カリマーリッジ30 type1レビュー!早速フィールドテストやってみた!
全然違うの買っちゃった(; ´ω`)!!
下調べして、あんなに「この商品がっ!」とか言っていたのに、まったく予定になかったザックを買いました!
目次
- ザックの試着。背負い心地とは?
- グレゴリー アンバー34を試着
- ドイター トランスアルパイン28SLが無い?!
- オスプレー カイト36を試着
- カリマー リッジ30type1を試着
- カリマー『リッジ30 type1』購入レビュー
- フィールドテストに行ってみた
- まとめ
ザックの試着。背負い心地とは?
2019年1月13日。運命の日になりました。
価格帯、重量で比較して、3つまでに絞った候補をいざ試着(`・ω・)!
メーカー直営店だと店舗を巡るのが大変なので、登山系アウトドア用品専門店に行ってきました。色々なメーカーが揃えられているので、比較するにはピッタリです。
今回来店させていただいたのはMt.石井スポーツ店さん。私が事前に下調べしたドイター、オスプレー、グレゴリー全部あります。
しっかり試着して見極めねば(`・ω・)!
私( ´・ω・)早くも迷子です。。。
夫( ´・ω・)「商品見つかった?」
私( ´・ω・)「ごめん。まだ」
ザック売り場へは簡単に辿り着いたのですが、どんな順番で陳列されているのかわからず。メーカーロゴを探しては、ひとつひとつ商品名を確認しながら探していました。
なんとなく、ザックの容量別に陳列されている気はするのですが、お目当ての商品は見つからず。。。
慣れない店舗に来ると、商品を見つけるのも大変ですね。
グレゴリー アンバー34を試着
ようやく探し当てた一番目の試着は『グレゴリー アンバー34』。ビビットなピンクっぽい赤色がありました。
とりあえず、おそらく中に紙袋などでパンパンにしているザックを背負ってみることに。重りの追加は後ほど。
私(`・ω・)「ふぉぉぉぉぉ!!!何だかカッコイイ気がする!」
背負っただけでテンションが上がりました。
ザックの中には、軽い物しか入っていないのでかなり軽量感があります。中身は無くとも、元々の重量がたった1.08kgという軽量!軽いと思うはずです。
しかし、頭を上げると後頭部がザックの上に当たります。。。
これが意外と気になってしまいました。店員さんにお聞きしましたが、一泊以上のザックになると、高さが出る分どうしても後頭部に当たるとのこと。
夫(`・ω・)「登っている時に上なんてそうそう向かないから、平気じゃない?」
私( ´・ω・)意外と向いているんだな、これが。。。
視野が狭い私は、登山道をよく見失って歩いています。ぼんやり歩いているせいもあります。なので、よく前と言うか上を向いて歩いていく先を確かめています。すいすい歩いている夫には無い行動です。
もうひとつ気になる点が。
それはヒップベルト。なんだか浮くんです( ´・ω・)?
ヒップベルトは、腰骨でもザックの重量を支える大事なベルト。ここが浮いていたら肩だけで荷物を背負うことになるので、長時間持ち続けるのが厳しくなります。
しかし、重さをほとんど感じません。腰骨に当たる感じはするのですが、重さを感じないとは?
これってやっぱりサイズの違いなんでしょうか?ベルトを締めても重みは伝わってきにくいです。
後頭部、ヒップベルト。この2点に疑問が残ったので、アンバー34は保留しておきます。
ドイター トランスアルパイン28SLが無い?!
次は第一候補の『ドイター トランスアルパイン28SL』です。
と、思っていたのですが商品が見つかりません。これよりも小さい容量のザックは置いてありましたが、これ以上の容量が見つかりませんでした。
お忙しそうでしたが、店員さんに聞くことに。
私( ´・ω・)「すみません。この商品を探していますが、店内においてありますか?」
店員のおじさん(*´ω`)「この商品はおいていないんです」
私( ´・ω・)残念。。。
店員のおじさん(*´ω`)「一泊向けのザックでしたら、このサイズでは荷物が入りきりませんよ」
私( ゚ ロ゚)「そうなんですか?でも、28Lくらいあるし」
店員のおじさん(*´ω`)「ザックの容量の測り方のは、メーカーさんによって違いますからね。数字どおりじゃないんですよ」
私(; ゚ ロ゚)なんっだと?!
