丹沢山系へ登る 二ノ塔からの秋の風景

こんにちは(*´ω`)
夫と一緒に塔ノ岳を目指しました!
富士山以来の登山です。

丹沢山系 二ノ塔へ

塔ノ岳は神奈川県秦野市にある丹沢山系のひとつ。標高1,491m。初心者向けのコースもあり、山頂からは富士山も眺めることができる絶好のスポット。
6つのコースからヤビツ峠をスタートとするコースを選び、緩やかに登っていくことに決めました。はてさて、登山初心者の初塔ノ岳は成功するのかドキドキしながらのスタートです!

ヤビツ峠から登山スタート

ヤビツ峠にある小さな駐車場に車を着くと、既に半分以上駐車中でした。朝8時になるところですが、登山者の朝は本当に早いですね。とっくに準備を済ませて山に入っているようです。
駐車場は20台ほどが停められるくらいの広さです。自販機は大きなタイプが1台だけあります。なぜか1/3はコカコーラというラインナップに驚きました。皆さん炭酸好きなのでしょうか?
自販機の後ろには売店があるようなのですが、閉まっていました。朝早すぎましたかね?

ヤビツ峠の駐車場で準備を整えたら、スタートです!
最初の30分ほどは山道ではなく舗装された車道を歩きます。
ここまで車で登ってきたのに、登山口までは下らなければなりません。この無意味なアップダウンが私の精神を削るのです。だって、この先の山に登るのに下るの?という気持ちでいっぱいです。
舗装された車道とは言え、山なので狭いです。他に通行する車がいる場合は邪魔にならないように縦列で進みます。

30分ほど車道を下ってやっと登山口に到着しました。

ここから塔ノ岳へは6.2キロ。平坦な距離であれば問題を感じないくらいの短さなのですがね。山での6キロは遠いな~と思います。
気合を入れ直し、出発です!

このヤビツ峠からのコースは緩やかに登っていき、途中からアップダウンが激しくなってきます。コースマップによれば、途中で3~4つ別の山を越えて塔ノ岳に至るようですからね。アップダウンしますよね。

と、思っていたらすぐに急な階段状の道が現れました。写真で見ると行けそうに思えるのですが、すぐ傍から見上げると思ったよりも急なことがわかります。
そして鬱蒼としています。。。もっと開けた山道を選ぶべきだったかもしれないと、ここでちょっとだけ後悔しました。

台風24号の影響残る

2018年10月1日前後に日本を縦断していった台風24号。恐ろしいほどに強い風で、八王子では風速45.6メートルの記録を残しています。
それほどまでに強い台風から1週間ほどで修復や手入れが完了しているわけもありませんでした。
山の中でもいくつかの倒木。それも根から倒れた大きな木がありました。

まだ緑鮮やかな木々の葉も台風の強い風のせいでしょうか、山道を埋め尽くすほどに落ちていました。

葉が折り重なっている為、クッション材になって歩きやすさがあったのですが、写真以上に葉が落ちている箇所も多くありました。本来の道が見えないほどに葉で埋め尽くされていた為、そこが段差なのか平坦なのかの判別がつきにくいです。

稜線?林道?岩場?

急な階段が割とあるコースですが、緩やかな山道もあります。左右が崖のようになっていて、まるで稜線の上を歩いているようでした。

稜線なのかな?けれど、左右が鬱蒼とした木々で覆われているので、解放感はありません。段差がほぼ無いこの坂道が一番歩きやすかったです。

ここから先は道が狭まり、岩場のような細い山道になっていきます。そしてやっぱり私の呼吸は苦しくなりました。後方に誰もいなかったはずが、いつの間にか十数人の後から来た登山者に追い抜かれていきました。
私(;´□`)「ぜえ!はあ!ぜえ!はあ!」
夫(・ω・`)「。。。」
夫が不機嫌です。もっと早く登りたいんだろうな~という雰囲気と、私がいっぱいいっぱい過ぎて不機嫌なことに夫が不機嫌になってしまいました(・ω・`)ごめんなさい。
ですが、呼吸が苦しいのは止めようもなくて。どうしたらいいのでしょうか?
富士山の時は高所の為に酸素が薄いという理由で呼吸が苦しくなっているのだろうと思っていました。けれどこの塔ノ岳は1,400m程度、それも山道の途中ですからもっと低い場所なのです。なのに私の呼吸は詰まるばかり。。。?(・ω・`)なぜ?


途中で小休憩用のベンチが置いてあります。山荘みたいなものは山頂にしかないので、こういう場所はありがたいですね。

二ノ塔に着くまでの間、いくつの階段を登ったか数え切れません。これが丹沢名物の階段なのだそうです。
う~ん。。。斜面と階段、どっちが楽なのでしょうね?
二ノ塔直前の幅広階段です。左右の木々が鬱蒼としているのは台風のせいなのでしょうか?それともいつも通り?

できれば枝はカットしてほしい~!足元を見ながらだと、頭が木の枝にぶつかってしまいますので、皆さんもお気を付け下さい。

到着!二ノ塔!

やっとのことで到着した二ノ塔!山荘はありませんが、広いベンチがありますので、ここでしばし休憩です。
丹沢山系の二ノ塔
富士山も見える景色を期待していたのですが、遠くの方は薄い雲に覆われてしまい、全く見えなくなっていました。

けれどススキが風に揺れて、少しだけ秋めいた雰囲気を味わうことができました。
青空とススキと。ちょっとだけ秋ですね。心地よい風が吹いているな~と思ったのも束の間、あっという間に肌寒さを感じます。やはり山の上ですね。防寒着とまでは言いませんが、汗が引いて体温を下げ過ぎないように注意しておかないと、危険ですね。体温がすぐに持って行かれてしまいます。

今の時間は、と時計を見ると11時。標準時間を大幅に超えて到着でした。
ヤビツ峠からは1時間半ほどの行程です。それを3時間。。。私、本当に富士山に登ってきたのでしょうか?それすら不思議なくらいに遅いです。まさか倍の時間がかかっているとは思いませんでした。
夫(・ω・`)「ここで帰ろうか」
私(・ω・`)「。。。お願いします」
こういう決断を下す以外にありませんでしたね。

菜の花展望台でカメラタイム

塔ノ岳へは簡単に辿り着けそうになかった為、二ノ塔で下山した私たちは、途中の菜の花展望台に立ち寄りました。
二ノ塔で既に白くモヤがかっていた風景が、地上に近付いたことによって少々クリアに!木製の展望台があったので上ってみました。

秦野市街が見渡せました。遠くに薄っすらとですが、相模湾が見えそうです。
肉眼では薄っすらと本当に薄っすらと見えていたのですが、写真だと少々見えにくいかもしれません。

広い風景を見渡すと、心が洗われますね(*´ω`)登山で疲れた心がすっかり癒えました。

登山は同じペースの人と!

今回の登山でわかった事がひとつ。
登山を一緒に行くならば、自分と同じペースで登れる人か、一番遅い人のペースに合わせてあげられる人と一緒に行った方がいいです。
ペースが違い、人に合わせるほどの余裕はない者同士だと、助け合うことは無謀かもしれません(;´ω`)

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