『シェル』寒さ・雨から守る鎧

冬山の写真

地上は秋ですが、山は冬支度が進んでいますね。
そんな寒くなってきた山には『シェル』が必需品です!

 

『シェル』とは?

シェル=shell=殻を意味する単語がもとになっています。
変化の激しい山の気候から登山者を守る為の殻というわけですね。

そんなシェルは、防風・防水・撥水性能などを揃えたアウターの総称です。
少し昔は、ゴワゴワして硬くて、水を弾くような生地が使用されていましたが、今は着心地も重視され、防水性能は若干落としても、生地を薄くして着心地重視した物も売られています。

ゴワゴワ硬いのがハードシェル
薄くて柔らかいのがソフトシェル
一般的な分類ですが、こう呼ばれるようになったのは最近のことだとか。

 

ソフトシェルの特徴

★メリット

防風性、撥水性、透湿性あり。
裏地がフリース生地などで手触りが良く暖かい。
ストレッチ性に優れ、動きの邪魔をしにくい。
レインウエアの代わりに着ることもできるので、これ1枚あれば十分!という人もいる。

 

★デメリット

防水性が高くないので、大雨の時は中に浸透する可能性が高い。
生地が柔らかいので破れやすい・耐久性が低い。

 

★使用目的

ハイキング
トレッキング
フリークライミング など

 

ハードシェルの特徴

★メリット

防風性、防水性、撥水性、透湿性あり。特に水に関しては完全防水の物が一般的。
フードはヘルメット着用しても被れる。
襟が高く、口元~鼻あたりまで隠せる。
硬めの生地で破れにくい・耐久性に優れている。

 

★デメリット

生地が硬く、ストレッチ性はあまり無い為、動きにくさを感じる。
良いものは本当に高い。

 

★使用目的

長時間登山
梅雨どき、冬山登山 など

 

どっちが欲しいかと言えば

どちらも決して安い物ではないので、買うならばどちらかだけにしたいです!
けれど用途が違うので、どちらかだけという買い方ができない!
これからの秋冬時期ならば、断然ハードシェルですね。
けれど春になったら。。。ソフトシェルが欲しくなるのかな~。。。
もうワンランク下げてもいいのか、それとも最高品質のゴアテックスを考えるべきなのか!
悩ましいです!

以前、80歳でエベレスト登頂を成功させた三浦雄一郎さんのご子息が出演する講演会で聞いたお話で、
「インナーは暖かければ何でもいい。大事なのはアウターです。水の侵入を許さないものを」
と、言っていました。
やはりアウターは大事なんですね。
それを考えると、お財布が痛いところです。

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