霞ケ浦一周「かすいち」を走る!サイクルボールイベントへ緊急参加してきた!

2020年11月3日にサイクルボールかすいちを完走してきました。コース上の注意や困ったこと、大変だったことをご紹介します。

夫(`・ω・)「ふくいち走るのに体力つくりした方がいいと思うんだ!」
私( ´ω`)「そうだね。ヒルクライム110kmだから、体力はあった方がいいね」
夫(`・ω・)「だから、明日かすいち行く!」
私(; @ω@)本気だー!!!

目次

 

霞ケ浦一周の「かすいち」へ

ふくいちへの参加を決めた夫でしたが、ヒルクライムは初めての挑戦。本格的なヒルクライムをする前に、体力つくりと実力を知る為、かすいちへの挑戦を行うことにしました。
本当、急だよ。いつも( ´・ω・)

しかし、霞ケ浦はつい先日に弱虫ペダルコラボイベントで走ってきたばかりなんですが、霞ケ浦沿いの道は走りやすいし景観もいいので、いきなりですが行ってきました!

 

サイクルボールかすいちの概要

風光明媚な日本7箇所をロードバイクで巡る「サイクルボール」。
期間は2021年3月28日まで。場所によってそれより早く終了するコースもあり。
難易度順に、茨城県霞ケ浦、静岡県浜名湖、滋賀県琵琶湖、静岡県富士山、兵庫県淡路島、福島県安達太良山、静岡県伊豆半島の7コースがあります。
場所によっては200kmを超える長距離コースを走ったり、山越えのヒルクライムをしたりと、コースのバリエーションはとんでもなく幅広いです。

基本的には、1日の内に走り始めて完走することとなっています。全体での注意はあるものの、コースごとに設定された注意や規則が異なっているようなので、行きたいコースの注意書きをよく読んでおくことをおすすめします。

※訂正※
全コースで、2日に分けての完走が問題ないとされていました。
注意としては、スマホのバッテリー消費が激しいこと、アプリが不具合を起こしてしまう可能性があるということ。
バッテリーは充電しておけば大丈夫ですし、アプリ不具合の場合はスマホの再起動で直る可能性があります。それでもアプリがうまく動かなくなってしまった時は、各チェックポイントの写真を撮っておくことで代用できます。

サイクルボール公式サイトのよくある質問より抜粋

茨城県にある霞ケ浦周辺は、畑と一般住宅に囲まれていますが、コースから1本隣の道にはコンビニも多く点在していて、トイレや飲食には困ることはなさそうです。
スタート・ゴール地点に設定されている「かすみがうら交流センター」では、駐車場と更衣室は無料で使え、サイクルスタンドも数多く設置されています。
レンタサイクルもあるので、ちょっとだけ霞ケ浦を走りたいという人も楽しめますね。
また、1階にはジェラートやカレーパンを販売しているカフェがあり、2階には丼やパンケーキなどが食べられる飲食店もあって、食も充実!

 

コース別のルールの違い

全体的な注意事項は共通していますが、路面凍結や積雪などの理由からイベント終了時期が異なったり、完走証明の発行ルールが異なったり、細かな点でコースによって違いがあるようです。
例えば、かすいちとふくいちの違いは、完走証明書の発行ルールです。

共通点:
完走証明は専用アプリでのポイントチェックが必須。他のアプリやGoogleマップでは完走証明にはならない。
専用アプリで各チェックポイントでチェックを行い、窓口で全チェック済みのスマホ画面を提示することで完走証明書がもらえる。
グループで走った場合、全員がそれぞれに専用アプリを使用する。

かすいち:
完走証明書発行は、休日9~16時までの友人窓口対応。
平日や時間外に完走した場合は、完走した当日の内に申請フォームから完走証明書発行申請を行う。

ふくいち:
完走証明発行は、完走当日に営業時間内にゴール地点の窓口のみ。
ゴール地点の飯坂温泉協会は、9~18時営業。

かすいちでは時間が押してしまっても、完走さえしてしまえば何時でも完走証明書は郵送対応で発行してもらえます。
しかし、ふくいちではそれができません。受付はスマホのみなので、スタートはどれだけ早くても大丈夫。ゴール時間だけに気を付ければいいのですが、窓口となっている飯坂温泉協会は18時に営業終了します。それまでにゴールしなければならないということです。全長110kmのヒルクライムを。。。

 

完走コースタイム

コースは霞ケ浦周囲を反時計回りに進んでいきます。
終盤戦となる道の駅たまつくりは、目の前に約30kmもショートカットできる霞ケ浦大橋があって、「もう帰りたい」という気持ちとの戦いになりそうですよね。夫も、橋が見えた時にふと考えてしまったそうです。140kmは途方もない距離ですね。

2020年11月3日完走。サイクルボールかすいちコースマップ

9:08  スタート:かすみがうら交流センターを出発
13:12 和田公園
16:02 道の駅たまつくり
18:10 ゴール:かすみがうら交流センターに到着

休憩時間:約30分
走行時間:約9時間

 

コース間違いに注意!

