【バティックエア】って?!成田空港〜クアラルンプール間フルサービスキャリア?をレビュー!

バティックエアって聞いたことがない航空会社で…調べてみるほど謎が深まる…
「これ、乗って大丈夫かな?」って航空会社に乗ってきますw

目次

【バティックエア】はLCC?フルキャリア?

【Batik Air(バティックエア)】は、旧名【マリンドエア】と呼ばれ、LCCとフルサービスキャリアの中間という位置付けで創設されました。
親会社はインドネシアにあるライオンエア。こちらはLCCの航空会社です。LCCがフルサービスキャリアの航空会社をつくるって、面白い試みですね。世界初だそうです。

そして、もっと不可思議で面白いのが…現在、『バティックエア』と名のつく航空会社が2社あることです。(おそらく!おそらくですよ!2024年11月の情報です)
マレーシアと日本を結ぶ『バティックエア・マレーシア』と、インドネシアで就航している『バティックエア』です。
ロゴが全く一緒だったり、呼び名もほぼ一緒のため、自分がどちらの航空会社のチケットを予約したか、最初は区別がつけられませんでしたw

見分けるポイントは、今のところ1つです。
それは、フライトナンバーの頭のローマ字。
OD=バティックエア・マレーシア
ID=バティックエア(インドネシア就航の方)
どちらのローマ字が頭についているかで、見分けることができます。

なぜ同名の航空会社が同時に存在しているのか。紛らわしいことこの上ないのに、どうしてこんなことに?と思って色々調べてみましたら、どうやら分裂?したらしいことがわかりました。

ライオンエアの子会社として創設されたマリンドエアは、2022年にリブランドしたのを機にバティックエアに改名します。その際、どういう訳かわかりませんが、就航するエリアを分けて2つの会社に分かれたようです。
2022年のリブランドで、何かあったのでしょうね。

バティックエア・マレーシアの方は、現在フルサービスキャリアとLCCの中間の航空会社として、成田空港〜クアラルンプール間の直行便を運行しています。
フルサービスキャリアよりも料金は安く、預け荷物や機内食が有料だったり、座席指定が有料だったりするLCC的な一面もあれば、ビジネスクラスを有してLCCよりも格は上という不思議な立ち位置です。
(ビジネスクラスは機内食が提供されます)

席の種類多すぎないか?

これまで、そこそこ海外旅行にも行っていますが、飛行機の料金や座席、オプションサービスなどについて詳しいわけではありません。
なので、バティックエアの座席別の料金設定が一般的なのかどうかわかりかねますが、私からしてみれば「種類多すぎ!」と感じました。

バティックエア・マレーシアの座席別料金

上記は、とある平日の成田空港〜クアラルンプール間の1人分の料金です。
選べる座席の種類はエコノミーとビジネスですが、エコノミーに3種類、ビジネスに2種類それぞれ小分けにされた料金設定があるんです…!

それぞれの違いは、種類の下にある丸で囲まれた4つのイラストで表示されています。
このイラストは、オプションサービスが付いているか付いていないかで、付いていない場合は、有料で付けられます。(全部ではないのかな?)
4つのイラストを左側から解説すると…

  1. 荷物:無料の受託荷物の重量。
  2. マイル:マイルが貯まるか貯まらないか。
  3. 座席指定:座席指定が無料でできるか。
  4. ラウンジ:空港ラウンジへのアクセス権があるか。

全てのイラストに赤い斜線が引かれているエコノミースーパーセーバーは、受託荷物は課金すると預け入れられて、このフライトでマイルは貯められず、事前の座席指定はできず、空港ラウンジへ行けない座席だということですね。
受託荷物に関しては、エコノミー価値で20kg、エコノミーフレキシで30kg、ビジネスプロモーションで30kg、ビジネスフレキシで40kgが預け入れられます。

ちなみに…この説明は公式サイトならカーソルをイラストに合わせることで表示されるのですが、外部の航空券予約サイトだと、違いが明確に説明されていませんでした。
私たち夫婦は、ポイントを使いたいがためにエクスペディアで航空券を予約したのですが、その際にビジネスクラスのプロモーションとフレキシの違いの説明が全くなく、空港ラウンジへのアクセス権がないチケットを購入してしまいました!
( ´Д`)こんなの嘘よ!嘘と言って!

