休むより回復する?リカバリーライドをやる意味はあるの?
思いっきりライドした翌日は、体中が筋肉痛になっていたり、疲労状態が続いていたりするので、何もしない日としてのんびり過ごしたいですよね。
でも、そうやって休むより、ちょっとだけライドした方が回復が早いかもしれないって知ってますか?!
目次
積極的休養とは?
ロードバイクレースに出走したり、ロングライドしてみたり、体は疲労困憊!まともに動かない筋肉と関節を、眉間にしわを寄せながらゴロ寝して回復しようとしてませんか?
疲れた後のゴロ寝、気持ちいいですよね( ´ω`)でも、ゴロ寝して休むより「積極的休養」をとった方が、体の回復率が良いような気がするんですよね!
「積極的休養」またの名を「リカバリーライド」と呼びます。体を酷使する人達の中では、当然の回復方法らしいですね。
この積極的休養、何が良いかというと、体の回復が早いってことです。疲労物質などを体外へ排出する助けとなるよう、軽い運動(リカバリーライド)をすることによって、体の回復を早める効果を得るというものです。
ただ、絶対にやった方が良いわけではなく、どれだけの強度で体を酷使していたかによって、しっかり休んで回復させる「消極的休養」を取り入れた方がいい場合もあります。
人によって強度の差はありますが、体の限界まで使い切るロードバイクレースに出走するなどをした日には、当日は体を休める消極的休養をして、翌日の状態を見てから積極的休養を取り入れるといいみたいです。
何が何でも積極的休養をしようと無理すると、余計に体を傷めてしまうこともあるので、不調を感じたら無理せず休んだ方がいいですね。
リカバリーライドした方がいい?
じゃあ、「100km超のロングライドをした翌日には、リカバリーライドをした方がいいのか?」ですが、私は体に異常がなければ、少しだけ体を動かす程度のリカバリーライドをした方がいいと思います。
疲れた翌日って、起きた瞬間は笑えるほど体が辛くて固いですよね。筋肉痛とまではいかなくても、体が重く感じたり、脚が張っていたり、なんだかいつもとは違う状態を感じませんか?
その状態で放置するのは、あまり良くないです。
眠ったり、食事したりで基本的には回復していくものですが、状態によっては回復が遅かったり、回復しきらなかったりすることもあるようです。実際に、ゴロ寝だけで回復させようとしていた時期は、一週間経っても「まだ疲れている」というダルさが残り続けていたことがあります。
疲労の回復には、血行が関係していて、筋肉が固まることによって血行が悪くなり、老廃物や疲労物質を排出しきれず、また栄養を体中に巡らせることが難しくなってしまうと考えられています。
体が重くてかたいと感じていたら、ちょっとだけ動いてみるのはアリですね。あくまで私個人の感想ですが、リカバリーライドは肉体的にも効果はありますが、何よりも心理的な効果の方が高いと感じました。
リカバリーライドやってみた!
最近のライドの翌日には、必ずリカバリーライドをしています。といっても、毎朝の10分走をリカバリーライドに充てているだけなんですけどね。
たった10分でも、十分に効果的は感じられました!
自己最高距離196kmを走った湾イチの翌日、体はガタガタでした。脚は張ってるし、腰は痛いし、動きづらいし、首の後ろも疲労が蓄積されているのを感じるほど。
(湾イチ走行記事はこちら→【東京湾をロードバイクで一周!健脚な夫と貧脚な妻が【湾イチ】行ってみた!】)
夫はいつも通りに朝からズイフトで10分走を頑張っていました。そんな姿を見せつけられたら、やらないわけにはいきません!
(;`・ω・)本当は休みたかったけど、負けられない!と思って。
最初は辛いと思って乗ったズイフトでしたが、軽いギアでサイクリングするくらいのペースで乗っていたら、だんだんと体が動くようになってきました。
確かに、首も痛いし、腰も痛いです。でも、10分間乗り続けた後には、変化がありました。
まず、脚。張りが弱くなったんです。完全回復とはいきませんが、だいぶ楽になりました。筋肉痛みたいな鈍い痛みも除去できている感じがしました。
首や肩回り、腰も少し動かしやすくなりました。
あと、大きな変化が心理的なものです。朝起きた時は、「今日は一日動けなさそう」と思っていたけれど、たった10分でも体を低強度で動かしたことで、普通に行動できるくらいの気持ちになっていました。
リカバリーライドって、凄いですね。肉体的なものよりも、この心理的な効果の方が、私には驚きでした。これが血行が良くなったというだけで得られた効果だとしたら、やる気が起きない時に運動してみると、やる気って湧いてくるのかもしれない?
どれくらい走るもの?
リカバリーライドは、どれくらいやったらいいのか?これは個人差としか言いようがない範囲です。
気を付けるポイントは三つだけ。
無理せず、楽に、体を動かす。
この範囲を逸脱しなければ、自分の感覚に従ってリカバリーライドしてみるといいと思います。
正確な数値で「~kmは走らないといけない」とするよりも、自分の体に素直に従ってみるのが一番かなって思います。前日の疲れ具合も人によって違いますし、一晩寝たあとの回復状態も様々ですからね。
ただ、無理だけは絶対しない!無理しちゃったら、リカバリーどころじゃなくなってしまうので、無理に頑張ろうとはしないように気を付けてみてくださいね。