富士レーダードームに感動!富士山の山頂に気象レーダーを建設した人達のドラマが見れる!
道の駅富士吉田の目の前の坂道をのぼると、白い球体の建物が見えますよね。それが富士レーダードームです。
中は富士山に設置していた本物のレーダードームが見学できます。レーダードーム建設にあたった人達の話がドキュメント映像として残されていて、一見の価値あり!ぜひ見てほしい!
目次
- 富士レーダードーム館って?
- シアターは約50分。ぜひ見て!
- 実際に使われていた機器が見れる!触れる!
- 風の寒さ体験が凍りそう
- クイズに参加!夫婦の点数は?
- 見どころガッツリ!大満足の富士レーダードーム
- ゆるキャン展示もありました
富士レーダードーム館って?
富士山は有名な観光地ですが、富士レーダードーム館を観に行く人って少ないんじゃないかと思ってます。
富士レーダードーム館は、道の駅富士吉田に隣接する敷地で随時公開しています。
1964年に富士山の山頂に長距離気象レーダーを建設し、35年もの間ずっと台風などの気象データを東京へ送り続けたレーダードームです。
日本で一番高い場所。それが富士山ですよね。現在も富士山の一番高いところといえば、剣が峰です。その剣が峰にレーダードームを建設して、台風の動きを観測しよう!としたのが始まりだったみたいですね。
これ、特に見るつもりはなかったんですが、夫が思ったよりもその気になって。来たついでに見学してみることにしました。
入場料は630円(大人)
周辺にある他の2施設との共通入場券にすると、800円(大人)になる割安感。(他の施設は、ふじさんミュージアム、御師旧外川家住宅です)
シアターは約50分。ぜひ見て!
入ってすぐ、シアターの入り口があったんで、内容を見てみたら、約50分の当時の映像と建設に関わった人達を2000年にインタビューした映像を織り交ぜた『富士レーダードームが出来るまで』が見れます。
50分って結構長いんで、別にいいかな~と素通りしようと思ったんですが、これはぜひ見て!本当に見てほしい!現代の人にこそ見てほしい!って凄く思う内容でした。
建設当時は、1964年。昭和38年です。携帯電話なんてないし、スマホだってないです。そんな時代に、「富士山の山頂にレーダー作ろうぜ!」って言い始めた人達が集まって、予算や建設状況、資材の搬入などの問題をひとつずつクリアしていきながら、暴風吹き荒れる富士山の山頂でいざ建設!
建設だけでも凄いんですけど、風速100mでも壊れない設備にしなきゃいけないし、めっちゃ気圧が低い富士山の山頂で、壊れずに動き続けられる機械の設備を考えた設計者たちの苦労!
やり始めてみたら、想像していなかった問題浮上!それに対して、どう解決するか?を考えつくアイデア!
めっちゃ面白かったです!これは本当に見た方がいいと思うくらい面白かった!
今って、すぐに諦めようとか考えちゃうじゃないですか。ちょっとできなければ、他があるし~って。
このシアター、そういう考えに至らない人達が見れます。問題があったら乗り越える。乗り越える以外に考える事はない。と断言するかのような有言実行する人達。
実際に使われていた機器が見れる!触れる!
富士レーダードームは、気象衛星や新しい気象レーダーができたことで、1999年に山頂から降ろされました。
そのまま破棄するんじゃなくて、その後に今の富士レーダードーム館へ移設され、実際に富士山の山頂で稼働していたレーダードームそのままが見学することができます。
レーダードームは下から見上げる感じの見学なんですが、一部の機械は実際に触ってみることもできるようになっています。壁には順番に説明が並んでいて、ひとつずつ読み進めていくと、何が凄いのか、何があったのか、どういう仕組みなのかがわかるようになっています。
模型とか当時の苦労とかも書かれていて、富士レーダードームを知らない人でも楽しめるようなつくりになっていました。
私もこの日に見学するまでは、富士レーダードームなんて物があることすらも知りませんでした。
でも面白かった(`・ω・)
風の寒さ体験が凍りそう
体験型アトラクションも用意されていて、そのひとつが寒さ体験です。
登山する人なら当たり前のことなんですが、体感温度って風にすごく影響を受けますよね。気温がそこまで低くなくても、風を受けるとものすごく冷え込んでしまうっていうアレです。
富士山の山頂はもちろん日本一の標高なんで、とっても寒い。7~8月でもめっちゃ涼しいを通り越して、寒いと感じる瞬間さえあります。
そんな富士山のマイナス20度を体感しようぜ!というのが、これです。
密閉空間に入って、前面に設置されたたくさんの扇風機みたいなのから風が送り込まれます。極厚ガラス窓の外側にスタッフさんがいて、アナウンスしながら弱→中→強と風速を強めてくれます。
部屋に入った瞬間に、ひやっとするくらい涼しいなと思ったんですが、これに風を受けるとものすごく寒くなりました!体が吹っ飛ぶほどではなかったんで、子供でも楽しめます。
一番強い風速にすると、服が凍ってんじゃない?!って思うくらいに寒くなりました!
この体験型アトラクション、冬場に体験しない方が身のためかもしれませんよね。
クイズに参加!夫婦の点数は?
もうひとつのアトラクションは、クイズです。展示コーナー2階のフロアをぐるりと一周すると、壁に10問の問題が書かれています。チェックシート式なんですが、答えは展示コーナーに全て書かれているので、順路とおりに読み進めていけば、満点は間違いなし!
私たち夫婦も挑戦してみました。
結果、10問中9問正解!
1問間違えちゃったよ(; ´ω`)!
ちゃんと内容は読まないとダメってことですね。最初の1問目が簡単だったんで、感覚で答えたら見事に間違えました。
見どころガッツリ!大満足の富士レーダードーム
1~3階の見学コーナーは、見どころ満載です。ガッツリ楽しめる内容があると思います。
特におすすめしたいのは、やっぱりシアターです。50分かかりますけど、その分見ごたえあるし、内容に共感できたり、自分のやる気に火が付けられたりして、良い影響を受けたなって思ってます。あんな風に熱く生きよう(`・ω・)!
道の駅富士吉田に隣接しているんで、お土産も買いやすいし、フードコートで名物の肉うどんも食べられるし、待っている人にも時間を潰せる場所になると思います。
ゆるキャン展示もありました
いつまでやっているかは不明だったんですが、ゆるキャンの展示もやってました。
入り口目の前にりんちゃんとなでしこの等身大パネル。キャンプ用の椅子の上には、ちくわのぬいぐるみ!
時間限定体験もあるらしく、りんちゃんの原付に乗れるみたいです。私たち夫婦が行ったタイミングでは、ちょうど原付に乗れる体験は終わってしまっていて、見るだけでした。
原作漫画に出てくるキャンプ場を、実際の地図に記載して、元ネタのキャンプ場を書き出してあるコーナーもあって。結構面白かったです。
富士レーダードームの入り口を入るんで、有料かな?と思ったんですが、富士レーダードームの展示コーナーの前につくられたスペースなので、無料で見学OK。写真撮影もOK。
ちょうど誰もいなくて、写真撮り放題でした。