サイクルボール2ndふくいち120km!夫がDNF?!霧雨の浄土平は命の危機!

私がふくいちショートを走った同じ日同じ時に、夫はふくいちの通常コースを走っていました。平地でも霧雨が気になる天候だったのですが、山の上である浄土平はもっとヤバかった!命の危機がありました!

目次

 

雨の中の浄土平ヒルクライム!

サイクルボール2ndふくいちでは、夫は120kmの通常ふくいちコースを、私は60kmのふくいちショートコースをそれぞれ同じ日に走る予定を組んでいました。
(ふくいちショートの記事はこちらからどうぞ【サイクルボール2ndふくいちショートへGO!ちょっとヒルクライムあり!ほとんど平坦の60kmを走破する!】)

お互いソロで同日にライドするのは初めての経験です!私は夫のサポートなしでどうにか無事完走できました!距離が短かったこと、そして最初のヒルクライムポイントであるスカイパークを降りるまでは、夫と一緒に走れたことが大きかったと思います。
けれど、その後ソロライドになってから、夫は雨天ライドの厳しさを痛感することになってしまいました。

総距離:116.8km
獲得標高:2,074m
最大斜度:14.5%(なんか数値おかしい?)

2021年10月サイクルボール2ふくいちコースMAP

サイクルボール公式HPに記載の情報だと、最大斜度が磐梯吾妻スカイラインに入る前の高湯温泉辺りで14.5%となっているのですが、それだとスカイパークの17.2%の方が最大斜度なんですよね。
記載間違いかな。。。浄土平の方がすっごい上り坂があった気がするんですが。。。斜度が計測できるサイコンを持っていないので、正確な数値は不明です。

どちらにしても、ロングなヒルクライムが待ち構えているふくいちを、霧雨が降ったり止んだりする不安定な天候の中スタートとなりました。スカイパークまでは夫婦で一緒に走り、国道70号でショートコースとの分岐があります。夫とはそこから別行動です。
分岐の時点では、雨は降っておらず、体感温度もそこまで寒さを感じない程だったんですが、それは平地だからこその体感温度であることを、夫はこの後に嫌というほど味わうことになります。。。

 

温かさを求めるも時すでに遅し!

ふくいちは、国道70号線を進んで、まずは高湯温泉を目指してヒルクライムが始まります。けれど、この上り坂は本格的なヒルクライムの序盤なんです!恐ろしい!

この上り坂から、徐々に天候が悪化していきました。平地にいる時から、浄土平の山の上には重い雲がかかっていて、山の形を見ることもできない状態でした。そこから予想はついていたんですが、甘く見過ぎていたと実感します。
高湯温泉までの登りで、既に濃い霧雨、ある意味濃霧の中を突き進んでいたせいで、ウエアはすでにびしょぬれ状態。激しい雨でないからこそ、走っていれば乾くかな?なんて甘い思いがあったそうです。

しかし、どんどん標高は高くなり、霧雨も晴れる様子はありません。気温は下がり、走っていれば温かい状態から、走っていないと寒い状態に変化してから、夫はやっとレインウエアを着ました。
が、もう遅すぎました。

すでに濡れたウエアの上にレインウエアを着た為、冷たいウエアが体温を奪い始めていたんです。まだ補給食も十分にあり、スタートから時間もそれほど経過していなかったので、体力的には我慢できるレベルでした。

2021年10月サイクルボール2ふくいち高湯温泉
高湯温泉にて

高湯温泉に到着の連絡とともに届いた写真がこちら。晴れていれば青空と絶景が見渡せそうな場所なのに、道路を挟んだ反対側の建物すらも、薄っすらと見えるほどの霧雨が降っているのがわかります。
この中を登ってきただけでも凄い!と思うところなんですが、この時ばかりは少々心配でした。

夫は登山も趣味にしているのですが、登山では体を濡らす行為が命の危険になると理解していたはず。それくらい山の上では天候の変化に注意しないといけません。
登山するよりも速いスピードで移動できるロードバイクは、スピードが出るからこそ寒さが身に堪えるのでは?と考えてしまいました。

その後も夫は霧雨の中でヒルクライムを続けて、12時45分頃に浄土平ビジターセンターに到着しました。一年前の2020年とほぼ変わらぬペースで走行できていますが、悪天候の中と考えると速いペースのように感じられました。雨に濡れないように、体を休められるように、夫も無意識の内に急いでいたと思われます。

こんなに大変な状況なのに、律儀に私が希望した標高を示した道路標識の写真を撮影してきてくれました!

2021年10月サイクルボール2ふくいち道路標識

( >▽<)夫、ありがとう!でも、大変な時は無理しないでね!

