貧脚でもヒルクライムが速く楽に登りたい!山・峠を速く楽に登るために試してみた4つの挑戦!

ロードバイクのクライマーさん達、驚くほど速いペースで山や峠を登っていきますよね。ちょっとした坂道を駆け上がるくらいの勢いで、すい~すい~と。
貧脚でも、そんな風に走ってみたい!できれば楽に!
「貧脚でどこまで速く楽にヒルクライムできるか!」に挑戦してきました!

目次

 

ヒルクライムが速い人と遅い人の違い?

貧脚中級者を自称するロードバイカーです。ロードバイクを趣味としてはじめて早六年。ガツガツ乗り出してからは一年ちょっとが経過したところです。ごっついホビーライダーさん達に比べれば、まだまだ弱い私ですが、できれば夫のヒルクライムのペースくらいにはついて行きたい!という野望を抱いております!

ヒルクライムって、だたでさえ辛い坂道なのに、人によってはグイグイ平坦を走るかのように駆け上っていくから、本当に差が出ますよね。
私のヒルクライムは、あまりの遅さに夫とペースが合わず、最近では頂上で待ち合わせという形をとっています。そうじゃないと、危険走行になってしまって。
私のペースに夫が合わせようとすると、失速してしまって、フラついて安定感のない走りになってしまうんです。私がそれくらい遅いという自覚はありますが、自分で最大のスピードを出している為、私はフラつかずに走れています。

以前、貧脚初心者さん向けに、ヒルクライムを足つきナシで完走する為のコツをご紹介しました。
初心者がヒルクライムを完走するために!コレに気を付ければ走りきれる!
今でもやっているんですが、このコツだけではまだ速いとは言えないです。もっと速く、というか、人並みに速く走りたい!

そこで、ヒルクライムが速い人と遅い人って、何が違うんだろう?とよく考えています。
速い人を見てわかるのは、次のような部分。

  • フォームが綺麗
  • 体幹がブレない
  • 軽いギアで軽く回している(たまに重いギアをバリバリ回している人も)
  • ダンシングフォームが綺麗

ヒルクライムが速い人って、見本のような綺麗なフォームで、上半身がまったくブレていない人が多いですよね。客観的に自分のヒルクライムのフォームを確認したことがないのですが、きっとブレブレなんだろうということは、見なくてもわかっています。。。

今回、色んな動画やブログを読み漁って、試してみたい!と思った4つのことに挑戦してきました!
これでどれだけ速く楽に登れるようになるのか、結果が楽しみです!

 

1.休むペダリング

最初に試してみたのは、「休むダンシング」です。こちらは、憧れのロードバイク系YouTuber【tom’s cycling】さんのサブアカウントで出している動画で紹介していたものです。
参考動画 とむずのサブちゃん
激坂ってどうやって登るの?【ロードバイク】

なんと!あのヒルクライム鬼速で有名な篠さんからご教授いただいたダンシングなんだとか!
これは期待大です!

コツ
「ペダルを踏んだら、下死点から引き上げる位置まで脚を休める。脚に力を入れずに脱力する」

コツだけ聞くと簡単そう!なので、即挑戦!
(; ´△`)ちょ、ちょっと待って!脚を休める位置で、脚から力が抜けません!
私のペダリングのせいだとはわかっています!それは理解しています!けれど、ペースが遅すぎる為に、脚から力を抜くと、前に進む推進力が失われて、倒れてしまいそうになっちゃいました!

これは。。。ある程度のスピード維持ができないと、休ませることができない。。。のか?
※私のヒルクライム時のスピードは、約3~7km/h。歩くスピードとほぼ同じです。

ちょっと、この「休むペダリング」に挑戦するには、地の脚力が足りていないようです。
挑戦してみようという方、倒れないように気を付けて!

 

2.座る位置を前寄りに

続いては、座る位置です。これはよく言われているコツですね。
上り坂なので、坂の下の方に重心が移りやすくなり、後ろに重心がずれてしまうと、ペダルに力が入れにくくなると言われています。

コツ
「サドルに座る位置は、前寄りにする」

聞いただけでは、これも簡単そうです!もちろん挑戦してきました!
(; >▽<)きっついけど、行ける!登りやすい!
重心が後ろに引っ張られなくなったように感じます。ある程度の坂なら、前に向かう推進力を保ちやすいです!

