台北の「美味しい!」を巡る旅!夜市・フードストリート・空港のフードコートからコンビニまで!

台湾は美食の街と言われるほど、ご飯が美味しいと有名ですね。そんな街で、どんな美味しいご飯に巡り会えるか、楽しみでなりません!
私たち夫婦が出会った、台北の美味しいご飯たちをご紹介します。

目次

地図で紹介!グルメマップ!

「美食」それは美味しいものが数えきれないほど、た〜くさんあると認識された街や国に対して使われる言葉…!
そう!それは台湾の代名詞!
(≧▽≦)めちゃくちゃ楽しみにしていたぜ!美食の国 台湾!

夫婦で海外旅行をする機会が少しずつ増え、今回は台湾へと行ってきました。
旅行期間は2泊3日と短くはありますが、短期間でも異なる文化の国の風景を見て、そこで食べられている土地の食べ物を食べて、人の優しさに触れられたら良い旅だなと思っています。
この台湾旅も、そんな良い旅の1つ。

台北のグルメマップ

今回の旅で出会えた全てのグルメをご紹介します!この情報が、誰かの旅の参考になれたら嬉しいです。
1〜7まで番号を振りました。番号の順番は特に意味はありません。どこも日本では味わえない特徴的な見た目、味、香辛料だったりするので、どこへ行っても楽しめますよ。

その1:ロージャーモー

寧夏夜市のロージャーモー
1個80元

「ロージャーモー」は寧夏夜市にある屋台で食べました。
屋台の看板には日本語で商品名が書いてあったので、文字が読めることに気持ちが惹かれて購入w
けれど、そんなわかりやすい罠に引っかかって良かったと思える美味しさですよ!

パイ生地をぐるぐると渦巻き状にして平たく焼いたような生地を割り、中に煮込んだ牛肉と野菜を粗めのみじん切りにして入れた料理です。
パリッサクッとした肉まんのイメージでしょうか。いや、パリッサクッとした小籠包かな?最初の食感が楽しく、軽く食べきれてしまいます。

中の牛肉は柔らかく煮込まれていて、その旨味の詰まったスープも入れてくれるので、しっとり柔らかく味が濃い肉が最後まで楽しめます!
野菜は生のものだったと思います。注文を受けてから肉を粗めのみじん切りにすると一緒に、野菜も同じくみじん切りにして混ぜ込み、辛いソースをスプーンひと匙分。これが味変になってめちゃくちゃ美味しかった!

辛いソースは、具を入れる前に生地に入れるので、底の方に溜まりやすいです。けれど、それで味のグラデーションが作られて、食べ進めるごとにジワジワ辛さがやってきます!
辛さもまた味わい深いですよ!尖った辛さではなく、まろみ・奥深さを感じさせる辛さです。

牛肉を煮込んだスープとも合体して、1個のロージャーモーの中で味がどんどん変化していくみたいでした!
最初はサクサクとパリパリの食感を楽しみ、最後はスープとソースでしっとりした生地を楽しめます。食感重視の方にもオススメです。

その2:バーワン

台北松山空港フードコートのバーワン
1皿65元

「バーワン」。漢字で書くと「肉圓」と書く料理です。プルプル食感の厚い皮の中には、肉だねとネギが閉じ込められ、半透明な皮を橙色に染める辛いソースがかけられています。
こちらは、台北松山空港の2階にあるフードコートでいただきました。

こちらが何なのか、実は注文する時には全くわかっていませんでしたw メニューに写真があって、漢字で「紅〜肉圓」と書いてあったので、たぶん肉系料理の何かなんだろうくらいしか認識してませんでした。
まさか、これがあのジブリで有名になった元の料理とは!

兎にも角にも!見た目どおりのプルプル食感が面白い!餅や求肥よりも弾力があって柔らかい!スライム食べたらこんな感じかな?と思うような噛み応えが面白い!私は好きです。柔らかすぎるものより、歯応えある方が好きなので。
この皮、さつまいもの粉や片栗粉で出来ているそうです。

中身の肉だねは、皮の厚みに対して少量でした。ちょっとばかしのネギを抱き込んだ肉だねが、プルップルの厚手の皮に包まれている。
これは肉料理ではありません。皮を楽しむ料理ですねw

辛さは割と喉にへばりつく感じの辛さです。辛いのが苦手な方は、遠慮する程度の辛さかもしれません。大部分は外からかけられた辛味ソースなんですが、肉だねにも辛味が混ぜ込まれているので、ダブルで辛さが効いています。

その3:肉操飯

台北松山空港フードコートの肉操飯
1皿55元

こちらも台北松山空港のフードコートでいただきました。「肉操飯」です。
肉を操るだなんて…どんな料理かと思いましたが、日本風に言えば肉そぼろ丼ですね。味付けは日本のそぼろよりもしっかりと濃く、台湾で有名なグルメのルーロー飯の肉を、豚ひき肉にしたものが肉操飯だとか。

ごろっと大きなそぼろは、口に入れるとホロリと柔らかさを主張して、じわっと濃い味をぶつけてきてくれます。これが白米に合わないわけがない!
気持ちばかりと載せられた一片のたくあん。これが思った以上にしょっぱい!口直しというよりも、塩味追加のためのようなしょっぱさでした。

フードコートだからなのか、量はかなり少量です。色々あちこちのお店を回って食べ歩きたいときには、これくらいの分量がありがたいですね。

その4:タピオカミルクティー

台北のタピオカミルクティ
1杯50〜60元

台湾といえば、「タピオカミルクティ」は外せませんよね!私たち夫婦も、2泊3日の旅行中に3店舗のタピオカミルクティを飲んできました!