せっかくのビジネスクラスだったから、空港ラウンジも楽しみだったのにぃ〜!
違いが全くわからないというのは、こんな画面だったからです。

エクスペディア上でのバティックエアビジネスクラス航空券

違い…全くありませんよね。
一応、欄外に詳しいことはその航空会社の公式サイトで確認してね、とは書かれていましたが、1番の違いをなぜ表記してくれないのか…!
ビジネスクラスといえば、空港ラウンジ必須だよぉ!

あまりにも悔しかったので、バティックエアに問い合わせてみました(メールで)w
私( *´∀`)「今度バティックエアに搭乗するんだけど、この予約番号のタイプで空港ラウンジ使えますか?」
返信( ´∀`)「ビジネスクラスね。日本にはないけど、クアラルンプール国際空港にあるラウンジには行けるよ!」
私(≧▽≦)「マジかっ!ラッキー!」

と、実はバティックエアから「ラウンジ利用可能」の言質を取っておりましたw
まぁ、この言質が通用するのかどうかは、マレーシアでわかることです。
→結果は後述!

オンラインチェックインでChromeの翻訳が使えない?!

せっかくビジネスクラスを予約して、色々な優先権を得ようと思っていたのですが…空港ラウンジは使えないかもしれず、事前の座席指定もできず…ちょっと勿体無いな〜と思う点がありましたが、広々とした座席で空の旅を楽しめるならば問題はありません!
私( ´・ω・)でも…席は夫の隣がいい…寂しいじゃない。

私たち夫婦は、今回の航空券をエクスペディアで取りました。そのせいなのか、事前の座席指定ができませんでした。
バティックエアの公式サイトから試したところ、チケット購入時に座席指定がちゃんとできる仕様になっていて…
外部サイトだとビジネスクラスでも座席指定させてもらえないなんて…(涙)

さらなる不遇はまだ続きました!
待ちに待ったオンラインチェックインが利用可能になった朝、バティックエア公式サイトからチェックインをしようと思ったのですが、肝心のGoogle翻訳機能が全く意味のわからない文章に変換されてしまい、困惑の朝です。

Google Chromeの翻訳機能で翻訳したバティックエア公式サイト
Google Chromeの翻訳機能を使った状態です。

(  ゜д゚)何がどうして、こんな文章が生み出されたのか…
読めないだけじゃなくて、意味がわかりません。

入力項目は、4つ目以外は薄灰色の例文を見れば何となくわかるのですが、4つ目の項目は例文を見ても意味を読み取るのは困難ですよねw
さらに下に続くオレンジの枠内は、きっと注意事項とかそういうのだと思うのですが、何一つ読めませんでしたw

これはヤバイと思ったのですが、「Google Chromeではないアプリからなら、どうなるんだろう?」という好奇心があって、Safariから開いてみました。
それが、こちら。

Safariの翻訳機能で翻訳したバティックエア公式サイト
Safariの翻訳機能を使った状態です。

あら不思議!Safariからなら、しっかり読める日本語で翻訳されるではありませんか!
最近はずっとGoogle Chromeさんにお世話になっていましたが、Safariさんに乗り換える日が来るかもしれませんねぇ。

いざ!オンラインチェックインへ!

