夏の登山は【雷鳥沢】へ!アルペン立山の絶景地でキャンプしたい!

これは登山なのか…それとも旅行なのか…
簡単には近付けない場所にあるくせに、登山・観光客から大人気な立山黒部アルペンルート!
今期の夏は、そこに行きたい!

目次

立山黒部アルペンルートってどこ?

年明けから「暇〜やることが無い〜」と言っていた夫に火がつきました。着火するまで時間はかかるけど、火がつくと止められないw
キャンプにトキメいたと思ったら、流れで登山にもトキメキ出しちゃいました。そのお陰で、今年の夏の目的地が決まりそうです。

夫(`・ω・)「妻ともキャンプがしたいな!ここなら一緒に行けるかな?」
妻( ´・ω・)「どれどれ…ほう、黒部ダムがあるところだね」
夫(`・ω・)「ここなら歩くところがほとんどないから、体に負担は少ないと思うんだ!」
妻( *´∀`)「いっぱい考えてくれて、ありがとう!確かにここなら行けそうだ!」

キャンプに登山にトキメキ出した夫は、その気持ちを妻と共有したいと思ってくれていました!
(≧▽≦)嬉しー!!
登山をやり始めた時も、キャンプをやり始めた時も、夫とスタイルの違いで一緒にいてイライラしたり、その後は一緒に行けないことが多々ありましたが、数年経ってお互いのスタイルを理解した今ならっ!もっと素敵な登山&キャンプができる気がしています!

そんな素敵登山ができそうと白羽の矢が立った場所は、雷鳥沢キャンプ場。
場所は、黒部ダムがあるところの近くと言った方が、わかりやすいでしょうか。

黒部ダム地図

黒部ダムは、富山県と長野県の県境にある有名なダム。建設当時、人が足を踏み入れることのなかった秘境にて工事が行われたため、工事自体が命懸けだったとか。
けれど、第二次世界大戦後の復興で必要な大規模電力をまかなうためにも、どうしてもダム建設が必要でした。
そのため工期を7年と定め、工期以内に完成しなければ関西地域の電力は破綻する覚悟で着工。
作業人員は延べ1,000万人、秘境での工事による殉職者171人を出しながらも、7年の歳月をかけて完成しました。

建設工事に詳しくない素人から見れば、工事で殉職者が出るという環境そのものにビックリです。もっと安全を図れなかったのだろうか?という疑問はありますが、工期を守れなかった場合にも失うものが大きく、危険を犯しても進み続けるしかなかったであろう当時の状況を想像するばかりです。

今では、当時の工事作業のための通路などが整えられ、黒部ダムまで観光する道ができています。
過去、その道を作った方々がいたからこそ、あの雄大な景色を安全に見ることができているのですよね…。

そう!現代においても、黒部ダムはある意味で秘境のような場所に位置しています。
なぜなら、アクセスルートが本当に少ないから!
山と山の間の谷間と言っても過言ではないアクセスの悪いところまでいかなければ、辿り着けない場所にあるのです。

アクセスは2ルートしかない!

今回キャンプ地に選んだ雷鳥沢キャンプ場は、黒部立山アルペンルートの中ほどにある「室堂」という駅が最寄り駅となります。
室堂駅に行くには、長野県側もしくは富山県側の2つのアクセスルートのどちらかからしか辿り着けません。

黒部立山アルペンルート行き方

私たち夫婦は長野県側からアクセスします。
扇沢駅までは車で。そこからはマイカー規制区間となるため、トロリーバスやロープウェイを乗り継いで室堂駅まで向かいます。

この道のりが、ちょっと行ってパッと帰るくらいの距離感だったらいいのですが…。過去に秘境と呼ばれた場所がそんな近距離なはずがありませんでした。
扇沢駅から室堂駅までは、なんと片道2時間の行程!
これもスムーズに乗り継げたらという話で、乗り継ぎがうまくいかない・周囲も散策しながらとなると、さらに時間がかかることが予想されます。
だって、観光名所の黒部ダムが室堂駅の手前にあるんですもの。ここを観光して回らないなんて勿体無い!

