サイクルボール2ndかすいちロング完走!まさか初の100km越えができるとは!!
夫から、そろそろ次のサイクルボールへ行かないかとお誘いを受けました。立地や距離や天気と相談していると、どうにも選べるコースがひとつしかなくて。。。
完走できるかわからないけれど!人生初の100km超えに挑戦してきました!
目次
サイクルボール2ndかすいちロング概要
2020年のサイクルボールよりも15kmほど距離を伸ばし、北浦までをコースとした2021年サイクルボール2ndかすいちロング。なかなかの走りごたえのあるコースでした。走りごたえというか。。。もう瀕死でしたよ(; ´△`)
距離:155km
獲得標高:699m
平均勾配:0.5%
完走目安時間:8時間(平均時速:20km/h)
霞ヶ浦の周囲は基本的に平坦な道ばかりです。だからこそ、初心者でも走りやすい!
2020年のかすいちでどんな意見があったのか?2021年のかすいちロングコースに反映されたのは、平坦なかすいちだけだと面白くないんじゃない?と言っていそうなコース設定になっていました。
平坦が魅力のコースに、無理やり坂道追加しなくていいです(; ´△`)本当やめて!
地図の下に表示された標高を見てください。後半にある針のような直線的な勾配の繰り返しを!緩やかに上っていくんじゃなくて、ドッカンドッカンと大きな坂道が数か所出てくるんですよ。これが足に負担をかけてきます。
でも、走りました。意識は飛び、脳が活動を停止させてまでも頑張って、無心になって走り続けた結果。155kmを完走しました!しかも!人生で初めての100km超えのロングライド!
スタート時間:8:30
ゴール時間:18:23
走行時間:9時間45分(平均時速:15.86km/h)
こんな長時間を走り続けることも、こんな長距離を走り続けたこともありません。貧脚で体力なくて、難病で酸素をうまく取り込めない体の私が!まさか155kmを完走できるとは!
ゴールした時は、現実なのか夢なのか判断つきませんでした。一日経って、ようやく「頑張ったんだな」という実感が湧きましたが、100km超えのロングライドはもう十分かなという思いもしています( ´ω`)まぁ、のど元過ぎればってやつがあるので、また走ってしまうのかもしれません。
前半は平坦。後半は坂道多し!
サイクルボール2ndのかすいちロングコースの特徴は、前半と後半でまるで違うコースを走っているかのようなバラエティに富んだコース設定だと感じました。
コース前半。スタートのかすみがうら交流センターから霞ヶ浦沿いを通って、5つ目のチェックポイントの道の駅いたこまでは平坦な道が続きます。この日は朝から南東からの風が吹きつけて、基本的に向かい風の区間となったのが、足にきましたね。
天気予報では風速1~2mくらいだったところ、雲が晴れていくのと一緒に風が強くなっていって、体感では風速3~4mくらいを感じていました。
強風とは言えない風速でしたが、向かい風となれば話は別。結構辛かったです(; ´ω`)
ソロだと完全に一人で立ち向かわないといけない向かい風でも、夫と二人だったことが助けになりました。貧脚の私をずっと引いてくれて。お陰で向かい風区間もどうにか爆走できました。
ここで新記録!平均時速が25~30kmまで出せた区間なんです!
私のいつもの平均時速は15~20km前後。調子がいいともう少し出ることもありますが、長続きはしません。体力がないんで。でも、この日は調子が悪い気がしなくて。向かい風でも、夫の後ろにぴたりと付いて走ると、グングン進んでいくんですよね!
かすいちロングのコース後半は、山とは言わないまでも、坂道のアップダウンが繰り返される心を折に来る区間が始まります。
チェックポイントをよく見ていた人は気が付いたかと思うんですが、7つ目のチェックポイントは道の駅そらら。茨城の空の玄関口と呼ばれている道の駅です。名前から想像つきますよね。絶対高い所にあるやつじゃん!
