台湾旅行いくなら何に気をつけるべき?旅行してきた夫婦が教える注意点!

国が違えば文化が違う。その違いが「まさかっそんな!」ってなってしまうので、事前に知識を入れて安全な旅を楽しんでください。

目次

事前登録必須!台湾観光局の「お得情報」!

台湾観光局がやっている期間限定キャンペーン「海外個人台湾旅行応援キャンペーン」が、2025年6月30日までやっています!
これ、本当にお得なキャンペーンなので、台湾旅行されるなら是非!

応募条件は、3日以上の台湾旅行(2泊3日もOK!)をされる台湾国籍以外の方であれば、誰でも応募可能です。
事前登録さえしておけば、空港に設置してあるタブレットでくじ引きして、当たれば5,000元GET!日本円で約25,000円です!

もらえるのは現金ではありません。
5,000元がチャージされた3種類の電子マネーのうち好きなもの1つです。
悠遊カード(Easy Card)、iChash、iPassのうち、どれか。

台湾観光局のキャンペーン

私と夫もそれぞれ登録して、台北松山空港でくじ引きやってきました!
日本語が上手なスタッフさんがいて、やり方を教えてくれたのでスムーズにできましたよ。

そして、結果は…
2人ともハズレ(;>△<)!
当たりやすいんじゃないの?当たらないの?2人とも?

YouTubeでは当たっている人しか見なかったので、まさかハズレるとは思いませんでした…
すっごく残念です。
そして、これで交通系ICカードを手に入れる算段だったため、改めてICカード購入しなくてはなりませんでした…
本当に残念!いや無念!

外貨両替は空港がお得

台北松山空港の台湾銀行の両替

台湾の両替は、日本で事前に行うとレートが悪いようですね。
そもそもの疑問なんですが…ネットで台湾の通貨を調べると「ニュー台湾ドル」って表示されるのに、実際に台湾で流通している紙幣には「圓」で表記されているんでしょう?
さらに、読む時は大体「げん」って読みますよね。
謎…

ややこしいので、ここでは「元(げん)」で統一してお話ししますね。
2024年2月中旬現在では、日本国内の空港では10,000円を元に両替すると、約1,890元になります。

2024年2月上旬の台北松山空港内のなんか難しい漢字の台湾銀行で10,000円を両替すると、手数料30元が差し引かれて1,978元になりました。
日本国内であらかじめ両替しておくよりも、現地で両替した方がお得なようです。

街中の両替所での両替も良いと聞きますが、安全性や信頼性を見極める目がないため、私たち夫婦は多少レートが悪くても空港内の銀行を利用しました。

意外と使えないクレジットカード

台湾は、ほとんど日本と変わりない発展度合いだと思いました。それくらい街は整備されているし、不便なところはほとんどありません。
けれど、利用できるクレジットカードの種類には悩まされました!

クレジットカードは、国際ブランドのVISA、MasterCard、JCBならばほとんど使えます。街中のコンビニや夜市の一部の店舗ですらも、クレジットカード決済端末を持っていました。
使えなかったけれども…電波弱いのかな?

私たち夫婦が使いたかったブランドは、アメリカンエキスプレス。
台湾では使えるお店が空港内や免税店などの大きな店舗しかなく、街中では使用できるカード一覧に表記がありませんでした。
ありがたいことに、「新東陽」という名前のお土産屋さん(空港や街中に店舗がたくさんあります!)では、アメリカンエキスプレスも使えたので、助かりました!

