縦走・八ヶ岳のテント泊登山へ!赤岳鉱泉~硫黄岳~横岳~赤岳を渡り歩く!
涸沢カールに行った週末には、もう陣馬山へ行く元気を充電している夫。私はのんびり過ごしたいので、お留守番です。
そして、その翌週もまたお留守番になってしまうとは(; ´ω`)
目次
- 八ヶ岳をテント泊で縦走する1泊2日登山
- 早朝出発でも駐車場は混雑
- 3つのピークを登頂!
- アーベントロートの横岳!
- やっぱり眠れないテント泊
- 早朝帰宅は渋滞ナシで快適
- テント泊に目覚めた夫
- 追記:駐車券でコーヒー無料!
八ヶ岳をテント泊で縦走する1泊2日登山
うん。まずビックリです。涸沢カールから帰った翌週なんですが、早くも縦走登山のテント泊をする気満々で、金曜日の夜に「山行く!」と夫に宣言された妻の気持ち、どう思われます?
夫(`・ω・)「やっぱり山行ってくる!今年もそろそろ最後の登山になるだろうし」
私( ´Д`)「そうか。お留守番は寂しいが、気を付けていってらっしゃい。ちなみにどこに登るの?」
夫(`・ω・)「八ヶ岳にしようかと思ってるよ」
私( ´・ω・)「ふむ、八ヶ岳か。山は寒さが増してるだろうし、気を付けてね」
夫(`・ω・)「うん!テント泊してくる!」
私(; ◎□◎)「テント泊?!」
なぜそこまでして山に浸っていたいのか。私には理解が及ばないところまで、夫の山好きは深まっていたということなのでしょうか。
金曜の夜に計画して土曜の朝には出発するという、ある意味強行でしたが、テント泊経験もあって、八ヶ岳も登ったことがあるルートということで、とりあえず無理はしなかろうと思ってお見送りしました。
そんな夫の登山計画がこちらです。
- 土曜日早朝 車で美濃戸口へ出発
- 美濃戸口から登山開始
- 赤岳鉱泉でテント設営
- 硫黄岳を登る(山頂でお昼ご飯休憩)
- 赤岳鉱泉へ戻ってテント泊
- 翌日午前中に下山と帰宅
登山計画段階では、縦走ではありませんでした。実際には、硫黄岳~横岳~赤岳まで登ってきました。YAMAPみまもり機能で連絡される現在地を見て、ビックリした私の心情を察していただきたい!驚いたわ!
早朝出発でも駐車場は混雑
山の基本は早朝出発。しかし、これは登山口からの登りはじめを指す言葉であって、家を早朝に出るという意味合いではありません。強行登山は大変危険です。気を付けて登ってくださいね。
しかし、夫の朝はいつも早い。早いと言われる時間帯は、いつも起きているので全く問題を感じません。(寝るのも早いんです。20時とか21時とか)
いつも通りに早朝に起きて、夫はザックにあらん限りの行動食を詰め込んで、目指す山へと向かいました。
美濃戸口の駐車場に着いたのは朝6:30頃なのですが、すでに車は満車に近い状態だったようです。夏が終わって涼しくなり始めた土日だったので、登山者の数は急増しているようですね。
かなりの台数が入る駐車場ですが、晴れた土日はどこもいっぱいなのは当たり前の光景ですね。
八ヶ岳は縦走登山でも人気の山なので、2~3日駐車するという車もあるはずです。待っていれば空くわけではないのが、登山口駐車場の怖いところですよね。
3つのピークを登頂!
夫から、登山スタートの連絡をもらったのが午前6:30。そこから6時間連絡がありませんでした。そろそろお昼を迎える頃。もうそろそろどこかでお昼休憩をしているか、登頂したと連絡が入ってもいいはず、とソワソワしていると、夫から連絡が!
夫(*´ω`)「赤岳鉱泉到着!」
私(*´ω`)「無事着いたか~。いやに時間かかってるな。厳しい道だったのかな?」
そう思っていると、どんどん送られてくる山の写真。テントで寝ている夫、硫黄岳山頂でご飯を食べている夫の写真、途中経過の赤岩ノ頭というところの写真などなど。
夫の現在地がイマイチ掴めません。
実は、赤岳鉱泉では電波が届かず、硫黄岳山頂まで行ってまとめて送信してくれたみたいでした。
そして夫は再び電波の届かない山の中へ。次に連絡がきたのは、赤岳山頂の看板前でキメポーズをとる夫の写真でした。
事前の登山計画では、硫黄岳に登るとだけ伝えられていたので、どうして赤岳山頂に夫がいるのか不思議!
後々になって話を聞くと、意外と時間があったので硫黄岳から横岳へ、そしてまだ時間に余裕があったので赤岳まで進んで、行者小屋を経由してテントを設営した赤岳鉱泉に戻ったそうです。
体力と時間さえあれば、どこまでも行くだろうとは思っていましたが、まさか1日の内に3つもピークを登ってくるとは想像以上でした。
無事では良かったけれど、あまり驚かさないで欲しいです。。。待つ身は心配よ!
今回の登山行程はこんな感じになりました。
6:30 美濃戸口を出発
9:10 赤岳鉱泉に到着。テント設営・休憩
11:30 硫黄岳登頂。お昼休憩
13:50 横岳登頂
15:30 赤岳登頂
16:40 行者小屋通過
17:00 赤岳鉱泉に到着
翌7:00 下山
アーベントロートの横岳!
