ミシュラン1つ星!【東京リッツカールトン タワーズ】桜ブランチが最高すぎた!

人生初の星付きレストランへ行ってきました!ひと言で感想を述べるならば…
(  ゜д゚)こんなの食べたことない!デス!
さぁ、詳しいレビューはこの先です。

目次

東京リッツカールトン【タワーズ】の桜ブランチ

今回…夫が妻である私のために、ミシュラン1つ星を獲得した【タワーズ(東京リッツカールトン)】でのランチを予約してくれました!
初めての星付きレストランです…緊張と期待が、心臓を爆発させる勢いで高まりますっ!

東京リッツカールトンは、多くの方がご存知のとおり国内有数のハイクラスホテルです。5つ星を冠するこのホテルのサービスは、微に入り細を穿つが如し。
そして、六本木の東京ミッドタウン内にあるホテルの45階にあるレストラン【タワーズ】は、ミシュランで1つ星を獲得したレストランです。

今回は、春のブランチメニューがありましたので、『桜ブランチ』を2名で予約しました。
桜ブランチは、全4品のランチコース。
前菜の盛り合わせプレートから始まり、セカンド、メイン、デザートで締めくくられます。

前菜以外の3品は、複数メニューが揃えられており、各自好きなものを1つ選ぶ形式です。
セカンドは、前菜のあと・メインの前の少ししっかりした前菜というところでしょうか。
メインは、お肉と魚から選べました。
デザートは…デザートは…っ!6種類のケーキから選べます!でもたった1つだけ(涙)

フレンチレストランに行ったことはありますが、星付きレストランは初めてです!
マナー大丈夫かな?と焦る気持ちと、どんな料理が出てくるんだろう!という押し寄せる期待とで、胸の高鳴りが抑えきれませんねw

1品目:前菜盛り合わせプレート

東京リッツカールトンのタワーズの桜ブランチの前菜

最初に提供される料理は前菜です。
前菜は、8種類のひと口サイズの料理が円状に並べられて出てきました。写真は公式サイトに掲載されていたものですが、ほぼこの写真のとおりの見た目です。
2人前がひと皿で提供されるのは、まるでアフタヌーンティーのようですね。

  1. サワラの切り身を大葉で巻いた柑橘のソース添え
  2. ローストビーフのわさびマヨ添え
  3. 鶏肉のトリュフソース添え
  4. 最中の皮を使った魚料理
  5. ミニトマトとレンコン?と大根の料理
  6. 大根?の薄切りを重ねたもの?
  7. 中央のグラス:蟹を使ったソース?のスープみたいな料理
  8. スプーンにのったオレンジ色の何か

どれも美味しさの次元が違う!これがミシュランで星をとる料理なのか!と感動しました。
これまでにも「美味しい!」と思える料理はいくつもありましたし、フレンチレストランでも美味しいと感じたことはありましたが、それらとは次元が違います…っ!

料理がただ美味しいだけでなく、見た目の美しさと味の奥深さ、新鮮さ、鮮烈さが別格すぎました…
あまりに料理の格が違いすぎて…自分が料理を口にしているのか、芸術作品を眺めにきたのかわからなくなりますね。
(  ゜д゚)ミシュランの星を獲得する料理って、こんなに凄いんだ…!

素敵なところは料理だけではありませんでした。
レストランに入るところから対応はスマートで素敵でしたが、テーブルについてから料理の配膳までも素敵すぎます!
料理の説明を一つ一つしてくださり、こちらの様子を見て説明を補足してくださる柔軟な対応まで見せてくださいました…!もう…「凄い」のひと言です。

前菜の少し前に、パンの提供がありました。
パンはその日?月?によって内容が変わるのかもしれませんね。
今回いただいたのは3種類です。

  1. カンパーニュ
  2. 海藻を練り込んだパン
  3. 抹茶と黒豆のパン

カンパーニュはフランスの田舎パンと呼ばれるほど、フランスでは一般的なパンですね。
それに似た味わい・見た目をしていたのは、海藻を練り込んだパンです。カンパーニュより少しふっくらさせた形をしていて、中には海藻が散りばめるように練り込まれていました。
海藻がガッツリあるというよりも、チョコチップのようにパンの中に小さく点在しているという感じです。
抹茶と黒豆のパンは、手のひらサイズの四角いディニッシュのような見た目をしており、抹茶色に染まった断面が鶯のような春らしさを添えていました。