台湾で多く見かけたのは「LINE pay」です。コンビニ、夜市、お土産屋さんなど、いろんなところで使える表記がありました。
日本のアカウントのものでも使えるんでしょうか?もし使えるとしたら、便利そうですね。

ICカードが便利だけど現金は絶対必要

台湾の悠遊カード

台湾は交通系ICカードが普及しています。PASMOみたいなやつです。
悠遊カードをはじめ、3種類のカードが普及していますが、使える範囲はそれぞれ異なっているようです。
MRTやタクシー、コンビニでの買い物などにも幅広く使える順番で言うと、次の順番です。

  1. 悠遊カード(Easy Card)
  2. iChash
  3. iPass

2番と3番はそんなに大差がないと聞き及んでいますが、3つとも着々と使用範囲を広げており、台北市のように大きな街ならば、どこでも同じように使える可能性が高いです。
けれど、これだけに頼るのはちょっとまだ無理らしく…

夜市のような場所やタクシーでは、今も現金でのやり取りが主流です。
夜市の一部の店舗ではクレジット決済端末を持ち込んでいて、ICカードも使えるようですが、電波の状態によっては決済が難しいケースも考えられます。

悠遊カード(Easy Card)は一部タクシーでも使えるとなっていますが、呼んだタクシーが使えるとも限りませんからね。現金がないと本当に旅先では困ってしまうでしょう。

トイレに紙は流さない

台湾の排水管、古いものほど細いんですって。だから、紙を流すと詰まってしまうそうです。
けれど、それも古い建物に限られます。

新しく建てられたホテルや複合施設などでは、日本と同じく紙を流しても問題はありません。しかし、よくよく見てみると、注意書きのあるトイレがあります。
そういったトイレでは、紙を流してはいけません。バッチリ詰まります。

車とバイクの爆走具合は程々

台湾も、タイやベトナムと同じように原付バイクがたくさん走っていますが、タイやベトナムほど荒々しい運転ではありませんでした。あちらは絶えずクラクションが鳴る街でしたからね。

台湾の交通量は、かなり多めです。東京や大阪などの土日の主要道路をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。結構な割合で混んでいる…
けれど、どん詰まりになっているところはほとんど見かけませんでしたので、交通量は多いけれど車は流れてはいる感じです。

その交通量の多い道路の隙間を、縫うように走っているのが原付バイク。運転はタイやベトナムほどではありませんが、日本よりも荒っぽい感は否めません。

台北市内の正確な交通ルールはわかりませんが、原付バイクは大きな道路では二段階右折と決められています。日本と同じような標識も見かけました。
そのようなところでは、原付バイクが横断歩道の手前に設置された信号待ちブースのような白線の内側に停車するため、横断歩道に近づいてきます。
ここが危険ポイント!
知らないで横断歩道を歩いていると、原付バイクが突進してくるように感じるので、気をつけてください。

また、自転車で走っている時は、より原付バイクや車に注意が必要です。
自転車に適用される道路交通法のようなものが台湾にもあると思いますが、旅行者はあまり知りませんよね。交通ルールを知らない旅行者が自転車に乗っているとは、現地の方も知らないわけです。

怖いのは、お互い「こうするのが常識!」と思い込んで事故が起きること。
これには気をつけたいですね。自転車で走る際には、車やバイクを見るのではなく、それを運転する人を見ることをおすすめします。視線や手の動きなどで、こちらに指示を出していることがあるので。

同じように、自分がどっちに走りたいかを周りに知らせることができれば、より安全かと思います。
ただし、大ぶりな手信号はバイクや車と衝突するリスクが高いので、やるなら周りにぶつからないように気をつけてください。

MRTは飲食禁止!ドリンクもダメ!

なかなか気がつかない現地のルール。自分の国では当たり前に受け入れられていることほど、気がつきませんよね。
地下鉄のMRTでの飲食禁止も、その1つです。

MRTの改札の足元をよく見ると、入り口の手前に「飲食禁止」の文字が表記されています。MRTの車内やホームの清潔さを保つために、一切の飲食を禁止しているのです。
水さえも飲めないって聞くと、やりすぎだと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?けれど、こうすることで綺麗なMRTが保たれているので、これはこれでアリだと私は思います。

ちなみに、この飲食禁止のルールを破った場合には、罰金刑にあうのでお気をつけください。観光客でも例外なく罰金の支払いが命じられるそうです。

混んでるところはスリ注意!

