【改悪】マリオット・ボンヴォイ・アメリカンエキスプレス・プレミアムカードに激震!こんな改訂嬉しくない!

旅行好きな方なら、持っているとお得に旅行が楽しめるクレジットカードとして有名な【マリオット・ボンヴォイ・アメリカンエキスプレス・プレミアムカード】が、2025年11月にルールが変更されることとなりました。
その内容がまぁ…最悪です!

目次

一覧でわかる!改悪内容!

旅行系YouTuberさんの動画を見て、【マリオット・ボンヴォイ・アメリカンエキスプレス・プレミアムカード】を契約しました。
それもたった数年で…こんな改悪が行われるなんて、諸行無常!有為転変!悲しすぎる改悪!私たち夫婦にとって、大打撃です。

何がどう変わってしまったのか、わかりやすいように一覧でまとめました。

特典内容改訂前改定後
年会費49,500円82,500円
家族カード1枚目:無料
2枚目〜:24,750円
1枚目:無料
2枚目〜:41,250円
ポイント付与率
・日常の買い物
3%3%
・系列ホテルでの利用6%6%
・公共料金・高速料金・ガソリン代1.5%0.5%
・事業用決済3%対象外
カード継続特典年間150万円以上で一泊最大50,000pt年間400万円以上で一泊最大75,000pt
会員資格ゴールドエリート自動付与
さらに年間400万円以上利用でプラチナエリートにUP
ゴールドエリート自動付与
さらに年間500万円以上利用でプラチナエリートにUP
ダイニング特典『ポケットコンシェルジュ』利用で毎回20%キャッシュバック
(半年で最大5,000円)

いやちょっと…本当にこれはないでしょ?ってくらいの改悪がきましたよ。
私的に気になった部分は太字にしてみました。

年会費。
家族カードの発行料金。
カード継続特典の取得条件。
マリオット会員資格のアップ条件。
これらの条件が非常に悪い!単純に言えば、金がかかりすぎるように変えられました。

問題点1:高すぎる年会費

改訂前改定後
49,500円82,500円

新しい年会費は、2025年11月の請求分から適用されるようです。
それまでに解約するか継続するか、決断が迫られていますね…

まずは、この高すぎる年会費。33,000円UPですよ?
年会費無料のクレジットカードも多い中、この年会費はもう一般層向けではありませんよね。
もともと強気な設定の年会費(49,500円)でしたが、それを大きく上回る金額になりましたね。8万円越えですもの。
どんな裏技を使っても、年会費は減らせません。つまり、支払うのみ。辛すぎる…

問題点2:継続特典

改訂前改定後
年間150万円以上で、一泊最大50,000pt年間400万円以上で、一泊最大75,000pt

2つ目は、カードを継続(年の更新のこと)することで得られる無料宿泊特典の改悪です。
変更内容では、年間利用料金の条件がクリアされることで、今までは5万ポイントだったのが、新しくは7.5万ポイント貰えるようになり、一見すると良くなっているようにも見えます。

しかし、問題なのはクリアしなければならない条件です。
これまでは、年間利用料金150万円以上が条件でした。これならば、メインカードとして持っている方なら達成は難しくない条件です。

改定後の条件は、年間利用料金400万円以上となりました…
倍以上って、高すぎやしないかい?

これについては、スイッチのように切り替えではなく、移行期間が設けられるようです。
救済措置なのかわかりませんが、カードの年間利用金額で貰える無料宿泊特典のポイントに、特別移行期間が設定されました。
これは2025年8月20日時点で、このカードを所有されている方・申し込まれている方への措置となります。

移行特別期間とは、2025年8月20日までに本カードを所有している方・すでに申し込まれている方に向けた特別ルール。
2025年10月27日〜2026年10月26日までの1年間を移行期間とし、カード継続特典の内容の一部を据え置いた状態を維持してくれるというもの。

改訂前移行期間改訂後
プログラム終了日〜2025年10月26日2025年10月27日〜2026年10月26日2025年10月27日〜
年間利用額150万円以上150万円以上400万円以上
交換レート最大50,000pt最大75,000pt最大75,000pt

ここだけ、ちょびっとお得かな?と思えますね。裏技的に使えたら。
2025年10月27日からの1年間は、年間利用額が150万円で、いただける最大ポイントは75,000ポイントです。
今までと変わらない利用額のまま、戻ってくるポイントが大幅に増えるのは嬉しいですよね。このポイントだけ受け取ってからでも、解約は遅くはないかもしれません。

ただ、その場合は一度はあの高すぎる年会費を支払わなくてはならないのですけれどね…
年会費…高いけれど、ポイントも高い…
何が正常な判断か、私ではわからなくなってきましたw

問題点3:会員資格付与条件

改訂前改定後
ゴールドエリート自動付与
さらに年間400万円以上利用でプラチナエリートにUP
ゴールドエリート自動付与
さらに年間500万円以上利用でプラチナエリートにUP

こちらの特典の改訂は、2026年1月1日から適用されるようです。
これも厳しい内容に変更してしまいました…

会員資格は、プレミアムカードであればカードを所有しているだけでマリオットのゴールドエリート会員の資格が自動的に付与されていました。
そこは、改訂前も後も同様です。

