八ヶ岳縦走単独登山へ!赤岳→中岳→阿弥陀岳へ!男一人旅!
コロンビアで素敵なトレッキングパンツを購入して、実はプロトレックも購入済み(*´ω`)夫のワクワクは止まることがありません。
早速、フィールドテストに八ヶ岳へと出発していきました。
目次
- フィールドテストを兼ねた八ヶ岳登山
- 勢いあまって縦走登山!
- 赤岳、中岳、阿弥陀岳
- まずは赤岳鉱泉へ!
- 次は行者小屋へGO!
- 目指せ主峰赤岳!
- ついに見つけた『MAMMUT階段』
- 調子が良い。。。もっと先に行きたい!
- 中岳、阿弥陀岳へ連続登頂!
- 次はどこへ登ろう
フィールドテストを兼ねた八ヶ岳登山
理想的な新しいトレッキングパンツを手に入れた夫は、さっそく1人で登山へと出かけていきました。
夫(*´ω`)「一応聞くけど、一緒に行く?」
私( ´・ω・)「病欠でお願いします」
八ヶ岳は長野県の縦の長さの中間ほどの東寄り、埼玉県と隣接したところにある山脈です。
地図で見ると、本州の本当にド真ん中!面白いほど真ん中にあります。
この広大な山脈に抱かれた大自然は、美味しい名水、美味しいフルーツ、天体観測などで有名!
星の見える里と書いて「やまなし」と読む愛称でも親しまれているそうです。
そんな八ヶ岳に夫が単独登山へと出かけることにしました。目標とした山は主峰赤岳!
八ヶ岳の山々の中で、一番標高の高い2,899mの山頂を目指します!
勢いあまって縦走登山?!
1人になると、つい夢中になって遊びすぎるクセがあるから心配な夫ですが、今回も期待を裏切りませんでした( ´Д`)たまには心配するこっちの身にもなってほしいです。。。
当初の登山計画では、某登山系youTuberさんが八ヶ岳登山したルートと同じルートにすると意気込んでいました。
八ヶ岳の西側にある富士見高原をスタートし、西岳から編笠山へと縦走して下山するルートです。
西岳は標高2,398m。編笠山は標高2,524mと、どちらも2,000mを超える高い山です。それらの縦走とあって、さすがに心配していました。
が、しかし!
夫は直前で計画変更を言い出しました。
夫(`・ω・)「明日は赤岳登ってくるから、いっぱい写真撮ってくるね!」
私(; >ω<)「あれ?赤岳行くんだったっけ?西岳じゃなくて?」
夫(`・ω・)「うん!赤岳登って、調子が良ければもう少し先まで行って来ようと思ってる!」
私(; ´ω`)これは。。。縦走確定だな。。。どこまで行く気なんだろう?
登山を翌日に控えた前夜、いつの間にか変更されていた登山計画を知ることとなりました。
不安材料は「調子が良ければ」という点。登山していて、調子が悪かったことなどない夫ですから、赤岳に登ったついでにどこまで走って行ってしまうのやら。。。
本当にお願いだから、無事に帰ってきて(; >ω<)!!!
赤岳、中岳、阿弥陀岳への縦走!
勢いを大事にする夫らしく、前夜にいきなりの登山計画変更!それに伴い、私の心配性に火が付きそうになりましたが、夫は無事出発。
今回は、美濃戸山荘のある美濃戸口から出発しました。北沢を通り、赤岳鉱泉・行者小屋から文三郎尾根を通って赤岳へ、そして中岳・阿弥陀岳を通っていく縦走ルートになったようです。
このルートが決まったのは、ほぼほぼ道中の夫の気分。最初から「赤岳登って調子が良ければもう少し先まで行く」と言っていただけに、調子が良かったのでしょうね。
美濃戸口には、マイカー登山客には嬉しい駐車場(約140台)があります。バス停がある方の駐車場は150台停められる広さがあるので、ハイシーズンでも停めることができそうです。
駐車料金は場所によって異なり、1,000~500円くらいが多いです。安いところから埋まっていくので、希望の場所に停めたいならば、早めに到着するべし!
まずは赤岳鉱泉へ!
夫が出発地から向かったのは、赤岳です。八ヶ岳の主峰とあって、一番高い標高の山ですが、だからこそ登りたいのだとか。
しかし、もちろんその途中にある赤岳鉱泉に寄ることは忘れていません。
赤岳鉱泉は山にしては珍しく厳冬期にも営業している山小屋です。面白いことに、女子専用の更衣室がある山小屋なんです!
山小屋と言えば、少ないスぺースを上手に利用する為、1人分のスペースがとても狭い!寝るところは、シングル布団の半分だけ!繁忙期には1/3だけ!なんていう事もザラにあります。
しかし、赤岳鉱泉は割とゆったりした造りのようです。2つの談話室に自炊室。濡れたウエアを乾かす乾燥室もあり、なんとお風呂もあります!5~10月頃だけの期間限定ですが。
そんな中で目を引くのが、女子更衣室!
基本的に山小屋は相部屋。女性が安心して着替えられる場所というのは、造られることがないんです。
女性登山者も増えてきたからでしょうか?女性にとっては嬉しいスペースですよね。
赤岳鉱泉は山小屋内も素敵ですが、外も素敵な造りです。
屋根のついた休憩スペース。たくさんのベンチとテーブル。これがあるだけで、雨の日でも十分に足を休めることができます。
夫もここでひと休み。
赤岳までまだまだ先は長いのですが、赤岳鉱泉の標高は2,300mと既に2,000mを超えています。
休憩用の飲み物として持ってきた濃厚ミルクラテの袋が、パンパンです!
次は行者小屋へGO!