台湾は発展途上国という雰囲気でもないし、安全な街というイメージを持ちやすいですが、日本に比べると治安が悪い部分は多いです。
特に、多国籍な人が入り乱れるエリアや人が多い道路では、道端でスリ集団に遭遇してしまうかもしれません!

これは私たち夫婦の話ではありませんが、とある台湾旅行の動画で、スリ集団に遭遇した方のお話です。
台北市内の飲食店が多いエリアでお店を探して歩いていると、雨も降っていないのに傘を差した中東系の人が何人か歩道と車道の間に集まっていたそうです。
その道を通りたかった撮影者さんは、その傘を差した人たちの間を通り抜けようとしたところ、ふと後ろに引っ張られるような感覚が気になって振り向いたところ、なんとカバンのファスナーが開いていたそうです。

傘を差した中東系の人が、「あなたのカバンのファスナーが開いていたよ」と教えてくれたそうですが、どう見ても開けていた様子…というのが怖いですね!
スリは、手慣れている人ならば数秒もかからずにカバンやポケットから財布やスマホなど、金銭的価値の高いものを奪っていくそうですから、混雑しているところでは荷物を自分の視界に入るところに置き、ファスナーなどは手で守るのが1番です。

台湾で夫のリュックサックが開いていた

実は…ふと台湾旅行の写真を見返したところ、自転車に乗る夫のリュックサックのサイドのファスナー、全開になっていたんですよね…
私(  ゜д゚)「…いつから?」
夫( ´・ω・)「…わからない」
犯罪、怖い。

市内まで車で20分!台北松山空港が便利!

台北に旅行に行く際には、2つの空港が利用できます。
台北松山空港と台湾桃園空港です。

台湾の空港の位置

規模が大きいのは地図の左側にある台湾桃園空港ですが、こちらの空港は台北駅までエアポートエキスプレスに乗車しても約50分ほどかかる距離に位置しています。

対して、台北松山空港は小ぶりな空港ですが、台北市内と隣接する位置にあるため、MRTに乗車して15〜20分少々で到着、車でも同等の時間で移動できるので、移動時間の大幅な短縮が叶います。

あまり便数は多くありませんが、台北松山空港のほうが観光する時間をたくさん得られますよ。
空港から自転車で15分くらい走れば、免税店のエバーリッチにも行けちゃいます!

春節などの祝日に注意!

今回の台湾旅行…全く時期を考えていませんでした!それがまさか、アダとなるとは!
2月上旬には、春節と呼ばれる旧正月を祝う1週間があります。今現在ではあまりイメージが湧かないかもしれませんが、昭和の年代の方ならわかるはず!
お店が開いていない!ってことを!

台湾の春節は、まさにそんな時期でした。
もちろん営業しているお店は多々あり、春節だから休業しているお店のほうが少ないんですが、街全体の賑やかさが落ち着いているな〜くらいには、休業しているお店が多かったです。

日本では単なる三連休でしたが、渡航する国の祝日も知っておいたほうが、観光予定を組みやすいでしょうね。せっかく旅行したのに、お店が休業ばかりで楽しめないなんて勿体なさすぎる!

台湾の旧正月を祝う春節は、2024年は2月8日〜2月14日まで。
毎年同じ日程ではなく、その年によって1月末日からスタートすることもあるそうなので、旅行計画を立てる際に調べて見てください。

日本語を話せる現地の方が多い

意外だなと思ったのは、日本語を話せる現地の方が多いということです。
「こんにちは」などの簡単な挨拶や「ありがとう」などはもちろん、値段や料理の名前、食材の名前なども日本語で話せる方が圧倒的に多い!