レストランのパンのイメージ画像
写真はイメージです。

カンパーニュはおかわりできます。その他のパンは1回きりの分で終了です。
どのパンも、とってもふっくらモッチリして美味しかった!
お気に入りはカンパーニュです。バターによく合うんだこれが!
パリリリリっと、外の皮が良い音を鳴らしてくれるのが、また食欲をそそります。昔ながらのフランスの田舎パンだから硬いかな?と思いましたが、外はパリカリっの中はもっちり!日本人が好みそうな食感でした。

海藻のパンは、ふっくらモッチリとしたパンから海の香りが、ふわ〜と立ち込めてきます。こちらもバターと相性が良いですが、さっぱりした前菜と一緒に食べるとなお良し!
抹茶のパンはデザートのような風味でしたね。でも、甘いわけではないのです。抹茶の風味が結構あり、黒豆と一緒に食べていると、なんだかデザートのようだなと感じた次第…w もしゅっとした黒豆の食感が、楽しいパンでした。

あまりにもパンが美味しくて、2回もカンパーニュをおかわりしましたw
夫はそれでメインを前にしてお腹がいっぱいになりかけましたが、私はまだまだ腹3分目という緊急事態です。
ハイクラスなフランス料理を前にして、満腹になれないかもしれませんw

2品目:セカンド

セカンドは、3種類から選べるメインの1つ手前の料理です。前菜より重め、メインより軽めの料理といったところでしょうか。
夫も私も、未知の味に興味津々です。メニューの中で『マコモタケ』というキノコ?の名称があり、これが気になって『愛知鴨肉とマコモタケの〜』を選びました。

ミンチになった愛知鴨肉の下に、マコモタケが賽の目状になって置かれ、鴨肉は平たく平されています。
その肉の上にはカリカリに焼き上げられたパン粉がのせられ、見た目には薄いコロッケ風でした。
しかも、マコモタケはキノコじゃなかった!
イネ科の植物で水辺に生えるそうです。長ネギの緑と白の中間部分に似た見た目をしており、生でも食べられるらしいです。

初めてのマコモタケは、繊維のある見た目に反してコリっクニュっとした食感でした。加熱したからでしょうか?
味わいはあっさり。
そこに鴨肉のねっとりしたジューシーさが滴って、絶妙なひと口に!
さらに、カリカリに焼き上げられたパン粉がサクサクっとした食感を加えて、三位一体の美味しさを奏でている!

料理って…こんなに複数の味が折り重なって、違う次元に飛び立つんですね…
初めて知りました。いや、初めて経験しました。

3品目:メイン

レストランのメイン料理のイメージ画像
写真はイメージです。

メイン料理は4種類くらいから選べました。
旬の鰆、子羊、国産牛肉、そして別途追加料金でいただくもう1品のメイン料理の4種類です。
この中で気になったのは調理方法。

国産牛肉は赤ワインで煮込んでいるものだったので、何となく想像がつきやすいですよね。
子羊は、あまり家庭では食べることが少ない肉です。しかもその調理方は『コンフィ』。日本では滅多に家庭で食べる人はいないのではないでしょうか。

これが気になった私は、『子羊のコンフィ』を選びました。夫は『国産牛肉の赤ワイン煮込み・マッシュポテトを添えて』です。
こういう時、魚料理を選べないのですよね、私…
なぜなら…ナイフ捌きに自信がないからっ!

魚料理は、骨が苦手なのです!
口の中に刺さるのも嫌だし、骨を見つけた場合のスマートな対処法も体得していません。
もし、お皿の上で発見したら?
もし、口の中で発見したら?
…どうしたらスマートなの?

というわけで、ほとんどの場合メイン料理には肉を選択する私ですが、今回は『逃げの選択』ではありません。未知の味を知る『強気な選択』です。
コンフィ。どんな味がするのでしょうか?

この時点での『コンフィ』に対する知識は、『油で煮込む料理』くらいなもの。
煮込むというからには、揚げるとは違う調理法ですね。揚げるほどではないとなると、やや低温でじっくりと火入れをしていくものなのでしょうと予測していました。

しかし、予想も期待も大きく飛び抜けていくのが、星付きレストランというものなのでしょうか。
提供された子羊のコンフィは、カリッカリッの表面をしていました!

