サドル・ハンドルの微調整で格段に楽に速く走れるロードバイクにする!

ロードバイクのサイズ選びを知らないままロードバイクを購入してしまっても、まだ微調整することでサイズを整えることはできます。サドルとハンドルの角度や位置を調整し、乗りやすいロードバイクに仕立てる方法をご紹介します。

私たち夫婦がロードバイクを購入した時、まだロードバイクという商品について詳しく知っている人は周りにおらず、店員さんでもサドル高さくらいの調節しか知らないという店舗も多かったです。
まさかサイズの違いで乗り心地に天地の差が出るとは思わず。。。
でも!今からでもサイズの微調整ができるんです!

目次

 

ロードバイクのサイズ選びに失敗!

ロードバイクは「カッコイイ自転車」といえば確かにその通りなのですが、自転車よりもサイズ感覚はシビアです。ほんの少しの差が、乗りやすさに直結します。乗りやすさは、走りやすさでもあり、速く走れるという意味にも繋がるので、体に合ったサイズのものを選びたいですよね。

選ぶ基準は、身長・股下・腕の長さなどを測って適正サイズを選びます。さらに突き詰めていくと、レースで走りたいのか、長距離を走りたいのかなど、目的別で色々と微調整が入ります。フレームなどの形状でも目的は絞り込まれます。

こういう事をロードバイク購入当時に知っていれば、もっとサイズを調べて購入したんですけれども。全く知らずに購入してしまった為に、夫も私もサイズがやや大きめです。
できれば最初の一台目こそ、ちゃんと扱いを知っている店員さんがいるお店で、身長・股下などを計測して試乗して、適正サイズのロードバイクを選びましょう。その方が間違いがありません。

しかし!サイズがやや大きすぎた・小さすぎたとしても、悲観するにはまだ早いですよ!
ロードバイクは細かな調整が各部位でできるのが大きな特徴!微調整することで、ある程度は乗りやすい形にすることができるんです!

 

サドルは前後にも調整できる

微調整のひとつ目は、サドルです。
サドルは高さを変えると、ペダルにかけられる力の入り具合が大きく変化します。サドルが低すぎると足の力がペダルに上手く伝えられません。サドルが高すぎると、ペダルに届かず回せません。ちょうど良い高さにすることで、無駄なく足の力がペダルに加えられます。ペダルを真下にした時に、膝が軽く曲がる程度が理想といわれています。
そのサドル、上下以外にも2つ調整できるんですよ。それが、前後と角度です。

ロードバイクのサドル調整

前後はそのまま、前と後ろにずらすことです。ハンドルまでの長さが遠すぎると、無理な前傾姿勢になってしまい、ロングライドどころか安全運転も難しくなってしまいます。
前傾姿勢になりつつも、背中や腕が伸ばしっきりになってはいけません。背中はやや丸まっていてお腹にボールを抱えるようなくらいに、腕は突っ張らずに肘が軽く曲がる程度がベストです。
初心者ほど、この姿勢を楽とは思えません。思えないので、これで合っているのかどうかが判断しづらいです。やはり専門家に見てもらえるのが、一番いいですね。

サドルの角度でも楽に走れるかどうかを調整できます。
サドルの角度は、お尻への負担軽減や足を楽に伸ばせるかが変わります。お尻が痛くなりやすい・乗っていて疲れやすい・足を伸ばしづらいなどを感じたら、サドルの角度を変えてみるのもいいですよ。

 

ハンドルの傾きでロングライドが楽になる

ロードバイクを購入した時、サドルは足が届くかどうかを確認するので必ず見ますが、ハンドルの傾きや高さなんかは言われなければ気が付かないですよね。
基本は地面と水平になるようにセッティングされているそうですが、ハンドルの高さや傾きでも乗り心地は大きく変化するんです。

ロードバイクのハンドル調整

ロードバイクは基本が前傾姿勢です。でも、前傾姿勢ってどこまでをいうの?という疑問を、最近になってから思いました。
既に前傾姿勢なのに、ハンドルの高さや傾きを変えて更に前傾姿勢にするべき?それともそれはやりすぎになるの?そこの判断がわかりませんでした。

ハンドルの高さや傾きは、乗り心地も変わりますが、空気抵抗を減らすという意味合いも大きいです。
ハンドルを低くし、前方向に傾けると空気抵抗は減ります。このポジションはレースで競う人におすすめです。しかし、姿勢はきつくなるのでロングライドには向いていません。

ロングライドをするなら、ハンドルを手前側に傾けると楽に体を支えることができます。(ハンドルを握った時、親指と手首が一直線上に伸びるよりも、親指側にやや傾く程度の角度)

 

個人差が大きい

サドルとハンドルでサイズ違いのロードバイクでも、ある程度は微調整ができるとご紹介してきましたが、ただし個人差が大きいのが問題です。乗り心地や乗る目的によっては、これらの微調整ではどうにもならない事もあるだろうし、サイズの合ったロードバイクを探した方が早い事もあります。

微調整は何度も試行錯誤を繰り返して、ベストポジションを探さなくてはならないので、時間がかかるのが難点ですね。
ただ、ロードバイク自体が安いものではないので、最初の一台目をよく調べて購入し、その中で微調整を繰り返して走行目的ごとのベストポジションを作っていくのが正解なのだと思います。
もっと早く詳しいこと知りたかったよー!

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