【トリコロール本店】銀座で89年の歴史を持つ老舗カフェで定番モーニング!憧れついに!

ついに…ついに憧れの老舗カフェへ行ってきました!
それも東京は銀座に長年お店を構え続ける名カフェ【トリコロール本店】です!

目次

憧れの名店【トリコロール】へ

ずっとずっと憧れ続けて…そして気後れしまくって行くに行けなくなっていた名店はありますか?
私、たくさんありますw
名店の店構えや立地の豪華さ、価格の高さに気後れしてしまって、1人ではなかなか足が向けられません(汗
こういう時、まったく気後れしない夫が一緒に行ってくれるのですが、残念ながら夫はカフェに興味がありません。観光中やデート中の足休め・ドリンク休憩の目的があれば、入ってくれます。

けれど、カフェ自体が目的となると…
夫( ´・ω・)「興味ない。妻だけで行っておいで」と…
私(  ゜д゚)気後れして行けないんだわっ!

ずっと気後れし続けていましたが、憧れを凝縮して濃縮して、カオスに練り上げられてしまったこの気持ちの高鳴りが!もう行くのを待てませんでした!
なぜなら、今なら勇気を出せる気がしたのです!
「YouTubeの撮影もしたい…」という大義名分を作り出し、とうとう憧れの名店へ行って参りました!
(こうでもしないと勇気が出せなかった(汗)

トリコロール本店の外観

【トリコロール本店】は、1936年創業の歴史ある銀座の老舗であり名店と呼び声高いカフェ。
1936年といえば、まだ時代は昭和です。
昭和11年。珈琲を飲む文化は今ほど当たり前ではなかったでしょう。そんななかで、トリコロールは官庁へ出店して人の興味をひき、賑わう百貨店に出店して市民の近くへ寄り、現在の形へと落ち着きました。

トリコロールブランドは、実は店名を変えて色々な百貨店に出店しています。
喫茶トリコロール、珈琲果実、RICOLOなど。
形態はカフェもあればレストランもあります。

その中で私の目的の名店は、銀座という日本で1番土地が高いエリアに89年も営業を続ける老舗カフェ【トリコロール本店】です。
場所は、丸の内線や銀座線の銀座駅、日比谷線の東銀座駅から徒歩3分。(1番近い出口から)
銀座を象徴するセイコーハウス時計塔のある交差点から、1本裏の通りにひっそりと存在しています。
東京駅からも歩いて来店は可能です。八重洲口のほうから、歩いて20分少々です。ゆっくり銀座の街並みを散策しながら向かうのもオツですよ。

現代的なビルの合間に、ひっそりと煉瓦造りの壁と三色旗が現れます。
けたたましい工事や車の排気音から、突然切り離されたかのような静けさをまとっている姿に…感無量で胸が潰れそうです…

この日のために、じっくりしっかり予習してきました。
選ぶべきメニューは決めてきています!
(`・ω・)焦らなくていいぞ!

行列必至?平日モーニングなら即着席

お店の前には人が並んでいませんでしたし、中にも待ちの列はできていませんでした。やはり平日の朝8時到着は、最高の選択だったようです。
いつもは行列必至。30分ほどは常に待つと言われているカフェのため、空いている時間帯の来店がオススメですね!

トリコロール本店の内観

店内はとてもレトロでクラシック!
アンティーク調のテーブルセットに、足の高い椅子が並ぶカウンター席。
店の中央を占めるショーケースには、美しく切り揃えられた4種類のケーキが鎮座していて、見ているだけでも胸がいっぱいになりました。

トリコロール本店は2階席もありますが、朝は閉ざされているようでした。
2階席は1階席よりも格式高い雰囲気で、まるで貴族のタウンハウスのような内装が本当に素敵!
お昼以降の時間帯では2階席も開放されているようなので、今度の来店は混むのを覚悟でランチタイムに行きたいです。

トリコロール本店の2階席

とても美しい内装は、フロアだけに留まりません。
お手洗いもとっても美しいのです!
女性トイレは1人用。しかし、外の扉には鍵がありませんでした。
なぜ?と思っていると、その扉の内側には広い空間があったのです!

