げるために、営業トークしているだけだし。
うん。本当に商魂たくましいな。
ただ、話が終わらないから時間がどんどん過ぎていくw

悪質なケースだった場合には、運賃をぼったくられるorスリに遭うみたいな被害もあるようなので、日本語で話しかけられた際には、まず荷物を取られないようにご注意ください!
そして、安易に「YES」や「OK」と言わないことも!
了承の言葉を口にすると、「その契約を了承した」みたいなニュアンスに受け取られてしまい、面倒ごとに巻き込まれてしまう可能性があるからです。
妻(; ´∀`)「私、簡単に「Yes」って言っちゃってる…」
夫(`・ω・)「本当に気を付けて!」

今回の旅では、そういった悪質なケースに遭遇せず、本当に運が良かったと思います。人によってはスリに遭ったり、割高な運賃を請求されたりと色々あるようなので、身の危険を察した場合には、何かしてもらう前にその場から逃げましょう。逃げるのが1番安全です。

日本語が話せる店員さん発見!

ホーチミン市のコンビニ

ローカルなお店だと日本語どころか英語も通じないことが多いホーチミン。Grabは車でもバイクでも、英語がわからない方が多いようです。とか言う私たち夫婦も英語初心者。お互いに通じる言語がありません。

そんなホーチミンで、今回宿泊したロッテホテルサイゴンのすぐ近くに、日本語が上手な店員さんがおりました!
日本人街のファミリーマートの女性店員さん!
訛りはあっても、めちゃくちゃ上手な日本語で、お会計がスムーズに終えられました!

これまで、日本語が話せたのはホテルの一部のスタッフさんとGrabバイクを勧めてきた大阪にいたと言っていたおじさんだけだったので、日本語が聞けて何だか嬉しかったです。

ベトナムコーヒーと言っても通じない?

ホーチミン市のベトナムコーヒー

夫はこの旅行で、ベトナムコーヒーを飲むのが目標でした。コンデンスミルクを入れた甘いベトナムのコーヒー。本場なので、どこへ行ってもメニューに存在しているだろうと思ったんですが…これが意外と見つからなかったんです。
なぜならば…ベトナムコーヒーと言っても、現地の方に通じないから。

ベトナムコーヒーと言っても首を捻られます。私たち夫婦が行ったカフェでは、すべて同じ対応でした。「それ何?」って感じのようです。
なぜ現地の名物コーヒーが現地の人に伝わらないのか…謎でしかありません。

いくつものカフェを巡ってようやくわかったことは、お店によって呼び名が異なるという点です。
インデペンデンスプレイスの近くにあるWayne’s coffeeでは、「ホワイトコーヒー」という名前で販売していました。
また別のお店では、「バク・シウ」という呼び名ならわかるとのこと。
さらにネットで調べると、「カフェ・スア・ダー」と言えばわかると書かれており、何が正解か全くわからないw

宿泊したロッテホテルサイゴンでは、「ホワイトコーヒー」の名前で注文しようとしたら、1階のラウンジでは通じて、14階のラウンジでは通じませんでした。
つまり、人によって知っているかどうかということのようです。

(*´∀`)正解をご存知の方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。

大きいお札は断られる?

海外旅行あるあるから1つ。大きいお札って、会計を断られますよね。日本で会計を断られる経験ってなくて、お金はあるのに支払いに応じてもらえないなんて、どうしたらいいのか本当に悩みます。
どうしたら良いんでしょう?

支払いを断られたのは、3T Egg Coffeeというお店です。ここはエッグコーヒーが有名のようで、現地の方や旅行者でお店は常に満席状態です。
午前10時ころにお店に行ったんですが、オープンテラスも店内もすでにほぼ満席の状態でした。そんな中、夫のクレジットカードが使えない自体に陥ってしまって、現金で支払うほかなくなったんです。

お会計の金額は104,000ドン。支払いに足りる分が500,000ドン札しかなかったので、店員さんに渡そうとしたら、首を横に振られてしまいました。
( ´Д`)なぜー?

大きいお札だからなのでしょうか?金額は足りているので、それくらいしか理由が思い至りません。
店員さんは何も説明してくれないので、理由は不明でした。
とりあえず予備で持ってきていた私のクレジットカードで支払いを終えましたが、支払いに手間取ったせいで店員さんの表情がどんどん悪くなっていって、後ろには長蛇の列が出来てしまって、生きた心地がしませんでした。

100単位以下の支払いは四捨五入?