香草の入ったパン粉が子羊肉の上部を覆い隠し、カリッカリッの見た目とハーブの良い香りを届けています。
ソースは豆も一緒に煮込んだようなオレンジ色。よく見ると、乾燥唐辛子のみじん切りが全体に行き渡っていました。これは…辛いかもしれません。

意を決して、ナイフを入れますと…
ナイフの切れ味が良いの?
肉が柔らかいの?
どっち?!と聞きたくなるほど、すっとナイフが肉を切り落としていきました。びっくりするほど抵抗がなくて、パン切り包丁のテレフォンショッピングを思い出してしまうほど、動揺しましたよ。
(`・ω・)「刃を入れたらギコギコしない!す〜っと切れます!」

そして、ひと口…
確かに煮込んだような柔らかさ。
しかし、そこには焼いた香ばしさが確かにあって、煮る+焼くの良いトコドリ!
焼けばパサつきそうな子羊の肉は、しっとり肉汁を抱えていて、ピリリと辛いソースがお肉の甘さを引き立てます。

そこに、別添えのマスタードの刺激です。
さらに辛さを足すのか?と思いますか?
これは『辛さ』ではなく、『味の奥行き』を足すソースになるのです。本当ビックリ。マスタードだよ?なんでそんな味になるの?

私、料理の味は足し算しか知りませんでした。
これとあれを足せば、これになる。みたいな感じですよね。けれど、これが初心者の技術であることが、ここに明白に打ち出されたのです…
凄い料理は、味が乗算される!
乗算された料理は、とんでもなく別格の美味しさになる!
(  ゜д゚)私…すっごいもの食べてる…

4品目:デザート

デザートは、食事を締めくくる最後の楽しみです!甘いもの好きさんなら、これが1番のお目当てとなるのではないでしょうか?
私はデザートが目当てのとき、多々ありますw

タワーズのデザートは、ワゴンでやってきました!凄い!
重厚なチェストのようなデザートワゴン。焦茶色の木製のワゴンの全面は、ピカピカに磨かれ抜いたガラス窓。
上下2段になったその内側には、キラキラに輝いている6種類のケーキたちが立ち並んでいました。

  1. ごまのケーキ(まん丸な見た目の可愛いやつ)
  2. 苺のタルト(ホワイトチョコが飾りに付いてる)
  3. 抹茶のバスクチーズケーキ(抹茶色の断面が濃厚そう)
  4. 求肥を使ったケーキ(雪見だいふくみたいな見た目が可愛い)
  5. シャンパンゼリーとみかん、ヨーグルトムース(グラスに入った層が綺麗)
  6. 桜のミルフィーユ(絶対今期のイチオシ!)

写真がなくて残念です…食べることに集中したかったので、今回は一切撮影しておりません。
それを今ここで悔やんでおりますっ!
写真くらい撮っておけば良かった!あの美しいデザートワゴン!映像で残したかった!

さて…悔いる気持ちは置いておいて、デザートの選別タイムです。
夫は割とパッと選んじゃいますが、私は…本当に心と胃袋がねじ切れそうなほどの痛みと戦いながら、選びました。
本音を言えば、「全部食べたい」ですもの。
全部食べたくなる・選べないほど美味しそうなものしかないから、選ぶのに苦悩しました。

今期イチオシは、『桜のミルフィーユ』でしょう。
桜色をしたクリームがミルフィーユの上を波打つように飾られ、さらに桜の花の形になったピンク色のチョコレート!
ミルフィーユって、ナイフとフォークでは食べづらいことで有名ですが、ここのミルフィーユは縦の層ではないのです。横向きに寝かせて作られているため、お客様に提供された時点では、ナイフで中間のクリームをカットすれば、ひと口で食べやすいサイズ感になる!という形で作られています。
なんて素敵なホスピタリティ。これなら、デートのときでも好きなケーキを選べちゃいます。

となると…本当に選ぶのが難しい…
どれも美味しそうで食べやすそうで。いつもなら「これ食べづらいかな?」で落選するケーキが、いつまで経っても選択肢の残ってしまうんですよ!

数秒考え込んでいたら、スタッフさんが「どちらとどちらでお迷いですか?」と声をかけてくださいました。
もしかしたら…最終選考2品で迷っていたら、おすすめを教えてくださったり、ハーフ&ハーフもできますよとお声がけしてくださるのかもしれませんね。(そんなことができるかわかりませんが)
でも、私が迷っているのは全デザート。スタッフさんですら、どう声をかけて良いかわからない迷い方ですw

やっと選び抜いたのは、旬の苺のタルト。真っ赤で艶々した苺が綺麗に並べられていて、上には生クリームとホワイトチョコが飾られたケーキです。
夫は直感でスパッと決めて、桜のミルフィーユを選んでいました。

