神々の島【バリ島】入国は面倒になった?2025年10月から変更される入国手続きも簡単解説!

次の夫婦旅行の国は、バリ島を予定しています。調べれば調べるほど魅力的なバリ島。
ですが…入国手続きが、ちょっと面倒っぽい?
これまでビザ無し入国OKだったのが、現在はビザ必須に!
バリ島への入国手続きには何が必要なのか?簡単・わかりやすく解説していきます。

目次

バリ島入国に必要な申告&支払い4つ

バリ島入国に必要な申告サイト

夢の楽園バリ島!
神々の住まう島バリ島!
日本ではリゾート地であり、幻想的な島国を連想される方が多いのではないでしょうか?私もその1人です。

バリ島は、日本から直行便なら8時間ほど、経由地ありで10時間以上。
インドネシア共和国バリ州に属する島国で、赤道を挟んで南半球にあります。
そんなバリ島へ旅行するなら、どのような手続きが入国に必要なのでしょうか?

2025年9月現在、日本からバリ島へ旅行する際には、4つの申告&支払いを済ませる必要があります。
2020年3月以前までは、日本国籍者ならばビザ無しで観光のための旅行が可能でしたが、コロナやサル痘などの感染対策を経て、現在はいろいろと状況が変わっているようです。

こうしている現在も新しい入国申請フォームが開始(更新)され、随時正しい情報の確認が必要となっています。
皆様も、ご旅行の際には日本の在デンパサール日本国領事館などの公的なサイトからの情報をご確認くださいね。

  1. 入国ビザ【VOA】or【e-VOA】
  2. 【観光税】
  3. 電子税関申告【E-CD】
  4. 健康検疫申告【SATUSEHAT Health Pass】
  5. 10月から変更:税関&健康申告【All Indonesia】

2025年9月現在は、上記の4つがバリ島入国に必要な申告手続き&支払いの項目となっています。
しかし、来月2025年10月には3、4番が5番に統合される変更が加えられるとの情報がありました。
本ブログでは、2025年9月現在の入国手続きと10月からの変更部分を合わせて解説します。

わかりにくい点をわかりやすく!
つまづきやすい点をスムーズに!
皆様の旅のサポートとなれば、嬉しい限りです。では、早速それぞれの手続きを解説していきますね。

※支払いが生じる入国手続きには、偽サイトや手続き代行などのサイト情報が検索画面の上部に表示されるケースがあります。
これらを避けるには、外務省や領事館、バリ州政府公式サイトからのリンクを辿って手続きを行うことが、犯罪を回避する方法の一手になるかと。

1.入国ビザ【VOA】or【e-VOA】

基本の入国ビザは、空港到着時にカウンターでアナログに申告が可能ですが、それでは行列に並ばなければなりません。
入国前にwebから事前申告しておけば、行列に並ぶ時間が短縮できますよ。
私たち夫婦は、こちらがおすすめです。

e-VOA
入国ビザの電子版。
入国14日前から登録が可能。
申請料金500,000ルピア(4,478円)+手数料を支払う。
申告完了後、登録メールに『e-STAY-PERMIT』というタイトルのメールが届くので、出国時まで大事に保管。

バリ島の電子ビザe-VOA

入力項目は、渡航目的・パスポート情報・顔写真などの渡航者個人情報・目的です。
プルダウンの選択方式のため、文字入力よりは楽に思えたのですが…
これ、日本語翻訳にすると面倒かもしれませんw

Google Chromeの日本語翻訳機能を使いました。
その結果が以下の写真の流れです…

まずはパスポートの国籍を選択します。
いろんな国名がずら〜と並んでいるので、探し出すのは困難です。有難いのは日本語で検索ができること。
空欄部分に『日本』と入力すると、選択は簡単です。

バリ島の電子ビザe-VOA
バリ島の電子ビザe-VOA

次の選択は、渡航目的です。『主目的』とあるように、この次の選択項目でより詳しい渡航目的を選択することになります。
まずは、翻訳された内容の中で観光旅行に適合する『観光または映画』を選択しました。
『映画』って?と思ったのですが、『観光』とも書いてあるから合っているんだよね…と思いながら選択すると、次で面白いことが起こりますw

バリ島の電子ビザe-VOA

これが次の選択ですw
『観光』どこいったー!
『観光または映画』の選択から来たのに、副目的の選択肢で『観光』が消えましたw
これには困ったw

けれど、一応検索機能を試してみます。
もしかしたら画面の枠が足りないから、選択肢が表示されていないだけかも?という希望にすがってみます。(スクロールはちゃんとできますよ。この項目は『ジャーナリスト』と『撮影』の2つだけです)

バリ島の電子ビザe-VOA

その結果がこちらです!
『観光』なかったw
主目的で『観光または映画』と選択しているのに、その先の副目的の選択肢に『観光』はいません。こんな罠に引っかからずに済ませられようかw

