登山初心者の丹沢大山の登山記録。2019年10月26日!紅葉にはまだ早かった!
北アルプスの蝶ヶ岳、富士山に近い金時山。次に登りたい山を上げて計画しておきながら、毎回変わっていく夫の希望。。。(; ´ω`)結局、別の山に行くんだもん。
目次
- 丹沢山系 大山へ登山!
- 大山へはバス?車?
- こま参道
- 大山の見どころと登山道
- 登山口はスタートがクライマックス!
- 登山道は割と急勾配
- 夫婦杉
- 天狗の鼻突き岩
- 富士見台
- 牡丹岩
- 野生の鹿?
- 感動!初!歩荷さん
- 『ルーメソ』とは一体なに?
- 大山の登山道は初心者向け?
- 登山ペースの変化!?一般人と同じペースに?!
丹沢山系 大山へ登山!
登山計画を考えていた他の山を退けて、2019年10月26日登山に向かったのは神奈川県秦野市にある大山という山です。
大山は丹沢山系に連なる山のひとつで、阿夫利神社があります。駐車場やバス停のあるこま参道からはケーブルカーを使って神社の下社へ登ることができ、標高も1,252mとそこまで高くないので、初心者や体力のない人にもおすすめされる山です。
下社から本社のある山頂までは、約1時間30分の登山になりますが、鎖場などの難所がなく、歩きやすい靴があれば登れるとされています。
なぜ予定していた蝶ヶ岳や金時山ではなく、大山に登ることになったかと言うと。。。そこはやはり夫のひと声でした。
夫(`・ω・)「ねぇねぇ!次の山は丹沢の大山なんていいんじゃないかな?紅葉時期だし、紅葉写真撮れるかもしれないよ!」
私( ´Д`)「蝶ヶ岳とか金時山はどうした?せっかく登山計画考えたのに~」
夫(`・ω・)「登る距離が短いし、ケーブルカー使うから、大山の方が楽でいいんんじゃないかなって思って!どう!」
私( ´・ω・)「ふむ。。。行きましょう」
無理はしない。それが私のポリシーです。
大山へはバス?車?
大山へ行くには、公共の交通機関を使っても楽々行けます。伊勢原駅からバスを使えば、ケーブルカー乗り場に続くこま参道まで直通で行けます。
マイカーでももちろん行けます。その場合、駐車場がやや心配になりますが、紅葉全盛期でなければ満車になって車を停められない!ということには、ならないんじゃないかな~と思われます。
駐車場はいくつかありますが、ケーブルカー乗り場に遠いほど安くなっていきます。できるだけ近くに停めたいけれど、やはり安い方がいいですよね。
私たち夫婦が車を停めたのは、伊勢原市営第一駐車場です。ケーブルカー乗り場から一番遠いところですが、一番安かったところでもあります。
その他の大山駐車場情報はこちらの記事にまとめました。観光のお供にどうぞ。
こま参道
私たち夫婦は、少し歩いても構わないので一番遠い市営第一駐車場に車を停めて、ケーブルカー乗り場に向かいます。
伊勢原市営第一駐車場は駐車場の中でも一番遠く、こま参道の入り口まで約15分かかっています。ここから更にこま参道を進み、ケーブルカー乗り場に向かいます。
こま参道に着いた頃には10時ちょうど。すでに営業しているお店もあって、なかなか活気のある参道でした。
万華鏡やコマなどのおもちゃや、きゃらぶき、こんにゃく煮などの美味しいお土産品やその場で食べられる物がたくさんありました(*´ω`)
まだ開店準備中のお店(主に飲食店)もいくつかありましたが、お店の人は「寄ってって~見てって~」と観光客に掛け声をかけていたので、入ろうと思えば入れそうです。
このこま参道、意外と距離が長く、階段が続きます。初心者向けの登山のはずが、ケーブルカー乗り場に着く前に汗だくでした(; ´Д`)
割と長いこともあってか、階段のところに問題文が!
少し先まで歩くとその答えが!
これを解きながら時間を忘れて登れということなのでしょうね。
中には応援の言葉もありました。「あと半分。もう少しガンバレ!」と。
そして、参道の道の途中には、独楽の絵が描かれたブロックがあり、その独楽の数がだんだんと増えていくそうです。
これらも長い参道の楽しみのひとつでしょうね。
なんだかんだと、駐車場からケーブルカー乗り場まで30~40分かかっていました。意外と距離が長いことと、階段がきつかったです( ´Д`)
でも、これからケーブルカーで一気に下社まで登り、山の景色を楽しめます!
