ハンドドリップ珈琲の味が薄い!毎回味が変わる!?安定した味わいを出すには?

春の暖かさを感じるようになってから、なぜかハンドドリップ珈琲の味が薄くなってしまいました。同じ豆、挽き方、淹れ方をしているのに、どうして味が薄まるのか原因が掴めずにいます。ネットで調べたコーヒーの味が薄まる原因と比べてみた結果、改善点は見つかるのでしょうか?

コーヒーに夫がハマって、私もハンドドリップでコーヒーを淹れるようになったんですが、なぜかここ最近は毎回味が変わります。悪い方に。。。同じように淹れてるんですが、何が一体ダメなのでしょうか?

目次

 

変えてないのに変わる味

春が見えてきたこの頃、私のハンドドリップ珈琲の味が安定しません。毎回味が変わるというか、「薄い」んですよね。
器具を変えたとか、やり方を変えたとか、豆を変えたとか、そういうのは全くなく、同じように毎回淹れてるんですが、味が安定しなくなりました。
なんでなんでしょう?

コーヒーの味が薄まる原因を探しましたが、心当たりがないのが辛い。。。
思い当たるものとしては、一度に注ぐお湯の量なんですが、量というよりも注ぐ高さくらいしか思い当たらなくて。

うちには細口ケトルがないので、口の広い電気ポットから直接注いでいます。お湯の量がコントロールしにくいのでおすすめできない方法ではありますが、なぜか最初はそれで美味しく淹れられていたので、今更なぜ?という感じです。

電気ポットでお湯を注ぐ為に、コントロールしやすいように手首を支えて体全体で電気ポットを傾けて、お湯の量をコントロールしやすいようにしていました。目標は、動画で見たプロのバリスタさん達が淹れているような細いお湯の量。

最初は、直径5mmくらいの細いお湯の流れになるように、少し高い位置からお湯を注いでいました。いくつかの動画を見て、バリスタさん達がお湯を高いところから落としていなかったので、それ以降はドリッパーの高さまくらいからお湯を注ぐようにしています。
もしかして、それが原因?

何度考えても、やり方を変えても味が戻らなくて困っています。こうなったら、とりあえず一般的な原因から探っていくことにしました。
ネットや動画で「コーヒーの味が薄い原因」を探しました。主な原因としてあげられたのは、次の4つです。

 

コーヒーの味が変わる原因

 

お湯の温度

温度が高いと、味は濃くなり、苦味が強く出やすい。
温度が低いと、味は薄くなり、抽出が不十分に終わりやすい。

一般的には、お湯の温度が90度くらいがちょうどいいようです。
お湯を沸騰させると100度になります。その後、サーバーやカップにお湯を入れて戻すと、温度が少し下がります。うちではこれを利用して、温度を適温に下げています。

もしかしたら、この時に温度が下がりすぎているのかな?とも考えたんですが、暖かくなってきた今より、真冬の方が温度が下がりやすいはず。その時期には美味しかったのに、今になって味が薄まるというのは考えにくいんですよね。

 

一度に注ぐお湯の量

抽出する為に一度に注ぐお湯の量でも、味に大きな変化があります。

お湯の量が多いと、抽出が一気に進み、スッキリした味わいになりやすい。
お湯の量が少ないと、じんわりコーヒー豆に広がって、濃い味わいになりやすい。

また、ペーパーフィルターにお湯を直接注いでしまうと、豆を通過しないでお湯が落ちてしまい、味が薄まってしまう原因になることもあるそうです。そうならないよう、前も今もペーパーフィルターには直接お湯をかけないように注意しています。なので、原因はこれじゃないだろうと。

2021年3月19日追記
一度の抽出量!違うのかもしれない出来事がありました。無意識でやってしまっていたミスがあったことに気が付いたので、追記更新します。
一度の抽出量は変えていないと思っていたんですが、急いで淹れようとしててつい前のお湯が落ち切る前に次のお湯を注ぎ足していました。おそらくここが抽出が薄まる原因である「一度に注ぐお湯の量が多い」ということかな?と。
じっくりお湯が落ちるのを待ってから、次のお湯を注ぐようにしたら、だいぶ味が濃くなりました。でもまだ前のような味わいには戻っていないので、まだ何か足りないのだと思います。
ひとつ原因がわかってスッキリです(*´ω`)

