食品衛生責任者資格をとりにいく!6時間の面白講習!

仕事で必要になって、夫と一緒に食品衛生責任者資格を取得する為、講習会に参加してきました。
毎回こんな面白い講師を呼んでるのかな?講習、面白かったです。

目次

 

食品衛生責任者って?

2021年食品衛生責任者講習テキスト

食品衛生責任者って、関わりない人は何だろう?って資格ですよね。簡単にいうと、飲食店ごとにいる食品の衛生管理をする責任者です。経営者とは違う人だったりもします。
食品の納入から調理、販売に至るまでの店内規則を作ったり、守らせたり、管理したりします。

この食品衛生責任者という資格は、約6時間の講習を受けて修了証を受け取るだけという簡単取得なんですが、講習で教えられる内容は基礎の基礎だけ。その先は自分で調べて、身につけて、その上で飲食店や食品販売を営業してね、っていうものです。

簡単に取れる資格の割りに、その後の厳しい規則や法律を自分で身につけていかないと、当たり前ですが罰則を受けます。
食品偽装や衛生管理が不十分でニュースになっていることってありますよね。あれがまさにそれ。そうなりたくなければ、自分で知識を身につけて、ちゃんと食の安全を守ろう!ってことなんです。

講習受ける前は、講習だけで資格取れるなんて楽でいいねって思ってたんですが、講習受けてたら、そんな気分が吹っ飛びました。
『自分の不注意や手抜きで、人の命かかってる』ってことを教えられて、ちょっとビビりました。。。

 

丸一日約6時間の講習スケジュール

講習会はテキストを用意してもらえるので、筆記用具だけ持って行けばOK。蓋のついた飲み物であれば、教室内に持ち込んでもOK。
受け取ったテキストは、絵入りで書いてあって、内容がわかりやすかったです。でも、これでも全部を網羅しているわけではないので、参考資料や厚労省などのHPを自分で確認しながら、新しい知識をどんどん増やしていくようにとのことでした。

2021年食品衛生責任者講習テキスト

講習は、3人の講師の人が約2時間ごとに講習を受け持っています。一日6時間の講習で、終了です。
一日のタイムスケジュールは、こんな感じ。

  1. 午前:2時間(5分休憩あり)、小テスト2問
  2. お昼休み45分
  3. 午後:4時間(5分休憩2回あり)、小テスト4問
  4. 修了証取得

午前10時くらいに始まって、午後16時半頃に終了しました。途中の休憩が思っていたよりも少なくて、ちょっと大変でしたね。
でも、講習内容というか講師の人達の話が面白かったんで、退屈することはありませんでした。

 

午前:食中毒と衛生観念

最初の授業は、大きな食中毒事件の実話から入りました。O-157とかノロウイルスとか。実際に、その時に現場ではないけれど、保健センターの職員だったかな?として対応した経験のある講師の人で、ニュースよりも熱意のある当時のお話が聞けました。

O-157とか、結構昔の食中毒事件って思ってたけど、対処に当たっていたり、現場で体験した人達にとって、忘れられないくらい大きな事件だったのがわかる講習でした。
資料は、その講師の人が手作りした資料で、覚えていってほしい内容が凝縮されているようでした。

話しは割りと脱線して、話したいことは熱意があるって、すごく理解しやすく話してくれるんですが、カリキュラムとして話さないといけない部分は、かなりのスピードで流していくんで、追いつくのが大変でしたね(; ´ω`)テキストの何ページを説明しているのか、時々抜けるんで、どこの何を説明しているのか、文字で追いかけるのは無理でした。

講習後に小テストがあるんですが、コロナ時期だからか、テストの答え合わせだけしているような感じでした。
全6問ある内の2問がこの講師の人の担当。問題文を読んで、「わかりますか?」みたいな感じで全体に問いかけて、誰が答えるわけでもないので「答えは~」と解答を言うみたいな。この小テストは名前を書く欄があるんで、以前は全部の講習が終わってから小テストして、回収してって感じでやっていたんだと思います。今は感染対策から、テストを回収するのはどうかというところで、この形になったんでしょうね。

とにかく話しを聞くので精一杯って感じで午前終了。約2時間の講習で、間に5分間の休憩が1回あったきりなんで、座りっぱなしの状況に疲れましたね。

ランチタイムは45分間。それまでに教室に戻ってこないといけないので、外食は厳しいスケジュールでしたね。予約しておけばお弁当が注文できたんですが、1人1,100円かかって割高なんで、予約しませんでした。

