ロードバイクの公共ルール・マナーをご紹介!

こんにちは(*´ω`)
本日はロードバイクの公共ルール・マナーをご紹介していきます。
ヤビツ峠の危機が全国区に広らないよう、しっかり知識を身に付けねば!

目次

自転車の公共ルール 知ってる?

自転車を公道で乗る場合、国が定めた道路交通法に従って走らなければなりません。けれど道路交通法、略して道交法って、車の免許を取る時に一部を勉強しますが、正確に全てを知っている人は果たして何人いるのでしょうか?そのくらい認知度が低いのが現状ですね。
実際に自転車に乗っているのは、車やバイクに乗らない・乗れない世代です。子供やお年寄り。もちろん若者世代も最近は多いです。
けれど知っているのでしょうか?だたのルール・マナーじゃなくて、法律だと言うこと。

そしてもうひとつ、知っておかなければならない事実です。
国が定めた道交法もあるのですが、市町村ごとの条例も追加されてきます。一時期話題になりましたよね。東北大地震のあと、帰宅難民になった経験から多くの人が自転車通勤を開始しました。それにより、事故が増えたのです。法律を知らない人達が自転車に勝手気ままに乗り、車や歩行者の通行を妨げています。
それにより、警察が通勤時間帯に警備に出て道交法や市町村の条例を自転車に乗っている人達に周知するようになりました。

ここまできてやっと、法律を守らなければいけないんだと多くの人が認識したのではないでしょうか?
たかが自転車と思うことなかれ!です。自転車でもぶつかればかすり傷では済まない場合があります。

ロードバイクにおけるマナーアップ運動

このように自転車は気軽に乗れる移動手段ですが、守るべき法律・ルールを知らずに乗っている人が多く、マナーの悪さが目立ってしまっています。ロードバイクでは更にそれが顕著です。シティバイクとされる自転車もロードバイクも同じ乗り物だという認識がなぜか欠けてしまっているようです。
そんな悲しい現実を改善しようと、各地のロードバイカー達が立ち上がりました。

マナーアップ運動として、ロードバイクに乗る人達に手作りのチラシを配り始めたのです。
守るべきことは本当に当たり前の小さな事です。並走しない、駐輪場に真っ直ぐ停めるなど。
そんなマナーアップ運動は、今では全国に広がっています。
警察と協力して、ロードバイクが通る道でキャンペーンを行ったり、ゴミ拾いをしたり、チラシ配布と説明を行ったりしてきました。個人ブロガーの人達がこの運動を取り上げて、自分のブログに書いているサイトもありました。少しずつですが、多くの人の目と耳に届いているのではないかと思います。
私はこの活動を実際に目にしたことはありません。もしかしたらロードバイカーに人気の道が近くにないからかもしれません。けれど、インターネットを通してこの活動を知ることができました。
少しずつでも広がって、多くの人達と共有できる情報になれば良いなと思っています。

ロードバイクの公共ルール・マナー

それでは、ロードバイクにおける公共ルール・マナーの主だった一部をご紹介します。基本的には車と同じだが、一部原付のルールであったり、どれとも異なるものもあります。自転車独自のルール・マナーを理解し、気持ち良く走りましょう!

  • 30キロ以下速度遵守
  • キープレフト 逆走禁止
  • 二段階右折
  • 信号遵守
  • 後方未確認禁止
  • 道路は譲り合い
  • イヤホンNG
  • 駐輪場の場所を守る
  • 夕暮れ時からライトON
  • 傘さし運転禁止
  • 携帯のながら運転禁止
  • 二人乗り禁止
  • 並走禁止
  • 飲酒禁止
  • 前照灯の色は白、向きは下方向

このルールの注意点は?