 

夫DNFの決意

楽観的な夫でも、さすがにヤバイと感じたのはダウンヒルです。浄土平ビジターセンターを超えると、すぐにダウンヒルが始まります。その距離は約24km。かなり長い距離です。
しかも、天候は変わらず霧雨。雨の勢いは強くないのですが、体にまとわりつくような濃い霧雨が立ち込めていて、視界が悪い状態でのダウンヒルとなりました。

高湯温泉までの道のりで、既にウエアが濡れてしまっていたことにより、ここから夫の体温がグンと低下したようです。
ダウンヒルでは風を受け続けるので、晴れていて気温も高ければ濡れたウエアが乾くこともあるんですが、雨天時のダウンヒルでは体温を奪うばかりでした。

さすがにこれはもうヤバイ!となった夫は、最後の力を振り絞って、とにかく次のチェックポイントである道の駅つちゆまで走り、私に緊急連絡をかけてくれました。
お互いにライド中の為、通常連絡はLINEのメッセージ機能で、緊急時のみ電話連絡しようと約束していたんです。その電話が鳴りました。

夫( ´・ω・)「今、大丈夫?」
私(; >△<)「大丈夫だよ、どうした?!」
※電話連絡だったので、夫に何かあったと察して、私は若干パニックでした。
夫( ´・ω・)「雨がひどくてね、もう寒くて走れそうにないから迎えに来てほしいんだけど、来れる?」
私(`・ω・)「行けるよ!今どこ?」
夫( ´・ω・)「あとどれくらいで来れるかな?もう寒くて辛い」
私(`・ω・)「すぐに行くから!どこにいる?」
夫( ´・ω・)「どれくらいかかりそう?」
私(; >△<)夫ー!居場所を言ってー!
※寒さの為に頭が働いていなかった夫は、自分の現在地を告げていないことに気がついていません。
夫( ´・ω・)「道の駅つちゆってところなんだけど、どれくらいで来れる?」
私(`・ω・)「すぐに調べて電話するから!すぐだから、待ってて!」

ナビを調べると、飯坂温泉からは約40分ほどかかる場所に夫はいました。
寒さで体温が低下している中の40分。相当に辛いはずです。迎えに行く私が事故に遭っては、夫を救えないので、安全運転しながら最速で向かう為、急いで出発しました。

どうにか渋滞には合わずに40分少々で道の駅つちゆで夫と合流できましたが、夫の体は相当に冷え込んでいて、自立歩行ができるだけマシといった状態でした。会話をしても、話がすぐに理解できないほどに頭が回らない状態だったので、本当に雨と寒さは命の危機になってしまう場合があるんだと、身にしみた体験になりました。

 

命を繋いだ偶然?

この夫からの緊急連絡の少し前、私は先にゴールして宿泊先のホテルにチェックインしていました。
この時、すごい偶然の連続があったんです。

私(*´ω`)雨で濡れたし、サウナで整おう!
ゴールした直後、そう考えていたんです。でも、部屋についたら途端に面倒になってサウナに行くのを止めました。

私( ´ω`)部屋のお風呂でいいからお湯ためて、メイク落として温まろうかな!
メイク落としがなぜか泡立たず!何度やり直しても泡立たない!
手が汚れているせいかな?と思って、手を洗い直したりして10~15分くらい時間が経過していました。

私( ´・ω・)もう面倒だな~とりあえずメイク落とすのは後でいいから、シャワーで温まろう。
部屋のお風呂に向かうところで、夫からの緊急電話が鳴ったんです!

もし、あと少し早くお風呂に入っていたら、サウナに行っていたら、夫からの緊急連絡に気がついたのはもっと後になってからだったはず。。。
この偶然は偶然とは思えない出来事だったんですが、本当に良かったです。私にとって面倒な連続でしたが、お陰で夫のピンチに最短時間で駆けつけることができました!
夫はこういう偶然をよく引き起こすので、今回のこの偶然も、夫の運の良さが引き寄せたんじゃないかと思ってます。

 

雨ライドは本当に危険だった!

運良く翌日には体調を回復させることができた夫ですが、雨ライドの上にヒルクライムは本当に命の危険が迫る場合があることを体験し、代用品ではない本格的なロードバイク用のレインウエアの購入を考えています。

今回の霧雨で、夫の体温を一番奪ったのは、濡れた足元です。
雨を吸い込んだ靴下と、防水効果の全くないビンディングシューズ。これによって足首から下は完全に濡れた状態になり、どんどん足先から体温が奪われていったそうです。

背中やお腹は、レインウエアを着ていたお陰もあり、中のウエアが濡れてしまっていても、まだ耐えられたとは言っていましたが、それでもあと少し長い時間を雨に打たれていれば、そうは言っていられなかったでしょう。

この日の気温は、福島市内で17度。道の駅つちゆで14度でした。標高差は600m弱、距離は30kmほどです。こんなにも市街地に近い場所でも、標高が高いというだけで命の危険となってしまうこともあるんですね。

気温だけ見ればまだ薄手の服装でも平気なように思えますが、雨に濡れたウエアを着ている状態で同じことは言えません。体温が奪われる寒さは、体を芯から冷やしてしまいます。ご飯を食べたり、温かい飲み物を飲んだ程度では回復できないほどに体温が下がってしまうこともあります。

登山では気を付けていた雨天時の注意も、ロードバイクではまだまだ甘い認識でした。赤岳や富士山ほどの標高の高いところに行くわけではありませんが、雨に濡れてしまえば同じだけの危険があるので、皆さんもご注意ください。
私たち夫婦も、これからの秋冬ライドに向けて、装備の見直しをする予定です!

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