ざっくりとコースを見てみると、霞ケ浦沿いっぽいところを通過している。つまり!りんりんロードだね!と夫は思い至ったそうです。それが思い込みとは気が付かずに。

霞ケ浦沿いのりんりんロード

軽快に進んでいたかすいちコースのはずが、なんだか次のチェックポイントにいつまで経っても着きません。
夫( ´・ω・)あれ?通り過ぎちゃったのかな?
そう思って戻ってみるも、チェックポイントは見当たらず。夫はここでやっとスマホでコースを確認しました。
夫(; @ω@)りんりんロードがかすいちコースじゃないの?!違うところ走ってる!
思い込みって危険ですね。

 

コースは細い道が結構多い

かすいちのコースに設定されている道の一部は、つくば霞ケ浦りんりんロードと呼ばれる道がありますが、これはロードバイク専用道路ではありません。道路の左端に青い矢印が描かれていて、茨城の景色を楽しみながら走れるという道になっています。

このりんりんロードもそれ以外のかすいちコースも、ほとんどの場所が狭い道になっています。特に霞ケ浦沿いの道は、土手の上を走る道で、景色を見るには最高ですが、すれ違いや飛び出しに注意が必要です。

夫がかすいちを完走した翌朝、ニュースで霞ケ浦のりんりんロードでロードバイク数台の落車事故が起きていたと知りました。
事故の概要は、1人が転倒し、後続がよけきれずに計8人が転倒でケガをしたそうです。
当日は前日からの雨が続き、朝も雨が降っていました。おそらく雨によるスリップが最初の転倒なのでしょうね。ロードバイクは乗るだけなら簡単ですが、スピードはかなり出ます。その勢いで転倒したとなれば。。。自分自身も周りの人にも、危険が無いように気を付けねば!

 

チェックポイントがわかりにくい

イベントなのでチェックポイントはわかりやすい場所かと思えば、そうでもない様子。スタートして最初のチェックポイントに着いた夫は困惑したそうです。

夫( ´・ω・)イベントの看板も旗もない。何の変哲もない農園しかない。。。けどチェックポイントみたいだ。

最初のチェックポイントは「れんこん農園」。見た目は直売所併設の農園にしか見えません。かすいちイベントの目印になるようなものもなく、直売所の人もロードバイクのイベントのことを知らない風だったようです。

ポイントのチェックは、専用アプリを起動しているスマホがチェックポイントの500m圏内に入ることでチェックできるようになります。その為、チェックポイントに指定されているお店の人達がこのイベントを知らなくても、イベント的には問題ないんでしょうね。なんだか不思議なイベントですよね。
それを証明するかのように、何にもない道路上がチェックポイントとなっている場所もあります。夫以外にも通り過ぎてしまう人が続出していたそうです。チェックポイント場所は事前に確認しておいた方がよさそうですよ!

 

補給予定場所の営業時間が!

道迷い、仕事の電話などのアクシデントが重なって、予定よりも遅れてしまった夫ですが、夕方に予定していた補給場所へとやっと到着!ヘトヘトになりながら着いたのは、霞ケ浦大橋の東側にある道の駅「たまつくり」。ここにあるご当地バーガーが目当てです!

ご当地バーガー「なめパックン」。マナズをパテに使った珍しいバーガーです。その他にも鯉のバーガーもあるとか!
なのに、残念ながら軽食提供の営業時間は16時まで。
夫が到着したのは16時10分過ぎ。。。少しの差でご当地バーガーに手が届きませんでした。

道の駅自体は18時まで営業しているのですが、他に食べられるものがなく、補給予定場所だったのに無補給で次へ向かうことになってしまいました!
時刻は16時過ぎ。後半を過ぎた頃合いの夫の体は、補給で体力と気力を繋いでいるといっても過言ではありませんでした。
次に補給できる場所までは、約35km。夕暮れの厳しい戦いの幕が上がりました。

 

日暮れは事故率増加!

霞ケ浦沿いを走るりんりんロードは、土手の上に道があります。道の両側にフェンスやガードレールはありません。つまり、落車したら霞ケ浦へ一直線です。
怖っ(; >ω<)!

夫も日没後に霞ケ浦沿いの道を走ることになってしまい、いくらロードバイクのライトで照らしているとはいえ、他に街灯がない道を爆走はできなかったようです。
霞ケ浦の周囲は畑や民家があるような立地になっていて、観光地のように煌々と明かりがついているというわけではありません。そんな道を日が暮れてからロードバイクで走ろうものなら、やっぱりスピードを落として安全に走るしかないですよね。

 

モバイルバッテリー必須!

140km程度は4~5時間で完走できるという自信がある人ならば、モバイルバッテリーも必要ないかもしれないですね。けれど、通常は必須だと思います!

夫は今回、2台あるモバイルバッテリー両方を携行していきました。1台はスマホ1台をフル充電できる容量があるもの、もう1台はスマホ2台をフル充電できる容量があるものです。もちろんスマホは100%充電完了した状態でスタートしています。

その状態で約9時間を専用アプリとGoogleマップで使用した結果、2台半ほどの充電容量を使いました。
途中で仕事の電話が入り、作業をしなくてはならなくなったというアクシデントで、スマホの電池を余計に消耗していますが、それでもモバイルバッテリーは必須でしたね。持って行かなかったら、チェックポイントでチェックできずに、完走証明もできなくなるところでした。

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