激走!【富士ヒル2022】レース初参加の夫が愛車Bianchiで完走を目指す!

夫が富士ヒル2022を無事完走してきましたー!
富士ヒル前日の受付、サイクルEXPOの様子、出会えたYouTuberさん達、大会当日の様子も含めれレビューします!

目次

 

富士ヒルレース出走してきた!

富士ヒル2022コースMAP

2022年6月12日の日曜日。全国のサイクリストが集まって、霊峰富士山の五合目を目指すヒルクライム大会が開催されました!
半年前から富士ヒルの為に練習を重ね、仕事で忙しい中でも頑張ってきた夫!とうとうその努力を結集して、全力をぶつける時がやってきました!

夫(`・ω・)「頑張ってくる!」
私(*´∀`)「夫ならできる!頑張れ!」
※なお、妻の私は持病を理由にエントリーは見送りました。

  • 走行距離:25km
  • 獲得標高:1,270m
  • 平均勾配:5.2%
  • 最大斜度:7.8%
  • 完走率:98%

初心者や貧脚さんでも、ヒルクライムの練習を少し頑張れば完走を目指せる!という富士ヒルは、毎年多くの参加者がいます。2022年は約7,000人ほどのサイクリストがエントリーしていたようです!

 

レース前日から楽しい「サイクルEXPO」へ

富士ヒルのスタートは、なんと朝の6時!めっちゃ朝早いので、受付作業は前日に行われます。
受付場所は、レーススタート地点となる富士北麓公園。
ちなみに、駐車場はありますが利用できません。何せ来場者数が多いので、混雑必至!なので運営側が用意した巡回バスの停車場所の駐車場に停めてバスに乗るか、自転車で来場するかのどちらかになります。ロードバイクを置けるサイクルラックは大量に用意されていました。

混雑は嫌いな私たち夫婦は、山中湖畔のホテル駐車場に車を置かせてもらって、そこからロードバイクで前日の祭り!「サイクルEXPO」に行ってきました!

富士ヒル2022の前日サイクルEXPO

サイクルEXPOは、富士ヒルの受付だけでなく、協賛企業がブースを出していて、そこら中でサイクルウエアや新作ロードバイクの展示・試乗、補給食の試食・販売などを行っています!
これが楽しい(≧▽≦)!

気になるブースは山ほどありました!
私(≧▽≦)「ビオレーサーのウエアかっこいい!」
夫(*´ω`)「買う?」
私( ´・ω・)「…やめておく」分不相応な気がして…

道を歩けば無料配布の補給食?などがたくさんあって、色々いただいてきました。
水に溶かすポカリの粉っぽいアレ、なんて言うんでしょうね?BCAAやアルギニンなどが入っていて、水に溶かしてもいいし、そのまま飲んでもOKというお手軽補給食です。

今回の富士ヒルで夫が試しに水に溶かして飲んでみました。
味はなし。無味無臭なのは、味覚や嗅覚が敏感な夫には嬉しかったみたいです。色もつきませんでした。
飲んでいて、ただの水よりは疲労軽減したような感覚はあったようですが、正確なところはわからなかったようです。(24kmも山登り続けるんだもんね)

なんとここでロードバイク系有名YouTuberさんにお会いできました(≧▽≦)!
様々なレースで優勝経験もある【まさ/高倉正善】さんです!

富士ヒル2022の前日サイクルEXPOでYouTuberまささんと
ポーズが不自然にしかならない…

最初見た時は、「似てるな〜」と思いつつも私服姿だったので、そのまま通り過ぎてしまいました。声をかける勇気がなくて、間違っていたらどうしようって思っちゃったんです。
でもやっぱり気になるから、もう一周歩いて回っている時に、ご本人だと確信しました!

写真撮ってもらえた〜(*´∀`)!
まささん良い人でした!

 

預け荷物の雨対策?