朝焼けで山が赤く染まる現象を、モルゲンロートと呼びますが、その逆に夕日で山が赤く染まる現象にも名前がついています。その呼び名は、アーベントロート。
ドイツ語で、アーベント=夕方。ロート=赤。この2つを組み合わせた単語のようです。
それが、赤岳鉱泉から見上げた横岳で見られるとは!夫も運が良い!
写真ではそこそこなオレンジ色をしていますが、実際に見ている時はもっと赤っぽく染まっていたそうです。
涸沢カールのモルゲンロートと同じく、これも一見の価値ありですね!
やっぱり眠れないテント泊
涸沢カールに引き続き、やっぱりテント泊で眠りに付けない夫。どうしたものでしょうね?
夫が感じた今回のテント泊での欠点は、斜面だそうです。
天気の良い土日だった為、テント泊登山者も多くいて、夫が赤岳鉱泉に到着した時には、すでにたくさんのテントが設営されていたようです。もしかしたら金曜からの連泊の人達の可能性もあります。何時に来ても、繁忙期のテント場は混雑必至ですね。
そして、その結果に得られたテント場は、やはり斜面。平坦で石や岩が少ないところって、人気なんですよね。
斜面にテントを設営する場合、斜面の上側が頭になります。逆にすると頭に血が上ってしまうので。
ただ、今回の場合はその傾斜が割とキツかったようです。寝袋でごろごろする度に、ずるっと斜面の下方向にずれていく夫。これを改善する術は何かあるでしょうか?テント泊で落ち着いて寝るには、まだまだ経験が足りないようです。
早朝帰宅は渋滞ナシで快適
みなさんは、山で何をしますか?実は、登っている時以外はとっても暇を持て余すのが山です。
満足に電波は入らないからスマホは見れないし、荷物が重くなるから暇つぶしグッズは持っていないし。こうなると、食事と写真以外に何もすることって無いんですよね。
そうなると夫の行動は早かったです。朝ご飯を日の出前に済ませたら、朝日が昇るのを見てから颯爽と下山!
しかし、このお陰で帰り道は渋滞知らずで帰れたようです。
いつも山の帰り道の高速道路では、渋滞にあっていました。渋滞が起きているインターまで到着してみれば、すでに渋滞の最後尾前方の渋滞最後尾と繋がって、ひとつの大きな渋滞へと発展済み。
こうなると、先は長いんですよね。。。本当に辛い。。。
けれど、早朝帰宅だと高速道路も空いていて、トイレ休憩もすんなり行けたようです。渋滞しない高速道路、いいですよね~。
テント泊に目覚めた夫
涸沢カールで寝れないテント泊を経験して、八ヶ岳でもよく眠れなかったテント泊になってしまった夫。
それなのに、なぜかテント泊の魅力にとりつかれてしまっています。。。なぜ?
夫(`・ω・)「テント泊いいね!下山時間を気にしなくてもいいし、帰りの高速も空いてて渋滞にはまらないし!ストレスなく山に登れるよ!」
私( @Д@)それかー!
2度のテント泊を経験して、どっちも満足に眠れなかったというのにテント泊を気に入っている夫。なぞだったんですが、この感想を聞いて納得がいきました!
登山で大変だったことと言えば、下山時間というリミットがあること、帰り道の高速が渋滞を起こしてしまうこと。この2点は非常に面倒でした。これがテント泊をするとどちらも解決できてしまうんですよね。
まず、私という足の遅い登山初心者がいることで、山頂に着いてもゆっくりしている時間は、それほど長くはありません。下山時間を考えると、ご飯を食べて一服が精一杯です。
しかし、テント泊をするならば、日帰り登山よりもゆっくり進んでいても、山に泊まれるのですから時間に余裕が生まれます。それもかなり。
そして、帰り道の高速。これが必ず渋滞を起こしてて。こればっかりはしょうがないんですが、やっぱり渋滞は辛いんですよね。
休憩挟むこともできないし(サービスエリアがまず渋滞)、近道できる別ルートがあるわけでもないし(どこも渋滞で遠回りする意味ナシ)。
で、テント泊だとどうなるかと言うと、走る時間帯が変わることで、全くの渋滞知らずに!
八ヶ岳テント泊をして、この快適さを知ってしまった夫は、すっかりテント泊の虜です。
私は眠れないテント泊は、やっぱり嫌なんですが。今後の夫との登山はどうなってしまうのでしょうか。。。
追記:駐車券でコーヒー無料!
夫が帰宅してから、後々になってから気が付いた出来事です。
私( ´ω`)「へぇ~この駐車券、シールになってるんだね。どこかに貼る?」
夫( ´・ω・)「シールか。。。キャンプ用のケースにでも貼ろうかな」
私( ´・ω・)「あ、これでコーヒー1杯もらえるみたいだよ?」
夫(`・ω・)「何それ!」
駐車券の裏面をよく読むと、駐車場のある八ヶ岳山荘で駐車券を提示すると、コーヒー1杯をいただけると書いてありました。
夫、読んでなかった。。。
夫(; >ω<)「あー知ってたら貰ってきたのに!コーヒー買ったのに!」
説明書きはよく読みましょう( ´・ω・)!
このコーヒーサービスに、気が付いた人いますかね?有効期限は書いてないから、次の登山の時に使ってみようと思ってます。