  • 50嵐
  • 清心福全
  • PG Tea

圧倒的店舗数で台湾全土にチェーン店を展開する50嵐は、言わずと知れた名店のようです。台湾到着初日に、50嵐のタピオカミルクティを飲みましたが、感動でしたっ!
タピオカの柔らかさ!
お茶の爽やかさ!
濃厚な甘さがお茶と溶け合う一体感!
どれをとっても、日本で飲んだタピオカミルクティとは一線を画していました!

2日目に飲んだPG Teaも清心福全も、どちらも引けを取らない美味しさです!
台湾にあるタピオカミルクティ屋さんだったら、どこでもこんなに美味しいタピオカミルクティが飲めるんですね〜。幸せでした。

タピオカの柔らかくとも歯応えある食感も、筆舌に尽くしがたいほど美味しいのですが、何よりもお茶の味が違う!日本と全然違います!

烏龍茶って、どんな味をしていると思います?
私の中では、薄茶色をしたほんのり風味が付いている程度の、麦茶の出涸らし程度の感想しか抱いていませんでした。けれど、それは日本で適当なお店の茶葉で飲んでいたからこそ…本当の烏龍茶は味が違うんです…!

50嵐とPG Teaでは烏龍茶のミルクティを、清心福全ではプーアール茶のミルクティを注文しました。
この烏龍茶が、これまた絶品!
そもそも紅茶以外にミルクを入れる概念がなかったので、烏龍茶にミルクを入れてミルクティにしていることにも驚きを隠せないのですが、その味わいが最高でした!

ミルクティや砂糖の甘さが最初に舌に触れ、「あ、甘いんだ」と思わせたところに、引いていく波のような晴れやかな爽快感が残されていくっ!
その波に乗るように、ミルクや砂糖の甘さもさらりと流れて、口に残るは清涼感だけ。といった具合でした。
あぁ…思い出してしまうと、また飲みたくなりますね。

プーアール茶は、烏龍茶よりも爽快感が柔らかく、癖のないお茶でした。清涼感・爽快感はあまり求めていない、または苦手という方なら、プーアール茶の方が飲みやすいでしょう。

その5:ダージーパイ

台北西門駅のダージーパイ
1個100元

西門駅のフードストリートで見つけた「ダージーパイ」です!これは本当に食べたかったので、長蛇の列に30分並んで買った甲斐がありました!

手のひらよりも大きな鶏胸肉の1枚肉。それをカリッカリに揚げて、揚げたてのチキンに辛味スパイスをたっぷりふりかけてあります。
テイクアウト専門店のため、そこら中で食べている人がいて、い〜い香りが充満していました!この香りを無視するなんてできませんよ!

外は文句なしのカリッ!
中は肉汁がた〜っぷり溢れてくる鳥の唐揚げ!
それがたった100元で食べられるなんて、お得です。

人気店のせいか、待ちの列はすごく長いです。どんどん注文を取って提供しても、次々に人が並ぶので列が短くなりません。覚悟を決めて並びましょう。
また、列は目的別に2つあるのでご注意ください。

注文するための列は、右側。最初に注文列に並び、支払いを済ませます。そこで受け取り番号が書かれた引換券をもらって、あとは店の近くにいればOKです。
お店前の電光掲示板に番号が表示されるので、自分の番号が表示されたら受け取りに行きます。

けれど、人が多いため大体の人は注文列の左側に受け取り列が、なんとなく出来上がっていました。注文したら、なんとなく左側の人の列っぽいところに行く感じです。
無理に並ぶ必要はありませんが、自分の番号が呼ばれてすぐに取りに行けないと、周りから嫌がられるかも…という雰囲気はありました。それだけ人が集まる人気店です。

その6:葱抓餅

台北西門駅のエッグロール
1個50元

同じく西門駅のフードストリートにある人気店から「葱抓餅」です。英語表記では「エッグロールパンケーキ」と書いてありました。
見た目は薄めのお好み焼き。中身は目玉焼き、ハム、チーズなど色々な具材が入った豪華なメニューまで様々です。私たち夫婦は、初見のお店ではまずメニューの1番上のものを注文します。定番の味を知りたいのです。

1番シンプルな具材の目玉焼きとネギの葱抓餅を注文しました。
中身はシンプルに目玉焼きとネギだけ。折り畳まれた小麦粉の生地が、もっちりとした食感を与えてくれます。
ソースはやっぱり辛味のあるソース。台湾の料理って、辛いのが一般的なんでしょうか?