赤岳鉱泉でしっかり休憩したら、主峰赤岳へと出発です!しかし、その途中にある行者小屋にもしっかり寄っていきました。
早い人だと美濃戸口から約2時間ほどで到着できる行者小屋。こちらも赤岳鉱泉と同じように綺麗な造りの山小屋です。
自炊場もありますが、山小屋の外に設置されています。屋根もベンチもあるので、不便はなさそうです。
テント泊もできるようで、夫が通りかかった時には2つのテントがありました。テント泊は山小屋泊よりも安いので、お金をかけたくない場合には有効な手段ですよね。
ただ、テント泊に慣れていないと、翌日にも体の疲れが残ってしまいそうなのが怖いです。
登山する人というのは、どこまでも体力勝負ですね。
目指せ主峰赤岳!
大自然の中の山道。それも風景が楽しめるような稜線が夫の好む山道です。赤岳までは苔むした道を延々を歩き続けたようですが、それでも楽しめたようです。
ただ、この日はとても残念な天候だった為、八ヶ岳は雲の中。天候が荒れなかっただけ良かったと思います。
少し登ると雲から抜けて、やっと景色が見え始めました!でも、遠くまでは無理。
雲海って素敵ですが、遥か彼方まで見通せる風景も見たいものですよね。
さらに歩き続けて、熱望した赤岳山頂に無事到着!したのですが、残念な風景でした。
雲に追いつかれてしまい、夫の周囲も雲の中。暴風ではなかったので、危険はあまりなかったようですが、景色が全く見れず、残念だったようです。
少し先にある山頂小屋がどうにか見える程度です。青い空も緑の山脈も雲の中に納まってしまいました。
ついに見つけた『MAMMUT階段』
今回、赤岳に登るにあたってひとつだけお願いしていた事がありました。
私(*´ω`)「マムートのマークが入った階段があるところ通ったら、写真お願いします!」
夫(`・ω・)「了解!」
そして、撮ってきてもらった写真がこちらです!
マムートは赤岳鉱泉の登山道整備に協賛しているので、こうしてマークが残されています。
お金を出しているのだから、当たり前なのかもしれませんが、街中でしか見ることのない物を山の中で見つけられると、なんだか喜びを感じますね(*´ω`)
調子が良い。。。もっと先に行きたい!
主峰赤岳を制覇した夫。雲の中にあって風景も見れないのだから、私が一緒にいたら、即帰宅!となっていたところですが、この日の夫は調子が良かったようです。
夫(`・ω・)体力まだある!ケガ無し!まだ13時!いける!
調子が良すぎたせいか、夫はそのまま隣の中岳を目指すことに決めました。もちろん家で待つ私に連絡はありません。
私( ´・ω・)今頃、山頂でご飯かな~?これから帰ってくるのかな?そうしたら、夕飯は何時ごろに作り始めよう?帰る前に連絡あるかな?
こういった思い違いがすれ違いを生み、男女のケンカに発展するのかもしれないと、時たま思います。。。
中岳、阿弥陀岳へ連続登頂!
赤岳でだいぶ時間と体力に余裕を感じた夫は、ひと休憩した後に中岳へと向かいました。天候は依然として雲の中。雨交じりですが、歩いていると暑くて、レインウエアは着れなかったそうです。
こういう場合、体温が下がらないようにレインウエアを着た方がいいのでしょうか?
でも、暑いのに着こむと汗冷えするから、着ない方がいいのでしょうか?
なんだかんだと八ヶ岳の難所に到着。そこはほぼ90度の絶壁にしか見えない鎖場でした。
写真を見て私が思ったのは、「いや、これ本当に登れるところ?」です。
先に登っている人を見ると、この絶壁の高さと急登さがわかります!
怖いです!見てるだけで怖いです!
この壁を、荷物を背負ったままで登らなくてはならないなんて!
ちなみに、掴む目的や登山道がどの範囲かを示す為にある鎖ですが、あまりこの鎖に全体重を預けないことが、登り方の基本です。
なぜなら、前を行く人、後ろから来る人、みんなが掴む鎖だからです。
他の人が前後で鎖を掴んでいると、万が一誰かが鎖を大きく振ってしまった場合、同じように鎖に掴まっている全員に危険が及ぶからです。
渋滞していても前の人と間隔を空け、鎖に頼りきらずに登った方が安全です。
中岳ではやはり雲の中にいて、残念なことに風景は見ることができませんでした。しかし、その先へと足を延ばした阿弥陀岳では、雲の切れ間が!頑張って登ってきた夫を祝福するかのような青空です!
ただし、つかの間の晴れ間だったそう。休憩中に再び雲の中へと入ってしまいました。
今回、雲が多くてあまり風景を見ることはできませんでしたが、夫は3つの山頂を踏破することができ、大満足のようでした。
さすがに1日がかりの登山となって、後半は体力的にも辛さがあったようですが。良い思い出になったみたいで良かった良かった!
朝8時に登り始め、午後14:47阿弥陀岳までの縦走成功!
夫の下山は毎回かなり速足で、今回も2時間ほどで美濃戸口に到着していました。
次はどこへ登ろう
コロンビアで購入したトレッキングパンツのフィールドテストだったのですが、それよりも八ヶ岳を存分に楽しんできた夫。
私(*´ω`)「トレッキングパンツどうだった?」
夫(*´ω`)「すごい良かった!」
私( ´・ω・)「。。。」
不満が無いのは良いことですね。
徐々に装備を整えてきた夫の登山。最近は最低限の装備ではなく、自分に合った装備を探すようになりました。
登山歴約1年。ここにきてようやく自分らしいスタイルが確立しつつあるようです。
そのスタイルの中で、猪突猛進だけは控えていただきたいのが、帰りを待つ身としての願いです。