バティックエアのオンラインチェックインは、ジャスト24時間前からです。それ以前の時間にチェックインしようとすると、「あなたのチェックインは○分後よ?」とエラーメッセージが表示され、チェックインできませんでした。(数分前でもダメだったw)

オンラインチェックでは、予約者名が表記されていて、それぞれに『ドキュメントを追加する』という項目がピンク色のボタンで表示されています。
必要事項を入力するため、このボタンを押して以下の内容を全部入力します。

  1. 名前
  2. 性別
  3. 生年月日
  4. 国籍
  5. ドキュメント番号(パスポート番号)
  6. 発行国
  7. 有効期限(パスポートの)

ここが翻訳機能の面倒なところ!
5番目の『ドキュメント番号』って、何のことだかサッパリ検討がつきませんでした。
焦って調べると、パスポート番号のことだとはわかったのですが。
本当に…翻訳機能ばかりに頼るのが難しい航空会社です…

スマホ版でのオンラインチェックイン画面は、こんな感じです。
最初に『ドキュメントタイプ』の選択項目があるのですが、最初から『パスポート』と表示されていました。この部分を素通りしていなければ、後に続く『ドキュメント番号』の意味も繋がりやすかったのかもしれませんw

バティックエアのオンラインチェックイン画面

さて、ここで面白いことが起きました。
翻訳機能だと何と書いてあるかわかりにくかったため、(ドキュメント番号がね)私は原文を表示させてみよう!と思い立ったのです。そして、Safariのメニューから原文表示を押した途端…
今まで入力していた全てが消え去りましたぁ…
(  ゜д゚)今までの苦労よ、お疲れ様でしたァ……

非常に残念です!
皆様、翻訳機能を付けたり消したりは残念なことになりかねません!
最初に設定したら、触らないのがおすすめです!

もう一度入力をやり直して、何とか座席指定まで終えて、ようやくオンラインチェックインを完了させることができました。
この時、朝の4時w
ふと目が覚めて、気になってしょうがなかったので、ついやってしまいましたが、頭が起きている時間帯に作業した方がいいですね。早朝の寝起きは頭が働きにくいですw
でも、座席が決まった安心感でこの後ゆっくり眠れたから良し!

ラウンジはある?なし?

バティックエアは、スカイチームやワンワールドのような組織には加盟していません。なんてったってローカルな航空会社ですから。
そのため、ビジネスクラスを予約していても日本国内のどの空港でも利用できるラウンジがないっ!
( ´・ω・)残念の極みです…

しかし!本国マレーシアでは、プラザプレミアムラウンジがあります!
こちらの利用が可能になるのですが、利用するには条件がありまして…
ビジネスクラスの中でも【フレキシ】に分類されるクラスでフライトを予約した方のみが、利用できるようになっています。

私たち夫婦が取ったのは【ビジネスクラス プロモ】の方。本来ならば空港ラウンジは使えませんが、バティックエアに問い合わせたところ、「使えるよ」との言質取ったり!
いざ!と意気込んで行ってみたところ、チケットを見て「これじゃ入れません」と、呆気なくゴメンナサイされました。
私( ´・ω・)まぁ…そうなる予感はしていたです…

今度バティックエアのビジネスクラスに乗るときは、【プロモ】じゃなくて【フレキシ】にします!
ラウンジが利用できないなんて、ビジネスクラスの楽しみが半減だー!
でも、日本国内ではどちらにしても利用できるラウンジはないのが悩みますね。料金一万円くらい高くなるのに…

A330-300のビジネスクラス解説!

バティックエアのエアバス330-300
エアバス330-300のビジネスクラス

今回、行きと帰りで違う機材の飛行機に搭乗する機会を得ました!
Go to マレーシアへは、エアバス330-300機
Go to 日本へは、ボーイング737-800機
まずは、行きのA330-300機のビジネスクラスについて解説します。

A330-300機のビジネスクラスの座席配列は、2-2-2が2列ある全12席。
シェル型の座席を採用しており、後ろを気にせずにシートを倒せるのが本当に嬉しい!周りを気遣う小心者な私には、こういう座席がビジネスクラスであって欲しいと常々思っています!

