ロードバイク初心者におさがりビンディングペダル!シマノCW41シューズで初チャレンジ!初立ちゴケ?!

シマノCW41ビンディングシューズを購入したロードバイク初心者が初めてのビンディングペダルに挑戦しました。ビンディングの付け外しの練習方法や練習場所、ビンディングシューズを履いた感想をレビューします。

夫が両面ビンディングペダルを購入したので、おさがりをもらいました。これで私も引き足が使える!
と、思っていたのですが、やっぱりビンディングペダルは怖かった!

目次

 

ビンディングペダルとは?

ビンディングペダルとは、ロードバイクをはじめた人なら最初の憧れポイントなんじゃないかな?と思います。
ペダルとシューズの裏面を固定し、ペダルと一体化することによって、より速くよりスムーズに脚力を走力へと変えるものです。

最大のメリットは、引き足が使えるようになるという点。
通常のフラットペダルでは、ペダルが上に来ている時に押し込むように力を加え、その力はペダルが真下に行くまで届けられません。おおよそペダル一周の内、たった1/4程度です。
ビンディングを使うことによって、足を引き上げる時にもペダルに力をかけられるようになり、単純にペダルを回せる力が強まります。

デメリットは、ペダルとシューズを固定することによる恐怖心(立ちゴケなど)や、ビンディングシューズのままでは歩きにくいという2点です。

そして、ビンディングペダルには、SPD-SLとSPDの2種類があります。

SPD-SLとは?

黄色、赤、青のカラフルで大きめのクリートを靴底に取り付けます。
ペダルと靴の固定面が大きいので、固定力が強いのが特徴です。より走行力を上げたい人におすすめされます。

色によって、左右に振れる角度(遊び)が異なり、走り方によってクリートを選びます。黄色は左右に6度、青は左右に2度、赤は完全固定で全く動きません。
SPD-SLが最初のビンディングという場合には、まず遊びのある黄色からはじめるのが良いようです。完全固定となる赤は、フォームやペダリングが綺麗でないと、走りにくさを逆に感じてしまうかもしれません。

靴底から飛び出す形でクリートを取り付けることになるので、ロードバイクを下りて歩く際には、クリートを保護するクリートカバーなどを付けておかないと、せっかくのクリートを削ってしまうことになります。
観光目的の場合、別の靴やサンダルを携行していくなどの対策が必要です。

SPDとは?

SPD-SLとは異なり、かなり小さめのクリートです。シューズによっては靴底に埋まるような形で取り付けられるので、シューズのまま歩いてもクリートが地面に当たりにくく、多少の街歩きは可能になります。

ペダルとシューズの固定力は、SPD-SLにはやや劣るものの、しっかりと固定されている感覚があり、足の力を十分にペダルに伝えられます。
こちらにも種類があるのですが、それについては後述します。

 

SPDの良さ

初めてのビンディングペダルがおさがりなので、選ぶというものではなかったのですが、選んだとしてもSPDを選ぶ。なぜなら、そこまで本格的なレースに出るわけでもなく、ゆるポタが基本ライドになるからです。
ゆるポタの場合、目的地まで行って、観光やお店を見るなどである程度歩き回ることを前提としています。だから、歩きにくいSPD-SLは好ましくないのです。

SPDは、上記以外にも専用シューズが色々と選べるというメリットがあります。
クリートを取り付けるとなると、走行を重視したシンプルな専用シューズが一般的に販売されていますが、歩くことも考えられたカジュアル向けなシューズも最近は増えていて、ゆるポタをするならそちらの方がおすすめです。

一見するとスニーカータイプに見えるシューズでは、クリートが靴底にほぼ埋まるように造られています。その為、歩いてもクリートが地面に響きにくく、ある程度ならば歩くことは問題ないです。

SPD-SLだと、こうはいきません。どうしても大きなクリートが歩くには向いていないので、カバーを付けても歩きにくさは変わりません。
人によっては、観光で歩く専用に別の靴や折り畳み式のサンダルを携行していくという人もいるようです。代わりの靴を持って行くくらい、歩きにくいSPD-SLということですね。