大変困りました。まさかメーカーが出しているザック容量の数字に統一された基準がないとは知らず、この数字を鵜呑みにしていました。けれど、メーカーも嘘をついているわけではないでしょうし、上手にパッキングすれば提示している容量分に近いくらいは入るのでしょう。上手にパッキングできれば。。。
店内にあったドイターのザックは全て26L以下。これでは一泊の荷物が入りきらない為、本日の試着候補から残念ながら外れました。
オスプレー カイト36を試着
最後は『オスプレー カイト36』です。
このザックには中身が入っていなかったので、重りを入れさせていただくことにしました。一泊分の荷物がだいたい15kg前後になるという噂なので、その分を入れようと思っていましたが、店員さんに「最初は5kgくらいで試してみましょう」と言われました。プロにお任せします。
私(; ´ω`)「うっ!手で持った時よりも重い!」
店員のおじさん(*´ω`)「ベルト類を閉めますね」
ヒップベルトやショルダーハーネスの締め具合を教わりながら、体にフィットさせることに成功!
私( ´・ω・)おや?なんだか?
夫(*´ω`)「見た目いいね。どう?」
私( ´・ω・)「ヒップベルトがすっかすかに感じる。こんなもの?」
インターネットの写真で見た時には気が付きませんでしたが、ヒップベルトのクッション性が思いのほか低いのです。しいて言えば「なよなよ」と言った感じです。
ベルトを徐々に締めていき、重さを感じられるか試してみましたが、どうにも支えられている感が少ないです。
そんな時に天のひと声
店員のおじさん(*´ω`)「じゃあ、こっちを試してみますか?」
カリマー リッジ30 type1を試着
ここで店員さんにオススメされたのは、『カリマー リッジ30 type1』です。
店員のおじさん(*´ω`)「ヒップベルトがしっかりしたタイプですよ」
私(`・ω・)「試してみます!」
ショルダーハーネスからヒップベルトまで、店員のおじさんに締めてもらいました。
するとビックリ!腰でもザックの重みを感じるんです!ショルダーハーネスにも重さが分散しているのがわかります!
試着した中で一番ヒップベルトがフィットした感じがありました。重みの分散は、登山では必須!レインカバーも付いているうえ、に只今セール中!6,000円OFF(*´ω`)!
私(`・ω・)「こちらをいただきます!」
カリマー『リッジ30 type1』購入レビュー
実際には店内をうろうろしつつ、ベルトの調整なんかやって1時間くらい試していました。ザックを背負わせてもらったら、少しの間ザックフロアをうろうろ歩かせてもらったり。
やっと購入できたザックは、下調べとは予想外の方向にいきました。調べてもいないザックを買ったことで、私はちょっぴり不安でしたが、夫にこんな風に言われました。
夫(`・ω・)「試着した。それが全てじゃない?」
私( ゚ ロ゚)真理!!
確かに試着して決めるべき商品なので、下調べよりも体で感じたことが全てですよね。夫に諭されました(*´ω`)
リッジ30 type1は女性向けとされるザックです。背面の長さが42cmと一般的な男性にはやや小さめ。
カラーは7色揃っているのですが、セール期間中だった為に在庫は3色。ネイビー(紺)、ヴァイオレット(紫)、マゼンタ(ピンク)しか残っていません。
これからはカラフルにしたい私の登山用品。選択肢は迷うことなくマゼンタです!
- 本体重量は1.4kg
- 背面の長さは42cm
- 人間工学に基づいたハーネスにより、肩と腰で理想的に分散
- ザック本体はひとつの筒状。下や横からのアクセスは無し。
ザック本体左右に水ボトルがすっぽりと収まるホルダーあり。
ヒップベルト左右、ザックの表面にポケットあり。
ザック上部の雨蓋の内側、外側(取り出し口は後頭部側)にポケットあり。
レインカバーはザックの底。
シンプルな形状ですが、ポケットの配置は私の短い手でも届くので有難い設計でした。
重さは1.4kgとやや重めになってしまいましたが、ヒップベルトがきちんと機能するザックを選べたと思います。これが無いと長時間歩くのは無理ですよね。
ザックの中が分割できる仕様になっていないので、パッキングには種類ごとに小袋に分けた荷物を入れるのがいいようです。単品でザックに入れると、物を取り出した時に落としても気が付かなかったりしそうです。
フィールドテストに行ってみた
夫(*´ω`)「さぁ!早速フィールドテスト行ってみよう!」
私(; ´ω`)「わ、わーい」私よりやる気なのはナゼ?