潮来市から北上するにつれて、坂道のアップダウンが激しくなりました。緩やかな下り坂の目の前に大きな上り坂、壁のような上り坂を超えた先に同じだけの下り坂という風に、上った分だけ下ろされるんですよ。
もーやめて!って言いたかったです。膝や太ももを使いすぎてボロボロになっていくのがわかりますよ。本当にきっつかった区間です。
特に北浦の東側を走る部分では、交通量が多く、トラックの行き来が盛んな道のようです。上り坂の途中でスピードは出せないし、道路は狭くて追い越し禁止レーンが続くし。渋滞の起点にならないように注意が必要ですね。
でも、坂道だから景色がすごく良い!坂道を上り切った先に、北浦がどーんと見える場所があって。そこからの景色は本当に綺麗でした。写真に収めたかったんですが、下り坂の途中で止まる気持ちになれず断念。
後半がきつい分、前半はかなり楽な設定なんだと思います。それでも貧脚な私には前半だけでも十分に大変でしたが。
前半にどれだけペースを上げていけるかが、日のある内にゴールできるかにかかってくると思います。後半にペースを上げるのは、ヒルクライムが相当得意じゃないと無理です!あの坂の連続で足も体力も削れてしまう!
ランチ&美味しい物
霞ヶ浦を回るサイクリングロード沿いって、補給やご飯を食べられるお店が少ないんですよね。田んぼかレンコン畑なんで、商業的なお店がないんです。道を外れてお店を探さないと、ランチ場所には少々困ってしまいます。
今回はみんな大好きセブンイレブンでランチを済ませました。まったくお店が見当たらなかったもので。。。
チェックポイント3つ目の和菓子くわやと4つ目の和田公園のちょうど中間地点に、セブンを見つけました。コース沿いだったこともあり、ちょうどお昼時だったこともあり、駐車場の片隅でひっそりとランチタイムです。
この日は暑かったので、冷たい麵系と食後はスイカバーを堪能しました!暑い日の氷菓って美味しいですよね。
かすいちロングは、かすいちショートの時と違って、美味しいお店が乱立!って感じでしたね。かすいちショートの時は、お店が定休日だったり、休業日なのか廃業しているのかわからない状態だったりが続いて、走行中に美味しい物を食べられていませんでしたから。
かすいちロングで食べてほしい美味しいものはこちら!
和菓子くわやのマドレーヌ
道の駅いたこのどら焼き
菓子処大黒屋の生クリーム大福
道の駅そららのソフトクリーム
和菓子くわやは、スタートして割とすぐです。軽い糖分補給にぴったりなミニマドレーヌが売っています。通常サイズもあります。
ミニマドレーヌは80円という低価格。ちょっと食べるにはちょうどいいサイズです。もちろん美味しい!
焼きたてのアップルパイもあり、それも人気なんだとか。
道の駅いたこは、持ち込みOKのゆっくりできる飲食スペースがあります。店内と店外それぞれに席があるので、自由に使えるようでう。
ここでは、売店で買ったどら焼きを食べました。このどら焼き、中の餡の種類が豊富なんです!買ったのはメロン味と餅入りの2つ。メロン味の餡がさわやかな甘さで、すごく美味しかったです。餅入りのどら焼きは、味はこしあんなんですが、餅の触感がすごく良い!
他にも、粒あん、チーズ、いちごなど色々ありました。ヨーグルトやおにぎりなどの軽食もあるので、ランチ休憩するにはぴったりの場所です。
菓子処大黒屋は、生クリーム大福が絶品!これを食べずして帰れない!と断言できるくらい美味しかった!
1個売りからあって、味は10種類くらいあったような気がします。二人でいちごの生クリーム大福を食べました。いちごの風味のある餡と生クリームが、口の中でとろける!
しかも冷房の効いた店内のテーブルスペースで食べさせていただきました!足も休められて本当に至福の時間でした。
道の駅そららでは、夫だけソフトクリームを食べていました。見た目はボリューミーなミルクソフトクリーム。とろける甘さと冷たさが、筋肉疲労で熱を発している体に利きます。
私はこの時点で食べ物を受け付けなくなってしまって、残念ながら食べることならず。
意識を失った瞬間
今回、私が初めての100km超えのロングライドになるので、かなり過酷な状況になるんじゃないかな?と想像はしていたんですが、思っていたよりも大変な状態に陥っていましたね。
ここでは、私の体感と夫から見た私の状態をお話します。
前半は軽快に走れていたんですが、後半は坂道が続き、体力も足も消耗していく一方でした。特に坂道は苦手で、酸素をうまく取り込めない私の体では、息が切れやすい状況は辛いんです。ただでさえ酸素が体を循環しにくい状態にあるので、さらに酸素を消費してしまうと、低酸素状態に突入してしまいます。
低酸素の状態で何が起きるか知ってますか?