さすがビジネスクラス!フルサービスとLCCの中間といっても、シートピッチの広さはさすがでした!
左右の幅にも余裕がありながら、足元はもっと広く感じられます。私たち夫婦は2-2-2の中央の2席だったため、目の前は通路にもなりそうな余裕があり、足を伸ばしても目の前の壁には届かないほどでしたw
身長175cmの夫でも、足を伸ばしてリラックスできるほどです。

バティックエアのエアバス330-300

残念なことに、座席はフルフラットにはならないタイプです。しかし、フルフラットとまではいきませんが、限界までの角度は約160度!ここまで倒れれば、ほぼフルフラットと変わりませんね。
実際に寝てみて楽でした。

座席上の荷物棚も、満席でも余裕があり、自分の上がまるで自分専用の棚のように使えました。
確か、バティックエアは2024年の秋冬にエアバス機を新規導入したとニュースで見ました。それがこの機材なのかな?と。
しかし、新規導入とはいえ、機材自体は中古なのかな?と思えるほどの劣化具合が散見されました。だからと言って、壊れているところがあるわけではありません。

若干のリクライニングボタンの効きにくさがあるだけですw
リクライニングボタンは、背もたれ、フットレストと別々に設定ボタンがあり、一気にフルフラット(約160度)にするボタン、軽度のリクライニング位置にするボタン、定位置に戻すボタンの3種類がありました。

けれどなぜか…背もたれだけ倒すボタンを押しても、フットレストごと動くのですよw
これは故障?それとも仕様?
どちらにせよ、両方動かすつもりなので問題はありませんでした。

充電箇所は1座席に1つだけ。座席の肘掛けの足元にBFタイプのコンセントがありました。
このコンセント、変換器がないと使えませんが、iPhoneのコンセントはそのまま刺さります。
もし、何か充電をしたい電化製品をお持ちの場合は、変換器ごと機内に持ち込むことをお勧めします。

こちらはディスプレイがない機体でした。
しかし、機内エンタメはあります。壁をよくみると、「機内Wi-Fiに繋いで、QRコードを読み込んでね」という案内が書かれていました。この通りに行うと、自分のスマホで機内エンタメが表示されます。
大きなディスプレイではないうえに、映画も音楽もマレーシアのものが多くて、見られるものがないのが残念でした。
暇つぶし用の本や映画のダウンロードなど、済ませておいた方がいいですよ。

B737-800のビジネスクラス解説!

バティックエアのボーイング737-800
ボーイング737-800のビジネスクラス

次は、帰りのB737-800機のビジネスクラスについて解説します。
こちらの座席配列は2-2が3列ある全12席。
座席は以前に搭乗したことのあるフィリピンエアと同じタイプでした。前後の座席の間に壁になるものはなく、エコノミー席と同じように、前席がリクライニングすると後席のディスプレイが見えにくくなる仕様。
このタイプのビジネスクラスは、ちょっと辛いですよね。最前列席じゃないと、ゆっくりできない時間帯がやってきます。

リクライニングは、マッサージチェアくらいのもの。
リクライニングのボタンにイラストが描かれていますが、ちょうどそれくらいの角度までしか倒れません。
フットレストが付いているのが地味に嬉しい!しかし、ボタンが効かず、手動での出し入れになりました。

中央の肘掛けの下に収納ポケットがあるのですが、その奥にUSB充電ケーブルを挿せる場所があります。
ただし…充電はできませんでした…
代わりに、目の前にあるディスプレイの下に付いているUSB充電からは充電が取れました!
こちらは、離着陸時は安全上の理由からケーブルを挿したままにはできませんので、安定飛行中のみ利用できます。

こちらの機体にはディスプレイがしっかりありました!
でも…表示が変えられないのです。そう、大事な『メニューボタン』がないのですよ!
画面のどこを探しても見つからないので、画面上にあるボタン全てを押しましたw 結果わかったことは、「操作できない」ということだけw