トリコロール本店の内観

1人がけのソファーは、植物が描かれたふわふわのクッションが美しいソファー。
洗面台は柔らかな明かりがともされて、水滴ひとつ落ちていない完璧な清掃。
現代的な快適性ではなく、カフェ全体を包むレトロな雰囲気と合致させたお手洗い場は、トイレとは思わせない空間でした。

トイレはその奥にあり、ちゃんと鍵がかかります。
トイレの中は撮影していませんが、とても綺麗でした。清掃が行き届いていて、無駄なものが外に出ていなくて、広さも十分。ふんわりしたスカートを着ていても問題ありませんよ。

安定の接客と落ち着いた雰囲気

89年も銀座という一等地でお客様を満足させ続けたトリコロール本店は、その接客もまた素晴らしいとしか言いようがないものでした。
始まりは、金色の取手の回転扉を潜った瞬間から…

回転扉の前で私を出迎えてくださった店員さんは、すぐに席の案内をしてくださいました。
それも2つの場所が違うお席をっ!
1つは、奥のテーブル席。3席が横並びになっていて、すでに他のお客様が2組入っています。
1つは、入り口に近い2人用のテーブル席。こちらは1〜2人用の席になっていて、スペースはあまり広くありません。
どちらを選んでも良いという風に案内してくださり、私はショーケースに隠れられる入り口側のテーブル席に案内していただきました。

驚くべきは、その接客の圧のなさ!
注文を取りにきてくださったときは、足音も気配もなく、スッと隣に立たれていましたw
(  ゜д゚)いつの間に?

トリコロール本店のモーニングメニュー

朝の時間帯メニューは、A4サイズ1枚分に収まっています。
定番はトーストセット330円。
バターと苺ジャムがついたトーストに、お好みのドリンク(別料金)がセットになっています。
こちらにミニサイズのサラダがついたモーニングセット(550円)もありました。

トリコロールのメニューは、しっかり予習してきましたからね!
私の注文はバッチリ決まっています!
(`・ω・)「トーストセットをアンティークブレンド珈琲で、それとアップルパイをお願いします!」
定番中の定番2品ですw

やっと憧れのカフェに入れましたが、テーブルに座っても未だ緊張状態が解けませんw
店内のクラシックな重厚感が、私には眩しすぎて眩しすぎて…
心臓の高鳴りが抑えられないっ!

厚・厚切りトースト!

トリコロール本店のトーストセット

緊張状態の私に、スッと音もなく提供されたのは、美しい金縁のお皿に盛られたトーストセット!
スーパーで売られている4枚切り食パンよりも厚切りな山食パンが、トリコロール本店のトーストです。
カリカリ食感が目に見えそうなほど、色よい焼き目。
パンの断面は、ふんわり感を訴えてくる空気穴。

まずは味わいを確かめるべく、何もつけずにそのままの山食パンをいただきました。
小麦の香ばしさと、カリリッとした食感の良さはもう何と言えば良いのかっ!
叫ぶならば、第一声はこれしかない!
(≧▽≦)美味しいー!

バターをつけると、これがまた芳醇なまろやかさ!
乳製品独特のまろみと油分が、トーストした断面に染み込みつつも弾かれもして、食べるごとにパンとバターの二重奏を楽しめます。

そこに苺ジャムをのせると、また別物の美味しさ!
甘い甘い苺ジャムは、しっかり固体を保っていられるほどの弾力があって、これは自家製か?と思うほど美味しかったです!

オススメは、バターをたっぷりとつけたところに、苺ジャムもたっぷりとのせる。
そうして出来上がったトーストに、かぶりつく!
ザクっとして、ふわふわの弾力がバターとジャムのまろやかさと甘さで渾然一体となっていくのが、とっても楽しく美味しくて!
おかわりしたくなりますねw

バランス最高の珈琲

トリコロール本店のアンティークブレンドコーヒー

トリコロール本店は、コーヒーが名物の1つです!
このコーヒーをいただくために、来店したと言っても過言ではないほどに!
特にアンティークブレンドコーヒーは、見逃せませんよ。

こちらのお店の創業は昭和11年。何と89年も昔のこと。
昭和の初期といえば、まだまだコーヒーなんて珍しいものだったでしょう。
コーヒーが日本に伝わったのは、江戸時代。正式に輸入が始まったのは明治時代に入り、開国されてからだったようです。しかし、輸入が始まったばかりなんて頃は、まだまだ庶民には馴染みがありません。

庶民にも広く知れ渡り、日常的にコーヒーが飲まれるようになったのは、高度経済成長の1960年代以降です。
喫茶店の黄金期とも呼ばれるこの時代、コーヒーは爆発的に広がりました。
トリコロール本店は、その激動のコーヒー時代の先駆者ですね。

よくSNSで取り上げられているのは、アイスカフェ・オ・レです。
客席でコーヒーとミルクをカップに注ぐパフォーマンスが注目されていて、それを目当てに注文するお客様が多いのだとか。
しかし、今回は選びませんでした。
私、初めてのお店では出来るだけシンプルな定番をいただきたい派です!

