カメラ初心者の基本撮影設定!いじる設定はたったの3つだけ!

キャノンEOS60Dカメラ初心者向けの簡単3つの基本設定TOP画像

一眼レフカメラは良い写真が撮れますよ~(*´ω`)
けど。。。設定が盛りだくさんで何からいじっていいかわからない!何をいじったらどう変化するのかわからない!
だから!触るところは3つだけに絞りました!

目次

 

カメラ設定は謎だらけ!

私(; @ω@)「あーわからない!何を設定していいのか本当にわからない!写真ひとつ撮るのに、設定するものが多すぎる!何をしたら綺麗な風景写真が撮れるのさ?!」

こんな風にカメラを前にしてパニックを起こしていました。
実際、設定が多すぎるんです。メニューボタンで開ける設定内容も色々ありますが、シャッターボタン付近にも盛りだくさんな設定ボタンの山です。
カメラ初心者が独学で覚えるのって、やっぱり厳しいんじゃない?と思いましたよ、本当に。。。

けれど、こんな状況を覆したのは夫の勉強意欲でした。夫はハマると恐ろしい集中力を発揮します。どんなに面倒なことでも、ガツガツ学んでインプットし、私にアウトプットしれるんです!なんて有難い(`・ω・)!

夫がいなかったら一眼レフカメラを使おうともしなかったけれど、夫がいなかったら一眼レフカメラで綺麗な風景写真は撮れなかったですね。

 

3つの設定だけで良い写真を撮る!

色々学んだ夫から得た知識で、たった3つの設定変更だけで綺麗な風景写真を撮る技術を学びました!
本当に3つだけでいいので、カメラ初心者さんにおすすめしたいです!
自分で良いなと思える写真が撮れてはじめて、カメラの設定に興味が向くので。まずは良い写真が撮れないことには始まりませんよね。

まず、設定で大事な前提条件は、何のモードで撮影しているかです。
マニュアルモードだと、全ての設定をひとつずつ細かく設定できますが、初心者には向かないです。どの設定でどう変化があるのかわからないんですもの。

そこで、おすすめは『オートモード』です。EOS60Dだと、『応用撮影ゾーン』と表記しているモードがあります。絞り、シャッタースピードなど特定の設定を基準にし、その他の設定はカメラが自動で設定してくれます。

私がおすすめするのは『AVモード』です。絞りを基準にして、シャッタースピードやISOを自動で設定してくれます。
このAVモードにした前提で、次の3つの設定変更だけ!これだけで良い写真が撮れます!ぜひ試してみてください!

 

1.ホワイトバランス

メニューボタンを押して、『ホワイトバランス』を選択します。
撮影状況別に選択できるので、状況に近いものを選択します。

キヤノンEOS60D ホワイトバランス設定画面の写真

これを変えると、色味が変わります。
照明の色が変わると、それを受けている被写体の色も変化しますよね。強い太陽光の下と日陰では、色が違うんです。それを同じような色に見えるように設定を変えています。

真っ白な明かりの中だけどレトロ感ある柔らかい色味にしたいということも可能です。
くもりや日陰設定に変えてみると色の感じが変わって、同じ写真でも印象がガラリと違って見えます。

 

2.絞り

絞り、F値と言われる値です。具体的にいうと光の取り込み量がウンタラカンタラなのですが、簡単に言うと背景がボケます。明るく写せます。

シャッターボタンの手前にあるダイヤルを回すと数値が変更できます。右に回すと数値が大きく、左に回すと数値が小さくなります。

キヤノンEOS60D F値の設定画面の写真

値が小さいほどボケは強くなって、明るい写真になります。
値が大きいほどあまりボケません。明るさはISOの設定にもよりますが、暗くなりやすいです。
これを思いっきり絞る(数値が大きい)と、光を取り込む量が減るのでシャッタースピードが遅くなります。特に暗い場所での撮影では、手ブレしてしまうほど。

7.1まで絞った作例がこちらです。
メインの被写体となる桜がくっきりはっきり写っているのに対し、少し遠い位置にある桜はボケています。
絞りを開放(数値を小さく)と、このようにボケの強い写真を撮ることができます。メインの被写体だけを浮き立たせたい時には、絞りの値を小さくしてみてください。

EOS60Dの作例-桜の写真
ホワイトバランス:太陽光
絞り:7.1
露出補正:+0.7 
 

3.露出補正

最終的な明るさの調整に使います。
ピントを合わせた段階で、ディスプレイ右下のダイヤルで設定できます。右に回すと明るく、左に回すと暗くなります。

キヤノンEOS60D 露光調整の設定画面の写真

この設定は、全体の明るさを調整します。明るさだったら、絞りでも調整していましたが、こちらの明るさ調整は色の濃淡にも関わってきます。

例えば、青空を背景にした桜の写真を撮った時、露出補正をしないと青空は真っ白に、桜の花弁はとても薄いピンク色になってしまうことがあります。これは、強い日光を受けたことで色が白くなってしまう現象です。

この状況を露出補正で暗めに調整すると、下記のような違いになります。

露出補正の例

実際に被写体を前にしてみると、よくわかります。カメラのファインダーを覗いて、どんな変化になるか試してみてください。

また、この設定はファインダーから見た場合では変化がわかりません。ディスプレイから見てみると、露出補正でどう変化するのかが一目瞭然です。
ただ、ディスプレイは電池を消耗するし、明るすぎる・暗すぎるところでは画面が見えにくくなってしまう為、扱いづらい面があります。ファインダーでの撮影に慣れた方が後々の撮影は楽です。

 

設定は思いっきり!

たった3つの設定でプロ並みの写真が撮れるコツでしたが、上の3つの設定変更は数値を1ずつ変えても変化がわかりにくくて、結局どうしたらいいのかわからない場合が多いです。
だから、設定変更は思いっきりやりましょう!

まずはガッツリ極端に数値を振ってみると、どんな変化がある設定なのかがわかります。慣れてくると「この状況ならこの程度でこう撮れるはず」というのが体感でわかるようになってきます。

 

まずはカメラ設定に慣れることから

この簡単設定で対応できるのは、主に日中の風景・人物写真です。星空や明暗のはっきりわかれる夕暮れ、スポーツなど被写体が高速移動する場合の撮影までは、綺麗に撮ることは難しいです。
あくまでも初心者向けで、カメラ設定に慣れる入門編といったところです。

ホワイトバランスで色味の設定!
絞りで背景ボケを!
露出補正で色の濃淡と明るさを最終調整!

まずは、一眼レフカメラに慣れることが大事!慣れさえすれば、他の設定をいじりまわして面白い写真を撮る余裕がうまれます。
簡単にプロっぽい写真が撮れるようになる3つの設定を覚えて、カメラ遊びを楽しんでみてください!

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