ただ、ウエアの素材?サドルの素材?によるんでしょうか。ちょっとだけ滑りやすい。。。
座っていると、ずるずる後ろにお尻が滑っていってしまい、途中何度か座り直しすることになりました。座り直せばいいだけなんですが、ヒルクライム中にポジションを変えようとすると、フォームが崩れて失速してしまって困りますね。
滑らない対策か、座る位置を変えるタイミングや力のかけ方を練習すれば、もっと登りやすくなりそうです!

 

3.二つのダンシングの使い分け

次は、ダンシングです。このダンシングには二つあって、踏むダンシングと休むダンシングに分けられています。状況によって使い分けることがコツとなるようです。参考にした動画は、【GCN Japan】さんです。
参考動画 GCN Japan
ダンシングを使いこなすための簡単な方法

コツ:踏むダンシング
「踏み込んだペダルと逆にハンドルを振って押さえつける。暴れるバイクを抑え込むイメージ。初心者は上半身を支えることに集中してしまい、ダンシングがうまくできないこともある。その場合は、少しだけ上半身を低くして支えてあげやすい位置にするとやりやすくなる」

やってみました!
(; ´△`)おかしい!左右の動きが一緒になっちゃう!
右足で踏み込んだら、左手側にハンドルを振りたいんですが、最初の2~3踏みはできているんですが、4踏み目くらいから手足が同じ方向に。。。右足で踏んで、右手側にハンドルが振られているという状況です。なぜ?
思っていたより実践が難しい?!これは、私だけでしょうか?
全く「踏むダンシング」のフォームになれなくて、効果があったのかわかりませんでした。まずはこのフォームができるようにならないといけませんね。

コツ:休むダンシング
「ペダルに対して体重を垂直にのせる。右足に体重を乗せて踏み込んだら、同じ右手側のハンドルを傾ける。体重をペダルにうまくのせて回せる力に利用する」

やってみました!
(; >△<)手足の振りは一緒にはできるんだけれども、全く休まってない!ツライ!
踏み込んだ脚に体重が乗っているのはわかるんですが、体重が乗ることで脚がガンガン削られていく感覚を味わいました!息も脚も限界になるのが早い!

動画では、どこまで踏み込むかという説明はなかったので、下死点まで踏み抜いてみました。動画のフォームを確認してみても、下死点近くまで体重が乗っている感じがあるので。
それだとやっぱり辛い!楽ではなかったです!

 

4.深呼吸

最後に挑戦したのは、こちらも【tom’s cycling】さんの動画を参考にさせていただきました!
参考動画 tom’s cycling
意識するだけで少し楽になるロードバイクに乗るときの【呼吸の仕方】

呼吸には、体に行き渡らない量があるそうです。これを専門用語で「死腔(しくう)」と呼びます。肺まで届けばガス交換が行われ、酸素と結合した血液が全身を巡っていくんですが、肺まで届かない導管部を占める空気のことだそうです。呼吸する時には必ず死腔があり、短い呼吸ほどその割合が増えていくとか。

呼吸のやり方によって、筋肉への負荷が変わったり、体幹を安定しやすさが変わったりするようです。フォームに直結しそうなコツですよね。
それを踏まえたコツがこちら!

コツ
「大きく吸って大きく吐く」

簡単そうですが、病気を抱えて血液が薄い私に効果があるのかも疑問でしたが、まずはチャレンジ!
(; >▽<)キッツイけど、少しだけ楽!短く荒い呼吸の時よりも、脚に力が入れやすいように感じられました!深呼吸している方が、呼吸が楽になるという不思議!

呼吸って凄い!こんなに変化があるとは、想像以上の効果でした!
ヒルクライムが速くなることに直結はしなくても、楽になりますね。楽になれば、ペダルを回していられる力も維持しやすくなり、練習を積めば、もっと速くなれそうです!

 

ヒルクライムは難しい!

4つの挑戦をやってみましたが、半分成功で半分失敗といった感じでしたね。
実際にやってみてわかったのは、それをやる為の脚力や体力、フォーム維持の筋力が必要そうだということ。コツを知ったから、体が動かせるようにはならないものですね。

でも、やり続けて体が慣れれば、もっと速く楽にヒルクライムができそうだとは感じました!
まだまだ貧脚中級者!これからもレベルアップする為の情報を探して、挑戦していきたいと思います!

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