注意の為にピックアップしていきます。以下のルールについては出来ていない人が散見されるものです。小さなルールですので、それだけ気持ちが緩んでいるからでは?と思います。どう危険なのか説明しながらピックアップしていきましょう。

スピードに関し

  • 30キロ以下速度遵守

ロードバイクはスピードが出ると楽しいですよね。けれどそのスピードは公道では違反です。車と同じくスピード違反です。
自転車が公道を走っても良いとされるスピードを30キロ以下。これ以上のスピードで走るロードバイクは検挙の対象です。
ロードバイクはそもそもがレース用の自転車です。それを公道で乗るのですから、スピード違反はいけません。

走行位置に関して

  • キープレフト 逆走禁止
  • 二段階右折
  • 後方未確認禁止
  • 道路は譲り合い

基本的な通行に関してのルールです。自転車は左側通行。これはロードバイクになっても同じです。

そして忘れがちなのが二段階右折です。
大きな道路では自転車は二段階右折をしなければ右に曲がることは許されていません。それは車や歩行者から視認しづらいからです。
自転車・ロードバイクはとても見えにくいです。本来であれば車と一緒に右折してくるはずがない物が飛び出して来れば、大事故は避けられません

同じ理由から後方未確認で道路を右左折も注意が必要です。
自分が先頭を走っているからといって、どこへでも自由に飛び出していい訳がありません。よく狭い道に左折する為、スピードを維持しようとしたロードバイクは右にハンドルを切ってから大きく左に曲がっていきます。この時、後方に誰かいたらどうなるでしょうか?
右に曲がると思って直進したら、戻ってきたロードバイクと衝突!なんてことはよくあります。

そして最後は譲り合いの心が何よりも大切です。
左側通行が危険の為、右側をスピードを落として走ることは許されています。だからこそ周りを確認し、譲り合う心を持っていなければ衝突事故を起こす結果しか未来には待っていません。
自分だけの道路と思わないで、誰かが常に一緒に走っていると思ってください。

外部への注意に関して

  • イヤホンNG
  • 並走禁止

イヤホンをしていても車のエンジン音も人の話し声も聞こえるから大丈夫!と思っていたら大間違いです。危険だから禁止されているということをお忘れなく!
イヤホンで耳を塞いでしまうと、本当に音が聞こえづらくなります。その聞こえづらさが危険回避を遅らせるのです。

並走禁止は誰でも知っているはずなのですが、子供~青年に特に多いようです。車が通りかかると縦列に並び直したりしていますが、それでは既に危険なのです。
縦列に並び直すということはハンドルを切っているということです。万が一、その時にハンドルを切り間違えたら、あなたは車に突っ込んでしまうかもしれません。
誰かが見ているから止めるのではなく、危機回避の為のルールだから守りましょう。

ライトに関して

  • 夕暮れ時からライトON
  • 前照灯の色は白、向きは下方向

夕暮れ時にライトはいつ付けていますか?早めに付けると周囲に自分の位置を把握してもらいやすいです。
日が落ち始めた頃が一番危険ということを知っていますか?住宅や街路樹で道路の方が暗く、空の方が明るくなってしまう夕暮れ時は、目が暗さになれずに道路に近い物を見落としやすくなります。そんな時にライトの明かりは位置把握に重要な手助けをしてくれます。
事故を誘発しない為にも、日が落ちてきたら早めに点灯しましょう。

前照灯の色、実は決まっています。どこの都道府県でも前照灯の色は白か淡い黄色、つまりほぼ白で統一するように定められています。
これは視認性という理由もあるのですが、他の色の場合に間違いが起きやすいからです。
後方の反射板や車のブレーキランプとして使われている赤いライトは、誰もが物体の背後に付いていると思っています。それをもし前照灯替わりに付けていたら、対向車・者は自分と同じ方向に向かっているものと思って真っ直ぐに進んでくるでしょう。
ロードバイクの明かりは一般的な自転車よりも明るいタイプのものが多いですが、それでも遠くから距離や大きさを視認できるほどの明かりはありません。気が付いた時には目の前です。
デザインやカラーにこだわりたいところですが、ルールに沿ってこだわりましょう。

前照灯は進行方向の道路状況を確認する為にも付けています。その為、基本的には道路を照らす為に下方向に向けてついているはずです。
たまに見られるのは、車などの外部に自分を視認してもらうものだという意識が強いせいか、真正面に向けている方がいます。これでは視認はできますが、眩しすぎて相手の視界を遮ってしまいます。周囲の安全の為にも前照灯は道路に向けましょう。

 

まとめ

「ちょっとくらい」
「今だけ」
その気持ちの緩みが事故を起こす原因だとしたら、それでもルールを破りますか?
バタフライ効果と言うものがあります。あなたの起こした小さな出来事が周囲に小さく小さく波を立たせ、どこかで大事故を起こす原因となってしまうかもしれないのです。
自分の為にも、大切な人の為にも、ルールを守って気持ち良く走りましょう!

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