これは、高級なホテルや免税店、空港のような海外の方が多い場所に関わらず、夜市や街中のコンビニのようなローカルな場所でもそうだったので、驚きました。

旅行先でそこに住んでいる方とお喋りができるなんて!ちょっと感動しませんか?
カタコトでも話せるって、スムーズな会話にはもちろんなりませんが、お互いの気持ちをちょっとだけ相手に伝えやすくしてくれて、そのほんのちょっとが嬉しかったりしますよね。

夫も私も、英語を勉強中です。日々、小さなステップを踏み締めています!
今よりもっと話せるようになったら、もうちょっと現地の方とお喋りしてみようかな!

夜市は行列必至!並ぶ覚悟で防寒対策を!

今回の旅行では、「寧夏夜市」に行ってきました!ここでディナーを楽しもうと思って!
けれど、圧倒的人・人・人の多さにやられて帰ってきました…

YouTubeやブログなどで事前に混雑具合は知っていたんですが、行った時期がちょうど春節だったことが関係しているのでしょうか…
事前に調べた以上の大盛況ぶりで、前を歩く人の背中しか見えないレベルの大混雑に巻き込まれました。
写真で見ると、こんな感じです。

台北の寧夏夜市

あまりの混雑と夜の寒さ。このダブルパンチがフライトで疲れた体にじわっとボディブローのように効いてきて、夫と2人で歩くの辛い、寒いの辛いという状態に陥りました。
夫( ´・ω・)「…ちょっと疲れちゃった。もうホテル帰らない?」
私( ´Д`)「そうだね。いざぎよく帰ろう…」

けれど、ただでは帰りたくなかった!どこが最後尾かもわからない列の最後尾を探して、どうにか2品のグルメをいただいてきました!
けれど、これ以上行列に並んでいる体力もなく、夜の寒さにやられての撤退です。

そう!台湾の夜市、混雑もすごいのですが、外気が寒い!寒すぎる!
長袖のインナーに、秋物のパーカーを着て、最強装備ダウンジャケットをフードまで被っているのに寒かった!台北って、こんなに冷え込むんですか?こんなに人がいるのに、全く暖かくないんですよ!

沖縄と同じくらいの緯度にあるから、寒いといっても北国ほどではないと思っていましたが、旅行中の夕方からの冷え込みは「辛い」と言いたくなるほど寒かったです。
ホッカイロが欲しいけれど、それ以上に足を休める椅子も欲しい…

冬の台湾で夜市に行くならば、混雑と行列、そして寒さに耐える覚悟をしていきましょう!
この覚悟、絶対いる!

何着てく?2月のおすすめ服装

夜はとっても寒かった台北ですが、日中は小春日和か?と思うほど暖かいから、着るものに困っちゃいますよね。
旅行の日程は2月10〜12日の2泊3日です。この日程中、11日の天気がとても良く、快晴の上に暖かな空気が入り込んで、まるで春を先取りしたかのような気候に恵まれました。

台湾の2月は、平均気温15〜20度ほど。街を散策するなど体を動かす分には涼しさもあって、過ごしやすい気候です。
けれど、朝晩の冷え込みは10度を下回ることもあるほど冷え込むため、防寒着は必須!

おすすめの服装は、着脱できる上着を持っていくことです。
日中は天気が良ければ汗ばむほどですから、薄手のパーカーやカーディガンなどがあると安心です。できれば、インナーは速乾性・通気性があるものが良いと思います。
薄手の上着1枚だけでどうにかしようとせず、ストールなどの小物を合わせての防寒対策ができると、体調に合わせた管理がしやすいでしょう。

夜は絶対、ダウンジャケットが必要です!
おすすめは、小さく収納できるウルトラライトダウンのようなタイプのもの。日中はカバンに入れておいて、夕方になって寒さを感じたらすぐに着られるように、持っているのが安心です。

旅行中の冷えは、侮らないほうが身のためですよ。ちょっと冷えた空気が、首筋や背中、お腹周りにあり続けると、そこから体温を奪ってあっという間に体調不良になりかねませんから。
特に旅行中は体力も気力も無意識に消耗しているので、自分を疲れさせない意識が大切です。

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