ザックとリュックの違い?どんな物を選べばいいの?!
『ザック』と『リュック』って何が違うの?とアウトドアを始めてから思いました。
サイズ?容量?目的?
一体何が違うのか?!
目次
ザックとリュックの違い
内容量から見る利用目的
ザックの選び方
フィッティングのやり方
各部の注意ポイント
オススメ商品
まとめ
ザックとリュックの違い
どちらも同じもの差しています。
リュックサックは英語、ザックはドイツ語です。どちらも同じく『荷物を詰める袋』のことを差している言葉です。
日本では「ザック」と言えば登山用と思い当るように、言葉に違いが付けられているような気がします。もしくは「バックパック」とか。
内容量から見る利用目的
大きければ大きい方がたくさん入るから良いと言う訳はありません。出来るだけ軽量化をしないと荷物の重さに苦戦します。だから必要量が入る程度の適度な大きさを選びます。じゃないと背負っているだけで重量トレーニングになってしまうからです。
内容量はリッターで表示されています。量で見る分類は次のとおりです。
- 10~35L
日帰りハイキング。日帰り登山。
このくらいまでの内容量であれば背負う負担が少ないので人気の大きさです。コンパクトなので街で使用する人もいます。 - 35~50L
山小屋泊の登山、冬山登山。
着替えや防寒着など荷物が多くなる登山に向いています。 - 50~80L
本格的なテント泊。縦走登山。
山小屋利用よりも荷物が増え、中に入れるだけではなく外に吊るしたり、引っ掛けたりして荷物をまとめます。パッキング技術が必要になってきます。
ザックの選び方
注意するのはこの2点です。
- 体にフィットする
- 中身を入れても持てる軽さ
どちらかが欠けると背負っていることに相当な負担を感じます。
縦走登山などではザックを背負うトレーニングをして、重い装備に体を慣らしてから登山するほどです。それほどの重量になるので、フィットしない物、中身が無い状態で既に重さを感じる物は除外した方が良いと言えます。
フィッティングのやり方
一番は店員さんに聞きながらフィッティングするのがベストです。プロですから。
けれど聞きにくかったり、忙しそうだったりする場合はまず自分で背負ってみるのもアリです。
フィッティングでは次の手順で背負います。
- 肩、腰、胸元のベルトを緩めます。
- 背負ったらウエストベルトを腰の位置で締め、ベルトを体にぴったり沿うように調節します。
- ザックの背面がしっかり背中に付くように、肩部分のショルダーベルトを調節します。
- チェストストラップは脇の下の位置に来ていることを確かめて締め、長さを調節します。
各部の注意ポイント
ウエストベルトの長さ
左右のベルトに収納用のポーチがついています。そのポーチが脇に寄り過ぎても、お腹の前に寄り過ぎてもNGです。
ベストポジションはお腹の中央に10~15cmほど左右のポーチが離れている状態です。
ウエストベルトの位置
腰より高くても低くてもNGです。ウエストベルトの中央がおへその真上くらいがベストです。
重さのある登山の荷物は肩だけではなく、腰で重量を支えます。この位置が悪いと肩だけに重量が乗り、首への血流まで圧迫してしまい兼ねません。
ショルダーハーネス
肩にかける部分のことです。これが肩から浮いたり、食い込んでいる場合はNGです。
肩から背中にかけて曲線を描くようにぴったりとフィットし、ザックと背中に不必要な空間が空かない状態がベストです。
オススメ商品
有名メーカーは値段は高いですが、やはり体へのフィット感や重さの分散ができるようにつくられているので、長時間や重い荷物を持つならそれなりの商品を選ぶ方が自分の為かと思います。
家に眠っていた何の工夫もないリュックサックで登山に行った日には、肩も痛むし疲れやすいし、重いし、背中暑いし。。。「辛かった」感想しか出てきません。
グレゴリー ZULU30
荷重分散の為の軽量ワイヤーXフレーム。
サスペンデッド・メッシュバック・パネルで背面の蒸れを解消。
ハーネスとヒップベルトにも通気性ダイカットEVAフォームを採用し、吸湿発散性を高め、軽量化を実現。
ドイター Futura22SL
少し小さ目の22Lでハイキングや軽い登山向けの可愛いサイズ。
メッシュバックで背面の蒸れを解消。
ザック自体の重さは1.1kgという軽量。
平均的な女性の体形に合うように設計されたSLモデルは小柄な男性にも最適。
モンベル トレッキングパック55
大きな取り出し口で出し入れが楽。
トップリッドは取り外しが出来てアタックザックとしても利用可能。
背面のブロック形状で空気の通り道を作り、蒸れを解消。
特許出願中のクイックアジャストシステムで、背面の長さを簡単に調整。
まとめ
ザックは容量の他に男女別にも細かくサイズが分かれている商品もあります。女性は男性に比べて背中の長さも腰回りの大きさも違いますので、ユニセックスでも自分の体に合ったものをそれぞれ持つことが一番体に負担が少ないです。
地上での「ちょっとくらい大丈夫」は山の上に行くと「ありえない無理」に変わります。山の途中で後悔しないように、しっかり選びましょう!