日本語翻訳機能を100%信じるのは、まだまだ難しいようですね。
ここでの正しい選択肢の順番は、以下のとおりですので、頑張って探してください。

  • パスポート:日本(Japan)
  • 主目的:一般、家族、または会社(General, Family, or Social)
  • 服目的:観光、家族旅行、交通(Tourism, Family Visit, and Transit)

こういう罠が潜んでいるから、日本語翻訳を信じ切っていいのかどうか悩ましいですよね。
助かるのは、選択方式だから間違っても大した手間にはならないことです。これが全部手入力方式だったら…腹立ちますねw

ここでは入国手続き全体の解説のため、この先の詳しい入力項目については別の記事にて解説する予定です。(実際に旅行が決まり次第、更新します)
m(_)mあしからず。

2.観光税【Love Bali】

バリ島の観光税支払いサイト

観光税は、バリ島の自然環境や文化などを保護する目的に徴収される税金です。2024年2月から適用が開始されました。
支払いは、空港のカウンターまたは、バリ州公式サイトから行います。
現状、支払い忘れに対して罰則はないと公的にはされていますが、一部報道では罰金・観光地への入場制限、国外退去などがあるとかないとか。
忘れずに、入国時に支払ってしまった方が安心ですね。

Love Bali
150,000ルピア(1,344円)。
入国当日までの支払いを推奨。
バリ州公式サイトでの支払いが安心。
支払い後のQRコードを空港で提示。

これは『入国時に1人1回の支払いが義務』とされています。そう『入国時』です。
つまり、インドネシアを広く旅行するという方は、バリ島に再入島するたびに支払いが必要になります。何度も出入りするような旅行計画だったら、見直したほうが良いかと。

バリ島の観光税支払いサイト

右上の国旗マークから言語設定ができます。
けれども日本語はありません。ご自身が1番読みやすい言語を選択して、手続きを進めてください。
また、支払い通貨はしっかり日本円が選べます。

通貨を選択すると、日本円でいくらなのか数字情報が更新されますので、金額に間違いがないか確認してから支払いページへ進みましょう。
個人(Single)か、2人以上か(Grouo)かも選べます。個々に支払うのではなく、カップルや家族単位で支払いが済ませられるのは楽ですね。

在デンパサール日本国領事館の公式サイトでは、重複支払いの注意が発表されているので、支払いボタンの連打は控えましょう。
システム上の不備か、操作者のミスか判明しておりませんが、支払うボタンを押した後に画面上に動きがなく、もう一度押したら2回支払っていたという報告がありました。

このような重複支払いを防ぐには、
電波環境の良い場所で操作する。
支払いボタンを押したら画面が変わるまで操作せずに様子を見る。この2点が大切です。
重複支払いに対して返金されているかどうか、確認できませんでした。おそらく…返金対応不可だと思われます。
気をつけましょうね。

支払い完了後に、支払い済みを証明するQRコードのダウンロードができるボタンが表示されます。このボタンを押してQRコードをダウンロードします。
空港やその他の場所で提示を求められた際、すぐに提示するにはQRコードのスクリーンショットがおすすめです。

支払いの期限が詳しく発表されていません。そのため、飛行機が空港に着いてからでも入国審査に間に合えば手続きは行えるという認識です。
しかし、空港のWi-Fi環境が良いかどうかに左右されそうなので、事前に支払いを済ませておいた方が安心ですよ。

3.電子税関申告【E-CD】

バリ島の電子税関申告E-CD

バリ島では、紙の税関申告はなくなりました。現在はwebサイトからの事前申告のみとなっています。
禁製品や課税対象の品名・数量などが細かく注意事項として記載されているため、読み切るのが1番面倒な手続きですw
ちょっとだけ手間かな?と思う点は、90日以上滞在するケースです。その場合の注意事項は最後にまとめるので、まずは基本の情報から解説します。

E-CD
入国2日前から登録可能。
申告完了後のQRコードを空港で提示。

バリ島の電子税関申告E-CD

氏名やパスポート情報などの基本情報を入力後、違法な物・禁製品などを持ち込んでいないか、課税対象はどれくらい持ち込むかなどを入力します。
例えば、マネーロンダリング関連品・違法薬物の持ち込み禁止、アルコールは1人1リットルまで、タバコは1人200本まで(葉巻と刻みタバコで本数が異なる)などです。

基本は読んでチェックを入れるだけ。
最後の「私はこの税関申告ページの情報を読み、私の報告に誤りがないことを宣言します」と書かれている一文に同意のチェックを入れ、確定ボタンを押します。

すると、申告完了のQRコードが表示されるので、そちらをスクリーンショットで撮影しておけば、空港でスムーズに提示できます。
※このページが再度表示可能かどうか不明です。撮影漏れ、印刷忘れには十分お気をつけください。