バティックエアのエアバス330-300

CAさんが落ち着いたら聞こうと思っていた2時間後、ディスプレイの表示が変わりました。すると、機内エンタメの画面が表示されたのです!
私( *´∀`)「やった!これで映画が観れる!」

ウキウキして映画・音楽のメニューを表示させたのですが…これまたすごいメッセージが表示されていました。
「お気に入りのリストが入っていません」的な…
私( ´・ω・)お気に入り?それって、いつ登録しておくものなの?
映画も音楽もどうやってかはわかりませんが、事前にお気に入り登録を済ませておかないと、何も表示されないシステムらしく、また画面内の全てのボタンを押してみましたが、映画や音楽を聴くことはできませんでしたw

どなたか、バティックエアの機内エンタメの使い方がわかったら、教えてくださいm(__)m
初見では難易度が高すぎるw

アメニティはある?なし?

行きも帰りもビジネスクラス!
まさかアメニティが無いなんて?と思っていたら、帰りの便ではアメニティがありませんでした。
なぜでしょうね?未だに謎なのですが、ビジネスクラス以上でアメニティが付く・付かないが分かれるポイントって、何なのでしょう?距離?路線?

日本からマレーシアへ行く深夜発の便では、マレーシアの雰囲気漂うかわいいポーチにアメニティが入っていました。
臙脂色したポーチを開くと、中には簡易スリッパ、アイマスク、歯ブラシと歯磨き粉、マウスウォッシュのセットが!
アメニティの中身って、路線や航空会社によって様々のようですね。以前、別の航空会社のフライトでいただいたアメニティと中身が違っていたので。

バティックエアのエアバス330-300

けれど、同じ路線なのに深夜便の日本→マレーシア便にはアメニティが付いて、帰りのマレーシア→日本便には無いというのはナゼなのか…
これもマラ航空会社の不思議なのか…

機内食のお味は?

離陸してすぐに消灯!まさか、ご飯出ないの?!と不安になりつつも、もう夜の23時すぎ。いつもなら寝ている頃合いだから、食べなくても平気なのですが、用意されていたはずのものを手に入れられないと思うと…何だか悔しくありませんか?w
ギャレーからは美味しそうな香りが立ち込めてくるのに〜!
あれはビジネスクラスへの機内食ではないというの?

仕方なく眠りにつこうと、座席を限界まで倒したところでCAさんが動き出しました!
何と、後方座席から機内食のリクエストを聞いている様子!
なぜ後方からなのかは疑問…もしかしたら前列はみんな寝ているから?
このまま寝転がっていたら食べ損ねてしまうw と思い、私も起きてみることに。すると、CAさんがメモ用紙片手にリクエストを聞きに来てくださいました!

しかし厳しい〜状況です。
メニューが、ない。何もナイ。
CAさんの口頭説明のみで、イラストも写真も文字もありません。まだ頭が日本語モードの私には飛行音がする機内で英語の聞き取りは、難易度が高すぎる〜!

けれど、奇跡的に一度で半分を聞き取ることに成功しました!

  • タイ風カレー
  • ベジタリアン
  • ビリヤニ?

最後のだけがよくわかりませんでした。おそらくビリヤニと言っていたような気がするのですが、正解はわかりませんw
そして、聞き取れた選択肢の中から選ぶ小心者な私。多分聞き返しても、その答えを聞き取る自信がありません。必要以上にCAさんの手を煩わせたくありませんものね。

私はベジタリアンメニューを選びました。私の声を聞いて起きた夫も同じメニューを選択。
一緒にドリンクと、もう少し後に提供される軽食のピザのメニューも選びました。軽食のピザはチキンかベジタリアンのどちらか。これは夫婦で別々のものをリクエストさせていただきました。
さて、機内食提供までもうひと眠り〜!

