ビンディングシューズが壊れた!新しくfi’zi:kのシューズ購入!時代はSPD-SLになったのか?

道の駅100kmライドの休憩中、ふと夫のシューズを見てみると、なんと壊れていました!
つま先の底部分が取れかけていて、つま先が飛び出しそうな状態!
急遽、新たなビンディングシューズを買い求めに行きましたが、時代の変化を感じずにはいられない出来事が。。。

目次

 

ロードバイクのクリートはSPD-SL一択へ?

夫が初めてビンディングシューズを買ったのが、記憶が確かならロードバイクを買った直後くらいなので、おそらく6年くらい前になります。もうそんなに経っていたのかと思う反面、6年も持つシューズって凄いなとも思いました。ビンディングシューズで歩くわけではないので、劣化しにくいんでしょうか?

今現在、夫のビンディングシューズはシマノRP5です。このシューズは、SPDもSPD-SLもどちらも取り付けられるタイプになっていて、夫はSPDを取り付けています。
SPDの方がクリートが小さいので、ライド先を観光したり、少し歩き回ったりがしやすいんですよね。靴底に埋め込みタイプではないので、歩きにくさはあるものの、SPD-SLよりは歩きやすいです。

長持ちするビンディングシューズのお陰で、お金を節約することができていた気分ですが、物には寿命がありますからね。事故に遭ったりもしたんで、そろそろ履き替え時期なのかもしれません。
なので、夫の新しいビンディングシューズを買うためにお店に行ったんですが、SPD用のビンディングシューズがほとんどナイ!

夫(; ´△`)「しょ、商品が。。。品薄?」
私( ´・ω・)「展示スペースから見ても、品薄というよりも製造が縮小されてきてるんじゃ?。。。」

ビンディングシューズの商品棚には、SPD-SL用のシューズの棚と、その半分以下しかないSPD用のシューズの棚がありました。選べるシューズがほとんどないんです。こんなにも商品がないなんて。。。時代はいつの間にSPD-SL一択になってしまっていたんでしょうか。まるで浦島太郎の気分です。

店員さんにお話を聞いたところ、このところのロードバイク向けビンディングシューズは、SPD-SLが主流で、SPDはグラベルやMTB、街乗り向けとして入荷されてきているらしく、そもそもSPDは商品数が少ないとのことでした。
まだロードバイク人気が出始めの頃は、MTBとの併用を考慮されていたので、SPDとSPD-SLの両方のクリートを取り付けられるタイプのシューズがメインでしたが、今ではSPD-SLだけに絞り込まれていると。

ビンディングシューズの靴裏タイプ

写真の左が、3穴でSPD-SLのみ取り付けられるタイプのシューズです。
写真の右が、3穴の間に縦に4つのネジ穴がありますよね。それがSPDも取り付けられる溝です。このタイプなら、SPDもSPD-SLも両方を選らぶことができます。

6年くらい前までは両方使えるタイプが多き出回っていたので、特に調べることもなく、SPDを選んでいました。それがまさか、6年後に選びようがなくなるなんて。。。

 

SPD-SL用シューズでもSPDを取り付けられる?

ロードバイク人気が高まって、さぞ商品の製造にも力が入っていることだろうと想像していたので、こんなに選べる幅がないなんて思いもしませんでした。
夫希望のSPD用シューズを見てみると、グラベルやマウンテンバイク(MTB)向けと書いてあり、ロードバイク向けとしては販売していない様子が伺えました。

店員さんに他にも商品がないかを聞いてみたところ。。。
店員さん( ´ω`)「歩き回ることを目的としているなら、おすすめはしませんが。SPD-SLでもSPDを取り付ける金具を装着すれば、付けられないわけじゃないんですよ」
私(`・ω・)「詳しく教えてください!」

シューズ担当の店員さんに詳しくお話を聞かせてもらえました。
クリートのタイプは2つ。金具の小さいSPDと、金具の大きいSPD-SL。シューズの底に取り付けるネジ穴の数が違うので、使うクリートタイプによってシューズを選ばなければなりません。

ですが、3穴タイプのSPD-SL用のシューズであっても、ジョイントの金具を付けることによって、無理やりではあるもののSPD用のクリートを付けることは可能だと。
ただ、無理やり付けているようなものなので、歩きにくさや見た目の悪さが気になる人は気になるようです。

こちらのお店では、そのジョイント金具は約800円ほどで販売していました。買えない金額ではないし、SPD-SL用シューズも選べるとなれば、シューズの選ぶ幅が広がります。
けれど、無理やり付けている点、見た目や歩きにくさが出てしまう点。この二点が気になりました。

夫はロングライドをメインにしています。レースにはほぼ参加しません。なので、ライド先をある程度は歩き回りたいんですよね。この希望があったから、最初に買った時もSPD用を選んだんです。
しかし、ここへきて時代の流れが予想していたのと違う方向へ進んでいることに気づき、今後の為にもSPD-SLに変更もアリなのかな?と。

もし、SPD-SLのシューズを選ぶなら、ペダルとクリートも買い替えになります。シューズと合わせて総額4万円強のお買い物になってしまう!
ホイールも購入予定を控えているこの時に、まさかの出費は痛い!

