まさか?!4日目のリベンジ富士登山

こんにちは(*´ω`)
まさか、まさかのですね。
やってしまいました。1回目から僅か4日後のリベンジ富士山です。

富士山 再挑戦!

青々とした空が眩しい2018年6月2日。
僅か4日前に富士登山して、タイムアップにより途中下山した夫と私が、こんな短期間でリベンジ登山に挑むとは、正気の沙汰ではありませんね(*´ω`)でも行きました!

今回はお泊り無し。当日の早朝に登り、その日の内にご帰宅コースです。なので1回目より少しばかり登山時間に余裕があります。
それでも厳しい行程になることでしょう!体力作りなど全くしていない!筋肉痛もまだ治りきっていない!そんな状態での登山ですから(`・ω・)

幸先の良いスタート

今回は御殿場ルートを選びました。富士宮ルートで段差の高さに足が上がらなくなったので、割と緩やかな坂道が続くと言われる御殿場ルートで果たしてリベンジはなるのか?!
そんな意気込みを胸に登山口まで車を走らせていると、なんと鹿の親子が目の前にいました(*´ω`)!
道路の右に子鹿、左に親鹿が現れました。恐らく道路を横断中だったのでしょうね。どちらも動かず、私達の車が立ち去るのを待っているかのようでしたので、写真も撮らずにさっさと道を空けました。
野生の鹿を見たのは夫も私も初めてでした。登山前からの幸運に大興奮です(*´ω`)

魔の道 御殿場ルート スタート

御殿場ルートは体力勝負です(`・ω・)険しい難所はありませんが、ひたすらに長い道のりを歩いて行く。ただそれだけ。
体力と気合で乗り切ってやろうじゃありませんか!(`・ω・)


基本的には砂の道です。登山道は横幅も広く、見晴も良いです。木があるのは登山口から徒歩10分の大石茶屋まで。そこから先は開けた山肌が見え、遮るものは何もありません。富士宮ルートとはまた違った広大なパノラマが目の前に広がります(*´ω`)

30分後~
私(;´ω`)あ、足が進まない。。。進んでも砂地だから、下がっちゃう。。。
夫(*´ω`)景色良いな!楽しいな!今回は山頂まで行くぞ!
大石茶屋を抜けてから、あっという間に差が出ました。私の想像では、浜辺の砂のような歩きにくさだと思っていたのですが、それプラス急斜面になるとこんなにも歩きにくいのか!と驚きでした。

笑えるほどに歩みが遅いです(・ω・`)
一歩進んで、半歩ずり落ちる。二歩進もうとして二歩半落ちる。そんな感じで歩いていました。何の嫌がらせなのかと思いたくなる道です。

そして、もうひとつ心を折りに来た要因が。。。
想像していた山道は、右に左に蛇行しながら上へと続いて行く道です。しかしこの御殿場ルート。五合目から見える山道がほぼ直線!緩やか~急勾配になった砂地の道が延々と続いています!(;´□`)まずい!心が折れそうだ!
更に!この御殿場ルートが人気が無い理由のひとつ、休息所となる山小屋が七合目までありません。
そう、七合目まで無いのは他のルートと同じですが、その七合目までの時間が約4時間です。
途中のどこでも休んでいいのですが、「ここまで来た!」と言う達成感が全く無いのは辛いものでした(; ゚ ロ゚)

序盤から心を折る、というよりも抉ってくるようなコースです。登られる方は覚悟を決めた上で来ると良いでしょう。

ハートの石 見つけました


延々と続く砂の坂道を苦行のように登り進め、休憩した足元に夫が見つけました(*´ω`)
夫(*´ω`)「ねぇねぇ!石だよ!ハート型の石あるよ!」
私(;´ω`)「あ~本当だ。凄いね」もう疲れ切っている。。。
既に余裕がなさ過ぎて、感動を得られませんでした。今思うと、凄いですよね(*´ω`)自然にできた形なんでしょうか?

5時間後の七合目


物凄く頑張ってやっとの七合目です。
標準時刻を1時間オーバーで到着しました。膝丈くらいの大きさの岩に「七合目」と掘ってあります。
周囲は写真の通り白んでいます。原因は雲海です。五合目からは山肌を流れる雲が見えていたのですが、登って行くに従い、自分たちが雲の中にいる状態になりました。
2、3メートル離れると、夫の姿さえも見えなくなります。気を付けないと迷子になりそうです。
雲が無いと、透き通るような青空と眼下に広がる砂礫の山肌が見渡せるのですが、これはこれで幻想的ではありませんか(*´ω`)現地では、そんな風に思う余裕はありませんでしたけれど。

御殿場ルートは本当に砂の坂道が続きます。段差が多い富士宮ルートも大変でしたが、こちらも負けず劣らず険しい山道に違いありませんでした(;´□`)舐めてました!すみません!