大山の見どころと登山道
大山は初心者登山向けという山です。ケーブルカーを使って標高をかせぎ、山頂までは約1時間半ほど。時間も距離も短いので、私服にスニーカーという人達もたくさんいました。
健脚という自信があれば、私服にスニーカーでも問題なく登れる山だと思います。
個人的に難所だと思った登山道や、大山の見どころをまとめました。
登山口はスタートがクライマックス!
ケーブルカーを降りて、阿夫利神社下社に向かいます。そこまでは距離はほとんどなく、徒歩5分程度です。下社の左手から奥に進むと山頂へと向かう登山口があります。
その入り口が、初心者を拒むかのような急階段!見上げるほどの急な傾斜でした!
下から見上げれば絶壁!
上から見下ろせば足がすくむ!
この階段を見た時は、本当に初心者向けの山なのか?と疑問を抱きました。明らかに楽ではなさそうな雰囲気です。
私( ; ´Д`)「スタートがクライマックス!登れるかな?!」
写真で見てのとおり、段の幅が狭く、下り方向に傾いています。その為、とっても歩きにくい!ほとんどの人が手すりを掴むなどして慎重に登っていました。
上るときも怖いのですが、降りる時はもっと怖かったです(; >ω<)!!!
登山道は割と急勾配
大山の登山道の印象は、スタートに近いの方が急勾配が多いと思います。道自体に難所と呼べるほどの難所はありません。鎖場、ガレ場などナシです。
けれど、急勾配な道が最初の方に集中しているせいか、体力があっという間に削られていく感じでした。
石の鳥居と、その奥に赤い屋根が見えたら山頂です。
けれど、人の賑わいがなんだか変。。。( ´・ω・)?
山頂なの?違うの?という疑問で皆さん歩いていました。
鳥居を超えてみると、まだ登山道が続いていました。山頂には鳥居があると聞いていたのに勘違いだったか~と思ったのですが、そうではありませんでした。
ここはもう山頂!
なぜ勘違いしたかというと、大山の山頂はとっても狭いからでした。
休憩する為の椅子やテーブルのスペースはありますが、数はありません。そして、ほとんど道の途中にあるという感じです。
この日は特に人が多く、そして大雨が降った翌日だったこともあり、休憩スペースがほとんどありませんでした。座れるところはほぼ埋まり、空いていると思いきや、足元が大きな水溜まりで座れない状態。
お茶屋さんがあるので、そちらで何かしら購入すれば、お店の休憩スペースに座ることができます。
山頂までどうにか行けた私たち夫婦ですが、登山道の途中には見どころがたくさんありました。
それぞれ写真付きでまとめました。
夫婦杉
2本並んで大きく成長した杉の木。だいたいどこの山でもこんな呼び名で呼ばれていませんか?
でも、見るとすごいな~とも思います。
天狗の鼻突き岩
山と言えば天狗がいるとされていることが多いですよね。この大山も例外ではなく、天狗のお話がある山です。
そんな大山の天狗。鼻で岩を突いて穴を開けたというではないですか!
穴のサイズは約15cm。。。大きくない( ´・ω・)?
富士見台
どの山に登っても、富士山が見られる位置には『富士見台』と名のつく展望台が設置されます。大山にもありました!富士見台!
しかし、当日の天気はあいにくの曇り空。残念ながら富士山を見ることはできませんでした。
本当は、ここから見える富士山は浮世絵に描かれるほどの絶景なのだとか。見てみたかったな~
牡丹岩
可憐な名前の見どころ『牡丹岩』です。花の牡丹のように見える岩があることで、そう呼ばれるらしいのですが。。。
どこに牡丹があるのでしょうか?わかりません。。。( ´・ω・)
おそらく写真中央にある丸い形をした石や岩をそう呼んだのか。。。?
野生の鹿?
丹沢山系は野生の鹿や熊も生息している山です。なので、運が良ければ見ることができるかもしれません。
私たちは今回の登山で全く出会えませんでした。非常に残念ですが、鹿に会いたいならば会うこともできます。
阿夫利神社の裏手に鹿が飼われているようです。見てみたい人は探してみてはいかがでしょう。
感動!初!歩荷さん
今までそこそこ山には登ってきましたが、山小屋へ荷物を運びあげる歩荷さんに出会ったことは一度もありませんでした。
今回、まさかの歩荷さん発見です!