デザートワゴンを片付けて、それぞれのケーキをお皿に乗せて提供してくださいます。
その間に、紅茶・コーヒー・カテラテ・カプチーノ・エスプレッソ(シングルorダブル)から、飲み物も選びます。こちらはすんなり選べました。

苺のタルトは、とっても濃密な苺のクリームがタルトの中に充填されていて、これをフレッシュな艶々の苺と一緒に食べると…もうそこは苺畑をスキップしているかの如き美味しさ!
口の中は春爛漫!
お腹の中は幸福満タン!
最高の幸せを感じられました。

夫の桜のミルフィーユもひと口いただきました。
こちらもこちらで、凄い美味しかったです!
『桜』と名付けるだけあって、色だけではなく桜の風味がしっかりと活かされていました。桜色をしたクリームからは、桜の香りと味が。
層になった生地と一緒にいただくと、桜餅のような和の味わいがほんのりと醸し出されます。
ほんのり甘く、ほんのり苦く。桜特有のほろ苦さが混じった春の美味しさでした。

食べやすい形に横向きに層を重ねている点も、高ポイントです!
これなら、パイ生地の層を縦にカットして、パイ生地がボロボロになってしまう悲惨なお皿になりません。ナイフでカットするのは、あくまでもクリームの部分。パイ生地の部分はひと口でもいけてしまうほどのサイズ感なので、とても食べやすかったです。

ふと思ったのですが…ここで使われている生クリーム。本当に生乳しか使用していないクリームでは?と。
生クリームの滑らかさ・舌に残る味わいが、あまりにもトロける美味しさだったので、材料の品質も当たり前に高品質なものしか使っていなのかな?と思いました。
さすが1つ星レストランですよね。

5品目:バースデイプレート

東京リッツカールトンのタワーズのバースデイプレート

なんと今回!バースデイプレートまでいただきました!
こちらは夫が密かに用意してくれたひと皿です。
デザートで散々悩んでいた私に、追加のデザート到着!夢のようです!

「いつもりがとう」のメッセージとともに添えられたのは、柚子のゼリー。
プルンプルンの外側は、まるでプリンのような弾力のあるゼリー。
それに包まれるのは、柚子の果肉を果汁でまとめたフルーツ感満載のゼリーです。
この二重構造のゼリーの美味しさは、先にいただいた6種類のケーキとは味の格が少々低い感じがしました。(美味しいことに変わりはありませんよ!ただ他が別格に美味しすぎたのです!)

滑らかでフルーツの良さを包み込んでいる美味しさであり、とてもシンプルなデザートでした。
このバースデイプレートの演出の際、ピンク色のガーベラもいただきました。ホテル側からのサプライズです。
花言葉は、『感謝・思いやり・愛情』。まるで夫が寄せてくれたメッセージを表すようなお花の登場に、ビックリ!
隙なく埋め尽くされるサービスと料理の数々に、あっという間の時間を過ごさせていただきました。

5つ星ホテル&ミシュラン1つ星レストランの実力は?

リッツカールトンのサービスは、「最高!最高!最っ高!」の言葉に言い尽くされますね。これは本当に最高の体験でした。
リッツカールトンのサービスの凄さについての逸話はいくつもありますが、この【タワーズ】自体もミシュランで1つ星を得るほどのお店です。料理の品質、お店の雰囲気、そしてサービスにおいても決してお客様を失望などさせないのでしょう。

だからこそ、ここを選んでくれた夫に大感謝ですっ!
人生初のミシュランの星付きレストランで食事をさせていただきましたが、食事が「美味しい」だけではない経験は長く生きていても数少ないのではないでしょうか。しかも、ただ美味しいだけではない。初めて味わいの奥深さを感じることができました。

ミシュランの星の定義では、1つ星は『近くを訪れたら行く価値のある優れた料理』です。
レストランですから、もちろん料理が採点の主題となります。
しかし、食事を楽しく味わうためには、場の雰囲気も重要なのではないかと私は感じます。まぁ、ミシュランでは『料理だけが採点対象』と言い切っているので、料理の良し悪しが全てなのでしょうね。

だからこその、別格の美味しさを味わえるお店が『星付き』なわけです。
美味しいだけではなく、格の違いを知る美味しさ。
美味しいを『芸術品』に作り上げる技術の高さが、多くの方の胃袋と心を満たすのですよね。
これがミシュラン…恐るべしガストロノミー
食を、生きるためのエネルギー補給ではなく、心を満たす芸術の域へと押し上げる技術とサービスの一端を見せつけられました。

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