バティックエア深夜便ビジネスクラスの機内食

機内食は深夜12時ころに提供開始!
温かな器からほとばしる辛味の洗礼が辛すぎるw
見た目は赤い!赤さが増して、ほんのり赤黒くさえ見えるほどに赤いです。これは食べ切れるのか?と不安を残しつつも食べてみると、辛いけれど美味しい!

そして、これが肉ではない何なのかがわからないw
里芋をほっくりと蒸して焼いたような食感かな?と思いました。肉ではないのに、肉を食べているかのような食感に近くて、不思議でたまりません。

このおかずとセットになっているのは、細長いタイ米をさらに長くしたようなお米。パサっと炊かれたお米が辛いおかずによく合います。
日本米のように、ふっくら柔らかでもっちりとはしていないため、機内で提供するお米にピッタリなのでは?ある程度の乾燥があっても目立ちませんものね。

サイドには白胡麻の丸いパンです。こちらは中にジャムのようなものがありました。ただ、ジャムの量がとても少なかったのと、端っこに偏っていたことも重なって、最後のひと口までジャムの存在に気がつけなかったw
でも、辛いおかずのお供に甘めのパンは最高ですね。

デザートには、シンプルなパウンドケーキのような素朴なケーキ。
フルーツのような風味を感じたのですが、食べすすめていくに従って、これはハチミツかな?と思うようになりました。正解はわかりません。中には何も入っていなく、素朴な甘さのケーキでした。
結構パサっとしているので、水分がないと食べづらいかもしれません。
さぁ、ご飯を食べたらもうひと眠りです〜。

日本時間で朝5時ころに軽食の提供開始です!
軽食には四角くカットされたピザが提供されました。味はチキンかベジタリアンかが選べます。
夫はベジタリアンを、私はチキンを選びました。

バティックエア深夜便ビジネスクラスの軽食

チキンの方はたっぷりのチーズの下に鶏ひき肉が確認できました。たっぷりのチーズが罪深い味ですね。
(≧▽≦)早朝5時に食べるものではないw

夫の方のベジタリアンピザは、鶏ひき肉が入っていないだけで同様のピザのようでした。
ピザ生地は特徴的です。クリスピーとハンドクラフトの中間くらいの厚みで、サクサクとした食感でした。機内で温め直していますが、サクサク感はすごいです。
軽食にもあのパサっとしたパウンドケーキがひと切れ付いてきました。

そういえば、食器やテーブルクロスの一部に現在のバティックエアのロゴとは違うマークが印字されていたのを発見しました。
現在のバティックエアになる前は、インドネシアの方にも路線を持っており、マリンドエアの名前で就航していましたものね。その時の名残りでしょうか?ライオンに太陽のマークのロゴです。

さて、食事の最後は温かなお茶で締めくくります。
コーヒーotティーから選び、ティーの場合は緑茶か紅茶(イングリッシュブレックファースト)が選べます。私は後者を選びました。
温かな紅茶が、お腹を温めてくれて体調もすっかり良いです。
でも眠い…

けれど、ここではまだ終わりません!
機内食の最後は、ピーナッツの小袋!ここまで提供するなんて、太っ腹にもほどがありますね、バティックエアさん!
流石の大食いな私でも、深夜にこのボリュームはキツかったです。ピーナッツは諦めました。

機内食の全ての提供が終わると、着陸直前くらいに350mlの水ボトルがこっそりと席前のポケットに置かれていきました。
私は起きていたので気が付きましたが、寝ていた方々は気が付かなかった方もいたのではないかと心配です。

CAさんの接客

バティックエアは日本ではレアな航空会社ですね。社名を聞いたことはありませんし、スターアライアンスのような組織にも所属していませんし。
けれど、時たま搭乗した日本の方の口コミを読んでみると、なかなかに厳しい評価が下されていました。

曰く、愛想が悪い・サービスが悪い・ちゃんと対応してもらえないetc…
ほとんどが新しくても2年前より以前(2022年以前)の口コミしか見つけられなくて、動画もほとんどありません。真偽がわからないままの搭乗は、ちょびっと不安が大きかったです。

しかし!そんな不安も吹き飛ぶ笑顔で出迎えられましたー!
私(`・ω・)「誰だー!愛想が悪いなんて書いたのー!めっちゃ笑顔だったよー!」

いきなりの眩しいくらいの笑顔でお出迎え!
そこからお席への案内!
こちらの荷物の片付けを待ってからの、ウェルカムドリンクの提供!
どこをとっても、心に響くサービスじゃないか…!最高だったぜ!