登山した日は10月26日、ちょうどハロウィン時期。歩荷さん2人はオレンジ色のTシャツに、ジャックオランタンなどのハロウィンの飾りつけをした荷物を持って登っていました。
歩荷さん(`・ω・)「ハッピーハロウィーン!」
私(; @ω@)「は、ハッピーハロウィン!」
歩荷さん(*´ω`)「どうぞ~」
私(; ・□・)「もらっちゃっていいんですか?!ありがとうございます!」
なんと!休憩中の歩荷さんからハロウィンパッケージのうまい棒をいただきました!荷物の後ろにビニール袋を張り付けて、いつでも取り出せるようにしていました。
歩荷さんを初めて見れたのも嬉しかったのですが、お菓子まで貰えてさらに嬉しい(*´ω`)!
休憩場所からの出発が一緒になったので、しばらく歩荷さんの後ろを歩くことに。山と積まれた荷物を持って、ゆっくりゆっくり登っていきます。その足取りは、昔の私よりも速い。。。すごいっ!!!
あの大荷物を持っての登山。。。私には無理です。
『ルーメソ』とは一体なに?
大山の山頂にはお茶屋さんのような食事処もありますが、山頂スペースはあまり広くなかったので、食事は下山後にとることにしました。
ケーブルカーを降りてから、実はすぐに目を付けていた場所があるんです(`・ω・)!それは『茶寮石尊』です。
茶寮石尊は本当に良かった(*´ω`)また行きたいお店です。
茶寮石尊の記事はこちらからどうぞ。
石尊とは別に、阿夫利神社下社の売店が並んでいるところに気になるものがありました。
下社の階段の下、ケーブルカー降り場を出てまっすぐ行ったところには売店が並んでいます。店内で飲食できるスペースもあるところなのですが、そこに不思議な暖簾が!
私( ´・ω・)「ル、ルーメソ。。。?って何だろう?」
夫( ´・ω・)「ルーメソ?不思議な名前だね」
この時すでに夫は『ルーメソ』が何かをわかっていたようです。気が付かなったのは私だけ(; >ω<)恥ずかしい!
お店の名前かと思いきや、メニュー看板にも『ルーメソ』の文字が。
醤油か味噌か選べるようです。
私(`・□・)「わかった!『ラーメン』だ!」
よく見ると、暖簾の向きが縦横おかしいことに気が付きました。しかも、外に向けている面が裏面!
面白い暖簾の使い方をしたものですね。みんな一度は気になるようで、そこかしこで「ルーメソって何?」という声が響いていました。
大山の登山道は初心者向け?
スタートから心を折るような急階段が現れましたが、道自体には難所と呼ばれるような所はナシ!初心者でも十分問題ない登山道でした。
体力や足に自信がある若い人達は、私服にスニーカーという軽装で登っている人もいるくらいです。少々お疲れ気味にも見えましたが、人によっては楽々といった感じでしたね。
おおむね広い道が多く、山頂付近に行くほど楽なイメージです。登山口の階段が一番急でした。
登山ペースの変化!?一般人と同じペースに?!
今回の登山は、私の病気がどこまで回復しているのかを知る為でもあるテスト登山です。
治療薬を点滴しはじめて、約4か月が経過しました。血液の数値的にも変化が現れはじめ、平均のやや下くらいまで戻ってきています。
この状態でどこまで行けるのかを知りたくて、大山を登りました。
私の登山ペースは、病気だと知る直前や知った後には、おじいちゃんの歩行ペースよりも更に遅く、山では誰もかれもに置いて行かれる始末。登りでは、誰一人追い抜くどころか同じペースで登ることさえもできませんでした。
ですが、今回は違った(`・ω・)!
登りはじめから調子が良く、息は上がるものの足にはまだまだ力が入りました。
頭がクラクラするような感覚、視界がホワイトアウトしそうな感覚も無く、これは一般人レベルの登山ができているのでは?!と思えるほどに!
登りでは、数人を追い抜くことができました!(それ以上に追い抜かれましたが。。。)
できなかった事ができるようになるって、嬉しいですね。登山は好きではありませんが、夫と一緒に楽しい時間を過ごすのは好きです(*´ω`)
夫が希望する山すべてには登れませんが、一緒に登れそうな山にはついて行くことができそうです!