受付とサイクルEXPOを楽しんだら、富士北麓公園の大駐車場で荷物の預け入れをします。
この荷物預かりサービスは、富士ヒル当日に富士五合目まで荷物を持って行ってくれるサービスです。ゴール後の着替えや防寒着などを背負ってヒルクライムするのは大変なので、荷物だけ前日に預け、先にゴールに届けておいてれます。

エントリー料金とは別に500円かかりますが、荷物を持たなくて済むので、ほとんどの人が利用しています。夫も利用しました。
荷物を預けてから気がついたことがあって…

私( ´・ω・)「ねぇねぇ夫よ。預け荷物用のビニール袋inリュックサックって人がいるんだけど、珍しいね」
夫( ´・ω・)「へぇ〜荷物の入れ忘れが無くなるのかな?」
私( ´・ω・)なんか引っかかる…

この時、私たち夫婦は全く気が付いていませんでした!
預けた荷物は、常に外に晒されるということを!
例年の富士ヒルの天気は、雨だということを!
それを荷物を預けた後のTwitterで知ったんです〜( ´Д`)時すでに遅し!

リュックサックのまま預け入れ荷物の袋に入れていた人は、きっと経験者なんでしょうね。
預け入れ荷物は、屋根のないケージの中にどさどさ入れられます。エントリー番号順のケージとなっているので、大会当日のゴール地点でスタッフさんの手によって、番号順に並べられているそうです。外に!地面に直置きで!

雨が降れば、密閉できないビニール袋の口から、雨が入り込んだりするわけです。
荷物を置く際にできるだけ注意してくださるでしょうが、直置きですから雨水が侵入しないとも限りません。
つまり、防水性のリュックサックごと入れていたのは、着替えが濡れないようにだったわけです!

私(;>△<)「なんで気が付かなかったんだろう!やっておけば良かった!」
夫(*´ω`)「まぁ仕方ないし、きっと大丈夫だよ」
私( ´・ω・)「夫は晴れ男だからね。天気予報もなんか晴れそうだし…」
※レース途中から晴れてきました!

 

ホテル予約困難!周囲はほぼサイクリスト!

富士ヒルのエントリーが始まる少し前から、この時期の山中湖と河口湖周辺のホテルが軒並み満室!
予約をしようにも良さげなところは部屋が空いていないという状態でした。恐るべし富士ヒル人気よ…

夫の仕事の都合もあったので、富士ヒルエントリーだけは済ませておいて、ホテルの予約はギリギリでいいやと思っていたのが仇になったようです。ここまで混雑するとは予想外でした。
でも、たまたまキャンセルがあったのか、山中湖畔のホテルに予約ができて、ホッとひと安心。

宿泊地としたのは「サンプラザ山中湖」
ホテルは本館と隣接する別館があって、別館の1階にはファミリーマートがあるという利便性!駐車場も完備され、富士ヒルにちょうど良い立地でした。

 

朝夕の買い出しはお早めに!出ないと…

富士ヒルの朝は早いんです。何せ、スタートが朝6時から順次行われ、自分がスタートする1時間前には会場入りしなくてはなりません。最後のスタートの人でも、9時には会場入りです。
そうすると、朝ごはんをホテルで悠長に食べている時間はないんです!

となると…前夜の買い出しが混み合うわけですよ〜!
ホテルでチェックインした際、ふと周りを見ると富士ヒルに参加しそうな雰囲気のサイクリストっぽい人達が多いことに気がつきました。手にはパンパンに食べ物が入ったコンビニの袋。
私(`・ω・)すぐに買い出し行かないと、食べる物がなくなる&選べなくなってしまう!
こう感じた私は、夫を引き連れて早速ホテル1階のコンビニへと行ってきました。

サンプラザ山中湖の1階にあるファミリーマートは、中が広くてサイクリスト向けのようなバナナやおにぎり、茹で卵などが豊富に納品されていました!プロテインバーがズラーっと並べられているコンビニなんて、初めて見ましたよ!
ただ、そんなコンビニでもサイクリスト達がやってくれば、あっという間に棚がスカスカです。

なぜなら、チェックインの15時くらいの時点から、夕食と翌日の朝食を買い込むんですよ。なんなら夜食も。
そうなると、1人の購入数量は観光客の比ではありません!
高タンパク!
食べやすい!
持ち運びしやすい!
そんなものからどんどん買われていきます。