4.健康検疫申告【SATUSEHAT Health Pass】

バリ島の健康検疫申告サイト

2024年8月から開始された健康検疫申告です。割と新しいサービスですが、こちらはコロナ後に発生したサル痘の感染拡大を予防するための一環で行われているとか。
こちらの登録には、フライト番号や座席番号の登録まで必要です。フライトが確定してからでなければ登録が進められないので、ご注意ください。

SATUSEHAT Health Pass
入国前日の登録を推奨。
インドネシア政府公式サイトからの登録が安心。

こちらも基本情報(氏名、パスポート)などの入力があり、さらに到着空港、フライト番号、飛行機の座席番号など詳しい渡航情報も入力項目となっています。
あとは3つほどの簡単な体調アンケート(選択方式)のため、難しいことはありません。
申告完了後に表示されるQRコードは、入国時に提示を求められるため、スクリーンショットを撮影して保管しておきましょう。データのダウンロードでも構いません。

もし氏名や到着空港名などを間違ったら、再登録して正しい情報のQRコードを取得してください。
現在のところ、健康検疫申告では情報を訂正することができないシステムのようです。確認・入力項目は多くありませんが、再登録は手間なので、入力項目のダブルチェックをして正しい情報を入力しましょう。

2025年10月からの改訂で4つ→3つに!

さて、バリ島に入国するには4つも似たような内容の登録が必要です。
本当に面倒ですね。これまで、それぞれの管轄がそれぞれに必要なデータを取得するためにバラバラに対応していたため、このような事態が起きています。

しかし、2025年10月からはそれが一新されます!おめでとう!
電子税関申告【E-CD】
健康検疫申告【SATUESHAT Health Pass】
この2つが1つのシステムにまとめられました!

新たな申告システムの名前は【All Indonesia】
これで4つ→3つに、入国手続きが減りましたね。
【All Indonesia】でも、入国ビザと重複する登録項目がありますが、残念ながら現時点では入国ビザの代わりとはならないようです。
2025年10月以降のバリ島入国には、以下の3つが必須となります。

  1. 入国ビザ【VOA】or【e-VOA】
  2. 観光税【Love Bali】
  3. 税関&健康申告【All Indonesia】

3改.税関&健康申告【All Indonesia】

バリ島の税関・健康申告サイト

2025年10月から正式に運用開始の新サービス。
これまでの電子税関申告と健康検疫申告の2つの申告が、このサイト1つでまとめて行えるようになりました。
新しいサービスのため、これから続々と改定のための更新が行われると思われます。その為、こちらでご紹介した情報があっという間に古い情報となってしまう可能性が高いです。
手続きの際には、常に正しい新情報をご確認のうえ、進められますようご注意くださいね。

All Indonesia
入国3日前から登録可能。
インドネシア政府公式サイトからの登録が安心。
回答後のQRコードを空港で提示。

バリ島の税関・健康申告サイト
2025年9月時点の情報です。

税関申告と健康申告がまとめられているため、読まなければならない文字が多く、入力項目も多いです。
けれど、結果的には2つの申告が1つにまとめられるので、時間短縮になっているはず!頑張って登録を進めてください。

渡航者の氏名・パスポートや渡航目的・手段などの基本情報、体調に関する健康状態のチェック、税関に必要な申告内容のチェックが主な内容です。
登録完了後にQRコードが表示されるので、そのコードを税関で提示して入国します。

入国するのも大変だね

何だかんだで、3つのシステムに情報登録・支払いが必要ですね。
入国ビザの【e-VOA】、観光税支払いの【Love Bali】、税関と健康申告の【All Indonesia】。
かかる費用の合計金額は、約6,000円。入国ビザのe-VOAにかかる手数料が不明のため、登録してみないことには正確な合計金額が判明しないのが怖いw

2025年9月現在の通貨のレートは、1ルピア=0.0089円となっています。
1円=111.79ルピアです。
ものすごく雑な計算をすると、ルピアの金額表示から0を2つ取ったら日本円かなという感じ。

これまでの旅行先だった東南アジアでは、入国に際して料金がかからないところばかりを選んでいました。無意識に。
なので、ここで人生で初めて入国にお金がかかる!という認識が増えました。…なんだか不思議な感覚です。他国に入るのにお金かかるって…

でも、新しい発見はそれに見合う価値がある。
今まで興味もなかった国に行って、自分の価値観を揺るがす文化や自然に出会えたら、それはもう金銭なんかでは測れない価値ですね。
もしこの旅行が決まったら、素敵な旅になることは間違いないはず!
皆様の旅も、素敵な出会いがありますように!

※これらの入国手続きは常に更新されていきます。
記事投稿時点からの変更については、皆様の旅行日程に合わせて公式サイトでの情報を確認し、正しい情報を取得してくださいね。

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