canon EOS 60D 夜景撮影にはISO感度を知ることが絶対!
カメラにも少しは慣れてきたかな、というところです。まだまだ細かい設定を希望とおりにいじることはできていませんが、気に入った写真を撮る程度はできるようになりました(*´ω`)
次は夜景を撮りたいと思っています(`・ω・)
目次
ISO感度とは?
カメラが光を取り込む度合、量のことです。この値を上げることで暗い場所での撮影もフラッシュをたく必要がなくなり、綺麗な写真が撮れます。夜景などの暗い場所で撮った写真は、ISO感度を上げて撮影したものです。
逆に明るい場所でISO感度を上げたままだと、真っ白な写真になります。元々明るい場所なので、光を取り込み過ぎて真っ白になってしまうというわけです。
ISOとシャッタースピードの関係
このISOとF値には深い関わりがあります。
まずそれぞれの単語の意味を再確認しましょう。
- ISOは光の取り込み度合、量のこと。
- シャッタースピードは文字のとおりシャッターを押してから切るまでの時間のこと。
どうして関係が深いかと言うと、暗い場所での撮影時にはISO感度を上げる必要があります。明るさが足りないからですね。
しかし、少ない光を取り込む為には時間がかかるのです。
そこれ登場するのがシャッタースピードです。ISO感度を上げてカメラが光を取り込んでいる間、シャッターを開放し続けるのです。そうすることでカメラが少ない光を取り込み、夜景でも星空でも綺麗に写し出すことができるようになります。
その為、ISO感度を上げたならシャッタースピードを遅くしておく必要があります。シャッタースピードを変えないと、光を取り込む時間が足りない為にほぼ真っ暗な写真が出来上がります。
EOS 60Dには『夜景ポートレート』というオートモードがあります。夜景の中にいる人物を撮ることを目的としたオートモードです。ある程度はこのオートモードで綺麗に撮れます。
詳しい説明の前に、比較写真を見てみるとわかりやすいので載せます。
午前9時頃の屋内の様子です。天候が雨だった為、割と暗い室内で電気を消した状態で撮影しました。
1枚目はAVモード。完全オートモードです。ISO感度も全てカメラがやってくれます。
2枚目はTVモードで『ISO:2000。シャッタースピード:50』で撮影。
※詳しくは後ほど述べますが、シャッタースピードの設定を変えることのできるモードです。
3枚目はTVモードで『ISO:2000。シャッタースピード:500』で撮影。
だいぶ違いが出ましたね。
ISO感度を上げて光を取り込んでも、取り込む時間が短ければ効果は表れないということです。つまり、ISO感度を変えるならば、シャッタースピードも同じように変えなければなりません!
では次からISO感度とシャッタースピードそれぞれの設定についてご説明します。
ISO感度の設定
カメラ上部にある小さな数値が表示される画面の上に『ISO』と書いてあるボタンがあります。そのボタンを押してから、メイン電子ダイヤルを回して数値を設定します。
左に回すと値は小さくなり、右に回すと値は大きくなります。
値が小さい=明るい所向け
値が大きい=暗い所向け
ISO数値別 適した撮影場所
- ISO100~200
日中の明るい場所での撮影に適しています。 - ISO2000~
暗い場所や夜景撮影に適しています。
シャッタースピードの設定
カメラ上部にあるモードダイヤルを『TV』に合わせることで、シャッタースピードを設定することができます。
TVモードに合わせたら、メイン電子ダイヤルを回すことで数値を変えます。
左に回すと値は小さくなり、右に回すと値は大きくなります。
シャッタースピードの変更は夜景撮影だけではなく、素早く動く被写体を撮る時にも適しています。例えば子供、小動物などですね。流れる水を撮影する場合、シャッタースピードを速くすることで水滴を捉えることができます。
シャッタースピードの難点!解決策は?
このシャッタースピードの難点があります。
手で持った状態で撮影していた場合、シャッタースピードを遅くすることで、シャッターを押してから完全に切り終わるまで数秒かかります。その間動いたらおしまいです。手ブレの激しい写真が出来上がります。
解決策は、三脚を使うこと!
夜景撮影ならば特に光を取り込む時間が長くなりやすいです。その為、安定した撮影の為に三脚を用います。
シャッターを押す振動でもブレてしまうことがある為、慎重に!
しかし、シャッタースピードとISO感度を知ると、面白い写真が撮れます。夜の街中を走る車のランプがライン状に繋がった写真を見たことはありませんか?あれはシャッタースピードの特性を活かした撮影技術なのです。被写体をあえてブレさせることで、より面白みのある写真が撮れますね。
どのような写真が撮りたいか、撮る前から構図や各数値の設定を考えておくと良いですね。