私(`・ω・)「この買い出しで、夕食と明日の朝食分、あと夜食とかお菓子とか全部買っておいた方がいいよ」
夫(*´ω`)「そんなに気張らなくてもいいって〜」
私(`・ω・)「いや。必ず品薄になる!」
夫(*´ω`)「ん〜食べたいものがあったら買っておくよ」

色々食べたいものを探した夫ですが、お腹が空かないと選べない質でして。まだ15時過ぎでお腹空いてない…
ぐるぐるコンビニ内をうろついた結果、夫は夕食分しか買いませんでした。

運命の大会当日。
朝起きて1階のコンビニに降りた夫、手ぶらで戻ってきました。
私( ・∇・)「早かったね。何も買わなかったの?」
夫( ´・ω・)「コンビニ、営業してなかった」
私(  ゜д゚)それは盲点!

なんとサンプラザ山中湖の1階にあるファミリーマートは24時間営業ではなかったようです!知りませんでした!
実は、ホテル別館のエレベーター、そしてコンビニ入口に手書きで営業時間が書いてあったんですが、全く気がついていませんでした!

食べる物がない夫…
満腹にならない食いしん坊モンスターな私が買っておいたパンと茹で卵とサラダを夫に与え、私は別のコンビニに夫を見送ったあとで再度買い出しに行くことで、難を逃れました。
不足の事態を予想して、非常食を用意するって大切ですね。身をもって実感!

 

朝3時起き〜朝5時出発。あれ?いつもと変わらない

緊張からか、ベッドとの相性か、なんだか眠れず朝3時には自然と目が覚めた夫と私。いつも4、5時には起きているので、それが3時になっても大した差ではありませんでした。
そのまま起きて、コンビニ買い出しできない事件を経て、朝食をいただき、夫は初の富士ヒルへと出掛けていきました。

どんなレースでも、割と早い時間から移動や受付をしないといけないから、いつもよりも朝早くに起きなきゃいけないと感じるのは大変ですよね。睡眠リズムが乱れると、体調にも影響しますし。
夫はめちゃくちゃ早起き体質なので、このあたりは調節しなくてもいつも通りの生活リズムで平気だったのはよかったです。

夜型生活の人は、数日前から朝型生活できるように早寝早起きして、体の覚醒時間を合わせると良いですよ。大会当日だけ早起きしようとすると、体がいつものように動き出せないので、足が攣ったり、呼吸がしにくかったりして、負担がかかるかもしれません。

 

第3ウェーブで富士ヒルスタート!

待ちに待った富士ヒルレース!夫は第3ウェーブでスタートしました。
めっちゃ参加人数が多いので富士ヒルでは一斉スタートではなく、第3〜第10までに参加者を分け、約30分ごとにスタートを分散させています。

富士北麓公園から少し走ってから計測が始まるラインが設置されており、そこからロードバイカーの本気が見れますよ!
富士スバルラインの料金所を抜ける時には、激走する人達が多いので、落車に注意しなければなりません。あらかじめ混雑を想定していた夫は、自分のペースで走れるようにと最初から最後尾に近いあたりからスタートして、ゆっくりと登り始めました。

周りがグングン追い上げて、ゴールド・シルバー・ブロンズを狙う集団が加速していく中、夫はめっちゃマイペースを維持。心拍数を上げすぎないように気をつけたペースでは、平均時速12km/hほどで走行していたようです。
富士五合目に向かうということは、疲れた後半になるほど空気の薄い場所へと行くことになります。

つまり、最初に頑張りすぎて体力使い果たすと、気力だけじゃ登りきれないほど酸欠必至です!
体力と足を温存しつつ、できる限り早く五合目に到着する!そんなレースです。

途中、落車や機材トラブルで足を止めている人達もいたようですが、夫は運良くなんのトラブルにも遭わず、淡々と目的のゴールへと足を進めました。

完走タイムは、1時間57分!
やはり練習と本番は色々と違いがあったようで、練習ほど速いペースでは登れなかったようです。
でも、ケガもなく無事にゴールできて、本当に良かった!

レースの様子は動画編集が出来次第、YouTubeで公開予定です!
お楽しみに(*´∀`)!

 

ゴール後の着替え・食事・下山は?