これも食べ歩きにはピッタリの料理でした。出来立てはアチアチなのですが、寒い日に頬張るとなんとも言えない幸福感!寒いからこそ、アチアチが美味しいですよね。

こちらのお店はダージーパイのお店と隣接していたのですが、店主が1人で調理から接客まで対応していたため、数人分の注文を連続で取ってから、まとめて料理に入って、できた分から提供するという流れで行っていました。
1人で全てを対応しているので、ダージーパイのお店よりも注文にも提供にも時間がかかります。欲しい場合は、早めに列に並びましょう。

その7:コンビニ飯

台北のセブンイレブン
日本と値段はほぼ一緒

意外と大好きコンビニ飯!私たち夫婦は、なぜか海外旅行なのに現地のコンビニ飯がやめられませんw 外を出歩くのに疲れちゃうということもあるのですが、妻の私がコンビニ飯大好きなんです!

コンビニ…それは、和洋中の全てが揃えられた魅惑の園。そこへいけば、前菜からメイン、デザートまでを一気に掴んで帰ることもできる夢のような場所。
しかも、展開するコンビニによって商品の種類は様々。味も様々。その多種多様な商品を眺めるのも選ぶのも、大好きなのです!

ホテルの近くにはセブンイレブンとファミリーマートがたくさんありました。ちょうど立ち寄りやすい位置にセブンがあったので、ご当地コンビニはセブンに決定。
入ってみると、外観も内観も日本とほとんど変わりません。違うのは、観光地ゆえかお土産がちょっと置いてあるくらい。

商品の感じも、台湾っぽいメニューが並ぶ中で洋食メニューもたくさんあって、本当に日本とほとんど変わりませんね。
私がご当地コンビニで好きなのは、カップラーメンです。日本のカップラーメンを置いている土地も多いですが、台北ではご当地のカップラーメンがズラリ!

台北のセブンイレブンのカップラーメン

台北セブンイレブンの「肉骨茶」カップラーメン!確か、肉骨茶はバクテーと呼ぶマレーシアで有名な料理です。骨付きの豚肉を生姜などの具材と一緒に醤油ベースのスープで煮込んだものですが、こちらのカップラーメンはそれをベースに麺を入れたもの。

マレーシアは行ったことがないので、どんな味かワクワク!
醤油ベースなので、未知の風味はあるものの食べやすく、具材がほぼ乾燥ネギという潔さも気に入りました!
日本の醤油ベースのラーメンとは違い、漢方のような風味が隠れている感じがします。

台北のセブンイレブンの台湾おでん

台湾おでんも、コンビニだったら躊躇なく買えます。
長方形のものはおそらく豆腐だと思うのですが、たっぷり煮込まれた豆腐は本来の柔軟性を捨て去り、どっしり重みのある練り物のような硬さのある形へと変貌を遂げました。
これがまた、つゆがシミっシミで美味しい!

煮卵はおでんとは別の鍋で煮込まれいて、殻ごと入っています!こちらにも八角の風味がジワリと効いていて、日本でよく食べられるマイルドな煮卵とは別物!
似ている料理でも、国が違うと少しずつ違った味わいが足されていくんですね。こういう文化の違いが面白くて、現地のコンビニ飯がやめられません。

台北のセブンイレブンの海苔巻き

米ものも欲しかったので、サラダ巻き風な海苔巻きも購入しました。
こちらは想像の範囲内の味。見た目どおりのマヨネーズ入りのサラダ巻きです。クセがなく、食べやすいので異国料理で疲れた胃袋でも、すんなり入るかと。

まだまだ食べ足りない!

初の台北旅行で、行く前から情報収集に余念はありませんでした!どのお店の何を食べようか、しっかり計画していたにも関わらず、お店が見つからないこと、計画していたお店の周りにも美味しそうなグルメがたくさんありすぎたことで目移りしてしまい、夜市に行ってもメニューを決められず人に酔うという始末…

車酔いのような状態になってしまった上に、2月の夜はまだ極寒で、ダウンコートを着ていても手先が冷えてしまうほどの寒さに心身がやられてしまいました。
美味しいものは食べられたけれど、食べたい!と考えていたものは食べきれず、残念無念…。

まだまだ食べたりません!2泊3日どころでは、台北市のグルメさえも食べきれない!そんな気がします。
だから、次に行くときはしっかりお腹を空かせた状態で上陸し、5泊くらいして食べ歩きを極めたいですね。

海外旅行をするたびに、素敵な街と人との出会いが増えていきます。
その度に「またここに来たいな」と思えるのが嬉しいです。
自分の日常の世界の、ほんのちょっと先には眩しい新しい世界が広がっていると、旅行は教えてくれますね。

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