買った翌日にフィールドテストに誘われました。当日は行く気満々だったのですが、朝起きたら疲労感半端なくて。できれば寝ていたいと思ってしまう弱い私です。
夫にへこたれた姿を見せ続けるわけにはいきません!
フィールドテストとは言え、実際の重量をいきなり背負うのは私の体がもちません。常日頃からそんな重量物を持ち歩いたりしていない貧弱な体ですから!
初日はザックを背負うという感覚を体感する為に、約4km先の公園まで5kgほどの荷物を入れて歩いてみたいと思います。
Let‘s Go(`・ω・)!
背負った瞬間に違和感が。。。
私( ´・ω・)「ヒップベルトが浮く。。。」
どうしてなのでしょうか。あれだけ試着して確かめたのに。翌日になって『浮く』なんて。
試着時と異なるのは衣服の厚み。試着時は厚めのコートを着ていたので、その膨らみ分でヒップベルトが安定したとしたら、試着失敗?なんてことになるのでしょうか。
夫( ´・ω・)「もうちょっと締めてみたら?」
とりあえず、ヒップベルトが安定するところまで締めてみることに。
グイグイ引っ張っていくと、ベルトの余力がどんどん無くなりました。腰骨というよりもウエストに近い位置にベルトがあるかのような感じです。
私( ´・ω・)ものすごく不安。。。
この不安が勘違いなのか不慣れからくるものなのか。それを確かめる為にもフィールドテストへ!
3km地点で肩の血流が悪くなっている感じ。ようするに『肩こり』を感じます。これはザックとの相性というよりも、普段から重い物を持ちなれない体だからこそですね。
※写真は出発前の気持ちに余裕のある時に撮影しています。
ショルダー部分は肩に食い込むことがほぼありません。やや内側に入り込むような形であり、ショルダーハーネスで内側へと引っ張る力があるせいか、腕の上げ下げに邪魔になることは一度もありませんでした。
ヒップベルトも距離を増していくごとに、重みがずっしりと体感できました。ほぼウエストで締めてないか?と思いましたが、ヒップベルトの下がちょうど腰骨に当たる感じに落ち着いてきました。
重りを入れると背負った感じが変わりますね。
ヒップベルトに付いている左右のポケット。アイフォン7(ケース無し)が横向きにするんと入ります。出し入れしやすいです。
腰回りにあるポケットなので、湾曲して出し入れしにくくなりそうだと思っていましたが、そんなこともなく。
後頭部も気になるほどザックの上部は当たりませんでした。重りが入るとザックが下に落ち着く感じです。
確かにこれなら気になりません。
7km地点になると、足の裏が痛いです。短時間の運動ならばしますが、長時間の運動はあまりしない上に、荷物なんてそうそう重い物は持ちません。体力・筋力の無さですね。
歩行時間も2時間近くになり、さすがに肩がじんわりと痺れたように痛いです。肩から首への筋力が無いんでしょうね。荷物を持つ為のトレーニングが必要とは、いやはや軟弱な体になりました。
まとめ
『カリマー リッジ30 type1』試着した時はフィット感に驚き、フィールドテストでフィットしないかも?!に焦りましたが、きちんとベルトを締めて、荷物を入れれば体にフィットするということが体感できました。
あとは自分の肉体改造を設定することになりそうです。一泊のテント泊登山ですからね。体力もそうですが、そもそも荷物を持ち続けられるだけの筋力がないと話になりません。
今回、たった5kgの荷物をザックに入れましたが、それでも「重い」と感じました。2時間の平坦ウォーキングでこの疲労はかなりマズイです。涸沢カールへは、片道6時間が標準登山時間です。平均よりも歩く速度の遅い私は7~8時間ほどかかると予想しています。
実際の荷物を入れたザックを背負って歩ききれるのか。それが課題です。