登山の服は重ね着が基本!レイヤリングとは?何を着るべき?
目次
レイヤリングとは?
季節別ベースレイヤー
ミドルレイヤーには何を選ぶ?
レイヤリングとは?
レイヤリング=重ね着のこと。登山時は動いている時は暑いのですが、山頂に近づくほど寒くなります。休憩中などは特に寒さを感じやすいので、薄着のままでいると風邪をひくことに!
夏でも山頂付近は涼しい~肌寒いくらいの体感温度です。秋冬ならばもっと寒さを感じるでしょうね。
そんな気温が低い山では、ウエアを重ね着する=レイヤリングが服装の基本です。
レイヤリングは中から、
ベースレイヤー
ミドルレイヤー
アウターレイヤー
この順番で組み合わされます。
- ベースレイヤー
肌に直接触れるインナー。
汗を吸水・拡散する。
汗冷えしないよう保温性がある。
- ミドルレイヤー
保温性を確保しつつ、湿気を外に通す。
- アウターレイヤー
風・雨・雪などをはじく防水・撥水性がある。
中の湿気は外へと通す透湿性がある。
全てのレイヤーに共通するのは『熱は留める。湿気は逃がす』ところです。汗で濡れたままの衣服は、肌から温度を奪います。低体温症になると最悪の場合は命にかかわることにもなりかねません。
季節別ベースレイヤー
夏と冬では目的が変わってきます。夏は体温の無駄な上昇を防ぎ、汗を乾かすことが目的。冬は汗冷えしてしまわないように汗を乾かし、体温を逃がさないのが目的。けれど、夏でも標高の高い山では山頂は肌寒く感じるので、夏でも保温性が必要になります。
特に重要なのは肌に直接触れるベースレイヤーです。一番下に着るものがおろそかになると、上にどれだけ吸湿・速乾・保温性が高くても、着心地は悪く感じます。
『夏』
吸収・速乾で汗をインナーをドライに保つ。
筋肉の動きを支えるサポートタイプは、スムーズな動きをサポートして、疲労を軽減。
『冬』
吸収・速乾で汗をインナーをドライに保ちつつ、夏以上の高い保温性。肌触りが柔らかいものだと、より温かさを感じやすい。
筋肉の動きを支えるサポートタイプは、スムーズな動きをサポートして、疲労を軽減。
夏はさらっさらの肌触りがいいし、冬は起毛とまではいかなくても薄っすら温かな触り心地がいいですよね。
ミドルレイヤーには何を選ぶ?
ベースとアウターはわかりやすいものなので、選ぶ時の基準も初心者でもなんとなくわかります。
けれどミドルレイヤーはベースとアウターの中間!一体何を基準に選ぶのか?よくわからなくなる部分です。
上でミドルレイヤーの役割について書きました。
『保温性を確保しつつ、湿気を外に通す』
つまり、通気性があればそこそこなウエアでもいいのでは?!と思うのは素人考えなのでしょうか?
アウターっぽいものから厚手のインナーっぽいものまで色々とあるので、冬の登山でなければアウターレイヤーまで着こまないだろうし、レインウエアをミドルレイヤー代わりとしても問題ないかな?と思いました。
けれど、ちゃんとしたミドルレイヤーを持っているとテンションが上がりますよね。
登山に行く理由が「このウエアを着てみたい!」でもいいと思います。何が楽しいかは本人次第ですからね。