大三元標準レンズ購入レビュー!『EF24-70mmF2.8L USM』canon純正レンズ!

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夫(`・ω・)「大三元レンズを購入します!」
私(; @ω@)「とうとう噂のあのレンズを購入?!」

目次

 

「大三元レンズ」って何?

まず、カメラレンズの中に「大三元レンズ」と呼ばれている一部のレンズがあります。それは、F値2.8通しの広角・望遠・標準レンズ3本の総称です。

何がすごいかと言うと、F値がどの焦点距離でも2.8に設定できる!という、非常に明るく撮ることができるレンズなのです。
シャッタースピードを速めた状態でも、十分に光を取り込めるので、スポーツなど被写体がすばやく動く場合には重宝する逸品!星空撮影にも向いています!

また、標準の大三元レンズは単焦点レンズ並みのボケを撮ることができるので、背景ボケ、前ボケ好きな人には特に好まれるんじゃないでしょうか?
夫もこのボケと仕上がりの写真の出来に魅了されて、購入を決めたレンズでした。

 

大三元標準レンズEF24-70mm F2.8L USM

2002年発売当初は、約22万円。17年経った現在の中古市場では、約6~7万円。半分以下の値段にはなったけど!同型の新レンズが発売されているけれど!まだまだ価値を失わないレンズでした!
オークションを除いた中古カメラ店、インターネット販売を見てみましたが、やはり値段はほぼ変わらず。外箱無し程度では、値段に変化もありません。

プロも認める大三元レンズともなると、なかなか価値は下がりませんね。そうなると、中古で手に入れるとしても相当な出費(; >ω<)!税込み約76,000円!
それでも夫は購入に踏み切りました!

既に生産終了しているモデルなのに、なぜこんなにも値が落ちないのか。。。カメラ沼、そしてレンズ沼の恐ろしさを体感する日々です(; >ω<)!!

 

F値2.8通しとは?

最大の特徴は、F値が2.8通しということだと思います。
この「F値が2.8通し」とは、F値の設定が2.8という数値で固定されているというわけではありません。

通常、ISOやF値やシャッタースピードなどを撮影状況に合わせて撮影しますよね。全自動モードの撮影だとわかりやすいのですが、設定のどれかを変えると他も連動して変更されます。これは、カメラが最適な値を自動で算出してくれるからです。

しかし、この大三元標準レンズはF値がそのまま維持できちゃうんです!
どれだけ明るいところでもF2.8!
どれだけ暗いところでもF2.8!
F値の設定だけは自由にできる!

もちろんF値を2.8以外に変更することも可能です。固定されているというわけではないので。
このF値の自由度の高さが、夫の背景ボケ好き魂に火を付けました。

 

手振れ補正がない純正レンズ

びっくりなことに、このレンズはcanon純正レンズなのに手振れ補正が無いんです。
普通、機能として最上級だけど値段が高いイメージの純正品。機能の一部が使えなかったり、機能が劣るけれど値段が安いイメージの非純正品(サードパーティ製品)。だと思っていましたが、非純正品のタムロンやシグマの方には手振れ補正が付いているんです。

なぜ。。。?

夫(*´ω`)「オートフォーカスのタイムラグがほとんど無くて、バシバシ撮れるよ!」
私(`・ω・)「それか!」
夫( ´・ω・)「?」
私(`・ω・)「手振れ補正が無いのは、手振れするほどの時間がかからないからでは?瞬時にオートフォーカスでピントが合って撮影できるから、手振れ補正なんていらない!とか?」
夫(`・ω・)「おおお!!すごい!そうかもね!」

こんな回答に行きつきました。正解かどうかはわかりませんが、私たち夫婦の間では、ぴたっとはまった気がしました(*´ω`)
実際、手振れ補正がついていなくても、今のところ撮影には何の問題も発生していません。それどころか、綺麗に撮れるんですよ!

 

成田山で撮ってみた―快晴屋外撮影

初撮影会は千葉県成田市にある成田山新勝寺に行ってまいりました。見事なまでの青空の中で撮りまくるぞー(`・ω・)!

そう意気込んでいたのですが、うまくいきません。。。( ´・ω・)
晴れているから明るすぎるせいなのか、白とびばっかりになってしまいました。お寺の本殿の壁は真っ白。それに光が反射して余計に真っ白。

 

新勝寺を正面から

2019年11月30日撮影。成田山新勝寺
ISO 100 F2.8 SS 1/640秒 露出補正0

建物全体は一応はっきり見えていますが、壁や階段部分が地面に近いほど白とびしているのがわかります。屋根の上部もはっきりしませんね。

光をより多く集めることのできるF2.8レンズだからこその強みが、ここではマイナスに。。。?

建物の大きさの迫力や荘厳さよりも、真っ白に光ってるな~という印象しか残せない写真になってしまったのが、非常に残念です。
良いレンズだからと言って、すぐに良い写真が撮れるわけではないようです。まずはこのレンズに慣れなければ!

 

紅葉を枝の裏から

次は紅葉を撮影してみました。徐々に慣れてきたのか、良い出来ではないでしょうか(*´ω`)

2019年11月30日撮影。成田山紅葉
ISO 100 F2.8 SS 1/250秒 露出補正-1.3 フラッシュ有

右から太陽光を受けるようにして、枝の裏側から撮影しています。
裏側から撮影すると中央の紅葉が影になるため、フラッシュをたいて紅葉がはっきりと写せるようにしています。
背景ボケも見事にきまり、なかなか良い出来になりました(*´ω`)!

 

狛犬を下アングルから

最後は狛犬です。背景にある黄色のイチョウと青空。狛犬の左半分の陰影が良い感じに撮影できました!

2019年11月30日撮影。成田山狛犬
ISO 100 F5.6 SS 1/250秒 露出補正0

狛犬がちょうど高い位置にあったので、下から仰ぐように撮影することができました。
ほどよく太陽に向けられた顔、体の内側は影が入り、狛犬のボディがくっきりと写せています。
空の青さも最初に新勝寺を撮影した時よりも濃く写せているので、満足です。

 

まとめ

F値の絞りをどこまで変えていくか、まだまだこの大三元レンズに馴染んでいない感が否めません。せっかく良いレンズを購入したので、もっと設定に慣れていきたいですね。
まずはこのレンズを使い倒します!

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