初のタープ泊!やってみて困った事とその対策を練ってみた!
夫が浩庵キャンプ場で、人生初のタープ泊に挑戦してみて、タープ泊ならではの困った事に気が付きました。
なんでもやってみないとわからないものですね。
目次
タープ泊で困った事
浩庵キャンプ場で、夫は友達と初めてのタープ泊に挑戦してきました。想定していたよりも、現地で体験することでわかった事がたくさんあったみたいで、次のタープ泊までには色々と試作を重ねていくつもりのようです。
テントを使わず、タープとその他諸々のコンパクトなキャンプ道具だけで宿泊するタープ泊。夫が実際に挑戦してみて困った事と、その対策をまとめました。
虫が集まる!
まだ夜は肌寒いだろうと思っていた夫は、虫対策を何もせずに行きました。それがこんなに大変なことになるなんて思いもせずに。。。
浩庵キャンプ場は富士山に近い位置ということもあって、標高は約900m。平地よりも少し高い位置にあります。ということは、気温が低いんですよね。だから虫もまだ出ないだろう、と。
そんなわけがありませんでした。
ライトに集まる虫の多さに、虫嫌いの夫も引くレベルだったようです。私は虫が大の苦手&大嫌いなので、この日は同行していなくて良かったと本気で思いました。
キャンプ場なんで、他に明かりがないんですよ。虫は明かりや熱を目印にして近付いてくるんで、開けた場所だと人がいるところに自然と集まってきます。
そんな虫対策は、誘蛾灯を付けること。
誘蛾灯といっても、ちゃんとした物ではなくて、虫が集まりやすい性質のある明かり(焚火など)を設営地からやや離れた場所に置いて、それを誘蛾灯として、設営場所には虫が集まりにくい明かり(LEDなど)を置くというものです。もしくは、自分の近くのライトの明度を下げたりなんかも有効らしいですね。
あとは、蚊帳を使用する方法もありますが、虫が体についていたら、蚊帳の中まで虫だらけということにもなっちゃうんで。虫除け対策をした方が無難かもしれません。
完全に虫を避けることはできませんが、蚊取り線香結界も一緒に使用すれば、少しはマシになるかな?というレベルですね。
雨風を防ぎにくい!
タープなんで、全方位を守れないのは欠点であり利点。
キャンプは晴れた日にこそ行きたいものですが、天気が変わっちゃうのは仕方ないです。途中から雨が降ってきたり、風が強くなってきたりすると、タープ泊はかなり厳しい環境に追いやられてしまいます。
ただし、これはタープの種類にもよります。DDタープのように、ティピーテント風に張れるタープなら、雨が降っても風が強くなっても、タープを閉じるように張ることで、雨風を防げます。
対策は、張り方をテント風にも変えられるタープを持って行く一択でしょうか。それ以外に雨風を防げる方法が思いつきませんでした。だったら、最初からテントを持って行った方がいいんじゃない?とも思った私。まだまだ男のロマンが理解できていないようです。
結露が防ぎにくい!
タープ泊なんて、壁も扉もないんだから結露とは無縁じゃない?と思いますよね。私も思ってました。
これは、ティピーテント風に張った場合にほぼ限られると思います。
夫の友達がDDタープで、まさにティピーテント風に張っていました。タープによってはベンチレーターが付いている場合もあるんですが、友達のタープにはなかったようです。お陰で朝にはタープの内側が結露でビショビショに。
この対策としては、ベンチレーターが付いているタープにするか、もしくはタープをテント風に閉じないで使用するかです。
もうひとつの対策としては、テントでも結露は当たり前なので、結露した内側を拭き取るようのマイクロファイバータオルを持って行くことでしょうか。吸水率の高いタオルは、キャンプでは重宝しますよ。
人の視線が気になる!
人って、人がいるとつい見ちゃいますよね。どんな人かな~?とか、何してるのかな~?とか。テントだと隠れられるところがあるんですが、タープにはそれがない。だって、ほとんど屋根しかないんだもの。
特に夫の持っているムササビウイングのタープは、どんなロースタイルにしても屋根しかない印象のタープです。その為、周りの視線が気になる人はかなりいるはず。そういう人はそもそもタープ泊をしないか( ´ω`)
対策は、大きめの風防を作ることです。
ブッシュクラフトで焚火の前に風防を作って、それで正面からの目隠し効果を狙う人もいますよね。
ロースタイルは慣れが必要!
タープ泊にもスタイルがあって、タープの高さを出してテントと同じ快適性を持たせる人もいれば、タープを低めに設置して地面に近いロースタイルで楽しむ人も。夫は後者のロースタイル希望です。
ロースタイルの良さは、屋根を低めに設置することで、雨風を凌ぎやすくしたり、背後や左右からの視線を遮りやすくできます。大きなメリットは、地面に近いことで寝転がるのが楽だと。
難点は地面からの冷気や虫の侵入を防ぎきれないこと。あとは、地面に近い状態にいることに慣れがないと、落ち着かないようです。
気持ちよく寝転がるには、コットやマットを利用すると、かなり快適になるようです。ロースタイルの高さに合わせるなら、コットは脚の低いタイプでないと入らないので注意です。
あとは、柔らかいマットを持っているとかなり便利ですね。ロースタイルだと高さ的にキャンプ用の椅子をほぼ使わないので、マットひとつあれば座ったり寝たりがそれひとつで完結できます。
タープ泊に再挑戦したい夫
夫は前回の浩庵キャンプ場でのタープ泊は、まだまだ練習が必要と感じたようです。実際にやってみると、思ってもいなかった事が起きて、準備不足と感じることはたくさんありますからね。下調べはしていても、実体験に勝るものはありませんよね。
困った事があっても、またタープ泊をやりたいという夫に、タープ泊の何がそんなに魅力なのかを聞いてみました。
キャンプ初心者である私から見ていると、不便なキャンプをより不便にしているように感じられたからです。
夫(`・ω・)「タープ泊はね、テントに遮られず、星空を眺めながら眠れるんだよ。荷物も全体的に少なくなるし、アウトドアじゃなくてサバイバルをやってる!って気分になれるし」
星空を眺めながら眠れるってのは、確かに魅力的ですね。最後のサバイバルは男のロマンなんでしょう。私はサバイバルよりリゾートを楽しみたい派です。でも、夫が趣味を楽しめていて何より(*´ω`)安全さえ守れれば、サバイバルでも何でも挑戦してみよう!