今回いただいたのは、アンティークブレンドコーヒー。
こちらは、創業当時の味を復刻したものとなっており、布製のフィルター(ネル)を使用して、注文を受けてから1杯ずつ丁寧にハンドドリップしたコーヒーなのです。
ネルドリップは、余分な油分や粉がフィルターに吸着され、紙のフィルターよりも澄んだ味わいが楽しめます。
しかしながら、ネルを清潔に維持するのが個人的に難しいので、私はもっぱら紙のフィルターです。何なら、インスタントです。

このアンティークブレンドコーヒー…めちゃくちゃ美味しい!
スッキリと澄んだ味わいは、苦味も酸味もとても控えめ!
コーヒーを飲み慣れていない方でも、スッと喉をとおるこの味わいは、きっとコーヒーをブラックで味わえる!そんな気がします。

ここに、ミルクを入れるとまたマイルドさが加わって〜
とっても美味しい×2!
さらに、先ほどのバターとジャムたっぷりのトーストと一緒にほおばれば、口の中が幸せでいっぱいになります!
(*´ω`)トーストいってコーヒー。コーヒー飲んでトースト…美味しくて忙しい!

名物アップルパイ

トリコロール本店のアップルパイ

トリコロール本店の定番メニューはまだありますよ…
それは、アップルパイ!
カフェケーキの定番ですね!
しかも、断面の素晴らしいこと素晴らしいこと!

ゴロゴロとしたリンゴが山盛り入っているのが、しっかり確認できますね!
ケーキの断面ショーは素晴らしいっ!
(`・ω・)書いていたら、また食べたくなってきました!

このアップルパイ、何とお店で毎日焼かれているのだそうです…!凄すぎる!
ほんのり香るシナモンと、優しい甘みが広がるリンゴの甘煮。
それをピッタリと包み込むパイ生地は、パリパリに焼き上げられて、ナイフを入れると良い音を鳴らしてくれます。

リンゴに近いパイ生地は、しっとり食感へ。
縁の多層になっているパイ生地は、パリサク食感へ。
異なる食感の連続が、このアップルパイを食べ進める手を止めさせてはくれません。
そこに加えられる更なるアイテムが、滑らか生クリーム!

砂糖を加えておらず、ホイップしすぎてもいない生クリームは、絹のように舌触りが滑らかです。
これを、あのアップルパイにつけて食す…
(≧▽≦)美味しくならないわけがないっ!

生クリームの滑らかさがリンゴを包みつつ、なぜか甘さが増してしまう不思議!
パイ生地のパリサク食感からの、しっとりへの変容が感動です!
このアップルパイも、おかわりしたい!

この上質なアップルパイを、特製のブレンドコーヒーといただけば…
それはまさに天上の味っ!
時代を超えて届けられる至上の美味しさっ!

また行きたい…

本当にめちゃくちゃ美味しかったです。
コーヒーもトーストも、アップルパイも…全部のクオリティがそこらのカフェより一段も二段も上にある!
さすがは、銀座という土地に89年間も居続けられる名店ですよね。

しかも、お店の雰囲気も店員さんの接客も良い!となれば、世界中から来店希望者が殺到しそうです。いや、すでにそうなっているのでしょうね。
土日祝日は特に忙しいようで、行列必至の名店と伺っていました。
今回は、平日の開店直後に来店したため、待つことなく席に着けましたが、30分ほどすると待ち席に人がどんどんと増えていく様子は確認済みです。
スムーズに来店したい場合は、平日の朝や開店直後など、空いていそうな時間帯を狙うのが良さそう。

しかし、メニューの価格が高いのは、さすが銀座ですね。
コーヒーだけではなく、ランチに提供されるサンドイッチは1,000円台。飲み物とケーキも合わせると、一度の注文で2,000円を超えるのは確実!

トリコロール本店の支払方法

そういえば、支払いは現代的で助かりました。
現金支払いのみだったらどうしよう…と、恐れていましたが、クレジットカードもQRコード決済もできるので、現金を下ろしておく必要がなくて良かったです。
すっかりお財布の確認を忘れて、お財布に1,000円札しか入っていなかったことを、着席してから思い出して冷や汗かきました…

憧れを憧れのままでなく、直に足を運んで体験できる…
こんな勇気が出せたのも、YouTubeを始めたからですね。今回は、まさに「YouTube撮影してくる!」と言って、出かけましたもの。

これからもYouTubeにブログに、皆様の目を楽しませる情報をお伝えしてまいります!
皆様の旅の参考になれれば、私たち夫婦も嬉しいです!
次回のブログ・YouTubeもお楽しみに!

2025年10月9日更新!
こちらの記事の動画がYouTubeにて公開しました!
ぜひ動画でも、素敵なカフェ旅をお楽しみください!

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