視界がね、狭まったり、外側から白くホワイトアウトしていったり、焦点が合わなくなっていったりするんですよ。富士登山でも経験していたんで、やっぱり来たなと思っていました。
が、この時の状態を夫視点で見てみると、一点を見つめたまま荒い呼吸を繰り返し、声をかけても反応がほとんどない妻、という状態。まさに異常!でも走るとぴたりと後ろをついてくる。。。異常。。。?
辛うじて反応できている時もあるんですが、夫が話しかけている内容とか、声をかけているなっていうのは理解できているんですよ。ただ、それに返答しようと体が動かないんですよね。そういう指令が脳から出ないんです。
で、ここからがヤバかったなという瞬間のお話です。健康な人ならこんな事にはならないと思うんで、体力なさすぎとかロングライドが初めてという人だけ参考にしてみてください。
かすいちロングの後半、場所でいうと菓子処大黒屋から道の駅そららへ向かう道程で起きました。気が付いたら、風景が変わってるんですよね。記憶がないという状態なのか、それとも意識が飛んだ状態で走っていたのか。
私の記憶している状態では、夫の後ろをぴったりとくっついて走っているんですが、やっぱり坂道で引き離されちゃうんです。その時には意識はちゃんとあって。
でも、夫の後ろにくっついている時の記憶があんまりない。。。
疲労で消化停止
意識が無い状態で走るなんて初めての体験だったんですが、今回のかすいちロングでもうひとつ初めての体験をしました。それが、食べ物を受け付けない状態です。
食欲は強くって、胃や腸はかなり頑強な方です。ちょっとやそっとじゃお腹痛くなんてなりません。夏バテも、今まで一度も感じたことはありません。
そんな私が、初めて食べられない状態を体験しました。
気が付いたのは北浦を横断した後くらいからです。なんだかお腹が痛いな~と感じていて。その痛みが、水を飲んだ直後に全力ダッシュした時みたいな痛みだったんで、水の飲みすぎかな?と思っていたんです。だから生クリーム大福も美味しく食べました。
けど、その後に走行再開したら、生クリーム大福が消化していかないのがわかったんです。胃が稼働していない状態で、飲んだ水も食べた生クリーム大福もそのまま停滞しているかのような、お腹に重さと膨張感が。
このままでマズイと思って、お腹が落ち着くまで水分を控えてみたんですが、道の駅そららに着いた頃にはもっとひどくなってました。お腹の痛みは若干和らいではいるんですが、膨張感が辛い。お腹が張って、ウエアが苦しい。。。
何より、補給しないと足が動かないのに、食べられないんです。吐きそうなのと、お腹苦しいから食べられそうにないのと、食欲が一切無い状態でした。
これが胃にきたって状態なんですね。人生で初めて体験しました。食べないと体は動かせなくなるのがわかっているのに、食べられないって、思っていたよりも辛いですね。食べられない苦しみを舐めてました。
無理や無茶はいけないね
かすいちは平坦だし、真夏ではないので肉体的に辛いのは距離に関してだけだろうと甘く見ていました。
でも、それでも完走できた!それが喜びです。
夫がずっと前を引いてくれて、補給や休憩のタイミングや時間配分を常に考えてくれていました。私はただゴールを目指して無心に走り続けていただけ。そんな私と一緒に走ってくれて、ありがとう夫!でも、こんな無茶はもうしない!
限界を超える時は、それに見合った準備をしてからじゃないと、とっても危険なんだということが体験できました。今回は事故もなく済んで、本当に良かったと思っています。意識なく走っていた時とか、もしかしたら前を走る夫にぶつかってしまったかもしれないし、車道に寄りすぎて車と接触していたかもしれません。そういう「かもしれない」を考えると、自分の実力に見合った段階を踏んでいかないのは、自分にも周りにも危険ですね。
限界を超えて成長するなら、ちゃんと安全を確保してから行うべき。今回は運良く問題が起きなかっただけかもしれません。
みなさんも、無理や無茶を押し通すことのないように、気を付けて。ロードバイクライフを楽しんでください。