 

【fi’zi:k TERRA POWERSTRAP X4】購入

ビンディングシューズを今までのSPDにするか、ペダルごと交換覚悟でSPD-SLにするか、夫と悩みに悩んで約2時間。。。
夫(`・ω・)「決めたよ!SPDにする!ライド先で歩くし、これなら見た目も悪くなさそうだし」
私(*´ω`)「そうか、SPDにするか。おや、これってサドルと同じメーカー?」
夫(`・ω・)「そう!fi’zi:k(フィジーク)にする!」

フィジークTERA POWERSTRAP X4

色は、ブラック、カーキ、ネイビー、パープルとあったんですが、サイズが合うのがパープルのみ。しかも品薄状態で他店取り寄せか在庫切れでメーカー取り寄せになってしまうとのことで、すぐに手に入るパープルを選びました。

夫が選ぶにしては珍しい色です。一番の心配は、ビアンキのチェレステカラーと合うんだろうか?ということ。
まぁ、たぶん大丈夫でしょう。そんなに浮きはしないはず。

 

履き心地

サイズが合えば、見た目以上にしっかりと足にフィットする感じです。
ビンディングシューズらしく、靴底は堅い造り。シューズ上部の穴が通気孔かな?

展示してある状態よりも、履いてみると意外としっくり合ったのには驚きました。見ているだけだと、シューズとの相性もそうですが、見た目の相性が合うかもわからないものですね。

履き心地の良さが想像以上でしたが、それ以上に着脱しやすさが夫にとっては魅力的だったそうです。
私はスニーカータイプのビンディングシューズを履いているんですが、見た目がまんまスニーカーなので、靴紐を毎回結び直す手間がかかります。夫は、これがイヤなんです。

準備はさっと終わらせて、一秒でも早くライドに行きたい!
休憩中は靴を緩めたり、脱いだりして寛ぎたいけど、すぐに履きなおせるタイプが好き!
この希望を叶えている点が一番なのかもしれませんね。

 

留め具がシンプル

フィジークTERA POWERSTRAP X4留め具

フィジークのTERRA POWERSTRAP X4は、留め具がとにかくシンプルです。
ロードバイクのビンディングシューズでは、ボタンを回転させてワイヤーを締めるタイプが主流ですよね。良いものだと、上下2か所についていて、締め具合の微調整ができるようになっていることも。

フィジークのTERRA POWERSTRAP X4は、マジックテープという大胆さ!これで本当に固定できるの?と不安しかなかったんですが、履いてみると意外にも固定感ばっちりでした!
太めのベルトが2本あって、土踏まずと足首近くをそれぞれ締め付けてくれます。多少の遊びはあるものの、レースで一秒を削るような走りを希望していなければ、ロングライドには十分かと思います。

 

歩きやすさを重視した造り

フィジークTERA POWERSTRAP X4靴底

TERRA POWERSTRAP X4は、グラベルに焦点を当てた造りのシューズではありますが、街乗り用としても使える快適性を持たせていると、公式HPに書いてありました。そのひとつが、靴底の形状かなと思います。

SPDクリートが地面に触れづらいように、クリート周りに出っ張りを持たせ、それに合わせるようにカカトにも出っ張りを追加。これで歩き回りやすさが実現します。
滑り止めとしての靴底の溝もあり、ビンディングシューズとしてはかなり歩きやすい造りになっていると思います。

 

実走は次の休日か?

天候や時間の都合で、まだ実走していないので具体的な感想がまだなんですが、次の休日に走りに行けたらいいなと考えています。
夫も新しいシューズにワクワクです(*´ω`)

ただ天候だけが心配。。。このところの雨や風で道路がどうなっているか。さすがに風速10mを超える日にライドに行くのは厳しいですね。
天気よ!回復してくれ!

2021年8月23日追記:実走の感想
やっと天候に恵まれた休日になり、夫の新しいシューズのお試しライドに行ってきました!

硬さがややあるようで、足首の前あたりにちょっとした痛みを感じるそうです。これはまだ馴染んでいないからかな?とも考えています。
全体的に、通気性の低さを前のタイプよりも感じています。確かにその通りで、以前よりも穴が少ないので、通気性が低下することはわかっていました。それでも、思ったよりシューズ内が蒸れるな、という印象を持つほどだったようです。

歩きやすさは抜群に良いです!SPDクリートがシューズ裏面の凹の部分にあり、カカトも高さをつけて歩きやすい仕組みになっています。これがライド先の観光をしやすくしてくれました。

歩きやすいけれど、走行時に蒸れるのを感じる。一長一短といった感じですが、ペダルにかけた力が逃げるようなことはないので、良いシューズかなと思っているようです。

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