反対側の富山県からアクセスした方が室堂駅までは近いのですが、富山県側のアクセスポイントである立山駅まで行くのに時間がかかってしまいます…
そこでタイムロスするくらいなら、長野県側の扇沢駅から行った方が楽なのです。
秘境に行くには、相応の時間がかかりますね。まるで冒険のよう!

キャンプ地は360高山に囲まれる雷鳥沢!

キャンプ地の雷鳥沢は、北アルプスの1つである立山の麓…ふもと?と言っていいのかわからないほど、山間にありますw 360度すべてが山なので、どの山の麓にあたるのでしょうね?
そんな山に囲まれたキャンプ場は、涸沢カール以来です!

最寄り駅の室堂駅からは歩いて約1時間ほどかかる盆地のような場所にあり、名前の由来になった雷鳥が生息するエリアです。
雷鳥は、特別天然記念物にして絶滅危惧種に指定された鳥。冬はずんぐりとした白色のボディ、夏は褐色でややスリムボディに変身します。

この雷鳥、稀にテントエリアや登山道に姿を現してくれるのですよ〜!
野生ではありますが、人をそんなに恐れていないようです。こちらが静かにしていれば、近くを歩いてくれるかもしれません!

天然記念物と一緒にキャンプだなんて。素敵だと思いませんか?
一生の思い出に残ること間違いなし!
思い出といえば、この雷鳥沢から見える景色も、一見の価値ありと評される絶景揃いなのです!

山間にあるため平坦ではありませんが、多少のアップダウンの道を歩けば、パノラマの大自然がどこでも見れます。
有名なのが「みくりが池」。ここは人口なんじゃ?と疑うほど真っ青な池で、風がないときなら良いリフレクション(反射)の写真が撮れるポイントとして知られています。

室堂駅の近くには、巨大な雪の回廊で知られる「雪の大谷」も。こちらは雪が積もっている期間限定のため、毎年4〜6月にはたくさんの観光客で賑わっているそうです。
こちらにも足を伸ばせたら〜とは考えていますが、キャンプ場と逆方向なので見に行くか迷い中。

雷鳥沢キャンプ場での1番の楽しみは、絶景を見ながらのティータイム!
文庫本を1冊持って行って、本を読んだり、いつもなら遠く霞む山々を間近に感じてお茶を飲む…そんな素敵時間を味わいたい!
もちろんお菓子もたっぷり買い込んでw

テント泊登山?いやこれは「旅行」!

今回は登山というよりも、旅行に近いかな?と思っています。その理由は、「自力で歩かなければならない距離が短いから」です。
室堂駅まで距離はありますが、そのほとんどがバスやロープウェイに乗っている時間です。移動で歩かなければならないのは、黒部ダム〜黒部湖の間(徒歩15分)と室堂駅からキャンプ場まで(徒歩1時間)くらいなのもの。

たったそれだけならば、日々のお散歩ウォーキングで鍛えた足があれば、踏破は難しくありませんっ!
だから、ちょっとくらい荷物が重くなっても大丈夫だろうと甘く見積もっていますw
(;>△<)これだ盛大なフラグになりませんように〜!

行く場所は山なのだけれど、こんなにも気楽な「登山」は初めてではないでしょうか?
こんな風に行ける場所をもう1つピックアップしているのですが、あまりにも簡単すぎるため、夫には不評でした…残念。

けれど、雷鳥沢は夫も興味津々!あの山間の地にテントを張って、のんびりと過ごしたいと!
このチャンスを逃す手はありません!夫と共通の何かができるチャンスは最近減っておりまして、このチャンスを逃すと一緒に過ごせる時間が減ってしまうのですよ。
夫推しな私としては、これ以上一緒にいる時間が減少してしまうのは悲しいので、全力でこのチャンスを掴みにいきます!

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