 

初心者は多方向に外せるクリートがおすすめ

「SPDとは?」で書いたとおり、SPDにも2種類あります。その違いは、外し方です。

シングルモードクリートは、外す方向が車体に対して外側の横方向のみのものをいいます。それ以外の方向に足を振っても、外れることはありません。

マルチモードクリートは、その名がイメージさせるとおり多方向にビンディング解除ができるクリートです。車体の外側に対して、横・上・斜め方向に足を振ることで外すことができます。
シングルモードとマルチモードの見た目はそっくり。違いはマルチモードの方に「M」の文字が刻印されているか否かくらいにしかわかりません。

この多方向に外せるというのは、ビンディング初心者にとってはかなり有効です!
ビンディングに慣れていけば、一方向だけに外せるシングルモードで十分ではありますが、慣れていないと上手く外せなかったり、その結果に立ちゴケしてしまって恐怖心を植え付けられてしまったりします。
咄嗟の時って、意外と足が外れないんですよね。。。

 

シマノCW41ビンディングシューズ

あさひサイクルベースでセール品になっていたシマノのビンディングシューズです!大特価4,000円(税込)激安!

シマノCW41ビンディングシューズ

色はビアンキカラーを思わせるエメラルドグリーン。
スニーカータイプで、クリートを付けていてもある程度は歩いて散策が可能。
靴紐タイプですが、紐の中間に結んだ紐を通して固定しておくゴム紐が付いているので、チェーンに靴紐が絡んでしまう心配はナシ。
完全に、見た目と安さだけで買いました!ビンディングペダルデビューするつもりはなかったのですが、この激安は凄いなと思って、つい購入してしまいました。

通常、ビンディングシューズといえば1万円以上は当たり前の商品!フィット感や軽量などの特徴的な機能があるものは、それこそ数万円!タイプは違えど、それがたったの4,000円!激安!

シマノCW41ビンディングシューズの靴紐を通すゴム紐

このシマノCW41は靴紐タイプなのですが、結んだ靴紐を固定しておく為のゴム紐が付いています。
同色なので見えにくいですが、真ん中あたりに靴紐とは別のゴム状のバンドのようなものが付いています。そこに結び終わった靴紐の余りを通すと、ペダリングの邪魔になりません。

シマノCW41ビンディングシューズのクリート

靴裏はこんな感じです。設置したクリートは、溝に埋まるような形で靴底にはめ込まれます。これによってSPD-SLよりも歩きやすくなっています。

靴としての履き心地は、普通のスニーカーと何ら変わりはありません。多少、靴裏が滑りやすいかな~?と感じることはありましたが、ロードバイクに乗っている間なら、それは問題にはならないでしょう!

 

初ビンディング!そして立ちゴケ!

早速、夫にビンディングペダルを取り付けてもらって、私の初めてのビンディングデビューに行こうと思ったのですが。。。
私(`・ω・)「じゃあ行こうか!」
夫( ´・ω・)「玄関内でビンディングの付け外しの練習してからね」
私( ´・ω・)「えーなんでー?」
夫( ´・ω・)「危ないから」
私( ´Д`)「はーい」
結果、これをやってて良かったと思いました。

右足だけ。左足だけ。それぞれで付け外しの練習をして、夫に支えてもらいながらの両足の付け外しの練習を、玄関で行いました。
この時に思ったのが、クリートの付ける位置が微妙に曲がるだけで、上手くはめられない・外せないということです。

私(; >ω<)「なんでかな?右足だけ上手く付け外しができない!」
夫( ´・ω・)「ちょっとクリートを見てみようか」
靴底チェック~
夫( ´・ω・)「クリート、曲がってるよ。これが原因じゃないかな?」
私(; >ω<)「しっかり付けたと思ったんだけどな~」
※取り付けたのは私です。
ついでに夫に両足とも見てもらったら、ネジの締めも甘かったみたいでユルユルだったとのこと。。。握力弱っ~~!!!!!
このまま公道に出ていたらと思うと。。。

私(*´ω`)「付け外し出来るようになったよ!じゃあ外へ。。。」
夫( ´・ω・)「次は庭で練習しようね」
私( ´Д`)まだやるのか。。。
これもやってて良かった。。。良かった?