問題なのは、さらに上のランクへアップする条件が厳しくなったところ!
これまでは年間400万円以上を利用することでプラチナエリート資格が得られたところ、改定後は100万円UPの500万円以上を利用しなくてはならなくなりました。

年会費といい、継続特典の条件といい…お金かかりすぎて、100万円プラスが高いのかどうかわからなくなってくるのが怖い…

問題点4:一般カードに乗り換えも…

マリオット・ボンヴォイ・アメリカンエキスプレス・プレミアムカードは、実は1つ下のランクのカードがあります。よく「一般カード」などと呼ばれていますが、正式名称は【マリオット・ボンヴォイ・アメリカンエキスプレスカード】
プレミアムが無くなっただけですね。

この一般カードとプレミアムカードの2種類がありますが、高待遇なのはやっぱりプレミアムの方。
なので、プレミアムカードを契約される方が多いかったのですが、今後は改悪によって一般カードに切り替えされる方も増えていくのかも…とカード会社側も考えているのでしょうね。
カード切り替えに関する質問が、すでに提示されていました。

マリオット・ボンヴォイ・アメックスへ切り替えた場合、切り替え発行時に年会費を請求します。現在お手持ちのカードの年会費の残余会費は、月割で計算・調整します。

切り替えた場合、無料宿泊特典やエリート会員資格取得のための(年間)利用金額は引き継がれません。

アメリカンエキスプレス 既存会員様向け【サービス改定】ページより

カードを自ら切り替えた場合には、これまで蓄積した経験値ともいえる『年間利用料金』のデータが引き継がれません。
引き継がれないのです…

改定時期が、非常にいやらしいですよね。
今カードをプレミアムから一般へと切り替えてしまうと、これまでの利用金額が真っ白に戻されてしまうじゃないですか。
だからといって、年を跨げば新しい8万円越えの年会費がかかってくる…
逃げられないぃ〜!

※ご安心ポイント!
なお、宿泊などに使える『ポイント』は、クレジットカードを解約しても消えません。
このポイントは、『マリオットボンヴォイアカウント』に紐づいているため、マリオットボンヴォイのアカウントを解約しなければ引き続き利用可能です。
(ポイントを使うor貯めるをした最終日から2年間有効。それ以後失効するのでご注意を)

新特典:ダイニング特典

今回、新しく追加された特典になります。
『ポケットコンシェルジュ』を利用すると、毎回20%をキャッシュバック。と、かなりお得に見える特典です。

『ポケットコンシェルジュ』とは、オンラインのレストラン予約サービスのこと。
2011年に創業し、2019年にアメックスの完全子会社となりました。それによって、アメックスのカードでポケットコンシェルジュを利用・決済すると、キャッシュバックがもらえる仕組みになっているようです。

しかし、もしかして限度額が決まっていそうな一文があるのですよね。
『半年ごとに最大5,000円」と。新特典の説明欄に、はっきりと書かれていました。

レストランの予約・決済でこのカードを使うと、会計価格の20%がキャッシュバックされるのは大きな特典です。
しかし、その最大値は半年で5,000円分までとなると…
あれ?そんなにお得ではない?

例えば、25,000円の会計をした場合の20%は、5,000円ですよね。
では、ちょっと良いレストランで25,000円以上を会計したら、半年先までキャッシュバックは無しということ?
だんだん訳がわからなくなってきました…これはお得ですか?

継続か?解約か?

結論から申しますと、私たち夫婦は「継続」します。
とりあえず、無料宿泊特典と会員資格獲得条件はクリアできそうなので。年会費は高くなりましたが、得られるメリットがまだあると感じています。

他のブロガーやYouTuberさんたちも、「即時解約!」という方もいれば、「マイルの交換レートに影響がないから継続」という方もいらっしゃり、それぞれ自分のライフスタイルに合えば継続しているようですね。
お得なクレジットカードといっても、自分の使い方やポイントの貯め方・利用先の相性が合わなければ、どんなにお得でも損するばかりです。

今回の改悪も、悪い面が非常に目立っていますが、おそらくは会員数の調整なのでは…と邪推していますw
このところ、マリオット系列のホテルに行くと、本来ならばラグジュアリーな空間を楽しめるクラブラウンジが満席という場面に多く出会いました。
カードの契約者が増えることは嬉しいでしょうけれど、人数に対して用意していたサービスが追いついていかなかったのでは?と。

この改定を機に、解約する方はある程度いるはずです。
それによって人数調整を自然な形で行い、ラグジュアリーなサービスの質を保とうとしているのではないか?と思った次第です。

私たち夫婦は、今回は継続を決定しました。
しかし、もし今後さらに別の改悪があった場合には、その内容次第では解約もありうると考えています。
また面倒なお得なクレジットカード探しをする必要があると思うと、非常に面倒ですね。
けれど、毎日利用するものだから、その恩恵は数え切れません。生活が楽になるだけではなく、趣味嗜好の質を高めてくれる!そんなお得なクレジットカードが欲しいですね。

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