富士スバルラインの五合目で感動のフィニッシュ!を迎えたら、いつまでも休んでいられないんです。
だって、寒いんだもの!
富士山五合目は、麓から約1,200mは高い場所にあります。標高が上がるということは、それだけ気温は下がっちゃうんですよね。

ヒルクライム中は全身運動しているから、体温が高い状態が維持されていますが、ゴールして足を止めると一気に五合目の寒さが突き刺さります!
6月の富士山五合目の平均気温が約6度なので、ほぼ真冬並みの寒さです。どんなに晴れていても、空気も風も冷たい!

富士ヒル参加者の中でも、荷物を五合目まで持って行ってもらうサービス(500円)を利用しておけば、五合目で前日に預けておいた荷物を受け取り、冬装備に着替えが可能です。
ただし、更衣室や更衣スペースは用意されていないので、全部を脱いで着替えるのは簡単ではありません。おそらくほとんどの人は、レース中に着ていたウエアの上から冬用のウエアやジャケットを着るか、見られても平気なアンダーウエアだけ残して、他を着替えるような感じではないでしょうか。

グルメライドによくあるゴール地点での屋台などは、富士ヒルではありません。
富士山五合目の売店やお店はいつもと変わりなく営業してくれているので、富士山メロンパンを食べたり、軽く食事をしたりするのは可能です。
自販機で飲み物も補充できます。なんなら預け荷物にゴール後の補給食を入れておいてもいいかもしれません。
※ただ、預け荷物はどんな天気でも地面に直置き&外に晒された状態となるので、雨や猛暑日のような気温の変化でも問題ないものが良いですよ。

下山は、ゴールした順番ではありません。下山スタート位置があって、それがゴール地点から2kmくらい降りた場所に設置されています。そこに下山したいロードバイカーが集まり、15分ごとに先導バイクを筆頭にして、安全に下山する仕組みが作られています。

自分のペースではもちろん降りられないし、結構ゆっくりなペースだったそうです。
反対車線では、後からスタートした参加者がヒルクライム中!車線で一応進行方向を区切ってはいますが、ヒルクライムの追い越し時に反対車線に出てしまう場合もあるので、下山ペースが速いと正面衝突の危険があるんです。
だから、ゆっくりペースで気をつけねばなりません。

基本、ブレーキは常に握りっぱなしになるスピードだそうです。リムブレーキ派の人には、ヒルクライムよりも過酷な下山になるかもしれませんね。

 

ゴールで出会ったYouTuberさん!

実は!夫は富士ヒル当日、それもゴール地点でいつも動画を見ていたロードバイク系YouTuberさんを発見していました!
夫が富士ヒルの参加を決意するキッカケとなった【Y’s Home〜夫婦のロードバイクチャンネル〜】の旦那さんの方のゆうさんです!

おそらく後から来る奥さんのぴょんさんを待っているであろうタイミングだったようで、終始登ってくる人を見回していたそうです。
これは声をかける絶好のチャンス!
しかし!ここで夫の恥ずかしがり屋さん発動!
ゆうさんが見える位置で夫は休むも、声をかけるタイミングを完全に逸してしまったー!

でも、動画にはゆうさんの姿を収めたそうで。
頑張ったね、夫( ´∀`)

私も躊躇なく声をかけるタイプではなくて、どちらかと言えば「迷惑かな?」と考えすぎて声がかけられないタイプなんですが、そう思う前に出会えた興奮が先に立つと、思いがけない行動力を先に発揮してしまうのです。
サイクルEXPOでまささんをお見かけした時のように。思わず体が先に動く…みたいな(*´∀`)!

次にどこかでお会いできたら、声かけたいな〜。一緒に写真撮りたいな〜。なんて思う今日この頃。
どうやったら気負いなく話せるんでしょうか?!(;>△<)

 

次は妻も参加する?

夫の初の富士ヒル参加。無事にゴールすることができて、大満足です。
私も初めてのサイクルEXPOを見に行けたし、なんだかたくさんのロードバイカーさん達に触発されてしまいました!

私(`・ω・)「ちょっとばかり無理をしてみようかな…」
夫(*´ω`)「次の富士ヒル出ちゃう?」
私(`・ω・)「…出たいかも」
2023年の富士ヒル。もしかしたら初参戦するかもしれません!

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