庭練習では、狭いですがクリートを付けたり外したりしながら、進んだり止まったりを繰り返しました。
しかし、距離があまりにも短いのでやりづらい!乗ってすぐにUターンしないといけないので、クリートを付けた瞬間に外す感じになってしまい、なかなか練習がはかどりませんでした。

 

やっちまった!立ちゴケの瞬間!

庭で練習していたのですが、距離が短くてやりにくいと感じる私は、道路に出て練習したかったんです。狭いところでUターンするのが上手ではないので、曲がる度に足をついています。そんな私なので、庭での練習は苦手。。。

私( ´Д`)「庭じゃ狭くて練習しづらいよ。外の真っ直ぐな道路に行こうよ。誰もいないし」
夫(`・ω・)「いきなり道路は危険だよ!車が来たら危ないよ!」
私( ´Д`)「。。。あと1回だけね」

嫌々ながら練習再開。この時、右足をはめた状態でなぜか左に寄ってしまった私。曲がる方向が右!足を地面につけないと狭いところで曲がれない私!
私( ´Д`)あ~こけた。初立ちゴケだね。このままこけると、腰とか膝とか頭とか打ちそう。あ、受け身とろう!右手→太もも→お尻→背中で順番に受けて、頭は守れる!衝撃を逃がしたいから、足は上げたいんだよね。ロードバイクごと足で持ち上げようかな!これで大丈夫だろう!
盛大にこけた私に向かって、夫が走ってくるのが見えずともわかりました。
ヒーロー的なアレを体感した瞬間でした!全部がゆっくりに見えて、考えている時間的余裕がある!っていうヤツです!
(*´ω`)凄い瞬間でしたよ!

夫(; @□@)「わああああ!大丈夫!?大丈夫?!」
私(`・ω・)「ほら!狭いところだとやりにくいって言ったでしょ!」
起き上がった第一声がこれ!( ´▽`)まったく
盛大にこけたことで、夫も道路に出ての練習に納得してくれました。住宅街の片側一車線道路がすぐ近くにあり、その時間帯はほぼ車が通らないので、そこで練習です。

 

初心者向けのビンディング練習

道路に出てからは快調でした!ある程度のスピードが乗っている方が、ペダルにクリートがはめやすく感じました!
実は、停止している時よりもスピードがある程度乗っている方が、ビンディングは付け外しがしやすいんです。

自転車全般にいえることですが、自転車は停止している状態では自立できません。ある程度のスピードが乗っている状態になって、はじめて安定した状態になります。

ビンディング練習では、最初の数回は停止した状態で片足ずつ付け外しの感覚を練習したら、人気がなく、広めの直線道路や広場でロードバイクに乗っての練習がおすすめです。実走ほどのスピードは危険なので、低速くらいから始めるといいと思います。

私が付けたのはシングルモードのSPDですが、ロードバイク初心者の私でも、2~3回の練習でバッチリ付け外しがわかるようになりました!
ただ、ロードバイクに乗りながらライド中にというのは、まだまだ練習や慣れが必要だな、と感じています。

その理由は、他にも意識しなければならないものが多いからです。レース場のような場所を貸し切っていれば別ですが、通常のライドであれば、路面状況や前後左右の車・人・自転車などの追い越し追い抜き、信号などに目を配らなければなりません。
色々と見るもの考えるものがある上で、咄嗟の時にペダルから足を外せるかというと、まだまだかなと感じました。

ビンディングペダルは、力のかけ方や方向に慣れさえあれば、無意識でもできるようになります。無意識にできてやっと、安心して公道を走れるようになりそうですね。
それまでは、人気のない道路でひっそり練習を重ねたいと思います!

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