 

豆の量

コーヒー豆の量も、もちろん味の濃淡に関わります。これはずっと変わらない量を入れているので、薄まりようがないかな?と思いました。
豆も同じお店から買った同じ種類なんですよね。味に変化があったとしても、深みとかコクとかならわかりますが、今回の薄いっていう原因とはちょっと違うかなと。

 

フィルターの違い

ひとつ完全に「これだ!」とわかったのは、ペーパーフィルターです。原因の全てがペーパーフィルターではなかったんですが、フィルターを元に戻したら、だいぶ味も戻りました。

100均で買ったペーパーフィルターだったので、どれを使っても大差ないと思っていましたが、違う種類を使っただけで、味に変化が現れるほどの違いはありました。
今はお気に入りの味が出たペーパーフィルターを使っています。

ただ、味が薄いというのは直っていないので、ペーパーフィルターだけが原因だったわけではないようです。まだ他にも原因があるはず。

 

練習あるのみ!か?

一般的な原因も探して、色々試してみてはいるんですが、今のところ「コレ!」という原因と改善策は見つかっていません。
コーヒーって難しい!

やっぱり気になるのは、お湯の温度と注ぐ量なんですよね。パターン化しているとはいえ、確かに人の手がやることだからバラつきがあるものだし。
そうなると、コーヒーを安定して淹れる為の練習を積むしかないのかな?とか、修行増みたいな考え歯科浮かびませんー!
もうちょっと良い改善案はないものでしょうか?皆さんはどうやって美味しく淹れてますか?

 

味が薄い原因=蒸らしだ!

2021年3月26日追記。
何度も何度もコーヒーを淹れて、やっと味が薄まっていく原因がわかりました!
「蒸らし」です。蒸らしが湯量も時間も足りていませんでした!

ハンドドリップ珈琲における蒸らしとは、抽出の前の段階のこと。一番最初にお湯を注ぎ、粉に均一に行き渡らせ、抽出の準備をさせることをさします。
実はこれ、結構難しかった!

蒸らしと言っても、まったくお湯が落ちてこない状態だと、粉にお湯が行き渡っておらず、その後の抽出でコーヒーの味が薄まることがわかりました。
コーヒーの味が薄まった原因は、おそらくここにありそうです。

自分では実感はしていなかったんですが、確かに最初の頃よりも丁寧にじっくりと淹れていないとは思っていました。一度に注ぐお湯の量も抽出時間を考えず次々に注いでいたし、最初の蒸らしのお湯の量も決まった量ではありませんでした。
それどころか、サーバーにコーヒーが落ちてきてしまうのでお湯の量を減らしていたくらいです。その方が粉がぷっくりと膨らんだ状態を維持しやすかったので、そんなやり方に徐々にズレていってしまっていました。

コーヒーの粉が大きく膨らむのは、豆の鮮度が高くないとそうはなりません。最初の蒸らしの段階で、その見た目だけがよくなるようにお湯の量が自然と減っていたことに気が付いたのは最近でした。
やはり、上手な人やプロの人のハンドドリップ動画を見るのは勉強になりますね!

大切なことなので、まとめました!

  • 最初にお湯を注いでから、サーバーにコーヒーが落ちてきていても問題はなし。それよりも粉に十分な量のお湯が行き渡っているかどうかの方が重要!
  • 蒸らしの時間は「20~30秒ほど」。正確な時間じゃなくてもいいのですが、短すぎるのだけはダメ。
  • 蒸らしでは、ガスを外に出すこと、粉にお湯を行き渡らせて抽出の準備をすることが重要。

これで味がだいぶ深まってきました。でも。。。何か味が薄い?渋い?あれ?
私( ´Д`)「この豆。。。二週間前のだったね」
夫( ´ω`)「うん。大丈夫。美味しいよ」
私( ´Д`)気遣いが痛い。。。

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