山を楽に登るには?体力を減らさない登り方のコツ!

体力を消耗しない楽な登り方TOP画像

登山はきつい!体が健康であっても、体力があっても、どうにもこうにも楽ではない!
どうにか楽には登れないものでしょうか(; ´ω`)?

目次

 

山は楽に登れない?

かなりの好タイムを出した2019年10月の塔ノ岳登山でしたが、やはり疲れますね。下りは膝や足首などの間接にきますが、登りは体中の気力体力を奪い去っていく感じです。段差を登ろうにも、足があがりにくい(; ´Д`)
楽な登山なんて無い!と言ってしまえばそれまでですが、できれば風景を楽しむくらいの余裕はほしいですね。

そんな時、ふと初めての富士山登山を思い出しました。
富士山に登る時、きっと辛いだろうから楽に登れる術はないかと、事前に調べたプロが教える登り方を動画で見て練習していたことを!

せっかく練習していたのに、1年も経つと忘れてしまっていましたね。もう一度動画を見て、登り方の違いでどう変わるのか検証してみました。

 

登り方を変えてみる

登っていると、自然と体が開いていきます。ストックを持つ両手は肩幅より広く開き、膝は外向きに。上半身はストックという杖に全体重をかけるように掴んでしまっている状態になることもしばしば。
こんなひどい姿勢になってしまうのは、私の筋力が不足していることも原因かと思います。

このままでは登山が楽しくならないので、体力を消耗させないような楽な登り方を探してみることにしました。

どんな姿勢が体力を消耗しにくいのか、登り方に色々な変化を付ける為に次の3つに着目して検証しました。
検証1:歩幅
検証2:上半身
検証3:目線

ひとつひとつはそんなに大きな変化ではないのですが、これが想像以上に体への負担度合が変わりました。しかし、それと同時に普段使っていない筋力が悲鳴を上げることにも。。。
それぞれの変化とその変化に対する体力の奪われ方を詳しく解説していきます。

 

検証1:歩幅を変えてみた

一番簡単で単純な変化です。
通常の歩幅は割と広めにとられています。そこを意識して小さくして登ります。だいたい『1足分』まで小さくしました。

右足のつま先に左足のかかとが当たるような幅です。街中を歩くには非常に歩きにくいのですが、舗装されていない斜面や段差を登る時には、できる限り歩幅を狭めた方が、前や上に進もうとする力が小さくなり、結果的に体力が最小限になる歩き方になりました。

けれど、慣れないと結構忘れがちになってしまいます。疲れた~と思っている時などは、登山中でも普通の歩幅で歩いてしまっていたり、小さな段差が繰り返されるところでは、1段=1歩で進んで膝が笑ってしまったり。

逆効果にならない?と思った事は、小さく歩くと、とても進みが遅く感じられ、イライラしたことでした。
ただでさえペースが遅いので、さらに遅くなると体感できてしまう歩幅は「これがベスト!」と思えない限り、イライラがつきまといそうです。

 

検証2:上半身を起こしてみた

登山には健康で筋力のある足が必要!というイメージがありますが、実は上半身も結構重要でした。

疲れてくると上半身が自然と下を向いてしまいます。ストックを両手に持って歩いていると余計にそれに掴まって歩くような姿勢になる為、上半身を両手で支える形になりやすいです。

この姿勢って本当に体力奪います。足に重りがついたように感じ、段差を登るのもひと苦労です。
疲れた時こそ上半身を起こして登ると、割と楽です。すぐに疲れて元に戻ろうとしてしまいますが。

上半身は真っ直ぐ伸ばすよりもやや前傾するくらいの角度がちょうど良さそうでした。この姿勢も慣れないとすぐに疲れますが、長時間の登山ではこの姿勢の方が、足が楽です。

 

検証3:目線を上げてみた

上半身を起こそうとすると、自然と目線は上がります。その逆に、目線を上げていれば上半身は起こしやすいのでは?と思って、検証してみました。

足元が不安定な為、何度も下を見たり上を見たりの繰り返しになってしまいましたが、体力をあまり使わずに登るとなると、やはり目線を上げていた方が楽でした。

けれど、どうしても足元が気になって目線が下がりますね。。。

 

検証4:脇を締める

両手の力が尽きてくると、脇を開いてしまいます。上半身が下を向いてくるから余計に。
この歩き方は体幹がぶれて体力を奪っていくんです。前後に振り子のように勢いをつけて歩くのは、体力のある内は楽に感じますが、体力が減っていくと徐々に苦しくなっていきます。

ストックを使う時は、できるだけ脇を締めて、横に広がらないようにすると後々が楽だとわかります。
ストックを使わない人は、登るのがきつくなってきたら、両腕を体の前で抱えるようにして歩くと、体が無駄にふらつかずに安定します。

振り子の原理で登ろうとすると最初は楽に感じますが、意外と持ちません。無駄のない歩き方=体をふらつかせないだと思いました。

 

まとめ

どの検証結果も楽になった感じはありましたが、体に慣らさないと意識し続けて登るのは難しいなと感じました。気を抜くと、元通りの登り方に。。。

上半身は特に、背筋と腹筋があった方が楽だなと感じます。登山を楽にするには、普段からの筋トレが必要か。。。(; >ω<)

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