CAさんの接客については、行きも帰りも同じ感想です。
どちらの便でも違う方が対応してくださいましたが、どちらの便もとびきりの笑顔と丁寧で落ち着いた対応に、穏やかな時間を過ごさせていただくことができました。
きちんとこちらの状況を見て接客してくださるので、英語力が乏しい私たち夫婦でも機内食のリクエストができたし、コンセントの位置を探して迷っていた際には、場所を教えてくださいました。

さらに、ちょっと素敵なことがあったのです。
おそらくですが、このフライトが初めて、もしくはまだ数回目というCAさんがいらっしゃいました。
そのCAさんは、私たち夫婦のいる場所の担当だったらしく、何度も接客を受けるのですが、度々に色々と手違いがありまして…それが見ていて楽しいw 「頑張れ!」って心の中で応援し続けていました。

ちょっと意地悪い感じですかね?(汗
でも、新人さんって見ていて優しい気持ちになりませんか?
こう〜「頑張れ!」って応援したくなるというか、多少間違いがあっても精一杯やってくれたなら間違っても許しちゃうみたいな。そんな心境だったのです!決して、意地悪い考えではなく!

まずは、ウェルカムドリンク提供の際、本来は2席の中央にある肘掛けのミニテーブルに置くものです。(本来そうなのかはわかりませんが、これまでのCAさんはそうでした)
でも、新人CAさんはテーブルの位置がわからなかったようで、機内食で使う大きいメインテーブルを出そうとしてました。

メインテーブルって、最前列だと肘掛けに収納されていることが多いですが、片手で出すにはちょっと重いですよね。だから、「彼女がそうしたいというならば…」と思って、テーブル出すのを手伝ったのですが…
ドリンクを提供し終えてギャレーに戻った新人CAさんは、先輩に間違いを指摘されてすぐに戻ってきましたw
肘掛け上のミニテーブルにドリンクを置き直し、テーブルは片付けて欲しいとジェスチャーと英語で説明して、謝っていました。
私( *´∀`)「可愛い!ほっこりする!」

次は、軽食時のドリンク提供のことです。
ビジネスクラスは事前に注文を取っておいて、後から提供するスタイルが多いですね。バティックエアもそのスタイルだったのですが、そのタイムラグのせいなのか…提供されたドリンクが違う。夫のも私のもw
私( *´∀`)「夫〜!ナッツとコーラだよ!白湯とコーラどっちがいい?」
夫(*´ω`)「白湯がいいな〜」

本当ならば、「頼んだドリンクと違うよ」と伝えて変えてもらうのですが、私たち夫婦の英語力もあまりにも拙いうえに、ビジネスクラス搭乗に慣れていないものだから、このタイミングのドリンク注文だったことに気が付かず、出されたものを飲んじゃいましたw
おそらく、隣席の方が注文したドリンクw

新人CAさんがギャレーで間違いに気がついたときには、すでに口を付けてしまっていたので、彼女が必死に「ごめんなさい!取り替えます!」と英語で説明してくださっていたのですが、久しぶりのコーラが美味しかったので、このままいただきましたw
アレルギーでさえなければ、もはや何でも構わないw

とまぁ、こんな色々な出来事があって楽しい空の旅でした。
口コミで言われていた接客は、リブランド前のものが多かったので、もしかしたらリブランドによって接客を見直したのではないかと考えられます。
そのおかげで、素敵な空の旅を楽しめました。

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