ベトナムのレシート

海外あるあるからもう1つは、支払いって結構適当ですよねw
ベトナムではコインと紙幣がありますが、コインは全く流通していません。旅行中に一度も見かけませんでしたし、会計でも使われていませんでした。
紙幣は100ドン〜50万ドンまでの12種類ありますが、100、200、500ドン紙幣はほぼ見ませんw こちらも使用されることがほとんどないようです。

そのせいか、現金払いをする際には四捨五入してお釣りが計算されます。
繰り上げられるのは1,000ドン未満の単位です。
例えば、123,450ドンは現金払いにすると124,000ドンになります。

日本なら当たり前にお釣りがもらえるような計算でも、1,000ドン未満の料金は四捨五入されてしまうのでお釣りがもらえません。
これを知らないでいると、「ぼったくられた!」と思ってしまいますよね。
でもこれがベトナムで一般的な常識のようなので、こういうものなのだと思って支払いましょう。

けれど、これは現金払いだけでのこと。クレジットカード払いでは1ドンまできっちり精算されるので、無駄なく会計したい場合はクレジットカードの方がいいですよ。
でも、安心してカードを使っても大丈夫なお店かどうかも、見極めないと危険ですね…

お札の認識が難しい…

ベトナムの紙幣。種類が多くて、所持金がいくらか覚えるのも大変でした。
紙幣の全てに同じデザインのホーチミンさんが印刷されていて、色とサイズが違っているだけ。これだと12種類もある紙幣だと、2万と20万紙幣を本気で間違えます!

よく見れば、細かなデザインは違っているのですが、そうは言っても見慣れない…見慣れていないから、簡単に間違えます。
しかも、金額が大きいお札が多く、桁の区切りをカンマではなくピリオドで表記してあるため、桁も見間違えてばかりでした。

また、レシートの表記が適当だったことにも衝撃ですw
レシートでなら、正確な数字が確認できると思っていたんですが、カンマで区切ったりピリオドで区切ったり、同じレシート内でも表記が様々w統一してくれ!

桁が大きいと、買い物する際に日本円に換算する計算が手間ですよね。簡単に計算する方法を編み出したので、ぜひベトナム旅行にご活用ください!

2024年現在のレートは、1ドン=0.0059円です。
このままだと計算が面倒なので、レートを1ドン=0.006円に修正して計算します。

例えば、100,000ドンを日本円に換算したい場合の考え方は、下3桁の0は無視して「105」に「6」をかけます。
100×6=600円
普通に0.006円レートで計算する場合は、100,000ドン×0.006円=600円と、同じ結果になります。

実際の金額でも同じ計算結果になりますが、下3桁を削った方が暗算しやすいので、お店とかでも値段を見て理解しやすいかと。

公園には健康器具がいっぱい

ホーチミン市の公園

ホーチミンの公園には、健康器具がたくさんありました。使い方はイラストで表示されているので、ベトナム語がわからなくても大丈夫です。

ファングラーオ通りの近くにあるやや広い公園。園内には小さな川が流れていて、その両側に健康器具がずらりと並んでいました。
子供も大人も混じって健康器具で運動していて、健康増進に意欲的なのかな?と。

観光客で使っている方は見かけませんでしたが、旅行中にトレーニングしたい方は、ぜひお近くの公園へ行ってみてください。きっと何かしらの健康器具があるはずです。

ホーチミンまた行きたい?

ホーチミン旅行、初めてのベトナム。
心から楽しめました(*´ω`)!
食べるものの美味しさも、現地の方の温和ながらも商魂たくましいところも、楽しいと感じられる国だったと思います。夫も私も、大満足でした。

ホーチミンには、もう一度旅行に行けたらなと思うほどですが、まだまだ世界中に旅していない地域があるので、まずは色んなところに行って、色んな文化に触れる方が優先かな。
夫は東南アジアの魅力にどっぷり浸かっているので、次の旅行先もきっと東南アジアのどこかになるかと思います。

次はどんな場所に行けるのか、夫が何を言い出すのか、今から楽しみです。
妻(*´∀`)「夫の突拍子のない発言には、もう慣れたよ!」

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