保険センターの目の前にパン屋さんがあったのがラッキーでしたね。お昼はそこでパンを買って、近くの公園で食べてました。天気の良い日でよかった(*´ω`)

 

午後前半:感染症と細菌

午後の前半は、ランチタイムが終わる5分前からスタート。まさかのフライングです。まだ教室に戻ってきていない人もいるけど、待たずにスタート。厳しいな~と思っていたんですが、途中で戻ってきた人がいても、講師の人も係の人も気にしていない様子だったんで、緩いのか厳しいのか。。。

午後前半の講習は、なぜかコロナウイルスとWHOの対応と日本の水際対策は本当は凄いんだぞ!ってことの熱弁から入って、予定と違うんじゃない?って思いましたね。たぶん受講者全員が思ってたんじゃないかな?

だって、食品衛生責任者の講習受けに来てるのに、コロナウイルスの話はまだわかるけど、日本の国としての対応がどうのって、必要ある?ないよね(; ´ω`)午後前半の講師の人も、割と脱線するタイプだったみたいです。

だけど、話は熱意があって面白い!だから聞いてて飽きはしないんだけど、不安になるのはテキスト進んでる?ってこと。
約2時間の講習予定なのに、半分くらいは脱線したコロナウイルスと、それに対応する日本の話でしたね。なぜ講師の人は脱線するのか。。。

そして、ここ一番ダメじゃない?!って思ったのが、明確な休憩時間とらなかったんですよ( ´Д`)
1時間超えて講習が続いて、そろそろ休憩かな~とか思ってたら、まさかの講師の人のひと言。
講師( ´ω`)「あ~トイレとか行きたい人は、いつでも行っていいからね。話はしておくから、いつでも立っていいからね」
私(; @ω@)いやいやいやいや!休憩時間は?!

講習中にトイレで席を立つのはOK。
でも、話は中断しない( ´ω`)なんだか強気な講師の人でした。まさかNO休憩で2時間講習を受け続けることになるとは思ってもいませんでした。

ここでも小テストが最後に待っていました。この講師の人はもっと簡単でした。問題文と答えを一緒に言っちゃう。もう言っちゃうんですよ。とってもスピーディな小テストでした。

 

午後後半:管理ルールHACCP

どうにか約2時間の講習を終えて、5分間の休憩が取れて、ほっとしたら、最後の講習です。最後も約2時間。
そして、なぜか脱線しまくりだった講習なのに、予定よりも少し早く終わっているという不思議!?まぁ早く終わる分には助かりました( ´ω`)

最後の講師の人は、ゆっくりテキストに沿って話してくれるタイプの人で、聞きやすかった~!やっと講習らしい感じにテキストが進んで、なんだか安定感がありました。
講習内容は、衛生管理の為の規則の基礎や規則の作り方など。その基盤となるのが、『HACCP(ハサップ』という管理ルールです。詳しく説明すると時間かかっちゃうんで、簡潔にいうと、『食中毒などを起こさせない為に今までより細かいルール規定』というものです。これが2021年6月1日から施行されるようです。

難しそうだけど、テキストには細かく書いてくれてるし、テキスト後半にはHACCPを基にした管理帳の雛形が掲載されていたんで、最初はこれを丸ごとコピーしてもいいらしいです。保険センターにも似た管理台帳を販売しているし、厚生労働省のHPにも掲載しているようです。

ここでも最後の小テスト。この講師の人は、手を挙げさせる形で解答を確認していました。間違ったからダメって怒られたり叱られたりはないので、そういった意味では安心して受けられましたね。

 

あっという間の6時間

社会人になって、長時間の講習を受けるのは本当に久しぶりで、なかなか体が疲れましたね。約6時間。その内、休憩時間は15分。ランチタイムは45分。仕事で言えば、一般的な時間割かもしれませんが、時間割だけ見ると意外と厳しそうに見えるから不思議。
でも、講師の人達の話が面白かったんで、あっという間でした。

ただ、思っていたよりも食品衛生って厳しいんだな、と思ったのが率直な感想です。ひとつ間違えば、それだけで人の命を奪ってしまえるし、自分の人生も謝罪と贖罪の人生になってしまう。
3人の講師全員がそういう意見を持っていました。ほんの少し気を付けていれば。
誰かに原因や問題を押し付けるわけじゃなく、全員で食の安全を守る気持ちでいれば。
それだけで、みんなの安全と幸せが守れるっていう考えを教わったような気がします。

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