七合目以上は少し岩や石が多くなります。けれど砂の坂道であることは変わりありません。この辺りからつづら折りの山道になってきました。右へ行って折れて、左へ行って折れての繰り返しです。
そして雲海の真っただ中にいる為、上の様子も下の様子も全くわかりませんでした(;´ω`)何も見えん。。。

ホワイトアウトした中で、夫と私はひたすら山頂を目指します!

やっと到着!ここが本日の最高到達点!

最早、私の息が「ぜぇぜぇ」ではなく、「ヒィヒィ」と悲鳴のような呼吸になりつつあった頃、ようやく八合目の手前までやってきました!
夫(・ω・`)妻が今にも死にそう。。。大丈夫かな。。。
私(;´□`)「ヒィーハァっ!ヒーっハァ!」息することしかできません。

それでも頑張って、八合目手前までやってきました!

やっと晴れた山の上!見渡す景色は広大な雲の海!
(´;Д;`)や、やっとここまで来れた!やった!
夫と健闘を讃え合いました(´;Д;`)よくやった!

なぜここが本日の最高到達点かと言うと、雪が道を塞いでいる為です。

雪山装備は持っていませんので、この先に容易に踏み込むことはできません。足を滑らせて落ちたりでもしたら、危険ですからね。
しかし、足跡がある。。。登って行く人もいるのですね(; ゚ ロ゚)凄いなぁ

下山の醍醐味 大砂走り!

御殿場ルートの下山の醍醐味と言えば「大砂走り」です(*´ω`)実は結構楽しみにしていました。あの難所だった登りの道を、走るように下山できるなんて!
走ります(`・ω・)

依然雲の中の為、視界が非常に悪いです。でも開山前なので人は少ないです。遠慮なく走りました(*´ω`)
足場は登った道よりも更に柔らかい新雪のような砂地。体重を乗せて足を前に出すだけで、自分の重みで走っていけます。登るよりもはるかに楽ちんです。
夫(*´ω`)「凄い!速いよ!うわー!面白い!」
私(;´ω`)「速い速い!あははは!楽しいー! げほっげほっ!」
物凄い勢いで下山しすぎたせいか、頭痛してきました。。。
そして、楽な下山なのは確かなんですが、それでも走っていることには変わりないので、それなりに疲れます(;´ω`)ぜぇはぁ
さっきまで登りで死にそうな呼吸をしていた私が、少々の休憩で回復するはずもありませんでした。
夫には、姿が消えない程度なら先に行ってよし。としてもらい、私とは半ば別行動です。
夫は疲れはしていますが、走り下りるくらいどうってことないようでした(;´ω`)これが体力と登山経験の差ですね。
走り下りるのでゲイター大活躍でした。巻き上げる砂と石がバシバシ自分の足に当たります。足も靴がぎりぎり見えなくなりそうなくらいまで埋まります。後ろ側は足首まで埋まっている感触です。
そんな中、ゲイターが大活躍!これがあれば靴に砂が入ることはありませんでした(*´ω`)買っておいて良かった。

ライブ配信

頑張って下山していると、宝永山方面への分岐点で動画撮影している外国の方と出会いました。
夫、私(*´ω`)「こんにちは~」
外国の方(*´ω`)「こんにちは」
夫(*´ω`)「動画撮ってるんですか?」
外国の方(*´ω`)「ライブ配信中です」
夫、私(; ゚ ロ゚)「が、頑張ってください!」
まさかのライブ配信中に声をかけてしまいました。お邪魔して申し訳ないです(;´ω`)

全行程9時間48分にて終了

大砂走りを走り切り、じんじん痛む足でやっと五合目駐車場まで戻って来ました。途中、ライブ配信中だった外国の方に抜かされました(;´ω`)体力の違いかな?
朝7時前に出発し、午後16時過ぎに到着。各休憩時間は5分にも満たないのですが、やはり私の足の遅さですね(・ω・`)
今回は雪で阻まれて物理的に行ける限界まで登れました!しかし山頂に行きたい気持ちもあったので、やはり悔しい気持ちもあります。
もし次があるなら。その気持ちがあるなら、夫ともう一度チャレンジしたいと思っています。
その為に、体力作りと山登りの経験を積まねば(`・ω・)

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